
小樽運河プラザの前庭に、昨年植樹された《山形県白鷹町観光協会寄贈の樹齢千年古典桜・薬師桜小樽1号》が、なんと昨日数輪開花した。

山形県白鷹町観光協会から昨年寄贈され、山形県・後藤副知事や白鷹町観光協会事務局長の来樽を頂き、植樹された、樹齢一千年の薬師桜(エドヒガンザクラ)の二世木。
小樽の気候に馴染んで開花するには3年はかかるだろう、と言われていた
が、植樹1年目で開花!
そして、薬師桜の蕾がこんなに一杯ついて!
青空に、石造倉庫の屋根のシャチホコを従え、可憐に咲く 桜

しかし、喜んでいいのか?
1年目でこんなに蕾がつくのは、いいことなのかと、関係者一同は、逆に心配をしていて。
弱っていて、生存本能で蕾を持ち花を咲かせ結実させて、子孫を残そうとしているのか?
だったら、蕾が花を咲かせないうちに取ってしまうか・・?
もう、大の大人が桜の開花で右往左往!
山形県白鷹町の桜名人金田さんに言ったら怒鳴られるだろうが、桜の開花ぐらいで大の大人が「喜んでいいのか、どうしたらいいのか」と右往左往するなんて、これも桜のもつ魔力か。
つくづく、私も日本人だったか、と!
花で考えさせられる「日本人」、どこか上から強制される「愛国心」などとは全く無縁(^^)。

一方、運河プラザは海からの潮風があるからと安全を考え、小樽市役所の前庭にも植樹した《山形県白鷹町観光協会から寄贈された樹齢千年・薬師桜・小樽2号》。
白鷹町・桜名人金田さんのいいつけを守り、周囲からたっぷり空間をとって、前庭に昨年小樽緑のまちづくりの会の皆さんで植樹してもらった。
こちらは、若葉がすくすくと。
蕾は今のところ一個もついていない。
丈夫に育ってほしい。

山形県白鷹町観光協会・樹齢千年古典桜・薬師桜・小樽2号は、今春は葉桜ですくすく成長か!

実は、樹齢千年古典桜・薬師桜は、白鷹町観光協会さんから小樽に、3本頂いた。
安全策でと、薬師桜・小樽第3号は、北運河公園に植樹してある。
国指定重要文化財・旧日本郵船小樽支店をバックに。
その薬師桜・小樽第3号も、山形県桜名人・金田さんの言いつけを守り、たっぷりと周りに空間を取った、広い植樹帯に植えた。
小樽緑のまちづくりの会会長さんや会員さんが、定期的に様子を見に行っていただいて。
でも、この春、当の桜はうんともすんとも・・・。
心配して見守る私たちに、公園にしょっちゅう来られる近所のご老人が、
「昨年あんたらが植樹したあと、公園に遊びにくる小さな子供たちが、桜を守る添え木にぶら下がって鉄棒代わりにしていたからなぁ。」
と。
・・・・な、ナント!
添え木を鉄棒代わりにナンテ!
添え木にぶら下がる子供さん達に揺られ揺すられ、千年桜の根付きが上手くいかなかったか?
心配だ。
金田名人になんて言おうか(._.)
《山形県白鷹町観光協会から寄贈された樹齢千年・薬師桜の記念植樹》に関しては、
詳細と経緯
記念植樹式典
小樽緑のまちづくりの会が、山形県白鷹町千年桜、運河公園と市役所前庭に植樹
をご覧ください。
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