デイリーポータルZに書いたネタのリスト。継続は力なり。(上が新しいです)

■大人が35人、大雪の中10kmさまよい歩く (13/01/18)
 7年ぶりという、東京では珍しい大雪の日にちょうどあたってしまった、2013年のGPS描き初め。ちょっと迷ったんだけど、決行したら案の定すごくたいへんだった、という話。でも楽しかったよ。この地上絵はまた後日、天気の良い日に再び描こうと思います。


■大きな駅のあまり行かない方(12/12/28)
 新幹線も停まる巨大ターミナル駅を3つとりあげ、その再開発されきっている駅前風景だがどっこいほころびがあるよ!っていう記事。編集部古賀さんが「急にお客さんが来たときの納戸みたい」って言ってて、まさにそれだ!って思った。納戸に行くと楽しいです、ってことだ。


■浮かれ電飾・3都物語(12/12/14)
 今年もこの季節になりました。浮かれ電飾だ。9年目の今年、この記事を書いたちょうどそのころ、暖房による電力不足が騒がれたこともあって、前年に引き続き浮かれ自粛が首都圏では起こっていた。でも、西鎌倉なら…西鎌倉ならやってくれるはず…!


■銀座でジャメヴュになる方法(12/11/30)
 ジャメヴュというのは日本語で言うと「未視感」。デジャヴュの逆だ。ぼくはこの状態によくなる。で、何回も記事にしている「GPS地上絵」をよく知った街でやると、町を見る見方の回路が変な風になって、「知っているはずなのに知らない街になる」ということが起こることを発見したのだ。っていう話。


■「国家石油備蓄基地」に上陸!(12/11/16)
 日本では全国10ヶ所でいざというときのための石油備蓄が国の事業として行われている。そのひとつ、九州の洋上にある白島国家石油備蓄基地へ上陸することができたのだ。なんと巨大タンカーに石油を詰めて海に浮かべてあるというトリッキーな備蓄。これ、みんなに見せたいなあ。


■個展をひらいてみたらたいへんだった(12/11/02)
 いちおう世間的には「写真家」ということになるであろうぼくだが、写真展にはあまり興味が持てなかった。何年か前に団地の写真展やったっきり、プリントはもういいや、って思ってた。でもひょんなことから開催することになって、その準備が予想以上にたいへんでたいへんだった、という記事。というか、みんなに手伝ってもらって恐縮です。楽しかったけど!で、やってみてすごい発見があったのよ。ギャラリーって、写真を見るインターフェイスとしてモニタ画面にはまだない特性があって、逆に言うとそれに意識的でない写真展は開く価値ないんじゃないか?ってこと。詳しくはこちらに文章書いたので、興味ある方は是非。


■あの「ハトヤ」に行ってみた(12/10/19)
 あのハトヤといえばあのハトヤだ。電話は4126(よいふろ)。少なくともぼくぐらいの年代で首都圏の人間なら名前は知っているであろうハトヤ。でも行ったことある人は相当少ないのでは。で、実際行ってみたら、これが予想以上にすてきだった!という記事。いやほんとよかったよ、ハトヤ。記事自体もめずらしく好評でした。後にハトヤの取締役の方にお礼を言われたよ。まったく無許可で勝手に取材したのに。恐縮です。「私どもも気づかなかったんですけど、言われてみるとあの渡り廊下でみなさん写真撮ってますねえ」と。でしょ!


■十五夜に体長2.5kmのウサギの絵を描いた(12/10/05)
 これまで何回か書いてきたGPS地上絵のシリーズ第4弾。とてもかわいいウサギが描けてとても満足。


■会社帰りに懐中電灯で境界線を描く(12/09/21)
 「境界線を懐中電灯で描く」の第2弾。前回は神田付近の市街地だったが、今回は夜の公園。蚊に刺されながら、呼びかけに集まった会社帰りのもの好きたち(名付けて「ボーダーズ」)が楽しんだ顛末。またやろう。


■「マイ橋」に夢中(12/09/07)
 ドボクドボク言っておきながら、じつはぼくは橋にあまり興味ない。でもマイ橋は別だ。個人宅のためだけにある橋をそう呼ぶ。この記事では世田谷と岡山の作品群を取り上げたが、先日三島に行ったらこれまたマイ橋だらけで興奮した。


■東西2大降りない「新」駅で降りてみる(12/08/24)
 新横浜と新神戸。新幹線駅でよく利用するが、どちらも基本的にすぐ在来線に乗り換えてしまうので外に出たことがない。あえてそこで降りてみよう、というもの。新神戸にはほんとびっくりした。あとで付近に住んでいる知人に聞いたら「あー、言われてみればねえ」って言ってて、他人の「普通」ほどびっくりなものはないなあ、と改めて思ったよ。


■キリンをたくさん作りたかった(12/08/10)
 以前書いた「キリンを手のひらに乗せたい」という記事の続き。前回は予想以上にフェルトカットがたいへんで、結局1体しか作れなかったのだが、ドボクの魅力はやはり大量生産だろう、たくさんつくりたい!ということで業者にカットを頼むも失敗…という記事。もういっかいチャレンジするよ!


■わざと降りる駅を間違えてみると楽しい(12/07/27)
 間違えやすい駅を「まちがえき」と名付けて、わざと間違って降りて、本来の駅まで徒歩で向かったらどうなるか、という記事。記事では新川崎、甲子園口、浅草橋、を選んだ。あと幕張本郷とか京成津田沼もやってみなきゃな。


■都心の地下に巨大な水溜めトンネル(12/07/13)
 東京の麻布十番の地下がなんともかっこいいことに!要するに、以前記事にした外郭放水路と同じ調節池なのだが、すでにいろいろなインフラが走りまくってて、工事のためのヤードの土地も、残土を運び出すトラックの出入りすらままならない都心は事情が違う。現場で教えてもらった「都市土木」という言葉が胸にしみた。


■境界線を懐中電灯で描く(12/06/29)
 ほとんどの地図には区境や県境などの行政界が引かれているが、実際の町にはそういうものはない。あたりまえだ。で、じゃあ実際に引いて見よう、という記事。まさかペンキで地面に描くわけにも行かないので、懐中電灯で。実際行為として現場に線を引いてみると分かることがあるんだなあ、って思った。


■角砂糖で指輪を作る(12/06/15)
 子供の頃、角砂糖に木工用ボンドをしみこませて固める、という遊びをやっただろう。って、これも賛同者がいないんだよなあ。ぼくオリジナルの遊びだったのかな。ともあれ、大人になった今、その発展形として固めた角砂糖を石に見立て、指輪を作ってみた、という記事だ。スイート!


■かわいいビルを求めて(12/06/01)
 これも以前書いた「デ・ビルに夢中」という記事のシリーズ。なんてことない古いビルのかわいらしさを愛でよう、という趣旨だ。いまでも見つけるたびに撮っているので、けっこうな数の写真がある。これだけのウェブサイトつくりたい。作るか。


■引っ越ししたらお隣さんが塗装職人だった(12/05/11)
 2012年あたまに引っ越しをしたのだが、そうしたらお隣さんがすてきな人物だった。「趣味が塗装」という方だったのだ。なにその趣味!ということでその塗りっぷりを見せてもらったのだが、これがほんとにすごかった。趣味の域を完全に超えていた。いろいろな趣味があるもんだねえ(って、団地マニアに言われたくない)。


■エスカレーターの手すりでワープ!(12/04/27)
 少し前に、ゆりかもめに乗って長時間露光した写真が話題になった。まるでワープしているみたいな光景だ。たぶんワープってこんなんだ。で、同じようなことがエスカレーターの手すりでできるんじゃないかと思ってやってみたが…という記事。いやー、手すりがあんなに振動しているとは。


■まだまだいる共食いキャラ(12/04/21)
 何回かに渡って書いてきて、本も出版した共食いキャラ。なげかわしいことに世の中にはまだまだたくさんいるので。ほんと、跡を絶たない。ああ、なげかわしい。


■学校のまわりにはL字の道路が多い(12/03/30)
 学校のまわりの道って、なぜかL字になっているということに気がついた。っていっても、これもみんなあんまり賛意を示してくれないんだよなー。でも地図見ても、けっこうそういう事例があるのよ。で、そのL字道路を愛でた様子です。学校のまわりでカメラ構えるってほんと勇気がいるご時世だよね。


■ついに完成!TGBを歩いてきた(12/03/16)
 これまで3回にわたって書いてきた東京ゲートブリッジの工事記事、ついに供用開始ということで記念イベントが行われたのでそれに参加してきたよ、という話。考えてみたら、これ以来渡ってないや。


■キリンを手のひらに乗せたい(12/03/02)
 もう、何回か書いているので察しがついていると思いますが、ここでいう「キリン」とはガントリークレーンのこと。ガントリークレーンのフェルト人形(?)を作った様子です。フェルト細工初めてだったんだけど、これほんとたいへんね。すごく可愛らしいのができたので満足だけど。


■「短冊地割り」がおもしろい(12/02/17)
 いやー、これも地味な記事だなー。たぶんアクセス数そうとう少なかったんじゃないだろうか。短冊地割りって言うのは、道路に面して間口狭く奥にものすごく細長い畑の地割りのことで(って言ってもなかなか伝わらないだろうから、記事を読んでください)、これが再開発で他用途に転用されると奇妙なことが起きる、という話だ。実際にその地割りを見に行こう!って募集したら何人か集まってくれて、たのしかったんだけどね。


■スナックのドアはなぜか斜め(12/02/03)
 これ、ぜんぜん「そうだよねー」っていう賛同の声を聞かないんだけど、ほんとにスナックのドアって斜めなのが多いよ!スナックと言えば、と思って都築響一さんにも「ですよね?!」って聞いてみたら「そうかあ?」って言われた。がっかり。いやでもほんとにスナックのドアって斜めなのが多いよ!


