2020年06月03日

石毛優花写真集『MIX BITS』 (私家版、2020年6月9日発行)

石毛優花写真集『MIX BITS』
私家版/2020年6月9日発行
カラー/A5/48ページ/写真点数:39点
定価:2500円(税込)※ 著者署名本
自身の手による手製本の写真集を作り続けている石毛優花の2019〜20年撮影の新作写真集。
石毛優花写真集『MIX BITS』

石毛優花写真集『MIX BITS』1

石毛優花写真集『MIX BITS』2

石毛優花写真集『MIX BITS』3

石毛優花写真集『MIX BITS』4


sokyusha at 15:05|Permalink 写真集新刊 

2020年06月02日

中嶋勇樹写真集『残響』 (PHOTO STREET、2020年5月15日発行)

中嶋勇樹写真集『残響』
PHOTO STREET/2020年5月15日発行
A4/並製/ケース/モノクロ
68ページ/写真点数:64点
編集・装丁:川口和之
編集協力:大田通貴
定価 : 2700円 (税込)
中嶋勇樹写真集『残響』

中嶋勇樹写真集『残響』1

中嶋勇樹写真集『残響』2

中嶋勇樹写真集『残響』3

中嶋勇樹写真集『残響』4


sokyusha at 17:12|Permalink 写真集新刊 

甲斐啓二郎写真集『骨の髄―Down to the Bone』 (新宿書房、2020年3月20日発行)

甲斐啓二郎写真集『骨の髄―Down to the Bone』
新宿書房/2020年3月20日発行
25.7×25.0cm/上製/カラー/132ページ
定価 : 5300円+TAX※ 著者署名本
『2012年から2018年に、世界の5つの祭り、イングランド・アッシュボーンのShrovetide Football、秋田県美郷町の竹打ち、ボリビア・マチャで行われるTinku、ジョージア・シュフティのLelo、長野県野沢温泉村の道祖神祭りの「火付け」を撮影した写真集。連続する写真からは、肉体がぶつかり合う音、ほとばしる汗と立ち昇る湯気、言葉にならない音声が聞こえる。スポーツの始原と言ってもいい、格闘する祭り。』(版元の紹介より)
甲斐啓二郎写真集『骨の髄』

甲斐啓二郎写真集『骨の髄』1

甲斐啓二郎写真集『骨の髄』2

甲斐啓二郎写真集『骨の髄』3

甲斐啓二郎写真集『骨の髄』4



sokyusha at 16:39|Permalink 写真集新刊 

2020年05月29日

蒼穹舎スタッフのお勧め 8 元田敬三写真集『轟』

蒼穹舎スタッフのお勧め 8 元田敬三写真集『轟』
コロナによる自粛で時間ができたことから始めた蒼穹舎スタッフのお勧め本ブログ第8弾は、昨年刊行した元田敬三写真集『轟』です。

元田敬三さんは大坂府生まれで、大学卒業の後、大阪ビジュアルアーツを卒業し、上京。東京のストリートを撮り始め、2001年に最初の写真集『青い水』(ワイズ出版 大田通貴編集)を刊行。この本はワイズ叢書の1冊として出されたもので、この叢書が森山大道さんや北井一夫さんなど実績のある年配の作家が多いラインナップの中で、異色の若手作家の処女作が加わったのは当時、すごく興味深かったのを覚えています。『青い水』から以降多数の写真集刊行や展覧会参加をしてきた元田さんが、大田さんに続編を作りたいと言い続けて18年、ついに実現したのがこの『轟』です。

『轟』の撮影は1999年辺りが数枚と2011年〜2014年が大半を占め、日本全国のストリートです。様々な年代の人々の姿が印象的です。元田さんの処女作『青い水』では、1996年から2000年の東京新宿と大阪ミナミを撮影したもので、中でも上京して一人暮らしを始めるも、東京に馴染めない若者の孤独な姿が印象的で、当時すごくいい写真集が出たなと思ったものでした。元田さんも上京してきたばかりの人だったので、そうした孤独感にリンクし、すっと写真に封じ込むことができたのかなと想像したりしました。今作『轟』でも、そうしたどこか引き摺る孤独な心情を抱えた人の肖像が、見事に撮りこまれていてすごく印象的です。この2冊と他の元田さんの写真集はどこか違うような気がしていて、この本が刊行された当時、お店に来た元田さんに「いつもご自身で全部作っていることが多いのに、なんで久しぶりに大田さんとやることにしたんですか?」と聞いたら、「自分で作ると、かっこいいと自分が思う写真ばかり選んじゃうけど、大田さんにやってもらうと、自分では選ばない写真を選んでて、それでいて成立しているから面白い」ということをおっしゃってました。それを聞いた時、おそらくこの本や『青い水』で感じた孤独感へのリンクは元田さんが持つ普段と違う魅力なのかなと思いました。まあ僕の個人的な印象が合っているのかわかりませんが、この本が色々と思いを広げてくれることは間違い無いと思います。ぜひご覧ください。


