最近ようやく気がついたのは、郊外とか工業地域とかそういう場所の何ともいえないあの雰囲気を作っているのは、実は郊外建て売り住宅の列や大型店舗や工場そのものじゃなくて、植栽なんじゃないかと。

ほったらかしで盛大に茂ってるんだけどかなり人工臭いあれ。個人的にはかなりぐっとくる。

「工場萌え」にも書いたけど、京葉コンビナートはそういう工場と住宅地を仕切るためのかなり幅の広いグリーンベルトにさえぎられて公道からほとんど見えない。これは川崎なんかとは大きく違う。で、先日行われた「工場鑑賞ツアー」にわれらが石川さんが参加されたおり、この植栽のことを聞いたらかなり興味深い話が聞けた。

どういう樹を選んでどういうコンセプトで植えるか、というのには実は流行廃りがあって、ちょうどこの京葉コンビナートの時期は、「この土地でほったらかしにしたらどういう木がどういう風に育つのか」をシミュレートして、あらかじめその状態を先に作る、と。そうすることでつまりメンテナンスの手間がいくらか軽減されるし、ある意味こうやってつくられたグリーンは、無理矢理人間が作った偽物じゃないよね、という考え方だとか。(以上、かなりうろ覚えだけど。訂正求む>石川さん)

で、いまは一周してこういうコンセプトは主流ではないとか。すげー面白い。

と思ってたら速報ダム日和こんなエントリが。


「関越道の両側がすごい事になってる 」



これこれ。このなんともいえない偽物っぽい植栽。いいなあ、ぐっとくるよ。これも、たぶん京葉コンビナートと同じだよね。

こりゃあ、植栽に関しても勉強しなきゃならないか。


(07/12/13追記)
そして石川さんがすごくしっかりと解説をしてくださった→「■ 良い植生、悪い植生」。ありがとうございます。

一言で「緑」とか言っているけれど、これもまた人のなせる技なのだなあ。だいたい「植生」って言葉が不思議だ。真の工場好きならばこれを読まねばなるまい。これはちょっと読み込んで勉強しなきゃ。しかし自分でも工場から植生にたどり着くとは思わなかった。まったくかじったことすらない分野だ。

あと文中で触れられている「パラレルワールド」とはこれのこと。