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今号の東京人はすてきです!特集「東京アンダーグラウンド」!

東京人 2013年 10月号・特集「東京アンダーグラウンド」

文字通り、東京近辺の地下をフィーチャーしたこの特集。首都高品川線の工事から、「マッカーサー道路」こと環状2号線地下調節地からLNG地下タンクなど「定番」の地下空間が目白押し。もちろん外郭放水路も!
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そう、この外郭放水路の写真と文章はぼくが書きましたよ!

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↑すてきな地下写真がたくさん載ってる今号、すてきです。




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↑上野検車区!「非公開を特別公開!」だって!

で、これら「ふだんは見ることができない地下」だけじゃない。というか、本題はここから。普段往き来している「カジュアル地下」の楽しみを解説しました。
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↑いったん下がったかと思えばまたすぐ上がる「行って来い階段」、「駅のパイプ」、「ボトルネック階段」、「ぽっかりスペース」、「地下の植物」、「エスカレーター」などなど。ほかにも「地下横断道」「地下駐車場」なども取り上げました。そして「駅もれ」も!

いままでデイリーポータルZを中心にいろんな地下を見て写真撮ってきたけど、今回まとめて記事にしてみて、あらためて地下の面白さに気がついた。つまり、地下の世界には地下独特の事情があって、それが空間に現れやすいんだなあ、と。同時に上の道路との関係も絶妙におもしろくて。

という、ここらへんの解説記事もあります。もちろんこのお二方!

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↑ドボク界のお目付役八馬さんによる「公共地下空間の社会学」

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↑そして石川さん!「地下で地上を意識する」

八馬さんの記事はカジュアル地下の魅力とその成立経緯をわかりやすく解説したすばらしい内容。永久保存版。「つまり、地下にも地表の土地区分がしっかり『転写』されているのだ。たとえば、東京〜銀座の地下ネットワークは江戸前島の街路グリッドがそのまま表れており」とかなるほどー!

そして石川さんのほうは、iPhoneなどで地上の風景を潜望鏡のように見ながら地下鉄に乗ることができる「Tokyo Edit」の着想から、東京駅前の行幸通りを歩いて録画し、それを再生しながら地下の行幸通りを行ったレポートだ。

これがほんとに発見に満ちていて、皇居や東京駅の威容が見えないまま「地下に転写された」行幸地下通りが異様であること(そしてそれに惹かれてしまうこと)や地下で地上を「見る」ことでわかる、地上の風景のこと、などあいかわらずいつもの石川さんらしくエキサイティングです。地上から地下に入ったとき「ほんの数分間前のことなのに、なんだか地上が懐かしい」って名言。星新一が地下街から地上に出ると「この世に出生したときのような印象」があると言ったことを思い出した。

さて、ぼくはもうひとつ章を担当させてもらっていまして。それは地下をテーマにしたさまざまな作品の紹介だ。
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↑ご存じ黒澤達矢さんの「地下鳥瞰図」(そういえば「首都東京・ターミナル駅断面透視図」でもご一緒しました)

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↑さきごろ話題をさらった志田成美さんの「新宿地下考現学」、そして田村さんによる、地図上での地下鉄の駅を昆虫に見立てた「地下鉄駅採集」これ、記事に書ききれなかったんだけど、田村さんによればパリもロンドンもニューヨークにも駅のかたちは地図に表れてこないそうなので、地下鉄駅のかたちを知っている日本人って特殊なのかもね。

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↑林さんの「ダンボールで渋谷駅の地下地図を作る」も!これすてきだよねえ!

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↑どーん!そしてぼくがどうしても紹介したかったのがこれだ!マッピングナイト4でご一緒した地理人さん架空地図だ!ちなみに地理人さん近々「みんなの空想地図」という本を出されるそうです!楽しみだ。


あと、どうしても紹介したかったといえば、今号の表紙を飾っている徳川弘樹さんのすばらしい「軌道回廊」だ。
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ほんとうにかっこいいのでぜひ!と編集さんにお勧めしたところ、見事に巻頭&表紙。すばらしい!

と、今号は特に見所たくさんの「東京人」です。ぜひ読んでみて!