蒼穹舎スタッフのお勧め本:
元田敬三写真集『轟』
蒼穹舎/2019年6月16日発行
モノクロ/上製/A4変型
72ページ/作品点数:67点
装幀:原耕一
定価:4,000円+TAX ※ 著者署名本
『写真を撮ることは行為である。ハッとして心が動くのは恋である。
行為であり恋である写真行為。街路を歩いていると次第に聴覚は閉じていき、視覚は無意識に覗いている監視カメラの様な状態、腕や脚といった身体は自動運転となり、脳内では欲望と記憶という2つのテレビジョンが連続して垂れ流される。鈍感になる身体感覚と反比例するように、僕の内的感覚=心は益々敏感になり、擦過する光景や人が放つメッセージの断片を受け取る事となる。擦れ違う人の悲しみや歓喜、街の繁栄や衰退などが生声の様となって心に届くのだ。
その様な状態で街をトボトボとさすらっていると突然心にゴーという轟音が響くのである。』(あとがきより)
元田敬三写真集『轟』

元田敬三写真集『轟』1

元田敬三写真集『轟』2

元田敬三写真集『轟』3




sokyusha at 14:43|Permalink 蒼穹舎スタッフのお勧め 

2020年05月26日

松本コウシ写真集『真夜中のエーテル』 (QUATTRO、2020年5月31日発行)

松本コウシ写真集『真夜中のエーテル』
QUATTRO/2020年5月31日発行
ドイツ装/A4/カラー
114ページ/写真点数:90点
定価4500円+TAX ※ 著者署名本

『本作では、長年撮ってまいりました夜の都市から離れ、文明社会の外堀に在って光のとどかない闇へと入ってゆきました。闇の中で徴候の明滅を繰り返す植物たち、小さな森に入ると「彼ら」同士で囁く声が聞こえたように感じました。暗闇の中でコミュニケーションをとる植物たちの様子は、人が感じる周波数の外にある「気」のような存在が森の粒子と共に舞い上がっているかのごとく見えたのです。
草木が放出する眼に見えない壮大な生命循環の匂いに幻惑され、その官能的な闇に向かって私は光を放ちました。輝く闇、刹那「彼ら」のコミュニケーションは視覚化され、人が感じることのできる「表出」へと変わったのです。
作品集は、大物主神の伝説となった三輪山(日本最古の神社の御神体)の横顔からスタートいたします。撮影においては、大和三山(香具山・畝傍山・耳成山)を背景に奈良時代〜平安時代の歌人らが歩き、ふと足をとめて眺めたと思われる風景も、撮影途中より意識せざるを得ない心境になってゆきました。また季節・歳月によって姿を変える植物たちを定点観測によって捉えた作品が8組16点散りばめて挿入されております。
「真夜中のエーテル」とは、植物たちが闇の中でしっとりとエネルギーを放つ様を例えたものです。私が小さな森の中で感じた「気の流れ」を興がって頂ければ幸いです。』(松本コウシ 困惑の昼下がり 2020.05.18 Mondayより)

松本コウシ写真集『真夜中のエーテル』

松本コウシ写真集『真夜中のエーテル』1

松本コウシ写真集『真夜中のエーテル』2

松本コウシ写真集『真夜中のエーテル』3

松本コウシ写真集『真夜中のエーテル』4




sokyusha at 16:09|Permalink 写真集新刊 

尾上太一写真集『私秋期 沢田聖子』 (蒼穹舎、2020年5月25日発行 )

尾上太一写真集『私秋期 沢田聖子』
蒼穹舎/2020年5月25日発行
A4変型/上製/モノクロ
装丁:原耕一 /700部
64ページ/写真点数:57点
定価 : 5000円+TAX
取扱:沢田聖子ホームページ「沢田聖子 In My Room」/写真工房シリウス/蒼穹舎のみとなります。書店およびアマゾンでの販売は致しません。

