2005年05月15日

高橋尚子独立の意味するモノ

陸上界を先週揺るがしたのは、なんと言っても小出監督から独立した高橋尚子のニュースです。随分長いこと名師弟コンビを組んできたわけで、独立の背景にはいろいろ考えるところもあったのでしょうが、最近の高橋を見ていると、以前のように走ることを楽しめなくなっているのではないかな?と思います。
このところ陸上競技のみならずオリンピック等国際舞台で活躍する日本人選手も増えてきましたが、その選手たちの多くは、昔と違って悲壮感も何もなく、競技を楽しめているなと感じます。それこそスポーツの基本であり、強さの秘訣。そしてその最たるものが高橋尚子だったはずなのに・・・。
国民や監督の描く「よい子のQちゃん」像に答えるべく長年頑張ってきた彼女ですが、だからこそその勤続疲労から輝きを失い、それに自ら気付いた今、「最後の競技生活ぐらいは自分の好きなようにやらせてよ」
っと言っている気がするのです。
レベルは違えど自分も一緒だったように思います。いつの頃からか、練習や試合が楽しめなくなった。そして、単に走ることが好きで楽しめればそれでいいという仲間と、それだけでなく競技者としてレベルアップを追及していきたい仲間。その双方を肯定しながら、チームとしての勝利を目指す!そんな狭間の中で結局答えが見出せなかった自分の現役時代の苦い経験を思い出したのでした。

何はともあれ、日本の女子マラソン界を引っ張ってきた彼女の有終の美に期待したものです。そして小出監督には、早く第二・第三の高橋・有森を育てて欲しいものです。

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