2021年05月14日


日時:2021年7月31日(土)14:00-18:00(JST)
場所:Zoom開催
報告:

許仁碩氏(北海道大学)
https://researchmap.jp/hsujenshuo
関連論文:公安警察と治安判決(1980-2010) : 先制的デモ規制体制の確立(北海道大学博士論文、2020年)
https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/78890/1/Hsu_Jen-shuo.pdf

李杏理氏(高崎経済大学)
https://researchmap.jp/haengrilee
関連論文:脱植民地と在日朝鮮人女性による攪乱――「解放」後の濁酒闘争からみるジェンダー(『ジェンダー史学』13巻、2017年)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/genderhistory/13/0/13_37/_pdf/-char/ja


 │   (16:25)


■「ふぇみ・ゼミU30」とは?
性差別はむかつくけど、自分の経験はジェンダーだけでは表せない気がする。
ジェンダーって自分の生き方とどう結びつくの?
自分の大学に、ジェンダーの授業がない!
社会人になったけど、やっぱり仲間と一緒にジェンダーやフェミニズムを学びたい!
こんな風に思っていませんか? 
ふぇみ・ゼミは、フェミニズムがジェンダーだけでなく、民族、セクシュアリティ、障害など様々な差別に同時に目を向けなくてはならないと考え、インターセクショナリティ(差別の交差性;複数の差別の重なりや交わりを見る)の視点を重視した様々な講座を準備しました。
※「U30」とは、参加対象者が30歳以下の意味です。


■年間スケジュール

第1回:4/28(水)19:00〜21:00 
※現在、YouTube上で無料公開中。どなたでもご覧いただけます。
https://youtu.be/lQFSCXQuN28
ふぇみ・ゼミがインターセクショナルなフェミニズムをどのように実践してきたのか、様々な講座に関する情報など紹介しています。

第2回:5/19(水)19:00〜21:00
 清水奈名子さん「被害の否認と自己責任化〜原発事故とコロナ禍に共通する課題を考える〜」

第3回:6/9(水)19:00〜21:00
 北村紗衣さん「ウィキペディアにひそむジェンダーバイアス」

第4回:7/7(水) 19:00〜21:00
 山田秀頌さん 「トランスジェンダーとフェミニズム/クィア」

第5回:7/14(水) 19:00〜21:00
 鈴木彩加さん 「保守運動とジェンダー」

第6回:9/22(水) 19:00〜21:00
 松田さおりさん「『水商売』研究の展開と課題」

第7回:10/20(水) 19:00〜21:00
 兼子歩さん「『インセル』『有害な男らしさ』とインターセクショナルな批判的男性性研究」

第8回:11/17(水) 19:00〜21:00
 後藤悠里さん「障害女性の置かれている状況」

第9回:12/15(水) 19:00〜21:00
 林美子さん「セクハラと賭けマージャン:ボーイズクラブを見抜き、解体をめざす」

*オンライン開催を基本とし会場での開催併用を検討していますが、感染拡大の状況によって、変更の可能性があります。すべて後からの録画配信がご覧になれます。


■ 申し込み方法
下記「申し込みサイト」から、お名前・ご連絡先等、必要情報をご登録ください。
https://forms.gle/7qaHCyXst2H7Mf8WA

その上で、指定の参加費をお支払いください。お支払いは、下記のどちらかでお願いいたします。
a)ゆうちょ銀行への払込み
 ● 振替・振込口座情報:
 ・郵便振替口座
  口座記号番号 00180-6-635357
  口座名称(漢字) ふぇみ・ゼミ運営委員会
  口座名称(カナ)フェミ ゼミ ウンエイイインカイ

 ・他行から振込
  銀行名:ゆうちょ銀行
  店名:〇一九
  店番:019
  貯金種目:当座預金
  口座番号:0635357
  口座名:ふぇみ・ゼミ運営委員会

b)Peatixでのチケット購入

■ 参加費
● 年間券(ゼミは継続によって積みあげていくものです。これまでは春期・秋期の2回に渡って回数券を販売していましたが、2021年度は一年を通してご参加いただくよう、年間券のみになりました。)
 
学生 \7,500(郵) \7,700(Peatix)  
一般 \10,000(郵) \10,200(Peatix)

● 年間パスポート(18歳から30歳まで、但し30代はジェンダー初学者に限ります。)(「ふぇみ・ゼミU30」に加え、ふぇみ・ゼミ主催の他の講座にも追加料金なしで参加できます。現在「連続学習会:教育を問い直す〜ジェンダーと民主主義の視点から〜」、男性性講座、クィア・スタディーズ講座など20回以上が対象です。)

学生 20,000円(郵)21,000円(Peatix)
一般 35,000円(郵)36,000円(Peatix)


〜「年齢制限で受講できない」という方へ〜
ふぇみゼミは、さまざまな団体からの寄付・ご支援によって成り立っています。
年間10,000円以上ご寄付くださった方には、「ふぇみ・ゼミ U30」の講義を録画でお届けいたしますので、これを機にご寄付をご検討ください。
さらに50,000円以上のご寄付をいただいた方には、「ふぇみ・ゼミ U30」に加え、ふぇみ・ゼミ主催の他の講座にも追加料金なしで参加できる「年間パスポート」をご利用いただけます。(現在、ジェンダーと教育講座、男性性講座、クィア・スタディーズ講座など20回以上が予定されています。)

★ 寄付の申し込み手順 ★
Googleフォームで「お名前・ご連絡先等、必要情報」をご登録。
https://forms.gle/urudkwnG8KPubpy19

下記口座へ希望金額をお振込み。
・郵便振替口座
 口座記号番号 00180-6-635357
 口座名称(漢字) ふぇみ・ゼミ運営委員会
 口座名称(カナ)フェミ ゼミ ウンエイイインカイ

・他行から振込
 銀行名:ゆうちょ銀行
 店名:〇一九
 店番:019
 貯金種目:当座預金
 口座番号:0635357
 口座名:ふぇみ・ゼミ運営委員会

………………………………………………………………
〜お問い合わせ〜
ふぇみ・ゼミ運営委員会
住所:〒115-0045 北区赤羽1-59-9 ネスト赤羽207
メール:femizemi2017@gmail.com
HP:https://femizemi.blogspot.jp/
申し込みサイト:https://peatix.com/group/7235540
Twitter:@femizemi
Facebook:https://www.facebook.com/femiseminar/

 │   (20:20)



木村 真希子 著
慶應義塾大学出版会
A5判/上製/204頁
初版年月日:2021/04/30
ISBN:978-4-7664-2746-2(4-7664-2746-7)
Cコード:C3031
定価 5,500円(本体 5,000円)

略語表
序 章 ポスト紛争期の暴力と人間の安全保障
第1章 紛争・ポスト紛争期の暴力と紛争解決としての連邦制
第2章 インド北東部におけるエスニック紛争と「うわべだけの連邦制」
第3章 ボドランド運動とポスト紛争期の暴力
第4章 1990年代暴動と国内避難の長期化――ボドランドにおける地方専制者の出現
第5章 暴力の再発とエスニックな専制政治
終 章――紛争と暴力の長期化を終わらせるために
 参考文献
 初出一覧
 あとがき
 索 引

木村 真希子(きむら まきこ)
津田塾大学学芸学部多文化・国際協力学科教授、明治学院大学国際平和研究所客員所員。
慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、インドJawaharlal Nehru University, School of Social Sciences, Centre for the Studies of Social Systems, Ph.D.
専門領域:国際社会学、南アジア地域研究、エスニシティ/ナショナリズム研究
主要業績:The Nellie Massacre of 1983: Agency of Rioters (SAGE Publications India Ptv Ltd, 2013)、『市民の外交――先住民族と歩んだ30年』(共編著、法政大学出版局、2013年)、『先住民からみる現代世界――わたしたちの〈あたりまえ〉に挑む』(共編著、昭和堂、2018年)、「インド・アッサム州における人の移動と人権保障――全国市民登録簿(NRC)更新問題を中心に」(『平和研究』第53号:1-16、2019年)、ほか。


 │   (08:05)

2021年05月10日


日下 渉 編著
青山 薫 編著
伊賀 司 編著
田村 慶子 編著

明石書店、本体5,400円+税
ISBN 9784750351643
判型・ページ数 A5・392ページ
出版年月日 2021/04/15


序章 性的少数者をめぐって何が争われているのか――東南アジアの視座から[日下渉・伊賀司]

第一部 性的少数者の名前と表象
第一章 性の多様性を表す語彙――少数派の名づけと名乗り[今村真央]
第二章 現代東南アジアにおける性的少数者映像、その類型化の試み[坂川直也]