■全長6kmのタツノオトシゴの絵を描いた(12/01/20)
 前年のウサギモチーフのGPS描き初めの第2弾。2012年は辰年ということで、目黒にタツノオトシゴを描いた。毎年続けていきたい。すくなくとも干支が一周する12回分は。


■浮かれて電飾を求めて西へ(12/01/06)
 いっておくが、ぼくは浮かれ電飾については批判はしないが賞賛はしない、というスタンスだ。べつに好きってわけでもない。でもねえ、やっぱりこれだけ観測続けると、自粛されちゃうとなんか物足りないんだよねえ。ということで、震災の影響がそれほどないであろう福岡に浮かれ電飾を見に行ったのだ。予想通り、東京都はまったく違う例年通りの盛大な浮かれっぷりで満足。いや、べつに好きじゃないんだけどね。
■浮かれておくれよ浮かれ電飾(11/12/16)
 毎年年末に観測している浮かれ電飾事情だが、今年はちょっと状況が異なる。東京は震災の影響で「浮かれ自粛」が起こっているようなのだ。前年の浮かれ電飾リアルタイム更新と同じ、編集部の安藤さんと工藤さんに同行してもらっての取材だった。おっさん3人でクリスマス気分、ふたたび。


■そこらじゅう木曽路(11/12/02)
 これも自分で気に入っている記事。しゃぶしゃぶチェーン店「木曽路」の店頭にかならず「是より木曽路」って彫ってある碑が立っている。もちろん木曽路感の演出だが、これを真に受けたら日本中木曽路になるのではないか、という話だ。結果は予想以上にそこらじゅう木曽路だった。


■角八戸の工場がすごくかっこいい!(11/11/18)
 過日の八戸キャニオンの記事の続き、というべきか。あれだけの石灰採石場があればでかい工場もあるのは当然で、現に八戸は工業都市として有名だ。八戸市街のすごいところは「しれっと工場がある」点だ。街のいろんなところに、何気なく工場構造物が立っている。すばらしい。あとで聞いたのだが、記事中に出てくる八戸セメントの構造物は、クリスマスシーズンにはなんと浮かれ電飾が施されるとのこと。浮かれ工場!なにそれ!見に行かなきゃ!


■角のたばこ屋めぐり(11/11/04)
 小説などによく出てくる(と思う)「角のたばこ屋」という表現。実際にはどれほど存在するのだろうか?というか、気がついたらハードディスクに角のたばこ屋の写真が結構たまってた。ここ何年か、見かけるたびに撮ってた成果だ。


■八戸キャニオンはやっぱりすごかった!(11/10/21)
 あこがれの八戸キャニオンに行った!いやー、ほんとすごかった!とにかく写真を見て欲しい。


■この駅での乗り換えが好き!なんでかわからないけど。(11/09/30)
 これまたご存じ石川さんのつぶやきから始まった企画。四ツ谷の駅での乗り換えがなんかすきだ、って話。あー、わかるわかる!ぼくは分倍河原で京王線から南武線がぐっとくる!


■幼なじみドボクに会いに行く(11/09/16)
 工場とかジャンクションを見に日本各地へ行っているぼく。ふと地元のドボクをちゃんと見るべきなんじゃないか、と思って見て回った記録。やっぱりなんか、自分が生まれ育った町だと思い入れがあるよね。


■間取り図描いて見せてください!(11/09/02)
 mixiの「間取り図大好き!」コミュニティの管理人である森岡さんと、ずっとイベントを続けているんだけど、そこでよくお客さんに間取り図を描いてもらうのだ。で、それがあまりに興味深いから紹介しよう、という記事。みんなうまいんだよねー。ぼくの仮説では、畳の存在が日本人の間取り図リテラシーを高めているのだ。


■憧れの中川クルーズ(11/08/19)
 電車の車窓から「あそこ行ってみたいなあ」とずっと思っていたのが、荒川の隣に流れている中川。念願かなってそこをクルーズすることができたよ!という記事。堀切ジャンクションを下から鑑賞できたりもして、至福のひとときでした。


■写真集を自分で作ってみたらたいへんだった(11/08/05)
 いわゆる商業出版、つまりまあ普通の書店で並ぶちゃんとした本ね、は何冊か出しているけど「同人誌」を作ったことがないなあ、と思って作った顛末。工場の写真集を作ってみた。レイアウトして、入校データ作って、という一連の作業はたいへんだけど「なるほどねえ」って発見がたくさんあったし、すごくいいものができたのでやった甲斐があったよ。で、それをコミケで売ってみたのだ。


■瀬戸内海のぐるぐるがすごい(11/07/22)
 ぐるぐるとは立体交差のこと。ジャンクションをいろいろ見て回っているぼくだが、この瀬戸大橋にくっついているインターチェンジと立体交差はすごかった。また行きたい。


■都心地下25mの大ジャングルジム(11/07/08)
 以前「壁とマッカーサー」という記事を書いた時に舞台となった、新橋で工事中の環状2号線工事。今回はそのトンネル部の現場に入れてもらうことができたので、それをご報告。いろいろすごかったんだけど、なんといっても支保工がまるで巨大ジャングルジムのようで興奮した。あと、都営浅草線と第一京浜をすれすれで避けている部分とかエキサイティングだった!


■1台しか停められないコインパーキングめぐり(11/06/24)
 友人の@gonzkeがあるときつぶやいた「1台しかないコインパーキングて、どんだけあるのかなぁ」に「それだ!」ってぼくも興奮して(それがあったか!やられたなあ!とも思って)、みんなを誘って見に行った様子。みんなも1台しか停められないコインパーキンを見つけたら彼に教えるといいと思うよ。


■2町こうば建築があいらしい(11/06/10)
 「こうじょう」じゃなくて「まちこうば」。町こうばが多いことで有名な東京の大田区をめぐってみた。こうじょうとはまた違う魅力があったよ。普通の家のふりしたりするんだけど、軒高がちがったりして。あいらしい。


■2階建て屋根なしバスで工場鑑賞(11/05/27)
 以前書いた「首都高をジェットコースターで走る」の工場版。背の高いバスで、かつ視界を遮るもののない状態だと見える見える!感動の工場鑑賞だった。またやりたい。


■思い出の定食屋の前の道はなぜ曲がっているのか?(11/05/13)
 自分でも気に入っている記事。なんかタイトルが新書のそれみたいですけど(そうでもないか?)、そのままだ。ぼくの母校千葉大の近くの定食屋の前の道が奇妙に曲がっている理由を、古地図や古い航空写真、地形図から推理したもの。こういうのまた書きたい。


■「どこまで東京?」(11/04/22)
 実際の行政界の「東京」と、いかにも東京だよなー、と思う「イメージ上の東京」は異なる。たとえばぼくは立川より西は東京とは思えない(立川以西の方、すみません)。で、みんなが「どこまで東京と感じるか」を調べてみよう、という企画。これは石川初さんの、以前知り合いに向けてヒアリングしたらおもしろかった、という話を聞いて、あらためてやってみたものだ。いやあ、予想通りおもしろいよ。


■最後の架設工事が大混雑(11/04/08)
 東京臨海大橋あらため東京ゲートブリッジの最後の大規模架設工事を見に行った。振り返ればDPZに書いた記事がちょっとした工事記録になっている。いままでそんなに人いなかったのに、今回はなんと1000人を超える人出が。びっくり。なんだよ、みんなが注目する前からあたしはファンだったのよ!


■東北地方太平洋沖地震・首都圏帰宅ログ(11/03/25)
 あの日、ぼくは赤坂で書籍「団地団」の打ち合わせをしていた。で、帰宅難民になって、翌朝「これは記録しておいた方がいいんじゃないか」と思って始めたのがどうやってみんなが帰ったかを投稿してもらって、それをぼくがまとめるサイトだ。この記事は、それの中間報告。まだまだまとめていない投稿がたくさんあるので作業しなきゃなー。


■首都高をジェットコースターで走る(11/03/11)
 SKYバスという屋根なし2階建てバスで、首都高だけをぐるぐる走る、という企画のレポート。高さ3.8m首都高を走れる高さの限界だ。高さがこれだけあると、まったく違う経験で、タイトル通りジェットコースターだった。その後何回か同じイベントをやったけど、毎回みんな大興奮だったよ。


■すごく掘るのがたいへんそうなトンネル(11/02/25)
 大橋ジャンクションの工事中をレポートして以来、しつこく大規模工事現場におじゃましては記事を書いているが、今回は大井の立坑へ。大橋ジャンクションから伸びるトンネルの終着点がここなのだ。あいかわらずダイナミックですてきでしたよ。


■カジュアル地下探検(11/02/11)
 首都圏外郭放水路に興奮したりもしたけど、ぼくがほんとうにぐっとくる地下は、普段何気なく通っているなんてことない地下なんだよなー。と思って、大手町から東銀座までをみんなで探検してみた。いやー、おもしろかった。またやりたい。


■「ドボ年会」をやってみた(11/01/28)
 記事をアップしたのは1月も終わりだが、その1ヶ月前の前年年末にやった「ドボ年会」の様子をレポート。「ドボク好き」のための忘年会で、このネーミング。工場好きがあつまって四日市の工業地域を大型バス借りて一日うろうろしました。東京、大阪、九州から同好の士が集まりとても楽しい「ドボ年会」だった。最後にはなんとウォール・ストリート・ジャーナルにその様子が掲載されるという事態にまで!


