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 小学館ビッグコミック誌10/25日号の「そばもん(山本おさむ)」第167話で、小樽の「にしん群来蕎麦」が取り上げられた。

 
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 七年前の2008(平成21)年2月20日、小樽周辺の海岸が乳白色に白濁する現象が起きた。
 1954(昭和29)年を最後に消滅した「ニシンの産卵=群来」の五九年振りの再来だった。
 翌年もニシン群来は再来し、最盛期の大漁とはいわないまでも、かつての小樽の繁栄を支えたにしん漁が、少しずつ回復の様子を見せていることに漁師さんはもとより小樽人は皆驚喜した。
 街の魚屋さんの店頭に「ニシン」が並び、お寿司屋さんでニシンが寿司ネタとなり、居酒屋でもニシン刺身がメニューになった。
 嬉々として私も魚屋さんから買って食した。
 ベーリング海など北洋の荒海で生育したニシンは脂身がのりすぎ刺身で食するのは無理で焼きニシンで食するのが最適だが、日本海の石狩湾を回遊するらしい小樽の前浜で獲られたニシンの脂身は少なく、刺身、寿司ネタには最適な味だった。
 にしんをコンセプトに小樽の魅力を発信する「鰊プロ ジェクト実行委員会」(須藤雅司委員長)が即生まれた。

NHK

 初めて「群来」を目にし、鰊のロマン溢れるその圧倒的な存在感に感動した須藤雅司委員長は手打ち蕎麦を段位を持つ方で、早速
   「にしん蕎麦に、すった山芋を加えて、海が白く濁った様子を表してみてはどうだろう。
    にしんは昆布に産卵するのだから、昆布を添えてみてはどうだろう。
    アイディアはどんどん膨らんだ。
    試食したところ、にしん、山芋、昆布、それぞれがそばと相性が良い組み合わせもあるため
    か、違和感がなく美味しかった」

となった。
   2009(平成21)年3月3日 にしん群来蕎麦
が誕生した瞬間だった。

 以降、実行委メンバーらが試食し好評を博し、今後市内の蕎麦店などの賛同が得られればメニュー化したいとなった。
 弊店、小樽・蕎麦屋・籔半と須藤委員長の出会いとなったのです。

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 早速弊店は、籔半版「にしん群来蕎麦」を暖かい蕎麦メニューに登場させた。↑

 以降、「小樽ニシンプロジェクト」活動と並行し、須藤雅司氏は「小樽手打ちそば群来の会」を結成し、市内の蕎麦屋に働きかけ、柳川通り山安、色内一福でメニューにしてくれ、塩谷両國、花園伊佐美屋本店がイベント連携でメニューにしてくれている。
 このビッグコミック「そばもん」での「にしん群来蕎麦」紹介で、他の蕎麦屋さんでもメニュー化に弾みがつけばと心から念願している。 

 ところで、昨年市内に進出された蕎麦屋さんが
「にしん群来蕎麦」をメニュー化してくれた。
 嬉しい限りだ。
 しかし、その蕎麦屋さんのメニュー紹介チラシに
  「弊店○○が考案した
にしん群来蕎麦メニュー」
的な文章があった。
 メニュー化は嬉しい限りで、それをやってくれた店長さんの意気込みも大歓迎する。
 だが、やはり市内のプロの蕎麦屋としての矜持をもってもらいたい。
 その街の動き、とりわけ
「小樽手打ちそば群来の会」の須藤雅司代表をはじめとする皆さんの「にしん群来蕎麦」開発と営々とその拡大を働きかけてきた努力を尊重してほしい。
 せめて、
  「弊店○○は、
「小樽手打ちそば群来の会」の「にしん群来蕎麦」商品化活動を支援します。」
くらいをチラシにしてほしいものだ。
 昨今の風潮、商売は自由だ、売れればいいんだ的な姿勢は好きくない。
 街と共にある、それが「商い」であり、蕎麦屋を生業にするものの持つ矜持だ、と。

 それを理解して頂くために、2010(平成22)年発刊の「海空Spring」号を紹介する。
 本ブログ記事のトップ画像が、その
2010(平成22)年発刊の「海空Spring」号の表紙だ。
 2008(平成20)年六〇年ぶりに群来が再来した東小樽・銭函海岸、そしてその銭函エリアの良さをもっと周知し、認知を頂こうと発刊された「海空」、ここでも人と人の出会いが「にしん」を通じてある。
 人様の出版する雑誌には著作権があるのは重々承知だが、編集長さんにお願いして許可を得たのが以下の記事です。
 弊店のスキャナー使い過ぎて、もう画像に細い線が入ったりして見にくいのはご容赦ください。(^_^;)
 コホン、この記事アップを女将さんが見て、画像の線に気づき「スキャナー新規購入」をと言ってくれないかと企む小生ずるい蕎麦屋親爺ではあります。(。、ヾ
 
 私がみるところこの「海空Sprinng号」での「にしん群来蕎麦」と「須藤雅司」氏の紹介が秀逸で一番、です。
 是非とも、お読み頂くと嬉しい限り。

  雑誌「海空」連絡先:
  有限会社ルシェルクレール 海空編集部
  001-0012 札幌市北区北12条西1丁目-7 1F
  Tel:011-717-0761 
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