第二部 国民・宗教・家族による排除
第三章 反LGBT運動化するインドネシアの精神医学[岡本正明]
第四章 希望連盟政権下のセクシュアリティ・ポリティクス――「新しいマレーシア」の下でも進まなかった性的少数者の政治・社会的包摂[伊賀司]
第五章 「侵略者」と戦うフィリピン・カトリック教会――「性・生殖・家族」をめぐるナショナリズム[宮脇聡史]

第三部 資本主義による条件付き包摂
第六章 冷戦期タイにおける性的少数者の空間形成――パッタヤー歓楽街を事例として[日向伸介]
第七章 シンガポールにおける性的少数者の人権と市民社会[田村慶子]

第四部 家族・国民への条件付き包摂
第八章 ベトナムは「性的少数者に寛容」なのか?――同性婚と性別変更にみる政策変容と社会規範[小田なら]
コラム ラオスの首都ビエンチャンにおける、男性同性愛的欲望を持つ人々に関する研究へ向けて[大村優介]

第五部 「公式の政治」が招く齟齬・分断・排除
第九章 現代ミャンマーにおけるLGBT権利擁護運動の展開と性的少数者の地位の変容[小島敬裕]
第一〇章 公共の権利、日常の尊厳、親密な悲しみ――フィリピンにおける「LGBT」と「バクラ」[日下渉]
第一一章 排除される「人権」/包摂される「ダイバーシティ」――大阪市における「同性パートナーシップ宣誓制度」の制定過程から[新ヶ江章友]

第六部 「日常の政治」によるもう一つの「解放」
第一二章 カンボジアの性的少数者たち――外からの影響と内から生み出される運動[初鹿野直美]
第一三章 教会にかかる虹――インドネシアキリスト教会と性的少数者[北村由美]
終章 性的なことは政治的The Sexual is Political――市場・国家・宗教・人権・生存を問う「LGBT」[青山薫]

 あとがき[日下渉]
 索引
 著者情報

 │   (22:43)

2021年05月06日

CHRISTOPHER GERTEIS

Cornell University Press
ISBN13: 9781501756313
ISBN10: 1501756311
Publication date: 07/15/2021
Pages: 192


In Mobilizing Japanese Youth, Christopher Gerteis examines how
non-state institutions in Japan—left-wing radicals and right-wing
activists—attempted to mold the political consciousness of the nation's
first postwar generation, which by the late 1960s were the
demographic majority of voting-age adults. Gerteis argues that socially
constructed aspects of class and gender preconfigured the forms of
political rhetoric and social organization that both the far-right and
far-left deployed to mobilize postwar, further exacerbating the levels
of social and political alienation expressed by young blue- and pink-
collar working men and women well into the 1970s, illustrated by
high-profile acts of political violence committed by young Japanese
in this era.
As Gerteis shows, Japanese youth were profoundly influenced by a
transnational flow of ideas and people that constituted a unique historical
convergence of pan-Asianism, Mao-ism, black nationalism,
anti-imperialism, anticommunism, neo-fascism, and ultra-nationalism.
Mobilizing Japanese Youth carefully unpacks their formative experiences
and the social, cultural, and political challenges to both the hegemonic
culture and the authority of the Japanese state that engulfed them. The
1950s-style mass-mobilization efforts orchestrated by organized labor
could not capture their political imagination in the way that more extreme
ideologies could. By focusing on how far-right and far-left organizations
attempted to reach-out to young radicals, especially those of working-class
origins, this book offers a new understanding of successive waves of youth
radicalism since 1960.

TABLE OF CONTENTS
Introduction: The Nexus of Gender, Class, and Generation 1
1. Unions, Youth, and the Cold War 11
2. The Rise and Fall of the Japanese Red Army 42
3. Political Alienation and the Sixties Generation 68
4. Cold War Warriors 100
5. Motorboat Gambling and Morals Education 121
Epilogue: Life and Democracy in Postwar Japan 144

Christopher Gerteis is Associate Professor of Contemporary Japanese
History at SOAS University of London and Associate Professor and
Academic Editor at the University of Tokyo's Institute for Advanced
Studies on Asia. He is the author of Gender Struggles.
 │   (07:17)

2021年05月03日


https://note.com/yuhikaku_nibu/n/n0b3a9f858d69

第1回 『社会運動の現在』はどう生まれた?
第2回 『社会運動の現在』をどう読む?
第3回 『社会運動の現在』をどう読む?
第4回 『問いからはじめる社会運動論』を本棚に加えるなら…?
第5回 『問いからはじめる社会運動論』をどう読む?〜澗里旅渋
第6回 『問いからはじめる社会運動論』をどう読む?∧法論について
第7回 『問いからはじめる社会運動論』から発展的に学ぶ
第8回 『問いからはじめる社会運動論』をどう書いた?
第9回 『ロビイングの政治社会学』はどんな本?
第10回 『ロビイングの政治社会学』をどう読む?
第11回 『ロビイングの政治社会学』はどう書いた?
第12回 『ロビイングの政治社会学』のためにどう調査した?


 │   (22:45)




Japan’s Burakumin (Outcastes) Reconsidered: A Special Issue Refuting
Ramseyer’s Interpretation (Table of Contents)
Edited by Ian Neary and Saito Naoko

Special Issue Coordinator: Tomomi Yamaguchi

The Asia-Pacific Forum Japan Focus
May 1, 2021
Volume 19 | Issue 9 | Number 1
https://apjjf.org/2021/9/ToC.html


Mark Ramseyer, the Mitsubishi Professor of Japanese law at Harvard,
published four articles (two articles published in peer-reviewed journals,
and two discussion papers) about the Buraku issue from 2017 to 2020.
Responses to them were slower to emerge than the ones to his work on
“comfort women”, ianfu, but in the course of the last twelve months a
number of historians, anthropologists and sociologists in Japan have
produced critiques of his claims about Buraku history showing that they
are based on equally flawed scholarship. This special issue comprises
five statements originally written in Japanese pointing out his
“misunderstandings”, accompanied by a joint statement by a group of
two Japanese and two Anglophone social scientists on his research
objectives and methodology, and a trenchant comprehensive joint
statement produced by five Anglophone scholars who have a broad
spectrum of expertise on the history and culture of Buraku
communities. This is a rare example, and not only for the Asia-Pacific
Journal, to publish a special issue bringing together work by leading
Japanese and Anglophone scholars and making it available in
Japanese and English.



Professor Mark Ramseyer and the Buraku Question:
an introduction - Ian Neary

Mistaken Assertions: a response to J Mark Ramseyer
マーク・ラムザイヤー論文について前近代史の叙述部分に関する問題点 -
Teraki Nobuaki and Fujii Toshikazu, translation by Ian Neary

Problems with the References to Historical Documents in
J. M. Ramseyer, “On the Invention of Identity Politics: The Buraku
outcastes in Japan” / M. Ramseyer “On the Invention of Identity
Politics : The Buraku Outcastes in Japan”における歴史研究への言及の問題点 -
Toriyama Hiroshi, translation by Hirano Yuji, with translation supervised
by Komori Megumi

Issues in Ramseyer’s understanding of modern Buraku history and the
Suiheisha / M.Ramseyer の近代部落史および水平社理解の問題点 -
Asaji Takeshi and Hirooka Kiyonobu, translation by Ian Neary

Crucial Fallacies in “On the Invention of Identity Politics: the Buraku
outcastes in Japan” by J. Mark Ramseyer / J.Mark Ramseyer “On the
invention of identity politics the Buraku outcastes in Japan”に関する重大な誤謬とそれに基づく問題
- Fujino Yutaka, translation by Okada Kimiko, with translation
supervised by Komori Megumi

Letter to the Editors-in-Chief of the Review of Law and Economics:
“On the invention of Identity Politics: The Buraku Outcastes in Japan”
by J. Mark Ramseyer - Akuzawa Mariko and Saito Naoko

Condemning J. Mark Ramseyer’s Paper “On the Invention of Identity
Politics: The Buraku Outcastes in Japan” - Fujioka Mieko, Joseph
Hankins, Kumamoto Risa and Suraj Yengde

Doing Violence to Buraku History: J. Mark Ramseyer's Dangerous
Inventions - Timothy Amos, Maren Ehlers, Anne McKnight,
David Ambaras and Ian Neary
 │   (12:52)

2021年04月20日


清原 悠 (編集)

• 発売日: 2021年05月31日頃
• 著者/編集: 清原 悠
• 出版社: 共和国
• ページ数: 440p
• ISBN: 9784907986384


もはや政治家ですら公言し、社会を覆い尽くそうとしている、レイシズム、ヘイトスピーチや各種の差別問題を、わたしたちはどう考え、どう対抗すればいいのか。気鋭の研究者20名が、さまざまなテーマからアプローチを試み、この現実に楔を打ち込む決定的な論集。
 移民、北米合衆国のリンチの歴史、戸籍と国籍、ネット右翼、朝鮮人差別、英国のブラックアート、日中戦争期の文学表現、左翼と右翼、精神分析学、政治心理学、哲学など多岐にわたる論考を収録し、主要ブックガイドを附す。