■みんなで「GPS描き初め」をやった(11/01/14)
 GPS地上絵師石川さんに手ほどきしてもらって描いたときから5ヶ月ほど。ついに自分で設計した、記念すべきイベント。これで胸を張ってぼくも「地上絵師」を名乗れる。うれしい。「描き初め」としてみんなで本郷の地に干支のウサギを描いたのだ。


■浮かれ電飾を鑑賞する2010(10/12/24)
 よりによってイブの夜にリアルタイム更新。みなさんから送っていただいた全国の浮かれ電飾作品の紹介と共に、DPZライター安藤さん、工藤さんとともにおっさん3人で西鎌倉周辺をうろうろしました。イブに。イブの夜に。おっさんが。3人で。イブに。


■あの「美しい脚」の1年後(10/12/10)
 年明けに書いた久喜の作りかけのジャンクションの記事のその後だ。とうぜんのことながら工事は進んでいて、桁がかかりはじめていた。その姿がまたかっこよくてねえ。


■ひきつづき東京湾ですごいことが起こっている(10/11/26)
 いぜん「いま東京湾ですごいことが起こっている」という記事を書いた。ゲートブリッジの架設工事のことだった。あれはほんとうにすごかった。で、今回はその続き。あれだけダイナミックなものになると早々簡単にはできあがらないのだ。冬の早朝5時過ぎに新木場駅に集合してみんなで見に行った。ものずきー!


■夜の都市河川クルーズはちょうすてき!(10/11/12)
 しょうこりもなく、また船。でも楽しいんだからしょうがない。ただ、今回はタイトル通り、夜のクルーズ。ハイライトはもちろんお茶の水の聖橋。これの主催もまたBOAT PEOPLE Associationのみなさん。


■高さ12mの巨大アーチを船でくぐる!(10/10/29)
 これも船だ。しかも大阪進出。大阪にも江東区同様「0メートル地帯」があって、高潮から街を守るためにバイザゲートと呼ばれるなんともトンチの効いた形をした水門があるのだ。それをわざわざ船に乗ってくぐった、たのしかった、またいきたい、というかその後また行ったけどな、という記事。また行きたい。


■溶鉱炉切手を作ってみた(10/10/15)
 ぼくにはめずらしい工作(といえるのかな?)の記事。作ったのは切手。そういえば子供の頃切手集めてたなー。調べたところによると切手ブームってなんどか波があって、ぼくが小学生ぐらいの時もそのひとつだったみたい。きっかけになったのは東欧の工業がテーマになった昔の切手たちだった。過日書いた思い出の溶鉱炉の最後の姿をモチーフにした次第。


■すてきな水辺のごちゃごちゃ建築(10/10/01)
 これも船だ。2010年はほんと船ばかり乗っていたなあ。このときはいつものことながら横浜周辺の工場とか高速道路とかを水上からうっとり眺めたんだけど、この記事でフィーチャーしたのは子安浜の古い船だまり。いわば「船の車庫」の連なりが、木製の張り出した桟橋となって並んでいて、ここほんと日本か?っていう感じだった。末永くこのまま残って欲しいけどなあ。


■こうもんざんまい(10/09/03)
 これもまたタイトルがアレですが。以前書いた「東京江東区パナマ運河」で説明した閘門、それが利根川周辺にたくさんあると聞いて出かけた「閘門クルーズ」だ。@ta_onoさんが企画したもの。東京の都は違って手動だったりしてとてもおもしろかった。


■100均フリーダム(10/08/20)
 ご存じ「日本ピクトさん学会」の会長である、友人の内海さんが、こんどは100均における自由について本を出したので、おいおいどういうこと?っていう感じで、一緒に店を回って「なるほどこれはフリーダム!」と実感したのを記事に。「100均フリーダム。それは、細かいことを気にしない精神」


■体長2.5kmの馬の絵を描く(10/08/06)
 ご存じ「GPS地上絵師」の石川さん@hajimebs )の設計とレクチャーのもと馬込に馬の絵をみんなで描いた顛末。ほんとうに楽しかった。この後、ぼくも開眼してGPS地上絵師への道を歩むことになる。


■川から愛でる高速道路の裏側(10/07/23)
 2010年はほんとに船によく乗った。そのハイライトとも言うべきなのが、この首都高の下をずっと行くクルーズだ。なんか最近は人気のコースになっちゃったみたい。よいことだ。みんなどんどん高速道路の裏側見るといいよ!


■500トンの柱が59本!(10/07/09)
 「地下神殿」などと称される、埼玉にある首都圏外郭放水路。ついにそこに入れてもらった。じっくりと鑑賞させていただいたのでじっくりとご覧いただきたい。噂に違わぬかっこよさだった。真夏でうだるような暑さだったのに、地下は肌寒くて、それもびっくり。レンズ結露しちゃってたいへんだった。


■大人の低ガード下ツアー(10/06/25)
 低いことで有名な(有名なのよ!)泉岳寺駅そばの高輪橋架道橋をはじめ、都内4ヶ所の低いガードを巡った様子。ただし「自動車が通行できる」という条件下での物件ね。いま思ったけど、これ山手線に新しい駅できたらそのあおりでなくなったりしないかな。心配。


■岸壁にでっかい塩の山(10/06/11)
 タイトルで「ははーん」と思った人は間違いなく工場趣味の人だ。そう、鹿島工業地域にある、あのダイナミックな工業用塩のヤードのこと。その後なぜか毎年やることになった、工場好きを集めての「春の鹿島工場鑑賞バスツアー」の様子とともに。


■理想の空き地を求めて(10/05/29)
 ありがちなはなしだが、こどものころ空き地で遊んでいた。野球のまねごとしたり、鬼ごっこしたり、バッタ捕ったりしてたのは、家のそばの空き地でだった。そういう思い出は置いておいても、空き地って不思議だ。「利用」が前提となって、はじめて空き地は空き地であることができる。たとえば、サハラ砂漠に「空き地」はない。空間的に「空いている」ことが空き地の定義ではないということだ。って、いうようなことを考えたよ、空き地めぐりしながら。


■キリンの真下から見上げる!(10/05/14)
 ここでいう「キリン」とはもちろんガントリークレーンのこと。特別にコンテナヤードに入れてもらう機会があったので、思う存分うろうろして、そのガントリークレーンの真下に立ったのだ!あれ、近くで見てもほんとすごい。最終的な目標は操縦席に登らせてもらうことだ。高所恐怖症なんだけど。


■北九州はエルドラドだった!(10/04/30)
 横浜環状北線という工事中の高速道路。昨今厳しく問われる環境への配慮などのため、大部分がトンネルというもので、その掘る様子を見せてもらった。高架もいいけど、トンネルもかっこいい。


■北九州はエルドラドだった!(10/04/16)
 おそらく日本初の「工場萌え議員」であろう奥村さんに案内してもらって、北九州のちょうかっこいい工場とジャンクションを見て回った記録。その後、北九州は工場鑑賞の地として盛り上がります(まじで)。


■地下鉄の「ボトルネック階段」がすてき(10/04/02)
 地下鉄の改札から地上に出る階段に、登っている途中で急に幅が狭くなるものがあるだろう。あれを鑑賞した。鉄道趣味の世界は広いが、ここに目を付けた人はまだいないのではないだろうか。えっへん。


■くぐれ!たいやきくん(10/03/19)
 渋谷の駅前(というか駅裏)に暗渠からひょっこり顔を出す渋谷川という流れがあるが、あれを下流のほうへ行くと古川という名前に変わって、浜崎橋ジャンクションのところで河口となる。その古川をボートを漕いでクルーズした。新幹線やモノレール、として首都高のでっぱりを堪能するなど、ジャンクション好きとしても大興奮だった!なぜたいやきくんかというと、この川の近くにモデルになったと言われるタイヤキやさんがあって、そこの鯛焼きを食べながら船を漕いだから。たのしかった。


■ご近所富士山の謎(10/03/05)
 「ご近所富士山の「謎」」「富士塚ゆる散歩」などの著作がある「富士塚マニア」の有坂さん(有坂蓉子の富士塚日記)にお願いして「富士塚ツアー」を開催してもらった時の様子。寺社仏閣にどーんと、ときにはひっそりとある富士山のミニチュア「富士塚」おもしろいよー。


■りっぱになったねえ…大橋ジャンクション(10/02/19)
 じぶんの娘がいよいよ嫁入りのときの父親の心境ってこんなだろうか。もちろんぼくには娘などいないが、っていうか結婚してないし。これまで工事中の様子を手を変え品を変え何回かに渡って書いてきた、大橋ジャンクション。いよいよ供用開始を前にして公式見学ツアーが催されたので、それに参加してきた。換気塔の巨大ルーバーがちょうかっこよかった。あれほしい。


■東京、サイテーの橋(10/02/05)
 その筋(どの筋だ)では有名な、江東区にある東京で一番低い橋、茂森橋。その「サイテー」な橋の、なんと下をくぐるというイベントに参加した様子。サイテー(褒め言葉)だった!人間の基本的欲求として「低いところくぐる欲」があるのではないかと思った次第。DPZの記事でちょくちょく登場する、都市河川といえばこの方々BOAT PEOPLE Associationのみなさんによる催しだった。またサイテーな気分(褒め言葉)になりたいなー。


■「高架下初詣」をやってみた(10/01/22)
 思えば「高架下の風景を観賞する」という記事を書いたのがきっかけで景観というものを意識しはじめ、その後ジャンクション写真集を出すに至るわけだが、このとき思いつきで開催した「高架下初詣」はその後定期的にさまざまなツアーを開くきっかけになった記念すべき催しだった。ただ飯田橋から箱崎まで首都高の下を歩くだけ(しかも寒風吹きすさぶ中)に50名もの人が集まったのだ。すばらしい!


