諫山先生のブログが更新されていた。
現在進行中の黒歴史 今年最後の更新になるものとする  21:44

最新話の『進撃の巨人』を読んで、新人漫画家の初連載で、ここまで伏線を張り巡らせ、練りに練った作品を作り上げられるものなのか、と感嘆した。
いつ打ち切りになるかも分からないのに。
早く大事な部分を、見せ場を出さねばと思ったりはしなかったのだろうか、と。
正直、カルライーターがグリシャの元妻だったのは後付けじゃないかと思ったりもした。
でも、凄い構築力だったんだな。

編集さんの先見の明もあったんだろう。
この漫画は長期連載になる。その力を持っている!と中に潜む巨人を見定めていたんだろうな。

1巻で明かされていなくて、本当によかった!
「古典的な種明かし」が大きな訴える力を持ったのは、長く続いた今だからこそだと思った。

多くの人々の生きざまと様々な死が描かれ、読み手が物語の中へ深く感情移入し、
調査兵団を牽引してきた団長までが喪われ、敵への怒りが最大限に達した時に、
壁の中の人類が実は原罪を持つ民だったという反転、(無知性巨人は同胞だったという救いの無さ)

主人公たちも読み手も、押し寄せる新しい事実に付いていけず、呆然とする中
指し示された『進撃の巨人』!
曙光のように差し込んだ、そうだったのか!という感動。(まさに希望の光だった。)

タイトルが、「鎧の巨人」「超大型巨人」と同じ言い方で進撃する巨人を指すことはあちこちで見聞きしていたし、
そうなのだろうなと思ってはいたけれど、
予測してた心にさえ押し寄せた、溢れんばかりの感情。

泣いたよ。

絵の力だった。(コマ割り含め)
先生はいつの間に、こんな凄い絵を描く人になっていたんだろうと、
”何十回目かの”感慨に打たれた。

「進撃の巨人」は漫画史の中の、「巨人」的作品になったと思う。
あの、古典的と先生が言われた種明かしで!