序論 

第一部 差別とは何か
 
 第1章 日常をとりまくレイシズム(金友子)
 第2章 一世紀前の「ヘイトの時代」から考える(兼子歩)
 第3章 レイシズムの精神分析(松本卓也)
 第4章 レイシズムの社会心理学的研究(高史明)
 第5章 差別とは何か(堀田義太郎)
 第6章 資本主義・国民国家・レイシズム(隅田聡一郎)
   
第二部 差別を支えるもの

 第7章 ヘイトスピーチとナショナリズム(山崎望)  
 第8章 ヘイトクライム、あるいは差別の政治化について(間庭大祐)
 第9章 国籍と戸籍(遠藤正敬)
 第10章 日本型ヘイトスピーチを支える一九五二体制(梁英聖)
 第11章  「左翼的なもの」への憎悪(百木漠)
 第12章 ネット右派の起源(伊藤昌亮)
  コラム  多様性を祝う(竹田恵子)
   
第三部 差別に抗する

 第13章 戦後補償問題に取り組む社会運動(清原悠)
 第14章 差別否定という言説(明戸隆浩)
 第15章 朝鮮人差別克服のための闘い(山本興正)
 第16章 公的レイシズムとしての環境レイシズム(澤佳成)
 第17章 移民と宗教フォビア(小林・ハッサル・柔子) 
 第18章 リベラリズムにおけるヘイトスピーチへの対抗策(安部彰)
 第19章 ヘイトスピーチに対する大学の対応のあり方(堀田義太郎)
 第20章 トランスナショナル・ヒストリーとしての美術史に向けて(山本浩貴)
 第21章 プロパガンダの中の「日本人」(五味渕典嗣)
 
   本書のためのブックガイド

   あとがき

 │   (06:42)

2021年04月16日


Edited by Gavin Walker
• Publisher : Verso (November 24, 2020)
• Language : English
• Paperback : 272 pages
• ISBN-10 : 1786637227
• ISBN-13 : 978-1786637222

The analysis of May 68 in Paris, Berkeley, and the Western world has
been widely reconsidered. But 1968 is not only a year that conjures up
images of Paris, Frankfurt, or Milan. It is also the pivotal year for a new
anti-colonial and anti-capitalist politics to erupt across the Third World -
Asia, Africa, the Middle East, and Latin America. Japan's position -
neither in “the West” nor in the “Third World” -provoked a complex and
intense round of mass mobilizations through the 1960s and early 70s.

The Japanese situation remains remarkably under-examined globally.
Beginning in the late 1950s, a New Left, independent of the prewar
Japanese communist moment (itself of major historical importance in
the 1920s and 30s), came to produce one of the most vibrant decades
of political organization, political thought, and political aesthetics in the
global twentieth century. In the present volume, major thinkers of the
Left in Japan alongside scholars of the 1968 movements reexamine
the theoretical sources, historical background, cultural productions,
and major organizational problems of the 1968 revolutions in Japan.

 │   (08:29)

2021年04月14日


著者角南 圭祐 (著)
• 発売日:2021/04/16
• 出版社: 集英社
• サイズ:173×106mm/264ページ
• ISBN:978-4-08-721162-7


2016年の「ヘイトスピーチ解消法」施行以後、過激なヘイトスピーチデモは減る一方、ネット上での差別発言はいまだ横行している。
その背景にはいわゆる「官製ヘイト」や歴史修正主義があることは見逃せない。
本書は、「共同通信ヘイト問題取材班」としてヘイトスピーチデモの現場で取材を重ねてきた著者が、メディアはそれとどのように向き合ってきたのかを検証。
日韓の戦後補償問題を長年追い続けてきた著者だからこそミクロとマクロ両方の視点からの解説が可能となった、「ヘイトスピーチ問題」の入門書である。
「“中立"を掲げた無難な報道に逃げ込まず、ヘイトクライム・レイシズムに本気で抗うための一冊。」――フォトジャーナリスト安田菜津紀氏推薦!

◆目次◆
第1章 ヘイトスピーチと報道
第2章 ヘイトの現場から
第3章 ネット上のヘイト
第4章 官製ヘイト
第5章 歴史改竄によるヘイト
第6章 ヘイト包囲網

◆著者略歴◆
角南圭祐(すなみ けいすけ)
1979年、愛媛県出身。大阪外国語大学卒業。愛媛新聞記者を経て、渡韓しフリージャーナリストに。2009年共同通信入社。大阪社会部、福岡編集部、社会部を経て2020年から広島支局次長。
「共同通信ヘイト問題取材班」の一員。日本軍慰安婦や徴用工など日韓の戦後補償問題について長年追い続けている。
共著に『戦争への想像力』(新日本出版社)、『ろうそくデモを越えて』(東方出版)など。

 │   (19:36)


【第2回】 日時:4月14日(水)19:00〜21:00
『子どもの成長・発達に必要な性の学びを取り戻そう〜都立七生養護学校「こころとからだの学習」裁判勝利判決を力に〜』 
講師:谷森櫻子(たにもり ようこ)さん
福島県県外避難者相談センター・相談員、“人間と性”教育研究協議会(略称:性教協)会員、にいざジェンダー平等ネットワーク代表等。大学で社会福祉学を学びながら養護学校の教員免許を取得し、1970年から障碍児教育に携わる。障碍児の全員就学・発達保障運動や性教育、虐待・暴力防止教育など実践・研究する。2003年、都立七生養護学校・性教育への3都議・都教委の不当介入時から、性教協本部幹事として係わる。
<内容>
1992年度から小学校5年の担任が理科と保健で性教育(学習指導要領では「性に関する指導」)を行うことになりました。
知的障がい児が通う都立七生養護学校(現特別支援学校、以後「七生養護」)は、約半数が隣接の入所施設から通っています。七生養護は子どもたちに自己肯定感を育みたいという思いから「こころとからだの学習」を始め、2001年・02年の障害児学校校長会・教頭会主催、都教委後援の夏季研修会で七生養護の実践が紹介され、03年の夏季研修会では七生養護の教員が講師に予定されていました。
ところが、03年7月2日、ある都議が都議会本会議で「不適切な性教育」が行われていると質問。2日後には都議らが都教委と産経新聞記者を同行して七生養護を「視察」。養護教諭を侮辱・恫喝し、保健室に保管されていた教材は都教委が持ち去りました。
そして、産経新聞は下半身を露わにして床に並べられた教材人形の写真と共に、「過激な性教育 まるでアダルトショップのよう」と報道。都教委は「不適切な性教育を行った」と、教員を「厳重注意」処分にし、指導計画の変更や教員の異動を強制し、「こころとからだの学習」を破壊しました。20年前の東京で起きたこの不当介入事件の詳細やその後の七生養護の教員・保護者の対応については、4月14日のセミナーで!

※学習会、全10回の予定・詳細は文末にご案内しています。

◆チケット
「一回券」と、お得な「全10回の通し券」があります。
*一回券 : 一般 \1,500、学生・2021年度ふぇみ・ゼミ寄付者 \1,000、ふぇみゼミ生 \500
*全回通し券: 一般 \10,000、学生・2021年度ふぇみ・ゼミ寄付者 \8,000

※ふぇみ・ゼミ生の通し券販売がないのは、ゼミ生のパスポートが通し券になる為です。
 通しで購入されたいゼミ生の方は、ゼミ生専用パスポートをご購入ください。
 詳しくはふぇみ・ゼミのホームページで発表いたします。

◆お申し込みはコチラ ↓
https://kyouiku-femizemi.peatix.com/view

【ご留意点】
※О奮阿蓮▲ンライン、オフライン(都内会場)の両方で開催予定する予定ですが、新型コロナウイルスの感染拡大情勢により、講師と相談をすすめながら決定いたします。オンライン配信のみに変更となった場合、ご来場希望者様にご連絡いたしますのでご了承ください。

※各回の申し込みは、18時までとさせていただきます。18時までに購入をしていただいた方にzoomアドレス・IDをお送りいたします。大変申し訳ありませんが、18時を過ぎての申し込みの方は、後日動画配信にて視聴いただく形になり、zoomアドレス・IDを送信できかねます。ご了承ください。

