2012_準グランプリ小樽雪あかりの路賞「凍付く運河」榎英子さん
今日を入れて2日間となった小樽雪あかりの路2016です。闇の中に心細く、しかし、めらめらと雪を橙色に染めるスノーキャンドル、いいですよね。
でも、蕎麦屋親爺的にはもっといいスノーキャンドルがあります。
そう、「薄暮」の刻のスノーキャンドル。
何とも言えぬ「蒼さ」の中で灯るスノーキャンドルです。
かつて、明治維新の頃訪れた海外人は「藍色」の様々な着物を着て愛でる日本人を見て、
「Japan Blue」
と呼んだとか。
2011雪あかりの路_入賞 「星を散りばめて」 新保紫さん
青色は、「青」「藍」「碧」「滄」などの文字がある。そもそも青の旧漢字は「生」と「丹」から成り立っていた。
「生」は木をつかさどり、「丹」は朱の色を示す。
要は、「青」は「朱(赤)」につながっているということになる。
だからか、薄暮の蒼い空の色が雪を染めそこに赤々と灯る朱色の蝋燭の炎に、訪れるものは何とも言えぬ彩りとぬくもりを感じ魅入るのか、と。
さあ、薄暮の蒼の、運河や旧国鉄手宮線、朝里会場、塩谷会場、あと2日のうちに如何がでしょう。
昨日のFB_Morihiro Hiroeさんの「薄暮の運河」、たまりません。