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過日連載しているデイリーポータルZで記事にした『現代の「ドラえもんの空き地」は屋上である』がおかげさまでとても好評でした。自分でも気に入っている論なのでとてもうれしい。



で、なんと小学館さんからこの「空き地・土管論」を正式に書いてほしいという依頼を頂きました。てんとう虫コミックスのドラえもんで育ったぼくとしてはほんとうに光栄な話で、すごーーーくうれしかったです。ドラえもん&藤子・F・不二雄公式ファンブック『Fライフ』の第2号に載ってます。冒頭はその表紙ですが、まさに空き地の土管!

で、ぼくが書いたのは
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↑こんな感じ。

デイリーポータルZで書いたもののさらに先を論じてます。土管は未来なのだ!という趣旨です。
実際に、インフラ整備は未来を担保する最も重要な仕事だ。下水道のない都市は存在し得ない。日本における近代的な下水道整備は明治以来の悲願だった。その最後の仕上げの場面にF先生はドラえもんを描きながら立ち会ったのだ。だから、土管のある空き地がなくなってもそれを描き続けることは単なるノスタルジーではない。時代が進んでも、いつまでもドラえもんは未来からやってくるのと同じように、空き地の土管もまたいつまでも良くなっていく未来を象徴し続ける。F先生はきっとそのことを充分意識していたのだとぼくは思う。
とね。

まさかドボク趣味と愛着のあるドラえもんとがこういう形で一緒になるとは自分でも思わなかった。お気に入りの仕事です。みなさんぜひ読んでみてください!

で、この号、2014年8月8日ロードショウの映画『STAND BY ME ドラえもん』の特集号でもあるわけですが、ぼくが「おお!」と思ったのはこの映画のためにミニチュアを作った方の話。

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↑のび太の家!この模型見たい!

あと藤子・F・不二雄先生のエッセイの再掲もすごくよかった!
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あ、もうひとつ別のコーナーにもぼくの文章載ってて、それは「もしもひとつだけひみつ道具がもらえるとしたら何がほしいですか?」っていうアンケートコーナー。ぼくが何を欲しがったかは読んでみてください。「あー、わかるわー」って人多いと思う。ぼくのサイト見てくれてる人なら。ちなみにこのコーナーには45人の著名人が回答してるんですが、その面々がすごい。大林宣彦から乙武洋匡、小池栄子にさかなクン、しまおまほもいれば堀井雄二も!「団地団」でご一緒している佐藤大さんも回答してるし、川島小鳥さんや名久井直子さん、文具王もいたのにびっくり。あと東浩紀さんも。つまりこれって、ジャンル世代問わず誰でも回答できる、っていうことで、やっぱりドラえもんすごいなあと思った。

そうそう、その東さんも寄稿してて、これがすごーくよかった。タイトルは「空っぽの引き出しに見ていたもの」

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これ、ちょっと泣きそうになった。