「住宅都市整理公団」別棟

ここは団地マニアのためのウェブサイト「住宅都市整公団」の総裁のblogです。団地だけじゃなくて工場やジャンクションや高架下建築や。

そのほか

「同じに見える」話

IMG_0201

絵文録ことのは」の松永さんにインタビューを受けた「ゲニウス・ロキの歩き方」(くわしくは→「お台場ガンダムと大仏は何が違うのか?」)で、「興味がないものは同じに見える」という話をした。

よく「団地ってみんな一緒で気持ち悪い」って言う人がいて、郊外的風景がダメなものである理由として「画一的である」が挙げられることもよくあるんだけど、ぼくはこういう意見に対して、そう言うわけです。

で、このインタビューで松永さんと
「ネコを飼っていない人にはネコの区別がつかない」
「ヴィトンのバッグ持ってる人は同じ型のバッグの中から自分のものがすぐ分かる」
「AKBファンじゃないと見分けるのが難しい」
とかで盛り上がって、藤子・F・不二雄の『モジャ公』にある『ナイナイ星の仇討ち』という話が、宇宙人にとって地球人はみんな同じに見える、というプロットだ、と紹介した。ちょうど団地に興味がない人にとっては団地が同じに見えるのと同じだ。

で、これに関係しておもしろかったのが、ぼくがいつも読んでいるブログ"ON,OFF AND BEYOND"の人種依存型顔識別能力というエントリ。

「最初アメリカに来た時、白人の顔の区別がつかなくて困った。でも、最近は、日本に行くと、最初日本人の顔が一緒に見える。ところが一週間くらいたつと日本人に目が慣れてきて区別がつくようになる。その状態でアメリカに帰ってくると、今度は空港で見かける白人がみんな同じ顔で驚く」

へー!そういうことあるんだ!と。

ぼくもAKBにのめり込んだら団地の見分けつかなくなったりするのかしら。


ついに西日本6都市で開催!『間取り図ナイトツアー』

madorizunighttour

開催通算10回を超え、いつも満員の「間取り図ナイト」。mixiの「間取り図大好き!」コミュ管理人の森岡さんが集めたおかしな間取り図を見てああだこうだと楽しむイベントですが、いままで東京と大阪でしかやったことがありませんでした。出演者であるぼくが言うのもなんですが、毎回ほんと楽しくて、日本各地から「うちでもやってほしい!」とのどうかしているリクエストをいただいておりました。

しかし、人気のイベントとはいっても、所詮はもの好き3人組がほそぼそとやっている催し。なかなか遠くまで足を運べるものでもなく、悩んでいました。

で、どうしたことか、主催者・リーダーである森岡さんが突如これまでにないやる気を見せたのです!なんと2週にわたって計6都市をまわるという無謀!たのしみだ!


■ツアースケジュール

名古屋 6/15(金) 会場詳細・予約はこちらをご覧ください
高松  6/16(土) 会場詳細・予約はこちらをご覧ください
神戸  6/17(日) 会場詳細・予約はこちらをご覧ください
博多  6/22(金) 会場詳細・予約はこちらをご覧ください。
岡山  6/23(土) 会場詳細・予約はこちらをご覧ください。
大阪  6/24(日) 会場詳細・予約はこちらをご覧ください。

予約、受付は各会場毎で方法が異なります。上記スケジュールの各リンク先の説明を良く読み、各会場との間でご予約お申込等を行って下さい。


より詳しい情報は間取り図ナイト公式ページをご覧ください。

各地のみなさんのお越しをお待ちしております!