■美しい脚を鑑賞する(10/01/08)
 いささか扇情的(?)なタイトルだが、もちろんここでいう脚とは橋脚のことだ。このときまだまだ絶賛工事中だった久喜のジャンクションの、作りかけの風景がすごくすてきだったので、それを知らしめたい一心で書いた記事。


■浮かれ電飾を鑑賞する2009(09/12/18)
 今回で5年目。2004年のDPZデビュー以来続けている浮かれ電飾鑑賞だが、この年あたりからメディアでちょくちょく取り上げられるようになった。たぶんLEDの普及のせいだと思う。2009年の特徴は青色LEDへの回帰だ。前年まで電球色がはやってたのに。というか、別にこんなことに詳しくなりたくないのに。


■みんなでエスカレーターを見に行った(09/12/04)
 いまや日本でエスカレーターと言ったらこの人、田村さん(「東京エスカレーター」)にエスカレーター・ツアーをお願いして開催してもらった。「こんな素敵な乗り物にタダで乗れるなんて」っていう言葉が好き。


■「デ・ビル」に夢中(09/11/20)
 以前書いたデ・ビルの第2弾。一部局地的に高い評価をいただきました。かわいいよねえ、デ・ビル。まだまだいくらでもあるのでしつこく集めていこうと思う。


■クリーニング屋キャラを鑑賞する(09/11/06)
 共食いキャラ歯医者キャラに続いて、クリーニングキャラ。ぼくの中ではこの3つが「街角3大キャラ」だ。歯医者キャラや、共食いキャラに比べると、あらゆる動物に広く門戸が開かれているクリーニング屋キャラ。ポイントは蝶ネクタイだ。


■800tクレーンスペクタクルふたたび(09/10/23)
 いぜん「800tクレーンの架設工事に興奮」という記事を書いた。あのでかいものがでかいものをもちあげて動く、っていうのは何度見ても不思議。今回は東金でそのでかいクレーンが深夜活躍するとのことで出かけたしだい。観覧料とかとらないのな!こんなにスペクタクルショーなのに!


■国道58号の謎(09/10/09)
 NHKの「熱中時間」で知り合って以来友人づきあいをさせていただいている「日本の道」の松波さん。彼に出会って国道が気になるようになってしまった。免許もないのに。で、鹿児島に法事で行った折に出会ったのがこの国道58号。ちょう短い!っておもったらびっくり!ちょう長い!どっちだ!そしてこの国道の謎については松波さんの著書、その名も「国道の謎」にくわしく載っています。


■いま東京湾ですごいことが起こっている(09/09/25)
 起こっているのですよ、すごいことが。東京港臨海大橋の工事。木場のあたり行くとぎょっとする巨大な雄姿に気づくだろう。気づくよね。気づきなさい。お台場の観覧車からもよく見えます。うわさでは、園内から見える景観を徹底的にコントロールすることで有名なあの東京ディズニーランドからも見えちゃうらしい。すごい!というか、この橋のほうが夢と魔法だと思う。まじで


■歯医者キャラはどこへ行くのか(09/09/11)
 これまで2度歯医者キャラについて記事にしてきた(→「歯医者キャラを鑑賞する」、→「歯医者キャラふたたび」)そして今回もしつこく3回目。追いかければ追いかけるほどわからないくなる。それが歯医者キャラだ。


■あのすごいジャンクションをふたたびみんなで鑑賞(09/08/28)
 「みんなで建設中のジャンクション鑑賞」が平日開催で泣く泣く参加をあきらめた方がたくさんいらっしゃったので、どうか土日に開催させてほしいと首都高さんにお願いをしていたところ、ついに実現。ほんとうにありがとうございます。前回から半年。工事もずいぶん進んで風景がかなり変わっていたのが感慨深かった。供用開始までにもう一、二回見させてもらえないかなー。


■みんなで工場クルーズしてきた(09/08/14)
 ぼくらの工場って素敵だよね啓蒙運動(いまとっさに名付けた)が実を結んだのが「工場萌えクルーズ」の商品化。毎週川崎の素敵な工場を見る船が出航することにあいなった。すばらしい!で、この記事はそのすばらしさをお伝えするもの。良い時代になった。


■北九州の工場がすごい(09/07/31)
 こんどは工場。工場の記事書くのひさしぶり。いや、そうでもないか。九州の工場めぐりはぬかってたので気合い入れて見に行った。これももう一度行かねば、と思っている。ハイライトは麻生セメント。そう、いうなれば麻生首相のご実家だ。あのひと、実はいいひとなんじゃないかな。


■名古屋のジャンクションがすごい(09/07/17)
 しつこくジャンクションの記事。過日出版したジャンクションで心残りなのが、名古屋のジャンクションが未収録なこと。いつかちゃんと見に行かねばなるまいと思っていた。で、行ってみたらやっぱりすごかった。


■工事中の山手トンネルを見てきた(09/07/03)
 これも大橋ジャンクションシリーズのひとつ。このジャンクションから伸びる山手トンネル部分の工事中風景を見せてもらったレポート。じつはこれは首都高をゆく という本の取材をしたときの様子。すごいことがおこっているよねえ。


■チューボーと行徳富士(09/06/19)
 子どもの頃から近所で気になっていたのが、この行徳富士。埋立の真っ平らな土地に突如出現する残土の山。あそこに登ってみたい、といつも思っていた。今も思ってる。そして、過日みんなで見に行った中央防波堤、通称チューボー。東京湾岸の地形図見ているとこのふたつが実に奇妙なのだよ。


■中古車屋の派手さを鑑賞する(09/06/05)
 これはあらためて日本中を見てまわりたいと思っている。郊外幹線道路沿いの中古車屋の佇まいだ。中古車屋って、ようするに「駐車場」なのでそのままにしておくと実に殺風景。そこで賑やかしグッズが据え置かれる。つまりここで紹介したような装飾品はもうただただ賑やかしのためだけに存在しているのだ。結果突拍子もない風景が広がる。しかも十年一日変わってない。ほんとに21世紀か、って思う。


■ゴミネットを鑑賞する(09/05/22)
 正式名称はなんて言うんだろうか。カラスよけのネット、あれのしまわれ方を追った記事。じつはこれに注目するとよい、と示唆してくれたのは、過日壁の記事を描かせてもらった、ご存じ杉浦さん。DPZ以外でも祐天寺を紹介するサイトでも書いた


■共食いキャラ・ブタさんスペシャル(09/05/08)
 もはやライフワークの「共食いキャラ」。しつこくまた書いた。さまざまいる共食い種のなかでもこの豚さんはずばぬけてかわいそうなので、特集した次第。ほんと、こういうキャラがどこに出もいる日本って不思議な国。


■800tクレーンの架設工事に興奮(09/04/24)
 過日書いた工事中の大橋ジャンクションの記事に関連したもの。平日の夜中に日本に数台しかないという800tクレーンで橋をどっこいしょと持ち上げて設置するという、お金払ってでも見たいイベントが公道から見える場所で行われるときいて、よっぴで見に行った記録。平日でもこういうのにひょいと参加できる身分になってうれしい。まあ、それはようするに「無職」ってことなんだが。


■高速道路フォントめぐり(09/04/10)
 尊敬してやまない高速道路の文字を再現しよう計画のぱんかれさんこと赤塚さんと、絶滅寸前の公団ゴシックをさがしに首都高を走った記録。実はこれは昨年行った「国道ナイト」イベントのために取材したもの。ぱんかれさん、まだまだ意欲的にフォント化がんばっておられます。


■韓国は団地天国だった(09/03/27)
 昨年行われたアートイベントに出品する依頼を受け、韓国に団地撮りに行ったので、そのご紹介。ほんと、誇張でも何でもなく、韓国は団地の国だった。なんで観光ガイドにそう記述されていないのか不思議。また行きたい。


■さよなら、第5溶鉱炉(09/03/13)
 ぼくが工場の景観がかっこいいからみんな見ようぜ!っていうふうに自覚的になったきっかけ、それは蘇我の川崎製鉄(現JFE)。大学生のころ、通い詰めたものだ。で、そのシンボルたる溶鉱炉のひとつが役目を終えついに解体される。その様子を涙ながらに綴った記事。ありがとう。おつかれさまでした。


■東京のど真ん中に不思議なダンジョンがある(09/02/27)
 これは高架下建築の本を出版するために取材した成果の一つ。東京のど真ん中、日比谷に「インターナショナルアーケード」という高架下空間があるのを紹介した。ほんと、ここだけ別世界。銀座のすぐそばだとは信じられない。後日、ここをみんなで見に行くツアーもやった。


■みんなで建設中のジャンクション鑑賞(09/02/13)
 ジャンクションに夢中になって以来、首都高の方とも懇意にさせていただき、ご厚意で実現したのが、ご存じ絶賛工事中のジャンクション・大橋ジャンクションの工事中の姿をみんなで見に行くツアー。すばらしい。首都高さん、ほんとありがとう!


