「住宅都市整理公団」別棟

ここは団地マニアのためのウェブサイト「住宅都市整公団」の総裁のblogです。団地だけじゃなくて工場やジャンクションや高架下建築や。

都市河川・水路

猫は猫のまま愛でるのが都市に住むわれわれの作法だと思う【東京「暗渠」散歩】

地形を楽しむ東京「暗渠」散歩

さいきん都内で打ち合わせなどの際に必ず持って出かけているのがこの本だ。iPhone版あるいはKindle版でないかしら。
『東京「暗渠」散歩』 本田 創 編著 洋泉社

序 東京の暗渠
かつての川がたどってきた歴史とそこを探索する意味/暗渠探索のポイント

◎機―唾川支流の暗渠 山の手地区南側を代表する川筋から都心部の地形を感じる
渋谷川(上流域)/玉川上水原宿村分水/河骨川/
宇田川初台支流(初台川)/宇田川/いもり川/笄川
Special Report 1 白金分水・玉名川・白金三光町支流を歩く

◎供/静沈郢拯の暗渠 井の頭公園の池を源に、多くの支流を集める
桃園川/井草川/江古田川(上流域)/弦巻川/水窪川/蟹川/紅葉川/谷端川・小石川
Special Report 2 歴史が凝縮された東大下水をたどる
Special Report 3 神田川笹塚支流(和泉川) 時代の重なりを味わう
Special Report 4 存在わずか数十年 善福寺川支流・松庵川

◎III 目黒川支流の暗渠 世田谷全域と目黒区北部の水を集めた
北沢川/空川/蛇崩川/谷戸前川/羅漢寺川
Special Report 5 水源の池を求めて烏山川をさかのぼる

◎検‘歙郢拯の暗渠 暗渠と開渠が交互に現れ、短いながらも多彩な表情を見せる
呑川(上流域)/九品仏川/駒沢支流・洗足流れ 

◎后\仗整羸郢拯の暗渠 中流域で支流の水を集め、下流域で多くの用水とつながっていた
貫井川/エンガ堀/田柄川/谷田川・藍染川

◎此‐綽紂ν竸紊琉典堯‘位と静脈の関係にあった上水・用水と山の手の川
玉川上水(暗渠区間)/千川上水/品川用水/三田用水
Special Report 6 玉川上水余水吐 遺跡の宝庫をめぐる

Extra Report 外堀通り下の暗渠 水道橋分水路を行く

すばらしい。こういう本を待っていた。もちろん東京の河川や暗渠を専門とするウェブサイトはたくさんあるんだけど、やはりこうして一冊に系統立ってまとめられると、すごくわかりやすい。

■「河川レイヤー」で東京を見る続きを読む

【こちらも定員に達しました】2012年9月17日 13:20出航「大阪ドボククルーズ2」

【こちらも定員に達しました】



昨日募集した「大阪ドボククルーズ」があっというまに定員に達してしまったので、午後にもう一便出します。

■大阪ドボククルーズ2
■2012年9月17日 13:20出航〜15:10終了
■料金:3000円(予定)
■コース↓

大きな地図で表示
参加したい!という方は「大阪ドボククルーズ2参加希望」のタイトル、お名前と人数を本文に danchimania@gmail.com にメールください。←定員に達したので締め切ります。
■先着10名様です!

以前デイリーポータルZで書いた「高さ12mの巨大アーチを船でくぐる!」と同じお舟かもめを借ります。

午前中とはコースが違って、上の表題写真のような工場の近くを通る「工場萌え」にお勧めのコースです!バイザゲートもくぐりますよ!
 
 

【定員に達しました】2012年9月17日(祝)大阪ドボククルーズ開催!

【定員に達しましたので締め切ります!】



来る2012年9月17日(祝)に大阪で「ドボククルーズ」をやります。参加者募集。

■大阪ドボククルーズ
■2012年9月17日 11:20出航〜13:10終了
■料金:3000円(予定)
■コース↓

大きな地図で表示
参加したい!という方は「大阪ドボククルーズ参加希望」のタイトル、お名前と人数を本文に danchimania@gmail.com にメールください。←締め切りました。
■先着10名様です!