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〜学習会の全日程と詳細ごあんない〜

連続学習会<教育を問い直す〜ジェンダーと民主主義の視点から〜>
これまでも多く行われてきた教育に関する研究・実践で取りこぼされてきた課題は何でしょうか。
私たちふぇみ・ゼミは教育に関し、ジェンダーという視点、そして民主主義という視点こそ重要なのではないかと考えています。既存の枠組みを踏襲するのではなく、過去の事例を学びながらも、ふぇみ・ゼミならではの視点、インターセクショナリティ(差別の交差性)を取り入れて教育の問題について皆さまと考えます。

【第1回】 日時:3月31日(水)19:00〜21:00
『「慰安婦」問題を中学生が学ぶということ』
講師:平井美津子さん
子どもと教科書大阪ネット21事務局長。現在、大阪府公立中学校教諭、大阪大学・立命館大学非常勤講師。専門研究は、アジア太平洋戦争下における日本軍「慰安婦」、沖縄戦研究。著書に、『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』(高文研)、『原爆孤児 「しあわせのうた」が聞こえる』(新日本出版社)、『サンフランシスコの少女像 〜尊厳ある未来を見つめて〜』(日本機関紙出版センター)、『戦争孤児たちの戦後史2』(吉川弘文館)。2020年4月韓国で『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』が翻訳出版された。
<内容>
「慰安婦」をネット上で検索してみると、嘘で固めたかのような否定とヘイトの言説ばかりが登場する。そこへ反日種族主義現象も相まって、「慰安婦」問題は韓国が外交カードとして日本に難癖をつけるためのものであるかのように主張する声も広がっている。何も知らずにいたら、そういう言説にからめとられていくことは必至である。中学生のうちにこそ、こういった問題を本質的に学ぶ必要があるのではないだろうか。実際にこれまで中学生に教えてきた「慰安婦」問題について、報告したい。

【第2回】 日時:4月14日(水)19:00〜21:00
『子どもの成長・発達に必要な性の学びを取り戻そう〜都立七生養護学校「こころとからだの学習」裁判勝利判決を力に〜』 
講師:谷森櫻子(たにもり ようこ)さん
福島県県外避難者相談センター・相談員、“人間と性”教育研究協議会(略称:性教協)会員、にいざジェンダー平等ネットワーク代表等。大学で社会福祉学を学びながら養護学校の教員免許を取得し、1970年から障碍児教育に携わる。障碍児の全員就学・発達保障運動や性教育、虐待・暴力防止教育など実践・研究する。2003年、都立七生養護学校・性教育への3都議・都教委の不当介入時から、性教協本部幹事として係わる。
<内容>
1992年度から小学校5年の担任が理科と保健で性教育(学習指導要領では「性に関する指導」)を行うことになりました。
知的障がい児が通う都立七生養護学校(現特別支援学校、以後「七生養護」)は、約半数が隣接の入所施設から通っています。七生養護は子どもたちに自己肯定感を育みたいという思いから「こころとからだの学習」を始め、2001年・02年の障害児学校校長会・教頭会主催、都教委後援の夏季研修会で七生養護の実践が紹介され、03年の夏季研修会では七生養護の教員が講師に予定されていました。
ところが、03年7月2日、ある都議が都議会本会議で「不適切な性教育」が行われていると質問。2日後には都議らが都教委と産経新聞記者を同行して七生養護を「視察」。養護教諭を侮辱・恫喝し、保健室に保管されていた教材は都教委が持ち去りました。
そして、産経新聞は下半身を露わにして床に並べられた教材人形の写真と共に、「過激な性教育 まるでアダルトショップのよう」と報道。都教委は「不適切な性教育を行った」と、教員を「厳重注意」処分にし、指導計画の変更や教員の異動を強制し、「こころとからだの学習」を破壊しました。20年前の東京で起きたこの不当介入事件の詳細やその後の七生養護の教員・保護者の対応については、4月14日のセミナーで!

【第3回】 日時:5月26日(水)19:00〜21:00
『「日の丸・君が代」と学校教育』
講師:根津公子さん
元東京公立学校教員。
<内容>
 卒業式・入学式が「『日の丸』に正対し『君が代』を斉唱する」ことから始まるのは当たり前、でしょうか。新型コロナ禍での昨年度の東京公立学校の卒業式でも、感染防止のため、参列者の制限や時間短縮の措置がとられました。しかし、飛沫感染の恐れのある、「君が代」斉唱を東京都教育委員会は各学校に指示し、呼吸器疾患の子どもがいる特別支援学校さえもがそれに従いました。「命よりも『日の丸・君が代』優先」の教育行政の意図は何なのでしょう。そもそも、学校教育に「日の丸・君が代」を強制し、それに従わない教員を処分する意図は、それに対する司法判断は。皆さんで考え合いたいと思います

【第4回】 日時:6月30日(水)19:00〜21:00
『「内申書裁判」が教育行政・教育界に与えた歴史的意義』
講師:保坂展人(ほさか・のぶと)さん
1955年11月26日、宮城県仙台市生まれ。中学校卒業時の「内申書」をめぐり、16年にわたる内申書裁判の原告となり、そこから教育問題を中心に取材するジャーナリストとして活躍。 1996年から2009年まで衆議院議員を3期11年務め、546回の国会質問で「国会の質問王」との異名をとる。 2011年4月より世田谷区長(現在3期目)。世田谷区長としての取り組みをまとめた『88万人のコミュニティデザイン』(ほんの木)、『〈暮らしやすさ〉の都市戦略』(岩波書店)、『NO!で政治は変えられない』(ロッキング・オン)など、著書多数。
<内容>
(詳細調整中)

【第5回】 日時:7月21日(水)19:00〜21:00
『トランスジェンダー生徒の学校経験』
講師:土肥いつきさん
京都府立高校教員。変態が集まる「玖伊屋」(くいや) のスタッフとして2ヶ月に1回京都駅南側で夜通しの宴会をしている。また、2006年よりトランスジェンダー生徒交流会の活動を開始した。同年、通院しているジェンダークリニックの待合室のクラさに閉口して受診者をはじめた。土日平日問わず、各所に出没している。さらに2012年に大学院に入学、研究もはじめてしまった。
<内容>
文部科学省は、トランスジェンダー生徒を、性同一性障害という障害があるために「学校生活を送る上で特有の支援が必要」な存在としています。しかし、その支援の内容を見ると、学校においてなされる「性別にもとづく扱いの差異」の変更であることがわかります。そこで、トランスジェンダー生徒を支援を受ける客体として捉えるのではなく、学校においてなされる「性別にもとづく扱いの差異」を顕在化させる行為主体としてとらえることにします。このようにとらえることで、学校の中のジェンダー構造を明らかにすることができます。さらに、文部科学省が「支援」を謳う以前から自認する性別での学校生活を送ってきたトランスジェンダー生徒も存在します。彼/女らはどのようにしてそれを実現したのか、そんなあたりを考察したいと考えています。

【第6回】 日時:8月17日(火)19:00〜21:00
『民族教育と図工、美術教育の可能性』
講師:金明和さん
<内容>
朝鮮学校という民族教育の土壌で、新しい道を開拓している図工、美術教育。図工、美術教育が、いかにしてこどもの心の成長を促す場になっているのか、授業の成り立ちやコンクール出品作品を通して考えます。

【第7回】 日時:9月11日(土)15:00〜17:00 ※オンライン開催のみ
『戦後における制服自由化と再制服化(清重めいさん)、わたしの丸刈り校則廃止運動(宮脇明美さん)』
講師:清重めいさん、宮脇明美さん
清重めいさんプロフィール:
東京大学教育学研究科教職開発コース博士課程1年。専門は日本教育史(学校制服、裁縫教育など)。
宮脇明美さんプロフィール:
1959年 熊本県生まれ
1980年 熊本短期大学保育科卒業
1985年 東京で夫とソフトウェア開発の事業を始める
1993年 熊本県阿蘇郡西原村に引っ越す
1995〜2001年 自宅で子ども中心のパソコン教室を開く
1998年 中学校の丸刈り校則廃止運動を始める
2000年〜現在 ホームページ「中学校の丸刈り校則をなくす会」を立ち上げる
2003年 「丸刈り校則をぶっとばせ 熊本・丸刈り戦争」を出版
現在、熊本県阿蘇郡西原村に住み、夫、次女、猫の4人?暮らし。幼稚園勤務の保育教諭。趣味は音楽(ロックバンドのボーカル)。
<内容>
(清重めいさん)
現在中学校・高校、そして一部の小学校において当たり前のように着用される学校制服。現在一般的に使用される洋装制服普及の始まりは、男子制服は明治期、女子制服は大正期へと遡る。制服に関する研究は、歴史的変遷を明らかにしたものと現在の制服に関する意識調査の2種が存在する。本発表では前者の形をとり、1960年代から2000年代にかけての‥堽高校の制服の動向、∪服に関する議論の変遷の概要を紹介する。特に1960年代末から1970年代初頭にかけての高校紛争を軸とした制服自由化の流れと、2000年代以降の再制服化の流れを中心に扱う。このような歴史的研究を通して、今日の学校制服の在り方の課題を制服の持つ歴史的背景、そしてジェンダーの視点も絡めながら参加者の皆様と共に検討したい。
(宮脇明美さん)
(詳細調整中)

