管理人soken2chです。

ホリエモンこと堀江貴文氏の、

「中国とか北朝鮮が日本に攻めてくる訳ないじゃん」

「尖閣諸島取られてなんか問題ありますか?取られたらお金で買い戻したらいいじゃん」

という朝生(朝まで生テレビにて)での発言が多くのソーシャルメディアで話題になっているので、イレギュラー的にエントリーしてみたいと思います。

ご覧になっていない方はこちらをどうぞ。(消されてたらすいません)

皆さんの第一印象はいかがでしょうか?

私はこう思いました。

「もし私が中国や北朝鮮のリーダーであれば、この中で堀江氏の発言を最も危険視するだろうな」

と。

前もって言っておきますが、私は堀江氏の発言に賛同しているわけではありません。そんな簡単に自国の国土を取られていいわけないでしょう。ただ、これはあくまで堀江氏の考え・国家戦略のメソッドであり、感情に任せて議論の段階でこれを真っ向から否定するのはおかしいし、もし否定するのであれば否定する側はそれなりの根拠を示すべきです。今回の朝生では誰もが根拠が皆無でした。であれば不毛な議論したいだけ議論から一線を画した堀江氏の発言に問題提起という意味で一定の価値があったとsoken2chは考えます。

この映像で堀江氏は他の有識者の方に何度も質問します。

「そもそも(中国や北朝鮮が)攻めてくる可能性はあるの?」

と。これに対して口をそろえて他の方は「ある」というのですが、それがあまりにもざっくりすぎる。「高い確率であります」とか「攻められてからじゃ遅い」とか。日本の学生のディベート大会ですか?

このざっくり議論で話を進めると、極論ですが「国防費は国家予算の100%でもいい」という話になってしまいます。交通事故で死ぬのが怖いからといって自分のお給料すべてを保険の掛け金にしますか?と。

国家戦略とは自国で最も緻密な費用対効果分析の集大成でなければならないはずです。

この緻密な分析をしていない方々に堀江氏の発言を門前払いする資格はないでしょう。

ここでは中国を例にあげますが、おそらく日本の中国脅威論を中国のリーダーが見ていたらホッと胸をなでおろすことでしょう。一生答えが出ないライブ放送を国内の高度な頭脳を集めて毎週何時間もダラダラやってるんですから。

堀江氏はこういう場ではいつもそうですが、感情的になってしまい、かつ、前提条件や背景をまったく話さず、自分の思考の結論だけを述べてしまうので誤解を受けやすい人物です。

ただ、彼が言いたかったのはこれに尽きるでしょう。

「尖閣に固執しすぎて国家転覆したら意味なくないですか」

朝生はよく中国や北朝鮮をテーマにしますが、「どのくらい脅威か」「その脅威に国家としてどのくらいの予算を使うべきか」という点について数値化して話したり、この点について問題提起する人間があまりいらっしゃらないのは大きな問題かなと思いました。で、いつものように「じゃあ中国・北朝鮮は脅威ってことで」で番組は終わるわけです。

堀江氏の考えは異様だと個人的には思います。しかし、それはあくまで日本を勝たせる・守るための方法論が異様だという話で、多様な論が出てくることを否定する余地はありません。むしろ堀江氏は戦略の本質をよくわかっていると思います。「想定の範囲内」という堀江氏の言葉が数年前流行語になりましたが、戦略の本質とは「想定外」「まったく予想してなかった」と敵に思わせ、攻めることなのですから。

それをこの発言だけを一人歩きさせて、国民を世論誘導する右寄りや左寄りの方々がツイッターや2ちゃんねる、ニコニコ動画、Youtubeなどであまりにも目に余ったのでこういうエントリーをさせていただきました。日本は本当に平和だなぁと思いまして。

ちなみにこの番組内で堀江氏に他の方がこう言いシーンがあります。

「(今の発言は)リアリストの堀江さんとは思えない発言ですねぇ」

と。

いやいや、彼があの卓上で最もリアリストだったと思いますよ。(soken2ch)