修悦体の次はこれか!?恵比寿不動産屋間取り図の迫力ありすぎる文字

先日デイリーポータルZに「間取り図書いて見せてください!」という記事を書いた。そしてきたる2011年9月24日と25日に2や連続で「間取り図ナイト」をやる。

で、思い出したのが恵比寿駅そばの不動産屋さん店頭にある間取り図たちだ。これが迫力がすごいのだ。

P6122198
「墨痕鮮やか」っていうのはこういうことか。

P6122202
数字はなぜか弱々しい。いや、弱々しいっていうか、こっちがふつうなんだけどな。

P6122199
なんかもはやこれが物足りなく見えてくる。そしてこれ秀和レジデンスか!いいなー。秀和レジデンスをめぐって鑑賞してまわりたいと思ってるんだよね。

P6122200
これほどのレベルで迫り来る「礼金ナシ」がかつてあっただろうか。あと、お風呂の表記が温泉マーク。

P6122201
間取り図中にある正方形の黒いものが何かの文字なのか柱なのかももはやわからない。

P6122197
定期的に通って新しい「作品」を見ていきたいです。

いやー、なんというか、個人的には修悦体の次はこれなんじゃないか、と思った。



2011年2月13日 間取り図ナイト in 大阪開催!

mdr
東京カルチャーカルチャーで毎回あっというまにソールドアウトする「間取り図ナイト」。近畿圏の方々、おまたせしました。ついに大阪で開催です!

間取り図ナイトin大阪開催
2011年2月13日 19時〜21時(予定)
場所: digmeoutART & DIENR(→地図)
入場料金: 1500円(1ドリンク付き)
電話: 06-6213-1007
出演: 森岡友樹(間取り図大好き!コミュ管理人)
大山顕(住宅都市整理公団総裁)
大塚幸代(ライター)
古谷高治(digmeoutART&DIENRマスター)他


今回は、東京カルチャーカルチャーでの第1回目〜6回まで (そんなにやったのか、って話ですが) のなかから選りすぐりの「面白間取り図総集編」と、 「関西地方にこだわった間取り図」を中心にお送りする、とのことです(森岡さん談)。

予約は、上記電話番号に「ご希望人数」「代表者のお名前」をお伝え下さい。 また、当日はご予約のお客様を優先させて頂きます。予めご了承下さい。

これまでの「間取り図ナイト」はこんな感じ。ほんと毎回おもしろいです。

メンバーも、ぼくを含めて東京での3人が登壇。大阪周辺の方、ぜひお越しください!

あと、twitterのイベントハッシュタグは " #mdrz " です。

これで寒い日のジャンクションツアーでもツイートできる!

きょうの関東地方は寒かった。打ち合わせで外出したのだが、雨も降ってて今シーズンではじめて「手袋ほしい」と思った。

で、この手袋だ。

SDIM1912

アイタッチグローブというこの手袋、手袋したままでiPhoneやiPod toutch が操作できるというもの。

ほんとに、ふつーに操作できる。なんの支障もない。すばらしい。

今年3月にやったジャンクションツアーは雨と極寒でそうとうつらくて(それでもたくさんの方々に参加していただきました!みんなすごい!どうかしてる!)、手袋外すのがいやでツイートもしなかったのですが、今シーズンはこれで解決だ!

手袋の性能としては、ごくふつう。どちらかというと薄手なので雪山とか本気の防寒が必要な場面ではお勧めできない。だけど、どのみちそういうときはツイートはやめたほうがいいよね。

SDIM1913
とうぜん、マジックマウスも操作できた。寒空の下マウスをいじるシチュエーションはないと思うけど。


ツイッター付箋:「呟付箋」(つぶせん)つくった!

前回ツイッター原稿用紙:「呟稿用紙」を作ってみたが、これは原稿用紙より付箋のほうがいいんじゃないか。これもぜったいすでにだれか作ってると思うけど。

ということで「呟付箋」(つぶせん)です。

tsubusen

pdfデータはこちらに。デザイン中途半端なので、そのうちもっと良くします。良くしてどうする?

