「住宅都市整理公団」別棟

ここは団地マニアのためのウェブサイト「住宅都市整公団」の総裁のblogです。団地だけじゃなくて工場やジャンクションや高架下建築や。

『東京大改造マップ2017-2020』がほぼ写真集

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東京の再開発動向をまとめたムック『東京大改造マップ2017-2020』にぼくの写真が載っています。これがもはや写真集っぽい!

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↑A4版判型見開きでどーんと!続きを読む

物語のインフラとしての団地・『サザンウィンドウ・サザンドア』がすばらしい

毎回の更新が楽しみだった、石山さやかさん( @shiya07 )のすばらしい団地マンガ「サザンウィンドウ・サザンドア」 が一冊になりました。すごくうれしい。

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祥伝社 FEEL FREE で連載していた作品。本になってあらためて読み返して、ますますすきになった。ほんとうにすてきな作品。

タイトルの「サザン」は "southern" ではなく "thousand" 。従って「サザンウィンドウ」は団地の「南面平行配置」のことではありません。残念。いや、残念がるところではない。

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↑カバーをとったら、タイトルのとおりたくさんの団地の窓が並んでいる装丁で、これまたすてきだなあ、と思った。続きを読む

2016年冬コミで写真集『チェルノブイリ』リリース



2016年冬のコミケで新作写真集リリースします。『チェルノブイリ』。その名の通りチェルノブイリとその周辺の写真集。

  • 平成28年12月30日(金) ビッグサイト 東7ホール 「i13a」にて

  • ほったらけの旅」さんのスペースにおじゃまして出展します(ぼくは抽選落ちたので)

過日チェルノブイリに行った時に見た構造物・光景を収めました。A5サイズ38ページ、1,000円。今のところコミケ以外での販売は予定がないので、確実に入手したいという方はビッグサイトへぜひ。コミケ行ったことない、って人はこれを機会に遊びにいってはいかがでしょうか。おもしろいよ、コミケ。

チェルノブイリ紀行の詳しいレポートは下記

ほったらけの旅」さんとは、コミケで知り合って、チェルノブイリに一緒に行った仲です。あちらもどうやらチェルノブイリ写真集とグッズを持っていくみたいなので、あわせてぜひ。ぼくも楽しみ。

で、ぼくの写真集、本日印刷所から届きまして。けっこう良い出来で満足。冒頭の写真が表紙。以下、


↑事故を起こした4号機の威容続きを読む

「ルール決めて10年撮れば作品になる」PHaT PHOTO vol.94『同じ被写体を集めて見えてくること』

 
雑誌『PHaT PHOTO vol.94 2016 7-8月号』に写真評論家のタカザワケンジさんとぼくの対談が8ページにわたって載っております。

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『同じ被写体を集めて見えてくること』という特集。まさにぼくがやってることなわけです。続きを読む

九龍城と「きみは撮り続けなければならない」

きたる2016年5月20日(金)〜7月4日(月)、品川のキャノンギャラリーで宮本隆司さんの写真展『九龍城砦』がありますよ! これは必見だ。

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いわずと知れた、かつて香港にあった九龍城。ぼくが興味を持ったときにはすでに取り壊しが始まっており、ついに訪れることができなかった。晴海高層アパートとならんで「見ることができなくてものすごく残念物件」だ。ほんとうに残念。

宮本隆司さんの写真集『九龍城砦』は学生時代何度も見返した。今回プリントを見ることができるのがとても楽しみ。

実は20年前、研究室に宮本さんをお招きしたことがあって、そのとき下の製鉄所の写真を見てもらったことがある。続きを読む

団地を通じて事件を知る。ちょっとだけ。「郊外少年マリク」




パリ同時多発テロ事件についてどう考えていいのか分からない。みんなのSNSアイコンがトリコロール調に変わっていくのをぼんやりと眺めるだけ。そういうぼくと同じ仲間にお勧めしたいのが『郊外少年マリク』だ。ぼくのサイトを訪れるような人であれば必ず楽しめる。なんせ、団地の物語だから。