■やっぱりアパートがかわいい(09/01/16)
 「やっぱり」と言っているのは以前にもアパート写真を撮った記事を書いているから。こういういわゆる「木賃アパート」(そうじゃないやつもあるけど)は新しくつくられることはないので「絶滅危惧種だ」と思って一時期精力的に撮っていたんだけど、絶滅なんか当分しなそうなのね。なんせその量がすごいから。


■浮かれ電飾を鑑賞する:名古屋編(08/12/26)
 年末恒例の記事。実に今年で5年目になる、この一般家庭がクリスマスを前に電飾で浮かれるあの風景を鑑賞した記事。もはやライフワーク。年を追うごとにこの浮かれ電飾行為が市民権を得て盛んかつ洗練されてきている(洗練なんてことがありうるのか?)のが分かる。いや、洗練ってことはないな。


■ハンコ屋のテンションが高い(08/12/12)
 タイトルの通り。「あー、たしかに」と思う人も多いかと思う。はんこ屋のファサードが実に浮かれている、そのさまを鑑賞してみた。なんなんだろう、あれ。


■「猫の糞小路」に行ってみた(08/11/28)
 ぼくの両親は鹿児島の出で、子どもの頃は毎年夏には鹿児島の祖父母の家を訪ねていたので、彼の地はぼくにとってなんとなく「帰省先」という気がしている。で、ひさしぶりに鹿児島に行った際に祖父の遺の中にみつけた「猫の糞小路」に関する記事。そこから今回のこの記事は始まります。


■「デビル」を鑑賞する(08/11/14)
 これもネーミングが良い。いや実はこれも小林さんによる命名。掲載後、たくさんの方から「わたしもデビル気になってました」「わたしもデビル撮ってます」というようなメールをいただきました。うれしい。しかし、みなさん女性というのが興味深い。いずれデビルサイトを作りたい。そしてジャンクションみたいにデビル鑑賞ツアーに行きたいです。あと、デビル写真集とか、どう?


■共食いキャラクター韓国編(08/10/31)
 こつこつと共食いキャラを集め続けているのですが、過日団地を撮りに韓国に行ったので、ついでにかの国の共食い事情を視察してきました。いやー、日本以上かもね、韓国は。


■ジャンクションをみんなで見に行った(08/10/17)
 振り返れば、2008年はぼくにとって「ジャンクションツアー」の年であった。年明けしょっぱなに両国〜江戸橋までを行い、そのあと臨海編、そして秋に郊外編と題して念願だった三郷ジャンクションと川口ジャンクションに行ってきたわけです。毎回たくさんのジャンキーが参加してくれてとてもうれしいです。なんか、良い感じの面々なんですよ。こう、大人な人たちっていうか、しっとりと浮かれはしゃぐというか。次はどこにいこうかなー。


■水管橋を鑑賞する(08/10/03)
 これももっとちゃんと全国めぐってご報告申し上げたかった。水道管が河川を越えるためににょっきり地上に顔を出し、やおら橋に乗って水面を渡るのが面白くて。おもしろいよねえ。世界の水管橋事情も知りたい。


■二大迷路商店街(08/09/19)
 あとで「那覇もすごいですよ」というメールをいくつか頂きました。みなさんありがとう。今度行ってみます。そう、日本全国にはなんだかカオスな状態になっている古い商店街がたくさんある。そんなに商店街めぐりの実績があるわけではないんだけど、大阪と北九州のこの2つは迷路っぷりがすばらしかったので、勢いで「二大」とか言ってしまいました。暫定です。ひきつづきみなさんからの迷路商店街情報お待ちしております。


■「昇り龍」を鑑賞する(08/09/05)
 ほぼネーミング勝ちの記事です。いやいや、写真もがんばったよ。実はこのネーミングは「団地マニア界の勝ち組」こと小林さんによるもの。いつもお世話になっております。昇り龍サイト作りたいなあ。


■東西二大トリックアート(08/08/22)
 よく微妙な観光地にトリックアート美術館なんてのがあるけど、これがまた人を微妙な心持ちにさせる。というか、トリックアート全般がぼくの気持ちを微妙な心持ちにする。なんだろう。まず「なんでかヘタ」というのがある。21世紀にもなってこういうヘタな絵で「トリックされた!」ってよろこぶものなんだろうか。いや、美術館に収まっているのならいいんだけど、なぜだか公共の場にお出ましになるのよ、トリックのやつは。


■螺旋階段を鑑賞する(08/08/08)
 今年(2008年)の8月8日といえば北京オリンピックの開会式だったわけですが、ぼくのほうといえば螺旋階段の素敵さを世に問うていたわけです。ちょっと中途半端な状態で問うてしまったのをすこし反省しているので、いずれまた集めて問うてみたい。しかしまあ、きりがないんだよねえ、螺旋階段。


■覗き穴を鑑賞する(08/07/25)
 これは御影山手のあたりの比較的高級な住宅街をたまたま通りかかったときにみつけたもの。御影にすばらしい高架下建築があると聞いて行ってみたついでである。いままであまり気がつかなかったんだけど、メーター検診のための覗き穴というものがこの世にはあるのね。高い塀がめぐらされている住宅じゃないとないから、必然的に高級住宅街でよく見かけられることになると思われます。


■中津の高架下がすごい(08/07/11)
 以前高架下建築の記事を書いたことがあって、それ以来高架下建築を求める旅にちょくちょく出かけているのだが、大阪ですごい作品に出会った。中津駅周辺がそれである。海外の人に「日本で最高の高架下建築はどこだ?」と訊かれたら、まよわず「中津だぜ」と答えるがよかろう。mixiにコミュもつくったので、ぐっときたかたは、ぜひ。あ、あと旅の成果はこちらで。なんだかかわいいよねえ、高架下建築。


■コンテナスペースがかっこいい(08/06/27)
 いつも「共感されないだろうな」と思いつつ記事を書き、あにはからんや、けっこう賛同者がいるのですが。今回はぎゃくに「これはかっこいいと思う人いるでしょう」と内心多少の自信を持って臨んだら、ほとんど賛同者がいなかった、というもの。おかしいなあ、コンテナスペースかっこよくない?やっぱり郊外モノは難しいのかなー。


■高輪台駅の壁がすごい(08/06/13)
 都営浅草線は日本の地下鉄の中で最もロシアっぽいと思う。ロシア行ったことないけど。現在リニューアル工事の真っ最中なので、いずれロシアから東京に変貌してしまうでしょう。興味を持たれた方は、いまのうちに。終点の西馬込の駅もすごいよ。


■地下鉄階段ののっぺり壁(08/05/30)
 これもまた、なんとも分かりづらいものをテーマに。これまで地下鉄を舞台にいくつか撮って書いてきたけど、これはその中でももとも共感を得づらいものではないかと自負しています。共感されまい共感されまいとがんばる、ってなにか病的な気がしますが。いや、べつにされまいとしているわけじゃないんだけど。ついつい。気になってさ。


■角の石を鑑賞する(08/05/16)
 古めの住宅街や商店街によくある、角を曲がる自動車が建物や塀を傷つけないように置かれた石。あれを集めてみた。というか、集めてたのを思い出した。これも今後見つけ次第こつこつと集めていこう。すてきなものを見かけたらご連絡ください。


■高架下建築を鑑賞する(08/04/25)
 高架になった線路のしたにおさまっている倉庫や店舗や家屋がすてきだなー、とは以前から思っていた。JR総武線の秋葉原〜浅草橋間がとても良いので、それを鑑賞した次第。移動しながらなめるように撮った写真をつなげるのが楽しかった。レポートしきれなかったが、鶴見線の国道駅高架下や大阪環状線もすてきなので、いつか見に行きたい。みんなで見に行くか!高架下建築ツアーだ!


■東京湾工場クルーズ(08/04/11)
 ボートピープルというグループ(難民じゃないよ)にお誘いいただいて、横浜から木場までの曳航に同船させていただいた様子をレポート。あの川崎の工場地域のど真ん中を船で!今回の記事はただの自慢です。


■東京都江東区パナマ運河(08/03/28)
 水門サイトといえばこの人、「Floodgates」の佐藤さんとそのほか愉快な仲間たちと巡った水門ツアーの様子。扇橋閘門は江東区のパナマ運河なのだよ。


■東京都江東区パナマ運河(08/03/28)
 水門サイトといえばこの人、「Floodgates」の佐藤さんとそのほか愉快な仲間たちと巡った水門ツアーの様子。扇橋閘門は江東区のパナマ運河なのだよ。


■世界一分かりづらい趣味(08/03/14)
 イベント「国道ナイト」を一緒にやり、以前「熱中時間」で知り合った「日本の道」の松波さんと東京の「港国道」をめぐったレポート。いや、ほんとこればっかりは実際やってみないとその面白さが分からない趣味だ。


■絶滅危惧種アパート(08/02/29)
 ふるいアパートを撮ってみた。4×5でびちっと撮りたいんだけど、ヒキのなさでいったら団地の比ではない。しょうがないからパノラマ撮影した。そしたら横10000ピクセルの高解像度アパート写真ができましたとさ。でもDPZに載せるとせいぜい横数百ピクセルだけどね。それにしてもアパート、かっこいい。かわいい。アパートのサイトもつくるか!そして写真集を目指すか!


