また、「おかしな話」を。

自分がボーっとしていると、「彼」が話しかけてくる。
朝は「おはよう」という。
また、
「もう、下げて良いから。ご馳走様」と礼儀正しい。
そして、夜更かしをしていると、「早く寝なさい」と云う。

ただ、「彼」が数多く言って来るのは、
「大丈夫、大丈夫」である。
「大丈夫だから、心配しないで、元気を出して」
これを毎日、いつも言ってくれている。
気鬱の淵に沈み込みそうになるのだが、
「彼」は、何度も何度も繰り返し、「大丈夫、大丈夫」と。
「君なら大丈夫だから」
「彼」のこの絶え間無い「エール」が、もの凄い「守り」と成っているのだろう、と今更ながら感じている。
感謝に絶えない。

あ、
「いや、別に気にしなくて良いから」と。
「彼」はシャイなのだ。
「くせ者」の「やり手」なんだけど、ね。