以前デイリーポータルZで書いた「高さ12mの巨大アーチを船でくぐる!」と同じお舟かもめを借ります。上の表題写真の天保山ジャンクションの下や、バイザゲートをくぐりますよ!
 
 

9月20日(木)と9月23日(日)「川から見る首都高クルーズ」やるよ!



先日「ぼくらはなんと不思議ですてきな街で暮らしていることか。"INNER PASSAGE"」と題してすてきな写真集をご紹介しました。その中で「また首都高の下を行くクルーズしたいなー」なんて言ってたら、開催することになりましたよ!しかも今回は首都高主催、ヤマハ全面サポートという体制で!

■shutoko members 首都高×ヤマハ発動機 川から見る首都高クルーズ&マリーナパーティー
■2012年9月20日(木)と9月23日(日)
■2日ともそれぞれ12:30〜15:00 と 15:30〜18:00 の2回開催
■コースはもちろん日本橋川〜神田川という東京でいちばんすてき(ぼく的に)なクルーズコース!

大きな地図で表示
■料金:7,000円(パーティー料金含む)
■詳細・お申し込みは→こちら

まさに"INNER PASSAGE"を体験できるコース。これはぜったい楽しい!

以前みんなで同じコースを行ったときの様子は→DPZ:「川から愛でる高速道路の裏側」

で、今回プレミアムなのは、ただクルーズするだけじゃなくて、首都高さん、ヤマハさんの"中の人"に食事しながらお話聞く会も用意していること。みんなで根掘り葉掘りいろいろ訊こうぜ!

すでに申し込みたくさんあって座席埋まりつつあるようです。興味ある方はぜひ!

名古屋の都市河川映像もすてきだ!

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↑なんだかすごくふしぎな風景!これ、ちゃんと見たいよね?

これまでぼくはデイリーポータルZで何回か都市河川クルーズにまつわる記事を書いてきた。

川から愛でる高速道路の裏側
夜の都市河川クルーズはちょうすてき!
憧れの中川クルーズ
東京、サイテーの橋
くぐれ!たいやきくん
高さ12mの巨大アーチを船でくぐる!

いやー、すてきなのよ、都市内を流れる川って。

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↑日本橋川水上から見た江戸橋ジャンクション!

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↑神田川、御茶ノ水駅の下の水上から見た夜の聖橋!

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↑秋葉原も水上から見ればこの通り!

都市河川って、街の「いちばん底」にあって、そこから見る風景は知っているはずのいつもの街が、ずずっと体の向きを変えて迫ってくる感じ。続きを読む

あたりまえになるべきことが、あたりまえのように書いてある『東京水路をゆく』

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2010年は、ぼくにとって「都市河川」の年だった。まだふり返るのははやいか。いやしかし、今週末も羽田D滑走路+京浜運河クルーズに行く予定だし、どうかんがえても俺流行語大賞は「都市河川」で決まりだ。

DPZに書いたものだけでも
東京、サイテーの橋
くぐれ!たいやきくん
川から愛でる高速道路の裏側
すてきな水辺のごちゃごちゃ建築
高さ12mの巨大アーチを船でくぐる!
夜の都市河川クルーズはちょうすてき!
とすっかり川づいている。

いま気がついたけど、回を経るごとにタイトルが長くなっていくのが印象的だ。

で、そんなぼくの2010年を締めくくるかのようにすてきな本がでた。いや、だからまだ年末というにははやいんだが。

『東京水路をゆく』 艪付きボートから見上げるTOKYO風景

この本、尊敬する水路をゆくのパドルさんによるもの。なんと自分でボートを所有していて、それで東京の都市河川をうろうろするといううらやましくてならない日々をおくっているようすを綴っているこのサイト。ぼくはこれがだいすきで、感心しつつうらやましく身もだえしながらいつも読んでいる。いいなあ、ボート欲しい。

で、その成果がまとめられたのがこの『東京水路をゆく』 だ。

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東京の主要なすてき水路を網羅!

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東京の水路から見えるちょうすてきな風景をあつめると、ほとんどドボクなものになる。やっぱりそうか。そうだよねえ。

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ぼくとちがってひじょうに紳士的に高架で覆われた水路だって楽しめる!と主張されている。すばらしい!そうだそうだ!