■手のりポッド(08/02/15)
 テトラポッドも好きなぼく。ペーパークラフトを作ってみた。裏話だが、「ジャンクション」の企画と同時に編集の方に提案していたのがテトラポッド写真集だった。まあ、「テトラポッドは分かりづらい」ということでジャンクションになったわけですが。でもいつかテトラポッド写真集を出したいといまも思っている。話に乗ってくれる出版社の方、連絡をお待ちしております。


■「ビル山水」を鑑賞する(08/02/01)
 ビルの入り口脇にあるちょっとした植え込みを見て回った。言うまでもなく「ビル山水」はぼくの造語。いやはや、またもや共感しづらいネタだ。


■いつのまにか川探し(08/01/18)
 拙著「ジャンクション」の発売がきっかけで再開した大学時代の友人と、せっかくだからと募集したみなさんと共にめぐったジャンクションツアーの模様。お会いしたいと思いながらなかなか実現しなかったスリバチ学会の皆川さんともお会いできた。また、おそらくジャンクションマニアの第一人者であるかたともお会いできた。またやりたい。


■かっこいいもの初め(ぞめ)(08/01/04)
 近所の外郭環状路の工事現場に行ってきたレポート。寄り道してたずねた水門がこれ。この近辺の「悪い景観」っぷりにはあらためてぐっときた。自分のルーツだよな、この準工業地域。


■うかれ電飾を鑑賞する2007(07/12/14)
 毎年恒例のうかれ電飾。なんと今回はうかれ電飾を実践している方(ウカレンジャー)からお誘いを受けてのレポート。「浮かれ電飾」というネーミングからしてお分かりかと思うが、決してぼくは浮かれ電飾を褒めてない。褒めてないのにお誘いいただいたので非常に恐縮した。正直、浮かれ電飾をやる人って自分とは全く違う人種なんだろうなー、と思っていたがそんなことはなくぼくの一連の記事を面白がっていただけるぐらい、非常に冷静にご自身のやっていることを観察している方だった。いろいろ考えさせられたよ。あと、レクチャー受けるうちに浮かれ電飾鑑賞眼が身についてしまった。まずいな。


■歯医者キャラ再び(07/11/30)
 いぜん書いたものの続編。歯キャラに歯ブラシを持たせたらどうなるか、の合理的な例をついに発見した。


■ビルの上の「鳥の巣」(07/11/16)
 またまたこれまた分かりづらいテーマ。いいんです。もう、こういう生き方しかできないから。でも好きな人いると思うんだよね、このビルの上の広告の骨組み。屋上に上れる雑居ビルの上にこれがあったら、真下から見上げて写真を撮ってみようと思う。


■ぽっかりスペース(07/11/02)
 これまた分かりづらいテーマ。地下鉄の通路にあるぽっかりとした空間を鑑賞してみよう、というもの。いつもモノ的なものばっかり撮っているのでこういう空間の感じをうまく撮るのはひじょうに難しかった。勉強しよう。


■「ジャンキー」のすすめ(07/10/19)
 「ジャンクションを鑑賞する」の第2弾。実は前回からずっとジャンクションは撮り続けていて、その成果をふたたび発表した次第。ジャンクション好きを今後は「ジャンキー」と呼んで普及・啓蒙していきたい。ジャンキーになったおかげで、首都高株式会社の公式サイト「首都の細道」にジャンクション鑑賞の記事も書かせていただきました。


■工場デート2(07/10/05)
 「工場デート」の第2弾。前回は鹿島でしたが、同じメンバーでこんどはあの安中へ。鉱山系はまた違った趣があって素敵。第1弾にひきつづき福井さんのワールドが強烈です。必見。


■あの可哀想な人(07/09/21)
 ぼくが大好きなサイト「日本ピクトさん学会」の内海会長と一緒に新宿にピクトさんを探しに行った様子。内海さんとはこの記事のすぐ後に「ピクトさんナイト」というイベントをやりました。大盛況。第2回をやりたいなあ。そしてこのイベントにはかつてDPZで対談をお願いした、これまたぼくの大好きな「ぱんだ印」macoさんも参加。記事と同様のテンションでずっと「ぷらんぷらん」話に終始しましたとさ。


■壁とマッカーサー(07/09/07)
 「工場ナイト2」にも出演いただき、DPZの記事では「工場デート」でそのポテンシャルを遺憾なく見せつけた友人の杉浦さんは壁鑑賞家が本業。本業って何だ。ある日彼女好みと思われる壁を見つけたのでそれを紹介する代わりに取材させてくれ、とお願いした。その様子。彼女のこれまで撮ってきた壁のギャラリーはこちら。久しぶりに写真のパワーのすごさを感じた。すごいなあ、杉浦さん。


■狛犬の鼻の拓を採る(07/08/24)
 ぼくがレギュラー出演させていただいているNHK BS2の「熱中時間」に出演され、それが縁で知り合った吉野さん。この方、ちょう多趣味なんですが最もユニークなのがこの「狛犬の鼻の拓を採る」というやつ。まあ、そういわれても意味分かんないと思うから本文読んでください。


■鉄道は川だ(07/08/10)
 伝説の「団地ナイト2」にご出演いただいた東京ナス化計画の石川さんのアイディアを元にしています。電車にはすごく大勢の人が乗っていて、人体の60%は水だから、鉄道は大量の水を運んでいる。もしかしたら川と同じぐらい水を運んでいるのでは、という話だ。すごく面白かったので、それを計算して証明した。ラッシュ時はさながら鉄砲水のような状態なのでは。


■地下鉄ホームのその先(07/07/27)
 以前地下鉄ホームの曲線美という記事を書いたが、今回はそのホームの先、ホームが終わったトンネルの部分を覗いてみた。「実はあれは私も気になっていた」というひとが多く、手応えを感じたしだい。でも鉄道マニアのウェブサイトでこの部分をちゃんと取り上げたものがないんだよな。不思議。ホームは三脚を立てることができないので、コンパクトデジカメで撮影した。ので、あまり写真がきれいではない。いつかちゃんと一眼か、できれば4×5で撮りたい。関係者の方からの連絡をお待ちしております。


■ジャンクションを鑑賞する(07/06/29)
 ジャンクションマニアなんていっぱいいるはずなんだけど、充実したサイトがない。団地よりはありそうなもんだが。不思議だ。というわけで、ないんならぼくがやってみてもよかろうと思い、近所のジャンクションをまわった。これはね、やっぱり面白いよ。林さんは「エロだ」って言ってたけど、あのひとは何でもエロだからな。


■家の鼻の穴(07/05/31)
 住宅街を歩いていたら、切妻屋根の家屋にはかわいらしい穴が空いていることに気がついた。今回の記事はその穴を「家の鼻の穴」と呼んで鑑賞してみたレポート。他の国ではどうなっているんだろうか。それを見るだけのために海を渡りたい。


■陸テトラポッドを鑑賞する(07/04/27)
 テトラポッド好きというのはけっこういて、ネット上でもサイトやコミュニティをちらほら見かける。ぼくもその一人なわけだが、心ゆくまで愛でたい場合には陸にある彼らを鑑賞するほうがよいのでは、と思って陸テトラポッドを求めた旅の記録。最後はあの場所。


■工場デート(07/03/16)
 「工場萌え」の出版を記念して行ったイベント工場ナイトの取材をかねて行ってきた鹿島工場地域の工場鑑賞レポート。初対面の女性二人をつれての「工場デート」だ。はたして工場デートは成り立つのか?というか、これは成り立ちすぎでは?というか、これはデートじゃないのでは?