ツイッター原稿用紙:「呟稿用紙」つくった

ぜったいだれかすでに作ってると思うけど、作ってみた。

twigenkou2

pdfデータはこちらに。

*「スキマチトーキョー」のKOICHIROH氏(@KOICHIROH)の冴えたネーミングを拝借し、「呟稿用紙」としました。用紙の左下にもそう入れました。よく入ってるよねこうやって。文字数表記とともに。

フォトグラファーは向こう側には行かない サリンジャーのこと

今朝明け方にサリンジャーの訃報を聞いた。

ぼくも「ライ麦畑でつかまえて」は読んだ。たぶん高校生の頃だったと思う。正直、あまりおもしろい物語とは思えなかった。だからあまり今度のことに関してもそれほどショックは受けなかった。マイケルが死んだときのほうがショックだった。いままで有名人が死んでいちばんショックだったのはナンシー関のときだ。

ただ、世界中で読まれている本を書いた著者が森の中で隠遁生活をしている、という事実にはとても興味をひかれていた。だれでもこういう生き方をしたいと思うことがあるのではないか。

で、先日「空中キャンプ」の伊藤さんが本を出版された。そのなかに「ハックルベリー・フィンの冒険」の章があり、そこで「ライ麦〜」のホールデンについて触れられている。というか、どちらかというとこれはホールデンについて書かれているのではないか。

この章の中で伊藤さんは、サリンジャーについて

「サリンジャーは実生活で、ほんとうに森にキャビンを建てて、周囲と断絶した生活をはじめてしまったので、結局、ハックよりホールデンより、サリンジャー本人がいちばんさまよっているんじゃないか、という気になってくる。あの人はどうしてあんなふうなのか」

と書いておられる。たしか「空中キャンプ」内でもサリンジャーについての文章があったはずだ。この本が出たばかり。そしてぼくにとってこの一文はとてもに印象に残っていたので、今度のことに関して伊藤さんがどういう感慨を持たれるのかが気になっていた。

そうしたら、今日、「サリンジャーのこと」と題された一文がポストされていた。


ぼくがこれを読んで印象に残ったのは「戻ってこれなくなる」という部分だ。

「ひとつの物語があまりにも強い影響力とエネルギーを持ってしまったとき、それは人を助けるだけではなく、そこから戻ってこれなくなるような怖ろしさがある、ということ」


定期的にテレビに出演させていただくようになって、何人かの役者さんとお近づきになることができた。演技することについてお話しすると、みなさん同じことをおっしゃるのが印象的だった。

「戻ってこれなくなる」と。

ある役柄を演じているうちにその役と本来の自分との境界があいまいになって、仕事が終わっても「戻ってこれなくなる」ことがあるというのだ。怒りを爆発させるシーンのあとでは、その後数日怒りにとらわれてしまって苦しむこともある、という。役者さんによってはセラピー的な方法で「戻ってくる」方もいらっしゃるらしい。ときには「お払い」をすることも(!)。

小説家も役者も、物語るということにはそういう苦しみがあるのだということを初めて知った。

で、一方、フォトグラファーでそういう「戻ってこれなくなった」話はあまり聞いたことがないな、と思ったのだ。これは興味深い。

たぶん、カメラという装置は、撮影者がどんなにその対象に魅入られたとしても、その間に線を引いて決して「向こう側」には行かせない性質のものなのだと思う。これが幸せなことなのかどうなのかは分からないけれど。


伊藤さんの本を妹に貸したらやっぱり「ライ麦〜」の話になった。彼女も冒頭のぼくの感想と同じようなものだったという。ただ「自分が読んだのは中学生のころだったからかもしれない。あれには読む時期があるのではないか」と言っていた。二人で出した結論は、たぶん大学生になりたてぐらいがいいのではないか、というものだった。ほんとかな。
tw fc
カモ
「別棟」じゃない本サイトはこちら
メルマガ登録
工場見に行くなどのイベントをメールでお知らせします。登録はこちら
ぼくが出した本たち↓
150

名団地たちをペーパークラフトにしました。
門外不出の旧公団による古い団地写真も多数!
DPZロゴ
デイリーポータルZで連載しています。これまでに書いたもの一覧はこちら
更新月ごと
Twitter @sohsai
記事検索