【第8回】 日時:10月16日(土)15:00〜17:00
『脅しと騙しの少子化対策――高校保健・妊活教材事件とその後』(仮)
講師:西山千恵子さん
青山学院大学ほか非常勤講師。「高校保健・副教材の使用中止・回収を求める会」共同代表、「足立・性的少数者と友・家族の会」共同代表。共編著に『首長たちの挑戦―女が政治を変える』(世織書房、2016)。
『文科省/高校「妊活」教材の嘘』(論創社、2017)、共訳にアン・ファウスト-スターリング著『セックス/ジェンダー』(世織書房、2018)。
<内容>
行き詰った少子化対策は、学校教育をターゲットにし始めてきた。その第1弾が2015年、文科省から全国配布された高校保健・副教材。そこには「女性の妊娠しやすさ」ピークを22歳とする改ざんグラフなど、高校生を騙しと脅しで「若いうちに産ませる」内容が仕込まれていた。その後も「卵子の老化」グラフや、ライフプランなどを教える学校教育や自治体の「啓発」施策が「人口政策」の現場として狙われている。一緒に見直してみませんか?

【第9回】 日時:11月24日(水)19:00〜21:00
『欺瞞的な「多様性理解」を越えて』
講師:星加良司(ほしか りょうじ)さん
東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター 准教授。博士(社会学)。研究テーマは、障害の社会理論、多様性理解教育等。主著に『障害とは何か』(生活書院)、『合理的配慮』(有斐閣〔共著〕)、『カリキュラム・イノベーション』(東京大学出版会〔分担執筆〕)他。
<内容>
(詳細調整中)

【第10回】 日時:12月22日(水)19:00〜21:00
全9回を振り返って、まとめ回
(詳細調整中)

◆お申し込みはコチラ
※料金のお支払いは、コンビニ払いも可能です。
https://kyouiku-femizemi.peatix.com/view


 │   (18:07)

2021年04月05日

富田 義典 編著
花田 昌宣 編著
チッソ労働運動史研究会 編著

明石書店
2021/03/31
本体3,600円+税


人類史上類を見ない公害事件である水俣病に対して、当該企業であるチッソの労働者・労働組合はいかに関わり合ってきたのか。これまで欠落してきたこの観点から、チッソ労働運動の推移を詳細に追い、患者運動との接点、新たな労働運動の質についても考察する。

序章 水俣病とチッソに働いた労働者[富田義典]
 1 水俣病とチッソ第一組合(新日窒労組)
 2 各章の紹介

第1部 チッソ経営と労働

第1章 労働組合運動の創生から安賃闘争前夜[花田昌宣]
 1 戦後チッソにおける労働運動の生成と組合
 2 レッドパージと組合再編
 3 1953年長期ストにいたる労働組合の運動方針と経過
 4 就業規則および賃金規程に見る規程上の格差
 まとめ

第2章 安賃闘争[富田義典]
 はじめに
 1 争議の背景
 2 安賃争議の経過
 3 安賃争議の結果と評価――春闘史と職場編成史
 4 ポスト安賃争議期の合理化――希望退職と南九配転
 5 安賃争議・ポスト安賃争議期のまとめ

第3章 合理化の進行と労使関係――1960年代後半の大合理化と1980年前後の合理化[富田義典]
 はじめに
 1 ポスト安賃争議期の合理化と労使関係
 2 「再建5か年計画」の進行と労使関係
 3 1980年前後の合理化の形態変化と労使関係

第4章 春闘史からみたチッソの労使関係[富田義典]
 はじめに
 1 安定賃金下の春闘:1963−65年――ポスト安賃方式への模索
 2 大合理化期の春闘:1966−72年――安定賃金と春闘方式の相克
 3 チッソ経営危機下の春闘:1973−76年
 4 チッソ救済下の春闘――緩やかな変化へ:1977−83年
 おわりに

第5章 新日窒労組の運動の特質――70年代の差別是正、労災・職業病、工場維持存続をめぐって[石井まこと]
 はじめに――課題と対象
 1 差別是正闘争
 2 労災・職業病への取り組み――労基署への告発と塩ビ問題
 3 工場維持存続の労働運動
 4 1970年代のチッソ労働運動史からみえてくるもの

第6章 経営史・技術史からみたチッソの企業体質とその特異性[磯谷明徳]
 はじめに
 1 戦後日本の化学工業
 2 戦後におけるチッソ
 3 チッソでの生産技術体系における「特異性」
 4 バランスシートにみるチッソの経営姿勢の「特異性」
 おわりに

第2部 社会史からみたチッソと労働者

第1章 1960・70年代の新日窒労組の運動を担った労働者たち――その労働者像と地域ぐるみ闘争[福原宏幸]
 はじめに――本章の課題と構成
 1 組合員調査の概要
 2 労働者たちの社会的出自、工員養成及び労働者性の陶冶
 3 二つの地域ぐるみ闘争
 4 労働生活・組合運動を振り返って
 むすび

第2章 合化労連の公害問題への取り組みと新日窒労組の水俣病闘争[鈴木玲]
 はじめに
 1 労働組合の公害問題への取り組みについての先行研究
 2 産業別組織の公害問題への取り組みと傘下組合の対応
 3 新日窒労組の水俣病闘争が合化労連の運動のなかで占めた位置
 おわりに

第3章 「おのれの水俣病」に向き合うにいたる健康調査[井上ゆかり]
 はじめに
 1 他の労組にはない組合自身による健康調査
 2 「権利を守る闘い」のための組合による健康調査の蓄積
 3 「職業病と公害の接点」を明らかにする1986年の健康調査
 4 最後となる1990年の過労死調査
 5 「おのれの水俣病」を生きるその後の組合員

終章 チッソ労働運動史研究の課題と水俣学[花田昌宣]
 はじめに――組合資料との出会いから
 1 水俣学研究センターとチッソ労働運動史研究会のはじまり
 2 越境する学としての水俣学のはじまり
 3 被害者の運動と水俣学という新たな学:人類の負の遺産としての公害、水俣病を将来に生かす学問
 4 今日に生きる研究を:水俣学の方法の成果と課題
 5 研究と実践という問い

 あとがき
 索引

 │   (17:47)

2021年04月04日


辻中豊/編著 山本英弘/編著
シリーズ名 現代市民社会叢書 5
木鐸社、307p
ISBN978-4-8332-2541-0
発売日2021年01月
販売価格 : 4,000円 (税込:4,400円)

目次
第1部 都市構造と団体活動
都市ガバナンスの分析視角
都市ガバナンスの現状:都市を単位とし複数の調査データから全体像を捉える
団体活動とガバナンス
自治基本条例と市民参加

第2部 都市ガバナンスの変容
地域における市民社会アクターの変化と踊り場にある都市ガバナンス
財政制約下におけるローカル団体の政策参加とロビイングの停滞
つくば市にみる都市ガバナンスの条件:保守優位と市民社会の変化?

第3部 都市ガバナンス研究の新たな動向
セクター横断領域における政府・企業・市民セクター―団体調査データによる分析
JIGS研究の全体像と都市研究の射程―政治体制比較から世界の都市ガバナンス比較へ

第4部 日本の市民社会の新たな動向
21世紀20年の日本の市民社会変化―東京の団体の存立と行動を中心に
21世紀20年の日本の市民社会変化―茨城県と社会団体の20年
結論

 │   (06:51)

2021年04月01日


生活経済政策
2021年4月号(No.291)

明日への視角
・ 「国際女性デー」—教育の世界から変えていくしかない/清水秀行

特集 〈ネット世論〉は政治を動かすか ー ソーシャルメディアと市民運動
・ はじめに/杉浦浩美
・ 間メディア時代における〈民意〉を考える — オンラインデモは社会を動かすか/遠藤薫
・ ソーシャルメディアの普及は政治とメディアの関係をどう変えるのか?/西田亮介
・ その〈ネット世論〉は民主的ですか?/倉橋耕平
・ 女性議員に対するオンラインハラスメント — 首都圏の女性地方議員の事例を手がかりに/申榮/霤朕仁

新連載 ことばから現代政治を考える[1]
・ 政治のことばの荒地にて/武田宏子

書評
・ 今井照、自治総研 編『原発事故 自治体からの証言』/大門正彦


 │   (19:39)