写真家の尾上太一の撮影によるシンガーソングライター沢田聖子の2011〜2019年の撮り下ろしライブ写真とオフショットを57点掲載。
尾上太一写真集『私秋期 沢田聖子』


sokyusha at 15:05|Permalink 蒼穹舎新刊 

2020年05月19日

蒼穹舎スタッフのお勧め 7 原芳市写真集『神息の音』

コロナによる自粛で始めた蒼穹舎スタッフのお勧め本ブログ第7弾は、昨年末12月16日に惜しくも亡くなられた原芳市さんの遺作写真集『神息の音』です。

原芳市さんは1970~90年代にストリッパーを撮った一連の写真集(「ストリッパー図鑑」「淑女録」「曼荼羅図鑑」)が有名ですが、蒼穹舎から2008年から13年に刊行した「現の闇」「光あるうちに」「常世の虫」でその原さんの写真世界がより広くファンを掴み、その活動の広がりがこの10年顕著でした。それだけに惜しい事でした。

『神息の音』は原さんが昨年前半に繰り返し行われた撮影小旅行で撮られた、「神の息の音」を求めての写真の数々から纏めたもの。原さんは2014年に上記3作に続く次のシリーズとして撮り始めた作品で「神々の系譜・序章」という展覧会も行いますが、その後1〜2年撮影するも、断念しました。しかし、2018年秋に聖書の言葉から汲み取った「神の息の音」という言葉に出会い、シリーズの撮影が再開したのがこれらの旅でした。撮影旅行から戻ると入院し余命1ヶ月を宣告されたことから、作ることになった最後の本づくりである3冊{『東北残像』『時を呼ぶこえ』}のうちの1冊で最後の作品になりました。「神の息の音」という言葉に反映する何かを追い求めての写真ですが、原さんの死を知って見たせいかそこには死の想念が覆い尽くすように感じつつも写真としてただただ惹きつけられる1冊です。特に正真正銘の生涯最後の写真である、漆黒の闇へと溶けていく船の写真が写真集の最後に来る写真の並びにも、なんとなく黄泉へ旅立つ原さんの意思があるかなと思ったりします。そんな風に色々思いつつ何度も繰り返し見てしまいます。是非原さんの写真世界を堪能してください。

蒼穹舎スタッフのお勧め本:
原芳市写真集『神息の音』
蒼穹舎/2019年11月22日発行
A3変型/上製/モノクロ
ブックデザイン:加藤勝也
68ページ/写真点数:27点
定価 : 5000円+TAX
2019年12月16日に逝去した著者が完成まで見届けた文字通りの遺作。
『ときどき聖書を読む。その7節。「主なる神は土の塵から人を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった」。神が自分と同じ姿を人に与え、命を与えたのだ。その吹き入れる音を聞いた思いでその一節を読んだ。いつもとは違った感覚を味わった気がした。「神の息の音」。』(あとがきから抜粋)
原芳市写真集『神息の音』

原芳市写真集『神息の音』1

原芳市写真集『神息の音』2

原芳市写真集『神息の音』3

原芳市写真集『神息の音』4

原芳市写真集『神息の音』5


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2020年05月15日

蒼穹舎スタッフのお勧め 6 白石ちえこ写真集『島影』[2刷改訂版]

コロナによる自粛で始めた蒼穹舎スタッフのお勧め本ブログ第6弾は、先日、署名を入れるために店に来ていただいた白石ちえこさんの写真集『島影』[2刷改訂版]です。

白石ちえこさんは神奈川県横須賀市出身で、1998年の初個展以来、数多くの展覧会に参加。2015年初版のこの本は2冊目の作品集です。作品は1920〜1930年代に日本のアマチュアカメラマンの間で流行した「雑巾がけ」とよばれる写真修正技法で制作した銀塩写真です。
白石さんになぜこの技法で作ることになったのか聞きましたら、以前から興味があったこの技法を、東京都写真美術館での『芸術写真の精華 日本のピクトリアリズム 珠玉の名品展』という展覧会での「雑巾がけ」のワークショップに参加したことがきっかけだそうです。そして、1920年代当時はもっぱら光の表現としてこの技法が使われたので、どうせやってみるなら現代ならではの違うことをやってみたいと思ったそうです。

『島影』の撮影当時はよく夜の山を歩いていて、暗がりの中で、しばらくして目が慣れてくると、"いつか見た風景"が浮かび上がってくるその感覚が好きだったそうです。そんな写真を撮り歩いていた時、この「雑巾がけ」技法で、光ではなく暗闇を表現したら面白いと思い始めたそうです。始めてみると、作るときの工程が、同じように暗闇の中に"いつかの見た風景"が浮かび上がるという夜の山の時の体感とリンクするものがあり、そこに雑多な思いが積み重なっていき、より愛着のある世界が生まれていったそうです。

