さて、2012年10月31日(水)〜11月4日(日)に行う写真展「日本の美しい景観」ですが(このタイトル、後ろに(笑)って付ければよかった)、以下のような写真をご覧いただこうと思います!
工場、ジャンクション、団地、高架下建築などプリントしたんですが、まずはジャンクション。(工場は→こちら)

阿波座・1004mm×500mm

江戸橋・1989×500mm

六甲アイランド・1404×500mm
久御山・1099×500mm

仁保・1714×500mm

清水いはら・1573×500mm

両国・1423×500mm

りんくう・1202×500mm

大谷・1403×500mm

清洲・2400×500mm

貝塚・1673×500mm

五社・1137×500mm

北港・834×800mm

岩黒・725×800mm

与島・1114×800mm
数字はプリントの大きさ。がんばって大きく伸ばしました。いずれも画像クリックで高解像度のものをご覧いただけます。
そう、この「クリックして大きく」っていうのが、今回写真展をやる動機だったのだ。というのも、「いまさらプリントでもないでしょ、見せたいんだったらflickrにでもアップすればいいわけだしー」って思ってきたんだけど、やっぱりパソコンの画面ってまだまだ「全体と細部を同時に見る」っていうことができないのね。
ぼくって、構造物全体を撮っちゃうんですよ。部分を切り取って作品としてみせる、っていう"写真表現"の基本からするといちばんへたくそなやりかた。でもしょうがないのよねー、ぼくはどうやらひとまとまりの構造物のボリュームと形が気になる人間なので。次回エントリでは出展するもののうち工場をお見せしようと思ってるんだけど、それみると如実に分かる。自分でも今回改めて分かった。同じ工場でも部分を切り取る石井さんとは決定的に異なる(工場萌え
を見てもらうとわかる)。
でもぼくも細部も見たいのも事実。全体の感じも細部の細かさも両方記録したい。そう、ぼくの写真は表現ではなくて、記録写真なのだ。で、なので、なるべく高解像度で撮ろうとがんばる(具体的には分割して撮って、あとでつなげる)。
でも、前述の通り、この「全体も見たいけど細部も見たい」っていうのは解像度高くしてもだめなのだよ。上の写真たちもクリックした先はflickrで各種解像度が用意されてるけど、いちいち Medium 800 (800 x 574)〜Large 2048 (2048 x 1470) 〜 Original (9000 x 6462) ってクリックして見ないよね。つまりここらへんがモニタというものの限界。
ネットを足がかりにしてここまでやってきた人間として、いわゆる写真の"プリント至上主義"に対して「けっ!」って思ってたんだけど、自分の写真の性質からしたら、現段階ではこれはもうプリントするしかないのは認めざるを得ない。くやしいけど。だって写真に向かって一歩脚を前に進めるだけで連続的に細部に見入ることができるインターフェースってすばらしいよな!
あとは、こういう組写真の場合「一覧性」の問題もある。全体と個々を同時に見ることができる「空間」ってすごい。だって、画面でこれやろうとしたらちっちゃいサムネール並べるしかないもの。パソコン画面、もっとがんばれ。モニタまだまだ進化の余地あるよ!って思った。
とまあ、写真なんてシェアできてなんぼ!だからネットで!とも思ってるけど、あらためて写真に見入ってほしいと思った時はプリントなのだなあ、と一周回って写真展に行き着いた次第。
あ、あと「けっ!」で言うと、上にずらーっと写真並べて、flickrが許す限りでかい写真を置いたのは、多くの写真展を紹介するギャラリーのウェブサイトがちっちゃい写真しか載せてないことが本当に腹立たしいので、こうしました。
あのさあ、写真見てもらいたくて写真撮ってるんだし、ギャラリーやってるんでしょ?こじゃれたflash使うまえにもっと作品でかく見せろよ、と。ほんとなんなのあの「おっと、ちゃんと見たかったらギャラリーに来なきゃだーめー」みたいなあのしみったれた小さい写真は。
高解像度をネットで見せちゃうことで商品としての写真の価値なり権利が損なわれると思ってるんなら、プリントなんてやめちまいなよ。ネットでさんざん見て、それでもなおプリント見て「おおー!」って思わせてこそなんじゃないのか。
…って、偉そうなこと言うほど"作品"としてはぼくのはたいしたことない写真ですけどー。それはわかってますけどー。
まあいいや、とにかくジャンクション好きはぜひお越しください!ってことです。
工場、ジャンクション、団地、高架下建築などプリントしたんですが、まずはジャンクション。(工場は→こちら)

