過日参加募集して、とどこおりなく執り行ったGPS地上絵「踊場サムアップ熊」。いやー、楽しかった。今回はいままでにない描画の苦労がありました。その様子をご覧頂こう!

まずは成果である描画ログの動画を。

↑誇らしげにサムアップ!

かわいい。自信ありげな後ろ姿。どこへ向かうのか。お嬢さんに白い貝殻の小さなイヤリングを渡して一緒に歌ったあと「じゃあな!今後気をつけろよ!」っていう感じか。

今回の設計は、ぼくではなくて@kaynagさんによるもの。こうやってキュートな設計をされると、うれしいようなちょっとくやしいような。ぼくもがんばろう。

で、例によって十数人集まって描いてきました。場所は「踊場」。

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「踊場」は横浜市営地下鉄の駅名。なんかすてきな駅名(地名としては存在していないようです)だなあ、と思っていたら、なんと猫が夜な夜な踊っていた場所というのが由来だそうだ(→「猫が踊る伝説の町 踊場 を歩く」)。猫か!熊じゃないのか。

今回の道のりは26kmほどあるので、上の動画のように、2チームに分かれて描きました。スタート地点の踊場駅はちょうど尻尾だったので、まずは2チーム全員で尻尾をぐるっと描いてから背中組とお腹組とに分かれる算段。

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ぼくは背中組だったんだけど、これがたいへんだった。いままでのGPS地上絵が東京や大阪の比較的たいらな場所だったのに比べ、今回はすごく地形が豊か。さすが横浜。

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↑道中、ほとんどこんな感じ

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↑お腹組と分かれたすぐあと、右足のケバケバの部分も、こんな風に坂。

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↑真っ平らな千葉育ちにとって、こういう「崖建築(ガケンチク)」ってすごーく横浜っぽい!

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↑斜面を造成すると、水が出る。そこでいたるところに調節池がある。横浜っぽい。

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↑しまいには法面保護がDIY!うん、ここは千葉でもない。というかこれだいじょうぶか。

そもそもこのGPS地上絵っていうのは「目的地があるわけでもなくぐるぐると歩き回る。さりとてコースを外れることは許されないので散歩とも違う」っていう、楽しいけどストイックな行為でして。そこにこの高低差が加わると、修行のようになってくる。



↑こういうことになる。

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↑おりしも桜の季節だったが遠巻きに眺めることしか許されない。

今回の描画における「なにやってんだ徒労感」はお腹組の口・鼻のあたりと、われわれ背中組のサムアップされた右腕だ。ぐるぐると同じ場所を歩かなくてはならない。


ログを航空写真に載せたもの。口あたりと右腕のループに注目(大きな地図で表示

で、よりによってこの右腕が谷を跨いでてアップダウンを繰り返すはめに。これがしんどかった。

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↑これを繰り返す

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↑ここ2回通った。

地形図で見てもらうとよくわかると思う↓
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↑右腕がちょうど丘陵と谷筋を跨いでる

だいたい、今回の熊の最大の特徴であるサムアップ部からして調節池だった。

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親指が丘陵住宅地名物調節池だったとは。さすがだ。なにがだ。

こういう「設計時に気になった部位が、その土地の特徴的な部分に一致する」というミラクルはGPS地上絵やってるとよく起こる。今回はこの親指もさることながら、耳もびっくりだった。

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↑右耳の先端は

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↑こんな場所!

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↑ちょうど耳の形に出っ張った「岬」になってた。そして向こうに団地が!

そんな感じで3時間ほど歩いて、お腹組と再会。
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↑こういうなんてことない地味ーな場所で「ゴール!」って歓声を上げるのもGPS地上絵の醍醐味。

当日のツイートまとめ↓


IMG_2503以上の成果が冒頭の動画というわけだ。今回も楽しかった。

地形がこれだけ凸凹してると、道路もぐねぐねしてて、絵になりそうな曲線をみつけやすい。いや、ここまでぐねぐねだと難しいかな。やっぱり都内山の手あたりが適度な曲線なのかな。ぜひみなさんも設計に挑戦してみて!

■参加してくれた@tenereisobeさんによるレポートもぜひ読んでみて→「GPS地上絵「おどりばサムアップ熊(´(ェ)`)d」(やっぱり地形に注目だ)