2021年03月31日


玄 武岩,金 敬黙(編著)
発行:寿郎社
A5判96ページ並製
定価 1,000円+税
ISBN 978-4-909281-33-3
初版年月日2021年3月31日
紹介
韓国の民主化運動や歴史問題の真相究明・戦後補償裁判を支えてきた日本の市民運動は日韓関係の重要な一面であり、国家と国家による「六五年体制」だけが日韓関係では決してない――と考える日韓関係の研究者・交流事業の実践者たちが集い討議した2020年の「日韓連帯フォーラム」の内容をまとめた本。国家間の関係が最悪の今こそ、市民による「日韓連帯」の共同体験を掘り起こし、それをバージョンアップすることで、政治権力に翻弄されない新たな関係性を前面に押し出してゆく――その〈原動力〉は市民による交流の歴史である。ナショナリズム、レイシズムの暗雲をはねのけ、新たな「日韓連帯」の可能性をさまざまな角度から探った論考集。
目次
はじめに

第一部 問題提起
1970年代から80年代の「日韓連帯運動」から考える「連帯」のあり方――李美淑
「日韓連帯」の再検討に必要な視点とは何か――金敬黙
被害者的優越意識から脱して「日韓連帯」のバージョンアップを――玄武岩

第二部 現場からの報告
「日韓誠信学生通信使」の成果と可能性――小田川興

第三部 「南北コリアと日本のともだち展」における日韓NGOの経験――寺西澄子
枝川朝鮮学校でのアートイベントとその後――コミュニティの越境を目指して――明石薫

第四部 座談会――玄武岩/金敬黙/李美淑/小田川興/寺西澄子/明石薫
おわりに
著者プロフィール
玄 武岩,金 敬黙 (ヒョン ムアン,キム ギョンムク) (編著)
玄武岩(ヒョン・ムアン) 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究員教授。メディア文化論、日韓関係論。著書に『コリアン・ネットワーク メディア・移動の歴史と空間』(北海道大学出版会、2013年)、『「反日」と「嫌韓」の同時代史 ナショナリズムの境界を越えて』(勉誠出版、2016年)など。
金敬黙(キム・ギョンムク) 早稲田大学文学学術院教授。早稲田大学韓国学研究所・所員、アジア研究所・所長。平和研究、アジア研究、トランスナショナル市民社会論を研究・活動領域としている。編著書に『越境する平和学』(法律文化社、2019年)など。

 │   (08:28)


「ダーバン+20キャンペーン」 キックオフ・イベント


日 時: 2021年4月17日(土) 11:00-13:00
方 式: オンライン(zoom) 参加費:無料
zoom申込み:https://bit.ly/3lRR6Ek
主催:「ダーバンから20年:日本のレイシズム・コロニアリズム・セクシズムを解体する」キャンペーン(仮称)
(略称:ダーバン+20キャンペーン) 
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■プログラム■
司会・趣旨説明: 藤岡美恵子 (法政大学非常勤講師/「ダーバン+20キャンペーン」呼びかけ人) 
1部:ラムザイヤー論文に見るレイシズム、コロニアリズム
部落差別:角岡伸彦(フリーライター)
沖縄差別:親川志奈子(沖縄大学非常勤講師/琉球民族独立総合研究学会共同代
表)
朝鮮差別:伊地知紀子(大阪市立大学教員) 
関東大震災朝鮮人虐殺:加藤直樹(作家)
2部:ダーバン宣言から見る日本のレイシズム、コロニアリズム 
総括コメント:上村英明 (恵泉女学園大学教員/「ダーバン+20キャンペーン」
呼びかけ人)
参加者との質疑・討論/ダーバン+20キャンペーンの紹介・賛同呼びかけ
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米国のブラック・ライヴズ・マターや、欧州の奴隷貿易や植民地支配の負の遺産を克服しようという試み――近年、レイシズムと植民地主義に正面から向き合う運動が世界中で注目を集めています。一方日本では、差別撤廃を訴えるマイノリティの声に対して執拗なヘイト・スピーチが繰り返され、社会全体でも「レイシズムNO!」の声は残念ながら大きくはありません。

20年前、レイシズムと植民地主義を世界的課題として話し合う画期的な会議がありました。南アフリカのダーバンで開かれた「人種主義、人種差別、外国人排斥および関連するあらゆる不寛容に反対する世界会議」(略称:ダーバン会議)です。ダーバン会議は、人種差別がジェンダーなどの他の要因と絡み合う「複合差別」の視点や、目の前にある差別は奴隷制や植民地支配など過去の歴史と切り離せないことを示すなど貴重な成果を残しました。

ダーバン会議が示した地平を想起しつつ、近代日本がつくってきた差別構造を解体するためのキャンペーンの枠組みを議論していた矢先、米国ハーバード大学のラムザイヤー教授による「慰安婦」や沖縄、部落、在日朝鮮人などに関わる不正確な論文がニュースになりました。レイシズム、セクシズム、コロニアリズムが交差するラムザイヤー教授の主張はしかし、日本で私たちが日常的に目にする光景です。ラムザイヤーはどこにでもいるのではないでしょうか。キックオフ・イベントでは、このラムザイヤー論文を題材に日本のレイシズムを可視化するとともに、ダーバン+20キャンペーンのこれからをお伝えします。ぜひご参加ください。

<実行委員会> 稲葉奈々子(上智大学) 上村英明(恵泉女学園大学)* 清末愛砂(室蘭工業大学) 熊本理抄(近畿大学)* 乗松聡子(『アジア太平洋ジャーナル・ジャパンフォーカス』 エディター) 藤岡美恵子(法政大学)* 藤本伸樹(ヒューライツ大阪) 前田朗(東京造形大学)* 矢野秀喜(強制動員問題解決と過去清算のための共同行動事務局)* 渡辺美奈(アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam))   2021.3.26現在/*は呼びかけ人

連絡先:「ダーバンから20年:日本のレイシズム・コロニアリズム・セクシズムを解体する」キャンペーン(仮称)(略称:ダーバン+20キャンペーン) 
email: durbanRCS@gmail.com

 │   (22:05)

■シリーズ:同志社コリア研究叢書4
■編者:太田修
■タイトル:『植民地主義、冷戦から考える日韓関係』
■発行者:同志社コリア研究センター
■冊子形態:A5判、並製、横書
■ISBN:978-4-907634-03-2
■発行日:2021年3月19日
■頒布:非売品
※電子版を無料で公開しています。
⇒電子版を一括ダウンロードする(15.3MB)
http://do-cks.net/wp-content/uploads/2021/03/Korea04.pdf

■目次:
はじめに(太田 修)

第1部 過去をめぐる葛藤
1. 関東大震災朝鮮人犠牲者名簿の生成(西村 直登)
2. 日韓の同床異夢 ―国交「正常化」前、日韓両国の経済「協力」論の変容と屈折―(申 載浚)
3. 「大韓民国等の財産権に対する措置法」(法律第144号)成立過程の一断面(宮本 正明)

第2部 冷戦下の地域と経済
4. 銀閣寺の38度線 ―日韓会談期京都の民族学校と地域社会―(板垣 竜太)
5. 沖縄の韓国人慰霊塔建立と冷戦体制(成田 千尋)
6. 日韓密貿易の展開 (福岡 正章)

第3部 知の省察
7. アメリカにおける植民地朝鮮認識の原型と地域主義的再解釈(宋 炳巻)
8. 近代化論批判と民衆の発見 ―竹内好と梶村秀樹を中心に―(洪 宗郁)
9. 金大中拉致事件から始まった日韓連帯運動 ―植民地支配の歴史の問い直し―(太田 修)
 │   (22:02)


全10回 連続学習会
これまでも多く行われてきた教育に関する研究・実践で取りこぼされてきた課題は何でしょうか。
私たちふぇみ・ゼミは教育に関し、ジェンダーという視点、そして民主主義という視点こそ重要なのではないかと考えています。
既存の枠組みを踏襲するのではなく、過去の事例を学びながらも、ふぇみ・ゼミならではの視点、インターセクショナリティ(差別の交差性)を取り入れて教育の問題について皆さまと考えます。

◆学習日程・テーマ一覧◆
※学習内容・講師などの詳細は文末にご案内しています。
3月31日(水)19:00〜21:00
「慰安婦」問題を中学生が学ぶということ
4月14日(水)19:00〜21:00
子どもの成長・発達に必要な性の学びを取り戻そう
〜都立七生養護学校「こころとからだの学習」裁判勝利判決を力に〜
5月26日(水)19:00〜21:00
「日の丸・君が代」と学校教育
6月30日(水)19:00〜21:00
「内申書裁判」が教育行政・教育界に与えた歴史的意義
7月21日(水)19:00〜21:00
トランスジェンダー生徒の学校経験
8月17日(火)19:00〜21:00
民族教育と図工、美術教育の可能性
9月11日(土)15:00〜17:00
戦後における制服自由化と再制服化、わたしの丸刈り校則廃止運動
10月16日(土)15:00〜17:00
脅しと騙しの少子化対策――高校保健・妊活教材事件とその後(仮)
11月24日(水)19:00〜21:00
欺瞞的な「多様性理解」を越えて
12月22日(水)19:00〜21:00
全9回を振り返って、まとめ回