阿波座・1004mm×500mm

江戸橋・1989×500mm

六甲アイランド・1404×500mm

久御山・1099×500mm

仁保・1714×500mm

清水いはら・1573×500mm

両国・1423×500mm

りんくう・1202×500mm

大谷・1403×500mm

清洲・2400×500mm

貝塚・1673×500mm

五社・1137×500mm

北港・834×800mm

岩黒・725×800mm

与島・1114×800mm
数字はプリントの大きさ。がんばって大きく伸ばしました。いずれも画像クリックで高解像度のものをご覧いただけます。
そう、この「クリックして大きく」っていうのが、今回写真展をやる動機だったのだ。というのも、「いまさらプリントでもないでしょ、見せたいんだったらflickrにでもアップすればいいわけだしー」って思ってきたんだけど、やっぱりパソコンの画面ってまだまだ「全体と細部を同時に見る」っていうことができないのね。
ぼくって、構造物全体を撮っちゃうんですよ。部分を切り取って作品としてみせる、っていう"写真表現"の基本からするといちばんへたくそなやりかた。でもしょうがないのよねー、ぼくはどうやらひとまとまりの構造物のボリュームと形が気になる人間なので。次回エントリでは出展するもののうち工場をお見せしようと思ってるんだけど、それみると如実に分かる。自分でも今回改めて分かった。同じ工場でも部分を切り取る石井さんとは決定的に異なる(工場萌え
でもぼくも細部も見たいのも事実。全体の感じも細部の細かさも両方記録したい。そう、ぼくの写真は表現ではなくて、記録写真なのだ。で、なので、なるべく高解像度で撮ろうとがんばる(具体的には分割して撮って、あとでつなげる)。
でも、前述の通り、この「全体も見たいけど細部も見たい」っていうのは解像度高くしてもだめなのだよ。上の写真たちもクリックした先はflickrで各種解像度が用意されてるけど、いちいち Medium 800 (800 x 574)〜Large 2048 (2048 x 1470) 〜 Original (9000 x 6462) ってクリックして見ないよね。つまりここらへんがモニタというものの限界。
ネットを足がかりにしてここまでやってきた人間として、いわゆる写真の"プリント至上主義"に対して「けっ!」って思ってたんだけど、自分の写真の性質からしたら、現段階ではこれはもうプリントするしかないのは認めざるを得ない。くやしいけど。だって写真に向かって一歩脚を前に進めるだけで連続的に細部に見入ることができるインターフェースってすばらしいよな!
あとは、こういう組写真の場合「一覧性」の問題もある。全体と個々を同時に見ることができる「空間」ってすごい。だって、画面でこれやろうとしたらちっちゃいサムネール並べるしかないもの。パソコン画面、もっとがんばれ。モニタまだまだ進化の余地あるよ!って思った。
とまあ、写真なんてシェアできてなんぼ!だからネットで!とも思ってるけど、あらためて写真に見入ってほしいと思った時はプリントなのだなあ、と一周回って写真展に行き着いた次第。
あ、あと「けっ!」で言うと、上にずらーっと写真並べて、flickrが許す限りでかい写真を置いたのは、多くの写真展を紹介するギャラリーのウェブサイトがちっちゃい写真しか載せてないことが本当に腹立たしいので、こうしました。
あのさあ、写真見てもらいたくて写真撮ってるんだし、ギャラリーやってるんでしょ?こじゃれたflash使うまえにもっと作品でかく見せろよ、と。ほんとなんなのあの「おっと、ちゃんと見たかったらギャラリーに来なきゃだーめー」みたいなあのしみったれた小さい写真は。
高解像度をネットで見せちゃうことで商品としての写真の価値なり権利が損なわれると思ってるんなら、プリントなんてやめちまいなよ。ネットでさんざん見て、それでもなおプリント見て「おおー!」って思わせてこそなんじゃないのか。
…って、偉そうなこと言うほど"作品"としてはぼくのはたいしたことない写真ですけどー。それはわかってますけどー。
まあいいや、とにかくジャンクション好きはぜひお越しください!ってことです。
■日本の美しい景観〜大山顕写真展〜
■2012年10月31日(水)〜11月4日(日)
■全日 11:00〜19:00
■みなとみらいギャラリーにて(最寄り駅みなとみらい線「みなとみらい駅」→地図)