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そうだそうだ!

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そうだそうだ!もっとやれ!

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そうだそうだ!

もともと高架下とかジャンクションとかカミソリ堤防とかのドボクな、一般的には「醜い」とされる景観を見ることができるからクルーズに参加するようになったぼく。ずっとひとつの不安があった。ぼくのそういう歪んだ楽しみ方以外の水路の楽しみ方ってどういうものなのか皆目わからない、というのがそれだ。

しかし、その道のベテランであるパドルさんがこれら「ヤバい景観」を「これも楽しい」と言っておられるのを見て、ほっとむねをなで下ろした。そうか、そうだよねえ。

おそらく、つまり、東京の都市河川をじっくり体験しちゃうと、そう簡単にはヤバい景観を「醜い」とは言い難くなる、ということなんだと思う。たぶん。きっと。ちがうかな。

そしてその思いは、見返しに「モーターボートによる街歩き」あったこの一文でさらに深まった。
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どういうことかというと、つまり、この本に書いてある「この水路からはこんなふうにすてきな景色が見えます!」「この川にはこういう設備があって、それにはこういう機能があるんですよ!かっこいいよね!」っていうのは、すべて水路だからなじみがなくて珍しいだけで、これ道路だったら"あたりまえ"のことなんじゃないかと思ったのだ。「六本木六丁目の交差点から六本木ヒルズが見えるんですよ!」って書いても「うん、知ってる」ってなるよね。でも、この本に書いてあることって、そういうことだと思ったのだ。

っていうと、なんかこの本たいしたことない、っていってるみたいだけどそうじゃないから!むしろ正反対。

ようするに、みんな水路になじみがなさ過ぎるのだ。なじみがなければ「醜い」とかも言いたくなるだろう。そう、このエントリ読んだひとのうちどれだけの方々が日本橋の下を船でくぐったことがある?

とにかく都市河川に親しむのはハードルが高すぎる。いまの水辺の管理は基本的に水に降りられないようにできている。法的、物理的に。もったいない。あたりまえになるべきことが、あたりまえのように書いてある。この本は、そういうすばらしい本なのだ。

そのほか、随所でしっかりと河川に関する基礎的な知識が、とてもわかりやすく書かれている
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東京における水位表示「A.P.」の話や、

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江東区の「ゼロメートル地帯」の解説なども。

一点だけとてもざんねんな描写があって、それは水門や閘門を解説する際に「男のロマン」的な表現があった点だ。たぶん本心ではなく編集上の他愛のない言葉だと思うのだが、ぼくにとってはこれはざんねん。ことし多くのクルーズに多くの同好の士たちと楽しんだが、つねに男女半々だ。ようするに水路やドボクを楽しむのに性別とか関係ない。水路に親しむのが「あたりまえ」になるために、まずこういう表現は避けて欲しいな、というのがぼくの願いだ。増刷のさいにはご検討いただきたい!あとがきに、執筆の協力者として奥さまに感謝の意を伝えていただけに。







「川から日本を見てみよう」クルーズたのしかった!

きのうの「川から日本を見てみよう」クルーズ、ちょうたのしかった!みなさんありがとうございました。

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くわしいようすのレポートはまたのちほど。

「くぐれ!たいやきくん」オフィシャル動画



DPZで「くぐれ!たいやきくん」と題して書いた、BOAT PEOPLE Association主催のクルーズ: 「江戸の水迷宮クルーズ」。そのオフィシャル動画がUPされていました。思い出すなあ。すてきだったなあ。
 →LIFE ON BOARD Tokyo 「江戸の水迷宮クルーズ」動画記録 | BOAT PEOPLE Association

_DSC3772ぼくはこのいくつかあるコースのうち、古川を行くものにしか参加しなかったんだけど、浜離宮のコースも行ってみたかった!これはまた企画してもらわなくては!

で、この映像は「東京静脈」野田さんによるもの。さすが。(左の写真はこの映像を撮っている野田さん)

ということで、野田さんと、これを企画したBOAT PEOPLE Associationの山崎さんといっしょに都市河川映像イベントをやるので、ぜひお越しください。
 →2010年7月10日「川から日本を見てみよう」やります!
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