そういう話を伺った後、見返すとこの本を以前見たときに抱いた不思議な感覚の魅力は、白石さん自身の感覚からくるものなのかと思いました。家に引き籠りの日々に新たな暗闇の楽しみをいかがでしょう。



蒼穹舎スタッフのお勧め本:
白石ちえこ写真集『島影』[2刷改訂版]
蒼穹舍/2019年3月3日 2刷発行
A4変型/上製/装幀:加藤勝也
モノクロ/72ページ/写真点数:43点
定価:4000円+TAX ※ 著者署名本
白石ちえこ2冊目で蒼穹舍では初になる写真集。作品は1920〜1930年代に日本のアマチュアカメラマンの間で流行した「雑巾がけ」とよばれる写真修正技法で制作した銀塩写真。
『物心がついた頃、ペンギン島に行ったという曖昧な記憶があるのだが、 島へ行く道すがら見かけた風景はぼんやりとしかよみがえらず、 現実離れした絵の中の風景のようでもある。(中略) 記憶の中で小さなシグナルを出すペンギン島は、まぼろしの島である。 その島影は、仄暗い記憶の底にゆらゆらと漂っている。』(あとがきより抜粋)

白石ちえこ写真集『島影』

白石ちえこ写真集『島影』1

白石ちえこ写真集『島影』2

白石ちえこ写真集『島影』3

白石ちえこ写真集『島影』4



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2020年05月12日

蒼穹舎スタッフのお勧め 5 松谷友美写真集『山の光』

コロナによる自粛で始めた蒼穹舎スタッフのお勧め本ブログ第5弾は、前回同様自粛延長のこの時期に刊行となった新作松谷友美写真集『山の光』です。

松谷友美さんは埼玉県出身で、2005年以来、数多くの展覧会に参加。この本は蒼穹舎からは2冊目の作品集です。2014年に刊行した前作「六花」は東北を主体に東日本を旅して綴った写真でしたが、今回の『山の光』は西日本を旅して撮影した作品で纏められています。日本国内からフランスまで様々な旅を通して撮影を続けてきた松谷友美さんが旅を一旦休止しようと思い、そこで、旅を辞める前に纏めようということで作られた今作は、静かに深く印象的な珠玉の一冊になっています。

松谷友美さんの撮る風景が好きな私は、楽しみにしていた本が出来上がり、お店に届き、手に取って見たとき、前作「六花」では雪国の空気の澄んだ感じの印象が強かったのですが、この『山の光』では西日本の曇りがちな空気のもたらす微妙な空気感が静かに染み込むように伝わってきました。そして、またしても松谷さんの撮る風景の世界に静かに浸る心地よさを感じるのでした。家でこもるこの頃の日々におすすめです。



蒼穹舎スタッフのお勧め本:
松谷友美写真集『山の光』
蒼穹舎/2020年5月18日発行
上製/B5変型/カラー
56ページ/写真点数:50点
装幀:中村健
定価3600円+TAX ※ 著者署名本
『晴れた日を好ましく思うことと、季節感のない強い日差しを憂うこと。
すれ違う町の人の顔が都会の人と変わらなく見えること、(中略)
いくつかの矛盾のなかで立ち止まり、
長い読書にしおりをするようにこの本を作りました。
まだ見ぬ知らない景色を思っています。』(あとがきから抜粋)
松谷友美写真集『山の光』

松谷友美写真集『山の光』1

松谷友美写真集『山の光』2

松谷友美写真集『山の光』3

松谷友美写真集『山の光』4

松谷友美写真集『山の光』5

松谷友美写真集『山の光』6


sokyusha at 18:24|Permalink 蒼穹舎スタッフのお勧め 

2020年05月08日

蒼穹舎スタッフのお勧め 4 原隆志写真集『ヤギと棘』

コロナによる自粛で始めた蒼穹舎スタッフのお勧め本ブログ第4弾は、自粛延長のこの時期に刊行となった新作原隆志写真集『ヤギと棘』です。

原隆志さんは島根県安来市生まれで、九州産業大学芸術学部写真学科卒業後、九州で写真家としてしばらく活動をしたのち故郷に帰り、1993年に植田正治さんが主催のCircle"U"に誘われ、最年少にして参加、最後のメンバーとなり植田正治さんに師事します。以来長い活動の中、今作が初めての写真集になります。