◆チケット
「一回券」と、お得な「全10回の通し券」があります。
*一回券 : 一般 \1,500、学生・2021年度ふぇみ・ゼミ寄付者 \1,000、ふぇみゼミ生 \500
*全回通し券: 一般 \10,000、学生・2021年度ふぇみ・ゼミ寄付者 \8,000
※ふぇみ・ゼミ生の通し券販売がないのは、ゼミ生のパスポートが通し券になる為です。
 通しで購入されたいゼミ生の方は、ゼミ生専用パスポートをご購入ください。
 詳しくはふぇみ・ゼミのホームページで発表いたします。

◆お申し込みはコチラ ↓
https://kyouiku-femizemi.peatix.com/view

【ご留意点】
※О奮阿蓮▲ンライン、オフライン(都内会場)の両方で開催予定する予定ですが、新型コロナウイルスの感染拡大情勢により、講師と相談をすすめながら決定いたします。オンライン配信のみに変更となった場合、ご来場希望者様にご連絡いたしますのでご了承ください。
※各回の申し込みは、18時までとさせていただきます。18時までに購入をしていただいた方にzoomアドレス・IDをお送りいたします。大変申し訳ありませんが、18時を過ぎての申し込みの方は、後日動画配信にて視聴いただく形になり、zoomアドレス・IDを送信できかねます。ご了承ください。

〜学習会 全10回の詳細〜
【第1回】 日時:3月31日(水)19:00〜21:00
『「慰安婦」問題を中学生が学ぶということ』
講師:平井美津子さん
子どもと教科書大阪ネット21事務局長。現在、大阪府公立中学校教諭、大阪大学・立命館大学非常勤講師。専門研究は、アジア太平洋戦争下における日本軍「慰安婦」、沖縄戦研究。著書に、『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』(高文研)、『原爆孤児 「しあわせのうた」が聞こえる』(新日本出版社)、『サンフランシスコの少女像 〜尊厳ある未来を見つめて〜』(日本機関紙出版センター)、『戦争孤児たちの戦後史2』(吉川弘文館)。2020年4月韓国で『「慰安婦」問題を子どもにどう教えるか』が翻訳出版された。
<内容>
「慰安婦」をネット上で検索してみると、嘘で固めたかのような否定とヘイトの言説ばかりが登場する。そこへ反日種族主義現象も相まって、「慰安婦」問題は韓国が外交カードとして日本に難癖をつけるためのものであるかのように主張する声も広がっている。何も知らずにいたら、そういう言説にからめとられていくことは必至である。中学生のうちにこそ、こういった問題を本質的に学ぶ必要があるのではないだろうか。実際にこれまで中学生に教えてきた「慰安婦」問題について、報告したい。

【第2回】 日時:4月14日(水)19:00〜21:00
『子どもの成長・発達に必要な性の学びを取り戻そう〜都立七生養護学校「こころとからだの学習」裁判勝利判決を力に〜』 
講師:谷森櫻子(たにもり ようこ)さん
福島県県外避難者相談センター・相談員、“人間と性”教育研究協議会(略称:性教協)会員、にいざジェンダー平等ネットワーク代表等。大学で社会福祉学を学びながら養護学校の教員免許を取得し、1970年から障碍児教育に携わる。障碍児の全員就学・発達保障運動や性教育、虐待・暴力防止教育など実践・研究する。2003年、都立七生養護学校・性教育への3都議・都教委の不当介入時から、性教協本部幹事として係わる。

<内容>
1992年度から小学校5年の担任が理科と保健で性教育(学習指導要領では「性に関する指導」)を行うことになりました。
知的障がい児が通う都立七生養護学校(現特別支援学校、以後「七生養護」)は、約半数が隣接の入所施設から通っています。七生養護は子どもたちに自己肯定感を育みたいという思いから「こころとからだの学習」を始め、2001年・02年の障害児学校校長会・教頭会主催、都教委後援の夏季研修会で七生養護の実践が紹介され、03年の夏季研修会では七生養護の教員が講師に予定されていました。
ところが、03年7月2日、ある都議が都議会本会議で「不適切な性教育」が行われていると質問。2日後には都議らが都教委と産経新聞記者を同行して七生養護を「視察」。養護教諭を侮辱・恫喝し、保健室に保管されていた教材は都教委が持ち去りました。
そして、産経新聞は下半身を露わにして床に並べられた教材人形の写真と共に、「過激な性教育 まるでアダルトショップのよう」と報道。都教委は「不適切な性教育を行った」と、教員を「厳重注意」処分にし、指導計画の変更や教員の異動を強制し、「こころとからだの学習」を破壊しました。20年前の東京で起きたこの不当介入事件の詳細やその後の七生養護の教員・保護者の対応については、4月14日のセミナーで!

【第3回】 日時:5月26日(水)19:00〜21:00
『「日の丸・君が代」と学校教育』
講師:根津公子さん
元東京公立学校教員。
<内容>
 卒業式・入学式が「『日の丸』に正対し『君が代』を斉唱する」ことから始まるのは当たり前、でしょうか。新型コロナ禍での昨年度の東京公立学校の卒業式でも、感染防止のため、参列者の制限や時間短縮の措置がとられました。しかし、飛沫感染の恐れのある、「君が代」斉唱を東京都教育委員会は各学校に指示し、呼吸器疾患の子どもがいる特別支援学校さえもがそれに従いました。「命よりも『日の丸・君が代』優先」の教育行政の意図は何なのでしょう。そもそも、学校教育に「日の丸・君が代」を強制し、それに従わない教員を処分する意図は、それに対する司法判断は。皆さんで考え合いたいと思います

【第4回】 日時:6月30日(水)19:00〜21:00
『「内申書裁判」が教育行政・教育界に与えた歴史的意義』
講師:保坂展人(ほさか・のぶと)さん
1955年11月26日、宮城県仙台市生まれ。中学校卒業時の「内申書」をめぐり、16年にわたる内申書裁判の原告となり、そこから教育問題を中心に取材するジャーナリストとして活躍。 1996年から2009年まで衆議院議員を3期11年務め、546回の国会質問で「国会の質問王」との異名をとる。 2011年4月より世田谷区長(現在3期目)。世田谷区長としての取り組みをまとめた『88万人のコミュニティデザイン』(ほんの木)、『〈暮らしやすさ〉の都市戦略』(岩波書店)、『NO!で政治は変えられない』(ロッキング・オン)など、著書多数。
<内容>
(詳細調整中)

【第5回】 日時:7月21日(水)19:00〜21:00
『トランスジェンダー生徒の学校経験』
講師:土肥いつきさん
京都府立高校教員。変態が集まる「玖伊屋」(くいや) のスタッフとして2ヶ月に1回京都駅南側で夜通しの宴会をしている。また、2006年よりトランスジェンダー生徒交流会の活動を開始した。同年、通院しているジェンダークリニックの待合室のクラさに閉口して受診者をはじめた。土日平日問わず、各所に出没している。さらに2012年に大学院に入学、研究もはじめてしまった。

<内容>
文部科学省は、トランスジェンダー生徒を、性同一性障害という障害があるために「学校生活を送る上で特有の支援が必要」な存在としています。しかし、その支援の内容を見ると、学校においてなされる「性別にもとづく扱いの差異」の変更であることがわかります。そこで、トランスジェンダー生徒を支援を受ける客体として捉えるのではなく、学校においてなされる「性別にもとづく扱いの差異」を顕在化させる行為主体としてとらえることにします。このようにとらえることで、学校の中のジェンダー構造を明らかにすることができます。さらに、文部科学省が「支援」を謳う以前から自認する性別での学校生活を送ってきたトランスジェンダー生徒も存在します。彼/女らはどのようにしてそれを実現したのか、そんなあたりを考察したいと考えています。

【第6回】 日時:8月17日(火)19:00〜21:00
『民族教育と図工、美術教育の可能性』
講師:金明和さん
<内容>
朝鮮学校という民族教育の土壌で、新しい道を開拓している図工、美術教育。図工、美術教育が、いかにしてこどもの心の成長を促す場になっているのか、授業の成り立ちやコンクール出品作品を通して考えます。

【第7回】 日時:9月11日(土)15:00〜17:00 ※オンライン開催のみ
『戦後における制服自由化と再制服化(清重めいさん)、わたしの丸刈り校則廃止運動(宮脇明美さん)』
講師:清重めいさん、宮脇明美さん
清重めいさんプロフィール:
東京大学教育学研究科教職開発コース博士課程1年。専門は日本教育史(学校制服、裁縫教育など)。

