評価★★★★
スウェーデンのメロディックロックバンド(プロジェクト)の4thアルバム
1.Misguided Love
2.Be The Believer
3.Another Night
4.This Isn't Love feat. Vince DiCola
5.Gotta Get Out
6.Come Home
7.If I Could Fly
8.Destined to Survive
9.Scars to Prove It
10.What You Want from Me
11.Let Me Dream
この手のジャンルでは有名なロバート・サール(W.E.T等)率いるWork of Art(以下WoA)
そのロバートのソングライティング能力の高さも然る事ながら、その曲を更に高い次元へと持っていくヴォーカルのラーズ・サフサンドの透明感のある爽やかな歌声もWoAの魅力でしょう
自分は全作品を愛聴していて、取り分け2nd「In Progress」収録の超キャッチーなシンセが牽引する「The Rain」や心の琴線を撫でられる珠玉のバラード「Once Again」、
3rd「Framework」収録の煌びやかなサウンドにラーズの美声が冴え渡る「Time to Let Go」「The Machine」あたりは何回聴いたか分からないぐらい好き
ラーズは自分がここ数年で最も好きなシンガーで、彼が掛け持ちしているイタリアのLionville(WoAよりストレートな爽やかなサウンド)もEnbound(WoAよりモダンなサウンド)もそれぞれWoAとは異なる魅力があって、どれも好き
前置きが長くなったけど、本作について
3部作になっていた1st~2nd~3rdが終わり、今回また新たなスタートを切ったわけだけど
アルバム全体としての印象は少し落ち着いたね
今までと作風が異なり、WoAらしさを基盤にしながらも楽曲の幅を拡げている
過去作で強いて言えば1st「Artwork」に近い気がするけど、原点回帰というわけではなさそうで、単にAOR(アダルトの方)の一言では表現出来ないサウンドだと思う
これは曲作りにSurvivorやPride of Lionsでお馴染みのジム・ピートリック(M1、4、7、11)や、W.E.T.やTalismanやYngwie Malmsteenの作品のヴォーカルでお馴染みジェフ・スコット・ソート(M10)が参加しているのも影響しているかもしれない
前作でもGrand Illusionのアンダース・リドホルムや女性シンガーソングライターといったWoAの外部の人物が参加していたけれど、本作ではより影響が強いように感じる
気になったのはラーズの歌声の透明感や力強さが少し薄れた感があり、パンチや爽やかさが減退している
作風に合わせたのか喉の調子が悪かったのかなあ?と思ってしまった
曲自体の煌びやかさやキャッチーさも減退していて、アルバムの第一印象は前2作と比べると地味に感じた
でも悪くはなく、自分は本作も好きですよ
まず、アルバムの頭とお尻のアダルティな2曲から触れると
シンセを控えた哀愁のナンバーM1は前2作と比べると地味な幕開けだけど今までに無いアダルティな魅力があって良い
ラストを締め括るM11は本作で最も落ち着いた80年代のシティポップ風のナンバーで漂わせる雰囲気が渋くて素敵
次に前2作に近い曲に触れると
M2はコレが聴きたかったのよ~とニヤニヤしてしまう(サビで突き抜けて欲しかったけど)
M2のMV
ポップなM8や叙情的なギターで始まるM10も従来のWoAに近くて聴きやすい
M7も一味足りない気がするけどWoAらしい哀愁のナンバーだと思う
疑問なのは哀愁のミドルナンバーM3のMVを作った事
何故この地味な曲をチョイスしたのかなあと思ってしまった
M3のMV
私的ベストトラックは、まず上述したM10
それとシンセを主体にオルガン風のソロも交えたM4で、どちらもサビが本作で屈指の良さ
ちなみにM4は映画「ロッキー4」の音楽を担当した事で知られるヴィンス・ディコーラをフィーチャリングしている
ギターが情感豊かなM5はサビでもっと突き抜けてくれたら尚良かったのに
最後に異色というか新鮮味のある曲に触れると
WoAにしてはへヴィなM6とファンクのテイストを加えたM9はアルバムにアクセントを加えていると思う
(後者は浮いている気もするけど)
大好きなバンド(プロジェクト)で期待が大きかったのもあって期待を下回ったけど、コレはコレで良かった(絶賛は出来ないけど)のでM1、4、10を中心に暫く聴き続けようかなと
個人的な順位を付けると2nd→3rd→本作→1stで、Work of Artを初めて聴く人にオススメするなら3rd、それか2ndかな
