「住宅都市整理公団」別棟

ここは団地マニアのためのウェブサイト「住宅都市整公団」の総裁のblogです。団地だけじゃなくて工場やジャンクションや高架下建築や。

「ルール決めて10年撮れば作品になる」PHaT PHOTO vol.94『同じ被写体を集めて見えてくること』

 
雑誌『PHaT PHOTO vol.94 2016 7-8月号』に写真評論家のタカザワケンジさんとぼくの対談が8ページにわたって載っております。

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『同じ被写体を集めて見えてくること』という特集。まさにぼくがやってることなわけです。続きを読む

九龍城と「きみは撮り続けなければならない」

きたる2016年5月20日(金)〜7月4日(月)、品川のキャノンギャラリーで宮本隆司さんの写真展『九龍城砦』がありますよ! これは必見だ。

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いわずと知れた、かつて香港にあった九龍城。ぼくが興味を持ったときにはすでに取り壊しが始まっており、ついに訪れることができなかった。晴海高層アパートとならんで「見ることができなくてものすごく残念物件」だ。ほんとうに残念。

宮本隆司さんの写真集『九龍城砦』は学生時代何度も見返した。今回プリントを見ることができるのがとても楽しみ。

実は20年前、研究室に宮本さんをお招きしたことがあって、そのとき下の製鉄所の写真を見てもらったことがある。続きを読む

団地を通じて事件を知る。ちょっとだけ。「郊外少年マリク」




パリ同時多発テロ事件についてどう考えていいのか分からない。みんなのSNSアイコンがトリコロール調に変わっていくのをぼんやりと眺めるだけ。そういうぼくと同じ仲間にお勧めしたいのが『郊外少年マリク』だ。ぼくのサイトを訪れるような人であれば必ず楽しめる。なんせ、団地の物語だから。

あ、今回の事件と無関係にすばらしい作品です。なんというかこういう事件と絡めた勧められ方すると気がそがれるかもしれないけど、ほんとうにいい本です。軽口と悪口雑言がテンポよく並べられつつ、ジョークにあふれた一人称の物語。でも、主人公を取り巻く環境はかなりヘビー。読みながらまさしく「泣き笑い」」する。そういう本。

主人公はフランス郊外(バンリュー)の団地(シテ)に住んでいる。移民が多く暮らす低所得者むけの集合住宅だ。母親と二人で暮らすマリクはアルジェリア系フランス人。

今回のテロ事件の容疑者の一人はパリ郊外の移民が多く住んでいる公営団地に住んでいたというニュースもあり、今読むとマリクとの共通点をいやでも連想してしまうが、この本が日本で出版されたのは3年前。

一方で、物語の中では2005年のパリ郊外暴動事件も登場する。サルコジ内相が団地で「社会のクズ」と呼んだあれだ。つまり、パリ郊外の団地はそういう場所としてあり、これらの事件は地続きなのだ。続きを読む

「新宿 ―変容する都市の記憶」展がすばらしい

いま新宿のコニカミノルタプラザで行われている写真展「新宿 ―変容する都市の記憶―」がすごく面白かった。みんな行って見てください。2015年11月24日まで。



新宿駅周辺の昔の写真を展示しているもの。大正から高度経済成長期まであって、新宿がいかに様変わりしてきたか、一方で変わらず面影が今も残っているか、の両方を感じることができて面白い。

上は会場で販売されている写真集。190ページあまりで1000円。お買い得。


この写真集に載っている(以下同様)、1920年(大正9年)の新宿3丁目あたりの新宿通り。現在の伊勢丹のあたりか…! 路面電車が走っている。

会場では、ぜひすばらしい iPhoneアプリ『東京時層地図』を片手に見てみて! 楽しさ倍増。例えば上のこの場所と時代の地図を見てみると、続きを読む

ポートレイトにおける「腕問題」と自撮り

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グッドデザイン賞のウェブサイトにあった、今年2015年の審査員の紹介ページだ。

「今年のグッドデザイン賞の審査員一覧ページ、腕組み率が上がっている気がする」という友人の指摘に、たしかに! と思った。みんな腕組んでる。

78人中30人ほどが腕を組んでいる。背後がさわやかなブルーでなくて炎だったらまるでラーメン屋だ。

試しに昨年2014年の同じページを見てみると、びっくりするぐらい腕組んでいない。71人中たったの1人だ。そのかわりアゴに手をやっているポーズがすごく多い。昨年はラーメン屋じゃなくてジョブズだったのだ。

というか、グッドデザイン賞ってこんなに大勢で審査するのか、ってびっくりした。

それにしても、つくづく、ポートレイト写真においていちばんやっかいなのは表情じゃなくて腕なのだなあ、と。腕と手がどういう位置でどういう姿勢をとっているかは、時に顔の表情より多くのことを物語ってしまう。腕が写っていないなら写っていないで意味が出てしまう(証明写真みたいになる)。グッドデザインなだけに堅苦しくなくおしゃれにしなければならない。

なので無難なポーズが必要になる。結果、腕組みとアゴに手。無難というメッセージ。

さらにこれの場合、大人数なので同じポーズだと異様になっちゃう。難儀。カメラマンはさぞかし苦労したことと思う。

そして、こういう、ポートレイト写真においてやっかいな「腕問題」を結果的に解決した「自撮り」という形式はほんとすごいと思う。
 
 

自撮り棒=モバイルプリクラ

倉敷美観地区のプリクラ

倉敷美観地区のプリクラ

先日倉敷に行ったら美観地区の風景を合成してくれるプリクラがあった。こういうの見るの久しぶり。

自撮り棒ってこれだよなー、と思った。いずれこういうものもなくなっちゃうのかな。

年齢差は写真の画質に表れる

先日15歳差のおふたりの結婚パーティーに参加した。定番の「新郎新婦のこれまでの生い立ち写真スライドショー」で面白かったのは、画質クオリティにその歳の差が現れていた点。たとえば同じ二十歳の写真見ると、新郎のものはまだフィルムなんだけど新婦のはもうとっくに高画素デジカメ。
 
 

マンションポエムとショッピングモール論

FOLK

きたる2015年7月4日(土)の夜、大阪でトークイベントをやります。
  • マンションポエムとショッピングモール論
  • 2015年7月4日(土) 19:00開場 19:30開演
  • FOLK old book store &restaurant にて(→地図
  • チケット2000円(+ワンドリンク500円)
  • 予約 info@folkbookstore.com に、お名前・人数・ご連絡先をお送りください

ひさしぶりの大阪でのトークイベントです。タイトル通りテーマは2つ。続きを読む
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名団地たちをペーパークラフトにしました。
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