宮脇明美さんプロフィール:
1959年 熊本県生まれ
1980年 熊本短期大学保育科卒業
1985年 東京で夫とソフトウェア開発の事業を始める
1993年 熊本県阿蘇郡西原村に引っ越す
1995〜2001年 自宅で子ども中心のパソコン教室を開く
1998年 中学校の丸刈り校則廃止運動を始める
2000年〜現在 ホームページ「中学校の丸刈り校則をなくす会」を立ち上げる
2003年 「丸刈り校則をぶっとばせ 熊本・丸刈り戦争」を出版
現在、熊本県阿蘇郡西原村に住み、夫、次女、猫の4人?暮らし。幼稚園勤務の保育教諭。趣味は音楽(ロックバンドのボーカル)。

<内容>
(清重めいさん)
現在中学校・高校、そして一部の小学校において当たり前のように着用される学校制服。現在一般的に使用される洋装制服普及の始まりは、男子制服は明治期、女子制服は大正期へと遡る。制服に関する研究は、歴史的変遷を明らかにしたものと現在の制服に関する意識調査の2種が存在する。本発表では前者の形をとり、1960年代から2000年代にかけての‥堽高校の制服の動向、∪服に関する議論の変遷の概要を紹介する。特に1960年代末から1970年代初頭にかけての高校紛争を軸とした制服自由化の流れと、2000年代以降の再制服化の流れを中心に扱う。このような歴史的研究を通して、今日の学校制服の在り方の課題を制服の持つ歴史的背景、そしてジェンダーの視点も絡めながら参加者の皆様と共に検討したい。
(宮脇明美さん)
(詳細調整中)

【第8回】 日時:10月16日(土)15:00〜17:00
『脅しと騙しの少子化対策――高校保健・妊活教材事件とその後』(仮)
講師:西山千恵子さん
青山学院大学ほか非常勤講師。「高校保健・副教材の使用中止・回収を求める会」共同代表、「足立・性的少数者と友・家族の会」共同代表。共編著に『首長たちの挑戦―女が政治を変える』(世織書房、2016)。
『文科省/高校「妊活」教材の嘘』(論創社、2017)、共訳にアン・ファウスト-スターリング著『セックス/ジェンダー』(世織書房、2018)。

<内容>
行き詰った少子化対策は、学校教育をターゲットにし始めてきた。その第1弾が2015年、文科省から全国配布された高校保健・副教材。そこには「女性の妊娠しやすさ」ピークを22歳とする改ざんグラフなど、高校生を騙しと脅しで「若いうちに産ませる」内容が仕込まれていた。その後も「卵子の老化」グラフや、ライフプランなどを教える学校教育や自治体の「啓発」施策が「人口政策」の現場として狙われている。一緒に見直してみませんか?

【第9回】 日時:11月24日(水)19:00〜21:00
『欺瞞的な「多様性理解」を越えて』
講師:星加良司(ほしか りょうじ)さん
東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター 准教授。博士(社会学)。研究テーマは、障害の社会理論、多様性理解教育等。主著に『障害とは何か』(生活書院)、『合理的配慮』(有斐閣〔共著〕)、『カリキュラム・イノベーション』(東京大学出版会〔分担執筆〕)他。

<内容>
(詳細調整中)

【第10回】 日時:12月22日(水)19:00〜21:00
全9回を振り返って、まとめ回
(詳細調整中)

◆お申し込みはコチラ
※料金のお支払いは、コンビニ払いも可能です。
https://kyouiku-femizemi.peatix.com/view


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 │   (11:30)


■ 概要
「女性」が経験する差別の構造を理解するためには、ジェンダーだけではなく、人種、民族、国籍、階級、障害の有無、性的指向、性自認等、さまざまな違いにもとづき社会的に構造化・制度化されてきた差別が、互いにどのように交差しあい結びついているのかを理解する必要があります。複数の差別の重なりや交わりを見るインターセクショナリティ(交差性)の視点は、フェミニズムが長い時間をかけて培ってきた知のひとつです。

 ふぇみ・ゼミは、2017年に活動を開始して以降一貫して、この視点を大切にしながら講座を提供してきました。現在、これまでの蓄積を書籍の形でまとめたいと考え、出版作業を行っています。本講座では、2日間にわたり、この出版作業に関わる企画者・執筆者から、それぞれが担当したテーマをご紹介いただくとともに、それらが既存のフェミニズムにどのような課題をつきつけ、変容を迫っているのかについてお話しいただきます。

*本イベントは、2021年度年間パスポート(通称「ふぇみ・ゼミパスポート」)対象イベントです。年間パスポートの購入はこちら。
年間パスポートを購入している方には、当日のZoom情報が自動的に届きます。
申し込先: https://femizemi-intersectional-feminism.peatix.com/

■ 日程
● 1日目:2021年3月20日(土)15:00〜17:30
登壇者:
ふぇみ・ゼミ運営委員(熱田敬子、河庚希、松田さおり、梁・永山聡子、飯野由里子)

● 2日目:2021年3月21日(日)15:00〜17:00
登壇者:
金 富子(東京外国語大学)「『日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷』と批判的人種理論」
堀江有里(公益財団法人世界人権問題研究センター)「フェミニズム運動と戸籍・婚姻制度」

■ 参加方法
オンライン(Zoom)、「後から配信」あり

※当日、開始2時間前を目処にZoomの情報をお知らせします。
 Zoom入室の際には、必ず登録いただいたお名前でご参加くださるようお願いいたします。

※リアルタイムでの参加が難しい人のために「後から配信」も行います。
 講座開催後、1週間以内に録画を観るためのURLを共有いたします。

※チケットの販売は、それぞれの講座開始1時間前までとさせていただきます。
 それまでにお申し込みの方のみ、Zoom情報を提供します。それ以降のお申込みの方は、
 「後から配信」にてご視聴いただく形になり、Zoomの情報は送信できかねます。
 ご了承ください。

■ 参加費申し込先: https://femizemi-intersectional-feminism.peatix.com/● 2020年度・2021年度ふぇみ・ゼミ生、年間パスポート購入者(オンライン参加のみ) 
 3月20日(土) 無料
 3月21日(日) 無料

● 一般(オンライン参加のみ) 
 3月20日(土) 1,000円
 3月21日(日) 1,000円

■ 情報保障
UDトークを使った字幕の提供が可能です。
字幕が必要な方は、下記アドレスまで、早めにお知らせください。
text.femizemi@gmail.com

 │   (13:26)

2021年03月15日

安立 清史
弦書房
192頁
978-4-86329-224-6
定価 1800円 (+税)
2021年3月31日発行

紹介
さまざまな格差(貧富、地域、年齢、性別など)に覆われた時代を乗り越えてゆくために必要なキーワードは「想像力」。本書は、グローバリズム社会のその先を生きぬくための具体的な提言を試みた画期的な一冊です。新たな《想像の共同体》をつくり出すための糸口を、ボランティアや非営利の活動の中に求める思索の書とも言えます。
「風の谷のナウシカ」から、「風の谷」という小さな共同体と彼らの「想像力」の豊かさに学び、現代の受難(震災、戦争、コロナ禍など)を乗り越える可能性を伝えます。

目次
I  「超高齢社会」の風景
1 「労働」に対抗する「仕事と活動」
2 「介護の社会化」はなぜ行きづまったのか
3 超高齢社会の地方はなぜトリアージ(命の選別)されるのか
《コラム》「ウッドストック」とは何だったのか

II  21世紀の新しい「想像の共同体」
4 二つの焦点を持つ楕円
──「有償ボランティア」の第三の見方
5 終焉の先の弁証法
──ボランティアにとってNPOとは何か
6 日本の「非営利」はどこへ向かうか
7 非営利という「想像の共同体」──ボランティアと非営利の二五年、そしてこれから
《コラム》「風の谷のナウシカ」と《想像の共同体》
結 21世紀への想像力

著者
安立 清史
あだち・きよし
1957年、群馬県生まれ。九州大学・大学院人間環境学研究院・共生社会学講座・教授。専門は、福祉社会学、ボランティア・NPO論。著書に、『福祉NPOの社会学』(東京大学出版会、2008)、『介護系NPOの最前線−全国トップ16の実像』(共著、ミネルヴァ書房、2003)、『ニューエイジング: 日米の挑戦と課題』(共著、九州大学出版会、2001)、『高齢者NPOが社会を変える』(共著、岩波書店、2000)、『市民福祉の社会学——高齢化・福祉改革・NPO』(ハーベスト社、1998)など。

 │   (11:07)

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