千葉からのお客様
 年に4〜5回来樽される小樽ファンというか、小樽に取り憑かれた御仁がおられる。
 弊店には、この手のお客様が結構多く来店され、大変ありがたい。

 この手のお客様の特徴は、小樽人以上に小樽の街を愛してくださり、あばたもえくぼ的症状を呈していく。
 それでも、この程度の進行症状ならまだ可愛げがある。

 斯うして、小樽の12ヶ月全てを経験したいという、超高度集中治療を施したとしても医師も見放さざるをえない治癒不能状態の御仁も中にはおられる。
 千葉から雪あかりの路10回皆勤の方が、そう。
 私は小樽に第2の住居を構えられる事をお薦めしている。

 きっかけは、いまから十年前の第一回雪あかりの路。
 規模は今とは比較にならないくらい小さかったが、新しい小樽の観光まちづくりの胎動を象徴するかのような気概に溢れていた「雪あかりの路」に千葉から偶然来られて完全にハマり、翌年はiモードをつかった雪あかりの路定時配信メールにハマり、以来毎年、雪あかりの路に皆勤されている御仁である。

 昨年は小樽・喫茶店スタンプラリーに挑戦。
 スタンプラリー期間中、二度来樽され、ついに完全踏破された。
 もうこの数年は、最低年4回は来樽いただく。
 今後の挑戦課題は、小樽の12ヶ月を全て踏破することらしい。
 しかし、職場独特の繁忙時期があり、それを年休とって来樽するには将来を賭けざるを得ず、在職中にそれを達成するか否かは本人の「勇気と決断力」にかかっている。

 この小樽病に取り憑かれた罹患者の特徴は、その毒性はH5N1タイプの鳥インフルエンザ級。
 当然、自分一人の中に想いを閉じ込めておくこと適わず、仲間を罹患させずにはいられななくなる。
 第5回雪あかりの路では、職場の5人のお仲間を年休とらせて雪あかりの路に連れて来られた。
 以来この5人の皆さんも小樽病H5N1タイプに罹患し、潜伏期間5年ついに爆発し、この度5月11日《桜の小樽》をと、来樽された。
 昨年までの小樽データを研究され、5月のこの時期が桜の満開と。
 ITを駆使され、過去だけを見るデータ偏重主義者が、現下で進行する変化に対応できないのは世の常、あざ笑うかのように満開は過ぎて(^^)
 ITなど使わず電話一本かけて満開時期を確かめられたら、こんなことには。(^^;)

 小樽の蕎麦屋で熱燗で蕎麦屋酒をされながら、震えながら《新緑の小樽》を堪能しました、と強弁されて、。
 又、来年桜の季節の小樽に来ざるをえなくなられて、自らを納得させられる理由がまた出来たことになるわけです。(^^)

 ・・・つくづく、小樽という町は業が深い、と。(^^)

 こういう方を観光ふれあい大使に推薦したい!