みなさん、こんにちは、ようちゃんです。
本日は土壌診断および施肥設計についてお伝えします。
土壌診断の結果(土壌診断基準値)は以下の通りです。
含水率 :36.9%
EC :0.05dS/m(0.3~0.8dS/m)
pH(H2O) :6.3(6.0~6.5)
pH(KCl) :5.5(5.5~6.0)
硝酸態窒素 :1.0mg/100g(5mg/100g以下)
可給態リン酸 :25.0mg/100g(20~50mg/100g)
交換性カリウム(加里) :100mg/100g(11~22mg/100g)
交換性カルシウム(石灰) :200mg/100g(131~164mg/100g)
交換性マグネシウム(苦土):5mg/100g(25~35mg/100g)
可給態鉄 :5ppm(10~100ppm)
交換性マンガン :2ppm(15~30ppm)
ナスの施肥基準は以下の通りです。
基肥
窒素:15.0kg/10a、リン酸:25.0kg/10a、加里:15.0kg/10a
以上のデータから、窒素、リン酸は基準値ですので基準量施肥にします。
加里は基準値より過剰ですので無施肥にします。
石灰は基準値より高いですので無施肥にします。
苦土は基準値より欠乏ですので苦土肥料を30.0kg/10a施肥します。
以上のことをまとめるとナスの施肥設計は以下の通りです。
基肥
窒素:15.0kg/10a、リン酸:25.0kg/10a、加里:0kg/10a、苦土:30.0kg/10a
この施肥設計を今回施肥する有機肥料(水分:15%、窒素:3%、リン酸:2%、加里:1%)をベースに基肥のみ考えると以下の通りになります。
有機肥料 :1500kg
過リン酸石灰 :57kg
硫酸マグネシウム:120kg
もし、土壌診断および施肥設計のことで質問等がありましたらお気軽にコメントして下さい。