「眠る山羊」が印象的な表紙のこの本を手に取って捲っていくと、島根をはじめとした中国地方を中心に、大阪や東京も含めた日本の風景が印象的なモノクロの写真で綴られていきます。植田正治さんの最後の弟子ということが頭に過ぎるからか、植田さんの写真にありそうな世界に思えてくるのですが、ここにあるのは植田さんとは別の印象を残す独特の写真世界が展開しています。特に作家自身のプリントによるモノクロ世界が素晴らしい。6×6フォーマットの安価でお遊びカメラとも言われるホルガを使って撮影しているものと、普通のカメラを使った写真と区別がつかない美しい世界が連なります。以前展示していただいた時もそうでしたが、そのプリントのうまさはこの写真世界により深い味わいを加え、作者があとがきで書いている「『ヤギと棘』と題する写真群が 五感を通じて深く染み渡ることを切に願う。』という言葉通りの体感をしている自分がいることに気付きます。

この自粛でお店になかなか来れないとは思いますが、是非手に取っていただきたい一冊です。




蒼穹舎スタッフのお勧め本:
原隆志写真集『ヤギと棘』
蒼穹舎/2020年5月22日発行
上製/A4変型/モノクロ
104ページ/写真点数:94点/350部
ブックデザイン:加藤勝也
定価:3800円+TAX ※ 著者署名本
『現像液の中で印画紙が揺らぐ。 しばらくすると「眠る山羊」がゆっくりと浮かび上がってきた (中略) 暗室は特別な世界。この領域では神通力を使い果たすが如くパワーを消費する。 ネガに閉じ込められた現実は、私の記憶を幻覚させ刺刺すもののみを選別して解放させていく。そして写真への再生が始まる。 私にとって写真を再生させる場面は、地域や場所がどこであろうと私の波動に些細な揺さぶりをかけてくる世界を最も大切にしている。 こうしたなかで生まれた「ヤギと棘」と題する写真群が 五感を通じて深く染み渡ることを切に願う。』(原隆志「再生する写真」より抜粋)
原隆志写真集『ヤギと棘』

原隆志写真集『ヤギと棘』1

原隆志写真集『ヤギと棘』2

原隆志写真集『ヤギと棘』3

原隆志写真集『ヤギと棘』4

原隆志写真集『ヤギと棘』5

原隆志写真集『ヤギと棘』6


sokyusha at 16:29|Permalink 蒼穹舎スタッフのお勧め 

原隆志写真集『ヤギと棘』 (蒼穹舎、2020年5月22日発行)

原隆志写真集『ヤギと棘』
蒼穹舎/2020年5月22日発行
上製/A4変型/モノクロ
104ページ/写真点数:94点/350部
ブックデザイン:加藤勝也
定価:3800円+TAX ※ 著者署名本
『現像液の中で印画紙が揺らぐ。 しばらくすると「眠る山羊」がゆっくりと浮かび上がってきた (中略) 暗室は特別な世界。この領域では神通力を使い果たすが如くパワーを消費する。 ネガに閉じ込められた現実は、私の記憶を幻覚させ刺刺すもののみを選別して解放させていく。そして写真への再生が始まる。 私にとって写真を再生させる場面は、地域や場所がどこであろうと私の波動に些細な揺さぶりをかけてくる世界を最も大切にしている。 こうしたなかで生まれた「ヤギと棘」と題する写真群が 五感を通じて深く染み渡ることを切に願う。』(原隆志「再生する写真」より抜粋)
原隆志写真集『ヤギと棘』

原隆志写真集『ヤギと棘』1

原隆志写真集『ヤギと棘』2

原隆志写真集『ヤギと棘』3

原隆志写真集『ヤギと棘』4

原隆志写真集『ヤギと棘』5

原隆志写真集『ヤギと棘』6


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2020年05月01日

蒼穹舎スタッフのお勧め 3 小川康博写真集『The Dreaming』

コロナによる自粛で始めた蒼穹舎スタッフのお勧め本ブログ第3弾は、近刊の中でも異色の一冊である小川康博写真集『The Dreaming』。

小川康博さんがカメラを手に旅に出てからの27年間に撮り続けてきた世界各地、中国、インド、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、チベット、グアテマラ。日本国内では北海道、秋田、福島、山形、栃木、福井、新潟、長野、島根。27年という長い時間と雰囲気も大きく異なる多くの場所で撮られた写真を纏めた写真集です。

この本を手に取って見てみると、時間と場所が異なる様々な写真が入り乱れているはずなのに、ページを捲ると時間と場所が何の違和感もなく一つの世界に見えてくる。まさにタイトル通り夢のような世界が展開します。

