
そう、壁鑑賞第一人者杉浦さんの作品、その名も「壁の本」
杉浦さんはドボク・サミット
さっそく献本いただいたので、中身をちょこっとご紹介。

さわやかな本です。すてき。実際の壁ってさわやかとはほど遠いと思うけど。

この壁好き。

これも好き。
作品だけでなく、壁の素材とその鑑賞上の特徴に関するコラムや

壁鑑賞指南もばっちり。

「壁コラム」と題されたページが面白かった。たとえば「掲示板」。
掲示板はそもそも貼られるためだけに存在している。1m以上もの幅のあるサイズの垂直な平面が目の高さに浮かんでいるさまは、機能を取り払って見てみるととても不思議だ。
たしかに。何も書き込まれていないネット上の「掲示板」には何の意味もないけれど、物理的な掲示板は何も貼られていない状態も面白い。
あと、杉浦さんと壁見てると「そもそも壁って何だ?」という思わぬ形而上学的な自分に対する問いに襲われるものなんだけど、本人もそれは気になっているようで、「はじめに」の最後で
この本では「地球に対して垂直な平面」を、敬愛を込めて広く「壁」と呼んでいます。
と定義されている。
でも、この本に収められている彼女の写真を見ていると、そういうこまけえこたぁいいんだよ、と思えてくる。つまり、そこが杉浦さんのすごいところなんだよね。