あ、今回の事件と無関係にすばらしい作品です。なんというかこういう事件と絡めた勧められ方すると気がそがれるかもしれないけど、ほんとうにいい本です。軽口と悪口雑言がテンポよく並べられつつ、ジョークにあふれた一人称の物語。でも、主人公を取り巻く環境はかなりヘビー。読みながらまさしく「泣き笑い」」する。そういう本。

主人公はフランス郊外(バンリュー)の団地(シテ)に住んでいる。移民が多く暮らす低所得者むけの集合住宅だ。母親と二人で暮らすマリクはアルジェリア系フランス人。

今回のテロ事件の容疑者の一人はパリ郊外の移民が多く住んでいる公営団地に住んでいたというニュースもあり、今読むとマリクとの共通点をいやでも連想してしまうが、この本が日本で出版されたのは3年前。

一方で、物語の中では2005年のパリ郊外暴動事件も登場する。サルコジ内相が団地で「社会のクズ」と呼んだあれだ。つまり、パリ郊外の団地はそういう場所としてあり、これらの事件は地続きなのだ。続きを読む

「新宿 ―変容する都市の記憶」展がすばらしい

いま新宿のコニカミノルタプラザで行われている写真展「新宿 ―変容する都市の記憶―」がすごく面白かった。みんな行って見てください。2015年11月24日まで。



新宿駅周辺の昔の写真を展示しているもの。大正から高度経済成長期まであって、新宿がいかに様変わりしてきたか、一方で変わらず面影が今も残っているか、の両方を感じることができて面白い。

上は会場で販売されている写真集。190ページあまりで1000円。お買い得。


この写真集に載っている(以下同様)、1920年(大正9年)の新宿3丁目あたりの新宿通り。現在の伊勢丹のあたりか…! 路面電車が走っている。

会場では、ぜひすばらしい iPhoneアプリ『東京時層地図』を片手に見てみて! 楽しさ倍増。例えば上のこの場所と時代の地図を見てみると、続きを読む

ポートレイトにおける「腕問題」と自撮り

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グッドデザイン賞のウェブサイトにあった、今年2015年の審査員の紹介ページだ。

「今年のグッドデザイン賞の審査員一覧ページ、腕組み率が上がっている気がする」という友人の指摘に、たしかに! と思った。みんな腕組んでる。

78人中30人ほどが腕を組んでいる。背後がさわやかなブルーでなくて炎だったらまるでラーメン屋だ。

試しに昨年2014年の同じページを見てみると、びっくりするぐらい腕組んでいない。71人中たったの1人だ。そのかわりアゴに手をやっているポーズがすごく多い。昨年はラーメン屋じゃなくてジョブズだったのだ。

というか、グッドデザイン賞ってこんなに大勢で審査するのか、ってびっくりした。

それにしても、つくづく、ポートレイト写真においていちばんやっかいなのは表情じゃなくて腕なのだなあ、と。腕と手がどういう位置でどういう姿勢をとっているかは、時に顔の表情より多くのことを物語ってしまう。腕が写っていないなら写っていないで意味が出てしまう(証明写真みたいになる)。グッドデザインなだけに堅苦しくなくおしゃれにしなければならない。

なので無難なポーズが必要になる。結果、腕組みとアゴに手。無難というメッセージ。

さらにこれの場合、大人数なので同じポーズだと異様になっちゃう。難儀。カメラマンはさぞかし苦労したことと思う。

そして、こういう、ポートレイト写真においてやっかいな「腕問題」を結果的に解決した「自撮り」という形式はほんとすごいと思う。
 
 
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カモ
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ぼくが出した本たち↓
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名団地たちをペーパークラフトにしました。
門外不出の旧公団による古い団地写真も多数!
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