■クリスト建築を鑑賞する(07/02/15)
 クリストは好きだが、そんなことわざわざしなくても街中に布かぶった建築っていっぱいある、と思って撮ってまわった。そしたら写真家の伊奈英次さんがこれをモチーフに撮っていて、ぼくも4×5でちゃんと撮りたいと思った。


■東海道・野立て看板鑑賞(07/01/19)
 どれだけのひとに「ああ、あれね」と思っていただけるのか。東海道新幹線にそれなりに乗る人じゃないと分かりづらいだろうな、と思いながら抜き足差し足でレポート。新幹線の窓から見える、田んぼの真ん中に唐突に立てられた看板の種類を数えてみた。ちょっとまえは「金鳥」がたくさんあったように記憶しているのだが、今回はひとつもなかった。季節性とかあるのだろうか。金鳥だけに夏だけか。



■浮かれ電飾を鑑賞する2006〜沖縄編〜(06/12/15)
 毎年年末恒例の「浮かれ電飾鑑賞」。今年は「浮かれ電飾の本場」との前評判も高い沖縄米軍住宅から。国境なき浮かれ団。


■跨線橋の下(06/11/17)
 線路を跨ぐ橋、跨線橋。その下がどうなっているかを追った。暗くじめじめした公園になっている例が多いのでは、と思ったのだ。というか、そういうところが近くにあって、子供の頃からそれを見てきたので。


■駐車場ミステリーサークル(06/11/03)
 立体駐車場などの入り口にある「転車台」「ターンテーブル」と呼ばれるアレを鑑賞しました。以前からアレにはぐっときてたわけです。文中最後にも書いたけどこれでひとつサイト作りたいよ。


■ツインコリダーを見よ(06/10/20)
 考えてみたらDPZで団地について書いたことがなかった。ということで、今回は団地初心者にもとっつきやすい「ツインコリダー」を巡り歩きました。いつもはあまり好きになれないツインコリダーも(ベランダ側ではなく通路側を撮る、というのを自らルールとしているので建物の両面がベランダになってしまうツインコリダーや中廊下タイプは歓迎できない)、こうやって記事にするため写真に撮ってみるとなかなかいいもんですな。ケンカばかりしていた幼なじみの魅力を発見、ってこんな感じでしょうか。ちがいますね。


■千葉港キリンめぐり(06/10/06)
 千葉県民の誇りを発見。なんともマニアックな遊覧船に乗ってみた感想です。「キリン」とはガントリークレーンのこと。いずれ他の場所のキリンについても書いてみたい。


■アロエ部(06/09/08)
 今回は物語をつづってみました。恋愛小説です。たぶん。

たのむから最後まで読んで欲しい。


■炎天下の電飾写真(06/08/25)
 写真実験のようなことをやってみた。太陽が照りつける暑い夏だからこそできることを、と思ってやってみたが考えてみたら別に夏じゃなくてもできた。

撮影法の説明を面白く読ませるというのは難しい。退屈でしたら2ページ目の写真だけ見てみてください。

このためにNDフィルターを4枚買ったのだが、一枚3000円もするのね、これ。これも考えてみたら適当な黒く着色されたプラスチックの板とかでよかったような気がする。


■暗渠ストリートを鑑賞する(06/08/12)
 少し前に家のまわりにあった水路がいっせいに暗渠化された。水路って言っても実態は生活排水に汚れたドブ川で、蓋をされるのは当然のことだった。ぼくが小学生の頃すでにそれらの水路はおせじにもきれいとは言えない状態だったけど、それでも友達はよくそこでザリガニを釣って遊んでいた。まだそういう生き物が生息できるぐらいの環境ではあったのだ。思い返せばそのころは家のまわりにはまだいくつか田んぼが残っていて、ときどき(ほんのときどきだけど)コサギが空を飛んでいるのを見たことすらある。そういえば小学校の校歌の歌詞に「シラサギの飛び交う」云々という部分があった。今みたいな夏の夜には蛙の声もかすかに聞こえた。

 それらはもうどこにもなくて、ただ地下鉄東西線の走る音と遠くの国道でがんばる暴走族の爆音だけが残っている。

 そして、暗渠になって出現した道だ。

 ことさらセンチメンタル風に書いてみたが失われたそれらに対して、ぼくは特に何も思わない。ドブ川だったところが道になってそこを歩けるようになって(誰も歩かないけど)、それで見えてくる新しい風景にわくわくした。新しい風景って言ってもこの記事に書いたみたいなしょうもないどこにでもある郊外の風景だけど。
 つまり、郊外の感性ってこういうものなんだと思う。いまきれいな水路とサギの飛ぶ空が欲しければ、そういう場所に住めばいい。


■全長100メートルの深海魚(06/07/28)
 団地とは別に写真をちゃんと撮ってサイト作りたいと前から思っていたのが「打ちっ放し」と呼ばれるゴルフ練習場。夜に撮るととても美しい。上部のたるんだネットには長野氏が「まゆみ」と命名していた。女性なんだ、あれ。
 タイトルは夜のそこに横たわるライトアップされたそれがまるで深海魚のようだと思ったから。「ゴルフ練習場を鑑賞する」じゃ誰も読まないでしょ。
 これからは「打ちっ放し」って言ったら安藤忠雄じゃなくてゴルフ練習場だよ!


■夏の倉庫街(06/07/14)
 昨今、工場鑑賞はすっかり市民権を得た感じだが、やはり、というべきか派手な構造物に目がいきがちなのは否めない。だめだ。そんなんじゃまだまだ素人だよ。工場のリノベをテーマに修士号をもぎ取った身としては、真の工場鑑賞道とはどういうものか、自ら鑑賞してまわり範を垂れねばなるまい。
 そんなわけで、工業地域の隠れた名脇役、倉庫をとりあげた。撮影してみて思ったのは脇役が脇役であるのにはそれなりの理由があって、つまり倉庫って地味だ。「範を垂れる」とか言ったけど、やっぱこれは誰もグッと来ないんじゃないかと心配になって過剰にレタッチしてみた。どうだろうか。


■地下鉄ホームの曲線美(06/06/30)
 鉄道マニア界は広大な広がりと厚みを持っている。マニア界のドンと言えるが、ホームのパースが好き、って人はいるんだろうか。ぼくは好きです。ということで、今回は地下鉄のホームを端っこから一点透視で撮影し、そのステキなビューをご紹介しています。大阪の御堂筋線とかも撮りたかった。次回に期待。次回があるのか。


■ハダカマネキンを鑑賞する(06/06/16)
 これまで、見かけては撮りためてきたハダカマネキンを放出。一番古いものは3年ぐらい前に撮ったものだった。
 要するにマネキンにはちゃんと何か着せた方がよい、ということだ。というか、なんでぼくはハダカマネキンを撮りためてきたんだろうか。リビドーとかそういうやつか。


■夜のジャングルジム(06/05/19)
 文中にもあるがキーワードは「うっかりアート」。夜中に児童公園を巡ってジャングルジムを撮影したら、予想以上にやらしい写真になってしまって、こんなつもりじゃなかったのに、と動揺した。
 掲載後にとある方からメールをいただいた。夜に砂漠の中のゴーストタウンに出かけていって、色のついたペンライトなどで廃墟を照らして写真を撮る、という「ライトペインティング」という作品を作っておられる方の奥様からだった。すごいなあ。これは完全にアートですね。
 ジャングルジムの別の撮り方としては、地面に根っこ路がってジャングルジムの真ん中からすごい広角のレンズで空を見上げる、というのもあるなあ、と思った。こんどやってみよう。


■消えかかった赤(06/04/28)
 町にあふれる、赤いペンキで強調しようと思ったのにそれが裏目に出て消えちゃってる看板などを集めた。ほんと、なんで赤で書くと消えるって経験的に分かっているはずなのに、あいもかわらず人類は同じ過ちを繰り返すのか。いまいちど「二度と同じ過ちは繰り返しません」という例の言葉を胸に刻んで欲しい。


■ダンメンを鑑賞する(06/04/14)
 ぼくが大好きなサイト「キョート*ダンメンロシュツ」の吉永さんに、京都の町家が壊された後に残る「ダンメン」の鑑賞ツアーに連れていっていただいた。今回はその様子をレポート。ひさしぶりに京都に行ったけど、ダンメンめぐりに終始した初春。この「ダンメン」はいわゆる「トマソン」なんだけど、それをここまでつきつめて表現するっていうのはすごい。感動。こういうことやってる人に対して「トマソンの二番煎じじゃん」とか「VOWの二番煎じじゃん」とか言う人がいるけど、そういう人たちは「タイムマシン」を思い出すといいよ。「アイディア」と「作品作り」は違うんだって。「すでにだれかがやってる」というだけで価値がないっていう価値はどこから来たのかほんと不思議。「オリジナリティ」ってそういうことじゃないんだけどなあ。えーと何の話してるんだっけ。


■高速道路に架かる橋を鑑賞する(06/03/18)
 これまたなんとも共感しづらいテーマを選んでしまった。なんとも説明しようがないんだけど、あの橋ってなんか気になってた。取材して分かったのは、「あの橋の上には高速道路の世界とは全く違う日常がある」っていうその雰囲気に惹かれていたんじゃないかと。よけい分からないか。あと冒頭で書いた運転免許保持率の高さにびっくり。ほんとか。でもDPZライターって免許持ってない人が多い。単純に確率からいったらすごいまれなことだ。なんか DPZライター陣の心に巣くう闇みたいなものが見えてこないだろうか。おおげさか。


■理想の地下道を求めて(06/02/18)
 家から駅までの間に地下道があって、本文にも書いたようにそれが子どもの頃は怖かった。でもいまは好き。妹に「あたしは今でもちょっと怖い」と言われて、そうか女の子はたいへんだな、と思った。今回は取材する暇がなくて結果的に会社帰りの深夜に撮影をしたのだが、そんなこと女の子だったらできないよなあ。


■高架下の風景を鑑賞する(06/01/21)
 子どもの頃の遊び場が地下鉄東西線の高架下(西船橋では地下鉄は地上を走っている)だったため、高架下にはちょっとしたノスタルジーを感じる。
 今回は外堀の上の首都高の高架下を橋をめぐりながら鑑賞。日本橋から江戸川橋まで歩いたよ。中央線くぐる手前まではすごく楽しかった。大阪の高速道路も鑑賞したい。肥後橋のあたりとかものすごい高いところ走ってた気がする。


