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東京でいちばん低い橋をくぐってきた。

その橋はどこにあるのかというと東京は江東区にある。なぜくぐることができたのかというと、BOAT PEOPLE Associationの催しに参加したからだ。

このBOAT PEOPLEとは何か。それは以前デイリーポータルZに記事を書いたことがあるので、それをご覧いただきたい。要するに「もっと水上を楽しもうぜ」という活動をしているすてきな人たちだ。おおざっぱな説明ですまん。

で、今回、「東京文化発信プロジェクト」なるものに彼らが協力して東京低地クルーズが実現し、それに参加したらくだんの橋をくぐることができたということだ。ようするに、とてつもなく素敵な催しだということだ。おおざっぱな説明ですまん。


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DPZの東京都江東区パナマ運河という記事で書いたように、江東区は「ゼロメートル地帯」と呼ばれていて、つまりこの区はオランダのようなものだ。うっかりすると水没する。そういうところの運河をボートでめぐってみようというのが、この催し。コースは上の地図にあるとおり。

実はこの東京一低い橋である「茂森橋」をくぐるのは水門の佐藤さんが夏に体験していて、うらやましくてうらやましくて夜も眠れなかったのだ。で、今回ようやくぼくもくぐれてうれしい。これでぐっすり眠れる。

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まず、参加者は船から手こぎのボートに乗り換える必要があった。なぜなら、このちいさな船ですら、橋が低すぎてくぐれないからだ。
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パドルで水掻くのはじめてだったよ。けっこう疲れる。で、いっしょうけんめい漕いだ先でついに見えてきたのが「茂森橋」。見るからに低い。というか、水没寸前だ。
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この乗り換えたボートですら、ふつうに座っていたら頭がぶつかる。なので、船底に身を横たえるようにして橋に臨んだ。

みんな大はしゃぎ。なんだろう、この、いい大人が「低いところくぐる」ってだけで興奮するってのは。人間には「低いところくぐる欲」というものが備わっているに違いない。ちょう楽しい。

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この橋の高さは「A.P. +2.3メートル」というふうに表されている。

なんのことかというと、荒川の干潮時の水位を基準にして、そこから2.3メートルの高さしかないということだ。このゆかいな催しが行われたときは満潮時に近かったので、さらに低い橋感を味わったわけだ。ありがとう、満潮。

いや、というか、あわやこのボートでもくぐれないんじゃないか、というところだったようで、本気の満潮だったらぼくはまた眠れなかったことになる。あぶないあぶない。

今後もBOAT PEOPLEのゆかいな催しが予定されているようなので、興味がある人は彼らのサイトをチェックすることをお勧めする。あ、あと、これ、またデイリーポータルで記事にしよう。いま決めた。