スタッフ、オススメの一冊です。


蒼穹舎スタッフのお勧め本:
小川康博写真集『The Dreaming』
蒼穹舍/2020年2月14日発行
A4変型/モノクロ/ブックデザイン:加藤勝也
並製/104ページ/写真点数:86点
定価:3600円 + TAX ※ 著者署名本 

『ぶ厚い遮光のカーテンと二重扉によって外部から遮断された暗室の内部はまるで海の底のように静かだ。そんな深い静寂の中で私の黙想は続いている。カメラ片手に旅へ出るようになってから27年。27年?神戸港から上海行きのフェリーに乗りこんだあの日からまだそんなに経っていない筈なのに。まるで夢のようだな、と思う。夢ーあるいは本当にそうなのかもしれない。フェリーに乗り込んだあの春の昼下がりから未だ覚めることのない、遠い汽笛の余韻のような淡いまどろみ。』(あとがきより抜粋)
小川康博写真集『The Dreaming』

小川康博写真集『The Dreaming』1

小川康博写真集『The Dreaming』2

小川康博写真集『The Dreaming』3

小川康博写真集『The Dreaming』4

小川康博写真集『The Dreaming』5


sokyusha at 17:56|Permalink 蒼穹舎スタッフのお勧め 

写真誌「陰と陽 Vol.2」 (写真誌「陰と陽」編集部、2020年5月5日発行)

写真誌「陰と陽 Vol.2」
写真:成合明彦、時岡総一郎、村上雄大、山口聡一郎、原隆志、伊藤昭一
写真誌「陰と陽」編集部/2020年5月5日発行
モノクロ&カラー/B5/44ページ
編集:山口聡一郎/デザイン:高橋義隆
定価:800円(税込)
蒼穹舎ではお馴染みの山陰と山陽の写真家6人(伊藤昭一、時岡総一郎、成合明彦、原隆志、村上雄大、山口聡一郎)による写真誌第二号登場。蒼穹舎から写真集が今月出る予定の原隆志が2号から新たに参加。連載「岡山写真史」第2回や新連載「風景を見る目」などテキストも。
写真誌「陰と陽 Vol.2」

写真誌「陰と陽 Vol.2」1

写真誌「陰と陽 Vol.2」2

写真誌「陰と陽 Vol.2」4

写真誌「陰と陽 Vol.2」5

写真誌「陰と陽 Vol.2」6



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須田一政写真集『現代東京図絵』 (禅フォトギャラリー、2020年3月26日発行)

須田一政写真集『現代東京図絵』
禅フォトギャラリー/2020年3月26日発行
モノクロ/上製/20.0×20.0cm
132ページ/写真点数:107点
定価:4091円+TAX
『2019年3月に惜しまれつつ逝った須田一政。1979年、代表作の一つである『わが東京100』が出版されたその年、須田は生まれ育った神田とその周辺地域を35ミリフィルムで撮影し始め、写真評論家の田中雅夫によるテキストとともに1982年から翌年にかけてアサヒカメラに「現代東京図絵」として発表した。そして約40年の時を経た今、須田の同作が初めて写真集として蘇ったのが本作である。』(版元の紹介より)

「現代 ー とついてはいるが現在ではない。1980年前後の東京である。(中略) あれから十年一昔を軽く超えた。傍らで笑っていた田中氏は鬼籍に入り、変わった風景、変わらない風景、2018年の現代東京図絵は今そこにある。その姿を目前にしながらも尚、折に触れ『私の東京』は36年前の現代に引き戻される。イメージの中の東京は多くの時を混淆し、流れる時間とは無関係な世界に留まっているようだ」― 2018年9月 須田一政
須田一政写真集『現代東京図絵』

須田一政写真集『現代東京図絵』1

須田一政写真集『現代東京図絵』2

須田一政写真集『現代東京図絵』3

須田一政写真集『現代東京図絵』4

須田一政写真集『現代東京図絵』5


sokyusha at 14:41|Permalink 写真集新刊 

橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』 (禅フォトギャラリー、2017年7月20日発行)

橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』
禅フォトギャラリー/2017年7月20日発行
モノクロ/ソフトカバー/18.2×25.7cm/44ページ
価格:2037円+TAX
* 著者署名本
『 「山谷」へは日雇い稼ぎに通った。高円寺の6畳1間の間借りから始発に乗って立ちんぼをした。  「山谷」を撮りたかった。ガードレールに腰かけている様子、賭け事に屯ろするところ、立飲み屋、札を切って人を雇うところ、宿泊所などは撮影が困難だった。他人の介入を嫌うので、何かあると不穏な空気になる。紙の手提げ袋に穴をあけてレンズを出して「盗み撮り」をした。』 (橋本照嵩)
橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』

橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』1

橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』2

橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』3

橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』4


sokyusha at 14:41|Permalink 再入荷 

2020年04月24日

松谷友美写真集『山の光』 (蒼穹舎、2020年5月18日発行)

松谷友美写真集『山の光』
蒼穹舎/2020年5月18日発行
上製/B5変型/カラー
56ページ/写真点数:50点
装幀:中村健
定価3600円+TAX ※ 著者署名本
『晴れた日を好ましく思うことと、季節感のない強い日差しを憂うこと。
すれ違う町の人の顔が都会の人と変わらなく見えること、(中略)
いくつかの矛盾のなかで立ち止まり、
長い読書にしおりをするようにこの本を作りました。
まだ見ぬ知らない景色を思っています。』(あとがきから抜粋)
松谷友美写真集『山の光』

松谷友美写真集『山の光』1

松谷友美写真集『山の光』2

松谷友美写真集『山の光』3

松谷友美写真集『山の光』4

松谷友美写真集『山の光』5

松谷友美写真集『山の光』6


sokyusha at 18:09|Permalink 蒼穹舎新刊 

蒼穹舎ギャラリーからお知らせ

蒼穹舎ギャラリーからお知らせ


大塚浩二写真展「Rockaway Days」5月4日(月)ー5月17日(日)の予定でしたが
5月4日(月)ー6(水)は休廊となり、5月7日(木)ー5月17日(日)になります。

sokyusha at 17:47|Permalink 展覧会情報 

2020年04月21日

阿部淳写真集『2002 ナハ・コザ』 (Vacuum Press、2020年5月11日発行)

阿部淳写真集『2002 ナハ・コザ』
Vacuum Press/2020年5月11日発行
モノクロ/B5/並製/106ページ/写真点数:98点
定価:2400円+TAX ※ 著者署名本
阿部淳写真集『2002 ナハ・コザ』

阿部淳写真集『2002 ナハ・コザ』1

阿部淳写真集『2002 ナハ・コザ』2

阿部淳写真集『2002 ナハ・コザ』3

阿部淳写真集『2002 ナハ・コザ』4

阿部淳写真集『2002 ナハ・コザ』5



sokyusha at 16:14|Permalink 写真集新刊 

阿部淳写真集『2002』 (Vacuum Press、2020年5月11日発行)

阿部淳写真集『2002』
Vacuum Press/2020年5月11日発行
モノクロ/B5/並製/170ページ/写真点数:162点
定価:3200円+TAX ※ 著者署名本
阿部淳写真集『2002』

阿部淳写真集『2002』1

阿部淳写真集『2002』2

阿部淳写真集『2002』3

阿部淳写真集『2002』4

阿部淳写真集『2002』5



sokyusha at 15:40|Permalink 写真集新刊 

2020年04月17日

蒼穹舎スタッフのお勧め 2 岡本正史写真集『TOKYO 1985』

コロナによる自粛で始めた蒼穹舎スタッフのお勧め本ブログ第二弾は、前回スナップの傑作を紹介したので今回もスナップをと思い、それなら森山大道さんが絶賛している上に、アマゾンで蒼穹舎の本の中、今一番売れているのがあったなと。それは岡本正史写真集『TOKYO 1985』です。

岡本正史さんは明治大学文学部を卒業後、1985年に東京写真専門学校の芸術コースで森山大道、深瀬昌久両先生のゼミを受講している。その1985年に東京の街を撮り歩いた写真を纏めたのがこの写真集です。

刊行時、私が出来上がったこの写真集を開いた時、一気にその時代が目の前に現れた。1985年(昭和60年)という昭和の終わりの時期、まだ戦後の香りがわずかに残る東京の街がここにある。街の表情がリアルに映し出され、あの頃の街と今の街は明らかに違うのに、これらの写真を見るだけで、その場に今いる気にさせられる。ああスナップ写真の持つ強さとはこれなんだなと感じ、その街に自分が歩いている気分になっている。こんなすごい写真を20代前半にとっていたというのも驚く。森山大道さんが寄稿し、絶賛するのも宜なるかな。是非一度手に取ってください。

蒼穹舎スタッフのお勧め本:
岡本正史写真集『TOKYO 1985』
蒼穹舍/2020年1月6日発行
A4変型/モノクロ/装幀:塚本明彦
上製/72ページ/写真点数:60点
テキスト:森山大道
定価:3200円 + TAX
『日頃ぼくが写真について強く思っている、リアリティに裏打ちされた写真は、いかに時を経ようと、どんな時代になっていようと、それを見る人の目に、 いまのこととして生々しく突き刺さってくるのだ。写真の特性である、一瞬時を止めてしまう永遠性は、そのまま、人間と時代の記憶として、そして最終的に「記録」という名に収斂していくのである。
今回の、岡本君の写真集「TOKYO 1985」には、それら本質的なベースにしかと裏打ちされた確かさがある。』(森山大道の寄稿より抜粋)
岡本正史写真集『TOKYO 1985』