■ホームレスの家を鑑賞する(06/01/07)
以前から取材してみたかったのが、なかなかデリケートなテーマなので躊躇していた。新年を向かえ思い切ってやってみたが、どうだろうか。
 ホームレスの問題は慢性化していて解決の出口の見えない深刻な問題だ。「不謹慎だ」と非難する方もおられようが、こんなきっかけでも関心を持つことにつながれば、と思っている。みんなが関心を持つこと。たいていの問題と同じく、その点が最大の難関だからだ。団地と同じだ。抗議のメールとか行って取り下げになったりするかもしれないから今のうちに見ておいてください。
 実はホームレスの家をテーマにした写真はけっこうある。興味を持った方には「0円ハウス」「ASAKUSA STYLE 浅草ホームレスの不思議な移住空間」をお勧めする。ほかには九龍城の写真で有名な写真家宮本隆司もダンボールハウスの写真を撮っている


■浮かれ電飾を鑑賞する2005(05/12/21)
昨年末に書いた「浮かれ電飾を鑑賞する」の続編。05年最期の記事である。今回は横浜市へ行ってきた。友人たちにクルマを出してもらっての取材。振り返ると取材の多くがこの友人たちにクルマを出してもらったり同行してもらったりしている。この場を借りて厚く御礼を申し上げたい。そして来年もよろしく。


■「いらっしゃいませ」を鑑賞する(05/12/15)
女性向けの洋服屋、特に若年層をターゲットとしたそれの店員さんの呼び込み声「いらっしゃいませ」が非常に奇妙なことが以前から気になっていたので鑑賞してみた。「いらっしゃいませFEMME」と名づけて。以前「FEMME」を「フェム」と発音したら店員に半笑いで「ファムですね」と言われたことがある。フランス語の正しい発音を客に恥かかせて教えるより、その「いらっしゃいませ」の発音をどうにかしろ、と思った。



■やっぱりお墓がでかい(05/11/23)
沖縄ネタ第2弾。いぜん同じDPZで沖縄のお墓について墓がでかいという記事があって、沖縄に行ったら絶対お墓を見なきゃ、と思っていた。でかいよ、お墓。お墓サイト作りたい。


■11月、水タンク、秋。(05/11/18)
本来「水タンクを鑑賞する」とすべきですが、新規顧客層開拓のためもあって、別のタイトルにしてみた。「鑑賞する」ってあるだけであんまり読む気しない、って人もいるかと思うので。内容もいつものただの鑑賞スタンスとは微妙に変えてあります。たぶんこうやって既存顧客が離れていって事業は駄目になるんだと思う。事業って何だ。


■破綻した駅名表示広告(05/10/26)
タイトルだけではなんのことやらわからないかもしれないですが、よくある類の広告表現に物申しました。DPZに置き換えることで自分の中でも整理がついた感じでいまはすっきりしています。


■「ラブホテル」を鑑賞する(05/10/21)
とある親しい女性とまわったラブホテル鑑賞。もともとラブホテルってむちゃなデザインだからいつものように「鑑賞」してもなんというか、こう、面白くない。なので、そこに女性の影を織り交ぜることでぼくの心象風景も表現しました。表現したかな。してないか。

鑑賞して回ってわかったのは、ぼくあんまりラブホテルに興味がないらしい。


■「歩道橋」を鑑賞する(05/09/16)
歩道橋も町のいたるところにあるがそれほど意識して鑑賞されることのない構造物だ。バリアフリー隆盛の今日、いろいろと批判もあるが町の構造物としてみるとその形はそうとうユニークだ。だって、階段と通路だけの構造物なんだよ。面白いよ。

というか、ひごろマッシブなものばかり撮っている自分の撮影能力のなさを痛感した。精進しよう。


■「給水塔」を鑑賞する(05/08/19)
前回「縦長の対象物の写真は非常にレイアウトが難しい」と分かりつつも、給水塔を取り上げた。写真自体はなるべく正方形に近くなるようトリミングをし、ちょっとこじゃれた加工もしてみた。どうだろう。

本文中にも書いたが、すばらしい給水塔のサイトはけっこう存在していて、彼らおよび彼らのファンに恐縮しながら書きましたよ。

こういう構造物をニュートラルに撮るには高いところに登るのが基本。団地撮影で培ったノウハウであります。他ではまったく役に立たないノウハウだが。ノウハウっていうのはあればいいってもんじゃないな。


■「立体駐車場」を鑑賞する(05/07/22)
「鑑賞する」シリーズに回帰。やはり自分にはこれしかない、と再発見した次第。発見はすればいいってもんじゃない。

実は前々から相棒長野氏と「団地の次は立体駐車場」と熱く語り合っていたのだ。その日のために、事前のリサーチをかねての取材であった。
やっぱりいいよ、立体駐車場。免許持ってないけどその造形にぐっとくる。

あと、こういう縦長の対象物の写真は非常にレイアウトが難しいということが分かった。分かったのだが、次回の特集も縦長のものになる予定。細長くてでかいブツが好き。なにか抑圧されたリビドーとかそんな感じのものか。やだな。


■「勝手に議事録」(05/06/12)
すこし気分を変えて「鑑賞する」シリーズではないものを。

常々「いかにも議事録」的な言い回しにぐっとくるものを感じていたので、仕事以外でも議事録を作成してみた。勝手に。

議事録に縁がない人にはさっぱりの記事だと思います。すまん。


■「お墓の『名刺受け』を鑑賞する」(05/05/15)
ぼくの大好きなサイト「山田屋意匠堂」の山田さんにご案内いただいての谷中墓地巡り。
「名刺受け」っていうものがあるのを皆さんはご存じでしたでしょうか。ぼくは山田さんのサイト見るまで気が付かなかった。ていうか、ぼくの一族の墓は鹿児島にあるんだけど、鹿児島にはないよ、名刺受け。地域性があるんだと思うけど。
比較的バチ当たりな記事です。


■「おしゃれ染めハウス」を鑑賞する(05/04/10)
この回からコネタではなく特集として記事を書くことに。4ページに増えましたが、更新頻度は月一です。
コネタでも特集でもやることはあまり変わらない。「なんでか派手な色にしてしまっている家」を集めてみた。失礼だと思ってそうは書かなかったけど、どうかと思う。派手な色の家。


■「駅のパイプ」を鑑賞する(05/03/24)
実はデイリーポータルのライターになったとき最初に書こうと思ってたのが、これ。

でもあまりに微妙すぎる、と思って自主規制していたが、我慢できずに書いちゃった。まあ、年度末だし書きたいこと書いとくか、って。年度末は関係ないよな。

あけてみたらびっくりで、いままでで一番反響が良かった。編集長(林さん)も良かったと言ってたし。分からないものだ。「こういうんでいいんだ」と変な自信をつけてしまったので、今後も微妙なものを鑑賞していこうと思う。


■対談・「WCピクト」を鑑賞する(05/03/10)
鑑賞する対象にしたいものって、たいてい誰かが充実した収集サイトを作っている場合が多い。だったらそういう人と対談すればいいんじゃないか、と思ってやってみた。楽しかった。

どうせだったら、と自分のサイトつくるずっと前からファンだった「ぱんだ印」のmacoさんと対談。メールも書き込みもしたことないなか突然対談を申し込んだが、快諾してくれた。うれしいことに「住宅都市整理公団」を見ていてくださったとか。そして美人でびっくり。

コネタのくせについに3ページになってしまった。

UPした直後に「ぱんだ印」に衝撃のピクトがお目見えしたりして、ちょっとくやしい。第二弾をやろうと思う。


■「歯医者キャラ」を鑑賞する(05/02/24)
個人的には好きなんだけど、できばえは地味。いままでの記事はどこかしらで話題になっていたりしたが、これに関してはまったくの無反応。はやくもスランプか。


■「共食いキャラクター」を鑑賞する(05/02/10)
トンカツ屋とか肉屋にある豚とか牛とかのキャラクターを収集。よく考えると、ひどいよね、あれ。

個人的にはもっと集めたかったのだが。


■「おめかしコインロッカー」を鑑賞する(05/01/27)
駅のロッカーの扉面になぜか写真が貼ってある、アレを収集。これはその後も撮りためてるので、そのうち第二弾をやってもいいかもしれない。


■広告が入っていない看板を鑑賞する(05/01/13)
気がつけば「鑑賞シリーズ」に。

仕事で月に数回大阪に出張するので、この回に限らず東京と大阪のでの収集をしているが、この「広告が入っていない看板」に関しては東京より大阪でその存在が目だった。やはり大阪の不況は根深いものが、ってことか。新大阪とかけっこうやばい。


■浮かれ電飾を鑑賞する(04/12/26)
レギュラーライターのデビュー作。ほんとは年明けからということだったが、これを紹介したいばっかりに強引に年末に掲載してもらった。やる気のあるライターだ。

クリスマスの時期になると電飾で我が家をイルミネートする、アレを収集。この舞浜の浮かれた住宅街は「電飾ロード」とか呼ばれてるらしいと後で知った。しかし、夕暮れに住宅街で写真撮るのって、かなり不審。団地より緊張した。

次回は田園調布とか港北ニュータウンとか行ってみようかと。


■改札口の生け花を観賞する(04/08/04)
デイリーポータルでのデビュー作。編集長(林さん)のイベント行ったら「書きませんか」と言われてほいほいと書いた。デビュー作にしてはすごく微妙。

このネタは「大団地展」と銘打って写真展をやったときにイベントとしてスライドショーをやったネタ。ほんとはこれでサイトひとつ作りたい。