酒メニュウ ワインブームの徒花か、まるでスモモのような香りを派手につけた価格だけがべらぼうな吟醸・大吟醸酒礼賛の日本酒世界はおかしくないか、不景気になると甘い酒が出回るという風潮も嫌だ、とミーティング。
 で、そば屋酒の日本酒ラインアップを全面的に「純米酒」に改定しようと叫んで、早1年以上・。
 その想いに燃える弊店・板長は、休日を押して道内の酒販売店の探索に出かけ、 以来2年、弊店の板場は次から次に取り寄せられる日本酒を、スタッフ全員で試飲する毎日が続きました。

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さけ4縦利き酒していて一瞬いいと思う酒と、じっくり酒肴を共にして呑んでいい酒とは、は全く別物だというのが弊店の信念。
 利けば上立香(うわだちか)が目立つ酒は印象に残るが、食べながら呑むとうるさすぎ、日常に飲む酒には合わず、ましてやキンキンに冷やしてビールのように呑むのをお客に強いるそんな冷酒一辺倒の風潮を笑い、
  温度を変えることによってこそ味わいが変わる
  世界にも希有の酒・日本酒
こそを楽しんで頂きたいと頑張り、今ここに4種類の純米酒をメニュウにいたします。

 想いは昨今の大吟醸や冷酒ブームへのアンチ、いえ日本酒本来のすばらしさに立ち返る、お客様に本当の日本酒の素晴らしさと共に「蕎麦屋酒の世界」を楽しんで頂こうというものです。

 「酒は純米、燗ならなおよし」

の世界をお楽しみ下さい。

ps:
 やっとあしかけ2年がかりでの純米酒ラインアップに「一体何年かければ気が済むの!」と私のケツををけ飛ばし続けた女将は上機嫌。
 ぼろぼろのお品書きもなんとか増刷が終了。
 デザインから製本まで手作りのB5版の最終バージョン。
 いよいよA5版サイズの「お品書き」作成に入ります。
 ただでもヘルニア腰で重さは常人の倍。
 雪あかりの路やしりべし観光と、タイトなスケジュールは益々目白押し。
 でも、頑張る孤独な蕎麦屋親爺なのですm(__)m