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ぼくは外出する時には必ずGPSロガーを持って出る。今愛用しているのは上の写真のM-241というロガー。地図なんかはついてないけど、GPSロガーとしてはそこそこの値段でいい感じの精度。なにより小さいので携帯しやすい。より高性能なマジGPSロガーもほしいと思ったけど、高いし、カメラとか携帯電話とかもろもろ一緒に持ち歩かなきゃならないことを考えると、小さい方がいい。

で、そうやって記録したおよそ3年あまりのログをあらためて見てみた。

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ざんねんなことに、去年HDDがいかれて一部のログが消えてしまった。いままでこれほど消えてなくなったデータを惜しんだことはない。なぜなら、その日時にその場所にいた、という記録は文字通りかけがえがない!

そう、いまあらためてログを見てみて気がついたのは、移動のログって思いでそのものだ。強烈に記憶を喚起する。一本一本の軌跡を見ていると、いろいろ思い出す。それはもう、へたな日記や写真よりも鮮明に。

ぼくは、小さいころから風景や場所の記憶はよく覚えているのに、その場にいた人に関する記憶がほとんどないという人間なのでなおさらなのかもしれない。

時系列で見ていくと、当時付き合っていた女性の家に足繁く通っていた経路が、当時のぼくの思いを表すかのように太く何回も塗りつぶされている。

そして、彼女と別れたあとには、その線はまったく引かれなくなる。…とかね。

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あと、自分がいろいろなところへ行っているようで、そうでもない、ということ。上で見ると、圧倒的に秋葉原を中心に中央線と山手線を使ってて、東京を歩いてない。ちなみに右の太い線が途中で切れているのは、地下に潜る東西線。

結局のところ、人間って「線」でしか動いてないんだなー。あと、たぶん面積比でいったら大部分が「立入禁止」なんじゃないか、って思った。

でもそうでもないか、ふつうこんなに水路とか海とかログに残らないか。あ、あと工業地域とジャンクションに行きすぎ。

このログは、まぎれもなくぼく個人のもので、だれのものとも一致しない。指紋のようだ。

みんなの「思い出」と「指紋」を見てみたいなあ、と思ったしだい。

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そうだな、こういう話も、8月15日の「マッピングナイト」でしようかなー。興味ある方は、ぜひお越しください。

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