GBST!

本は自分で読まなきゃ進まない。

読書っていう行為は、自分で能動的に読まないと、話が進みませんよね。
物語が進むためには、読者である自分が読み進めないといけません。

物語やその描写が、あまりに辛くて「もうこれ以上物語を進めないでくれ!」と思いつつも読んでしまうのが、読者の性です。

みなさんには読むのが辛くて、条件反射的に本から顔を背けた読書体験がありますか。

僕は2回だけあります。

1冊が貫井徳郎「殺人症候群」
もう一冊が今回映画化された沼田まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち」です。




日本の映画は、いま原作ありきのものが多いですよね。

小説は一人で書くものもありますが、ほとんどの作品は出版社(編集者)の意見と対峙しながら書き上げるものと思います。

それが映画となれば、プロデューサー、スポンサー、監督、と言った原作者ではない多くの第三者の意見が作品に入れ込まれ、最終的に原作とかけ離れた作品になることは少なくありません。

原作者が最も大事にしていた、もしくは、その愛読者が最も愛していた部分が、映画化によって失われることほど悲しいことはありません。

そして、それは昨今珍しいことではありません。

今年は沼田まほかるさんの作品2つ同時期に映画化されています。
「彼女が〜」と「ユリゴコロ」

どちらも沼田まほかるさんの代表作です。

なのですが、実は「ユリゴコロ」は予告編を見て、あ、もう違う、と思って観なかった経緯があります。

ミステリ作品で絶対にあってはならないネタバレが、無下にされていると感じました。

ミステリ好きとしては、ぼくは純粋に騙されたいのです。
喜んで騙されますとも。

一方で「彼女が〜」は、知人のライターさんである奈良崎コロスケさんが珍しいほどに大絶賛していたのもあり、見に行くことにしました。

これが当たりでした。

原作の持つ”顔を背けたくなる”ほどの嫌な感じが、最後までスクリーンを貫いていました。

原作で文字で表現されていた"嫌な描写"が、自然に映像化されているのは、なんだか嬉しくもありました。

阿部サダヲさん、蒼井優さんをはじめとした出演者の方々、そして原作に忠実に作品を仕上げた白石和彌監督に賛辞を送ります。

「彼女がその名を知らない鳥たち」、原作おすすめです。
嫌な気持ちになること間違いないですが!




ソフちゃんばっかり、芸術の秋を満喫しちゃってさプンプン!と思ってません?

あるよ、今週末!

渋谷で芸術とミステリーの祭典が!




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