余談だけど、消費税の増税の影響か日本盤は3000円近くしてビックリ
ここまで高いと手を出すのに勇気がいるので自分は今後は輸入盤をメインに購入だなあ
Amazonでイクジビッツ(Exhibits)を見る
AmazonでExhibits(輸入盤)を見る
そのロバートのソングライティング能力の高さも然る事ながら、その曲を更に高い次元へと持っていくヴォーカルのラーズ・サフサンドの透明感のある爽やかな歌声もWoAの魅力でしょう
自分は全作品を愛聴していて、取り分け2nd「In Progress」収録の超キャッチーなシンセが牽引する「The Rain」や心の琴線を撫でられる珠玉のバラード「Once Again」、
3rd「Framework」収録の煌びやかなサウンドにラーズの美声が冴え渡る「Time to Let Go」「The Machine」あたりは何回聴いたか分からないぐらい好き
ラーズは自分がここ数年で最も好きなシンガーで、彼が掛け持ちしているイタリアのLionville(WoAよりストレートな爽やかなサウンド)もEnbound(WoAよりモダンなサウンド)もそれぞれWoAとは異なる魅力があって、どれも好き
前置きが長くなったけど、本作について
3部作になっていた1st~2nd~3rdが終わり、今回また新たなスタートを切ったわけだけど
アルバム全体としての印象は少し落ち着いたね
今までと作風が異なり、WoAらしさを基盤にしながらも楽曲の幅を拡げている
過去作で強いて言えば1st「Artwork」に近い気がするけど、原点回帰というわけではなさそうで、単にAOR(アダルトの方)の一言では表現出来ないサウンドだと思う
これは曲作りにSurvivorやPride of Lionsでお馴染みのジム・ピートリック(M1、4、7、11)や、W.E.T.やTalismanやYngwie Malmsteenの作品のヴォーカルでお馴染みジェフ・スコット・ソート(M10)が参加しているのも影響しているかもしれない
前作でもGrand Illusionのアンダース・リドホルムや女性シンガーソングライターといったWoAの外部の人物が参加していたけれど、本作ではより影響が強いように感じる
気になったのはラーズの歌声の透明感や力強さが少し薄れた感があり、パンチや爽やかさが減退している
作風に合わせたのか喉の調子が悪かったのかなあ?と思ってしまった
曲自体の煌びやかさやキャッチーさも減退していて、アルバムの第一印象は前2作と比べると地味に感じた
でも悪くはなく、自分は本作も好きですよ
まず、アルバムの頭とお尻のアダルティな2曲から触れると
シンセを控えた哀愁のナンバーM1は前2作と比べると地味な幕開けだけど今までに無いアダルティな魅力があって良い
ラストを締め括るM11は本作で最も落ち着いた80年代のシティポップ風のナンバーで漂わせる雰囲気が渋くて素敵
次に前2作に近い曲に触れると
M2はコレが聴きたかったのよ~とニヤニヤしてしまう(サビで突き抜けて欲しかったけど)
M2のMV
ポップなM8や叙情的なギターで始まるM10も従来のWoAに近くて聴きやすい
M7も一味足りない気がするけどWoAらしい哀愁のナンバーだと思う
疑問なのは哀愁のミドルナンバーM3のMVを作った事
何故この地味な曲をチョイスしたのかなあと思ってしまった
M3のMV
私的ベストトラックは、まず上述したM10
それとシンセを主体にオルガン風のソロも交えたM4で、どちらもサビが本作で屈指の良さ
ちなみにM4は映画「ロッキー4」の音楽を担当した事で知られるヴィンス・ディコーラをフィーチャリングしている
ギターが情感豊かなM5はサビでもっと突き抜けてくれたら尚良かったのに
最後に異色というか新鮮味のある曲に触れると
WoAにしてはへヴィなM6とファンクのテイストを加えたM9はアルバムにアクセントを加えていると思う
(後者は浮いている気もするけど)
大好きなバンド(プロジェクト)で期待が大きかったのもあって期待を下回ったけど、コレはコレで良かった(絶賛は出来ないけど)のでM1、4、10を中心に暫く聴き続けようかなと
個人的な順位を付けると2nd→3rd→本作→1stで、Work of Artを初めて聴く人にオススメするなら3rd、それか2ndかな
余談だけど、消費税の増税の影響か日本盤は3000円近くしてビックリ
ここまで高いと手を出すのに勇気がいるので自分は今後は輸入盤をメインに購入だなあ
Amazonでイクジビッツ(Exhibits)を見る
AmazonでExhibits(輸入盤)を見る
コメント