岡本正史写真集『TOKYO 1985』1

岡本正史写真集『TOKYO 1985』2

岡本正史写真集『TOKYO 1985』3

岡本正史写真集『TOKYO 1985』4

岡本正史写真集『TOKYO 1985』5




sokyusha at 15:12|Permalink 蒼穹舎スタッフのお勧め 

村上仁一写真集『地下鉄日記』 (roshin books、2020年発行)

村上仁一写真集『地下鉄日記』
roshin books/2020年発行
モノクロ/上製/A4変型/800部
144ページ/作品点数:100点
ブックデザイン:町口覚
テキスト:森山大道
定価:5200円+TAX
『東京の地下鉄の一日の利用者は800万人を超え、巨大な都市に張り巡らされる大動脈として都市機能を支えている。村上は学生の頃からの20年間、その地下鉄を利用しながら写真を撮り続けた。
バブル経済崩壊以降、日本が低迷し続ける中で村上が見続けた眼差しの先の人々は、あたかも東京という海を漂流するかのごとく、いまだ出口の見えない街を彷徨っているように見える。』(版元の紹介から)
村上仁一写真集『地下鉄日記』

村上仁一写真集『地下鉄日記』1

村上仁一写真集『地下鉄日記』2

村上仁一写真集『地下鉄日記』3

村上仁一写真集『地下鉄日記』4

村上仁一写真集『地下鉄日記』5

村上仁一写真集『地下鉄日記』6


sokyusha at 14:34|Permalink 写真集新刊 

2020年04月14日

蒼穹舎スタッフのお勧め 1 山崎弘義写真集『CROSSROAD』

コロナによる自粛もあり、出版活動も書店へ行くことすらもままならない今、蒼穹舎のスタッフとして何かないかなと思って思い付いたのが、お勧めの刊行物の再紹介です。

蒼穹舎というと一般的イメージはスナップ写真の名作が多数出版されているということかなと思い、この1年ほどに出版したものでスナップ写真の名作として海外でも反響の多い作品があるなと思い出したのが山崎弘義写真集『CROSSROAD』です。刊行直後にはフランスのGuillotine誌でレビューが掲載されるなど日を追うごとに評判を高めています。

山崎弘義さんは1980年代後半に猪瀬光さん、楢橋朝子さんらとFOTO SESSIONを立ち上げ後、98年まで数々の個展で発表するなど活発に活動するも、作品集を出すことなく家庭の状況もあり、写真の前線から遠ざかっていましたが、2010年代に入り再び活動が増え2015年には注目作「DIARY 母と庭の肖像」を出版しました。そして90年代の活動を初めて纏められたのがこの『CROSSROAD』です。

1990年〜96年の新宿をはじめとした東京の街を撮ったスナップは、この時代の浮かれた気分からバブル崩壊へと連なる時代の肖像として貴重な記録であるのは間違い無いのですが、それ以上に、ただただ見つめる視線の先にある風景や人物たちの息遣いが、他の数多のスナップと違う何かを感じさせてくれる写真集です。是非一度手に取って見てほしい本です。

蒼穹舎スタッフのお勧め本:
山崎弘義写真集『CROSSROAD』
蒼穹舎/2019年10月10日発行
モノクロ/上製/A4変型
122ページ/作品点数:113点
装幀:加藤勝也/500部
定価: 4000円+TAX ※ 著者署名本

『撮影期間は1990年から1996年の7年間。この期間は父が脳梗塞で寝たきりになり自宅で介護していた時期でもある。世間からは趣味でカメラをやっている人と言われる立場であり、内心忸怩たるものを常に胸にしまい込んでいた。なぜ東京をスナップしていたのか、特に問題意識があったわけでもない。スナップショットという当時の王道をとぼとぼと歩いていただけに過ぎない。今,感じることは写すという能動的な行為よりも,写り込んでくる事物にこそ写真の本質があるように思えてならない。また未来からの視線があったなら、もっと違う撮り方ができたはずだと自戒する。』(あとがきより抜粋)
山崎弘義写真集『CROSSROAD』

山崎弘義写真集『CROSSROAD』1

山崎弘義写真集『CROSSROAD』2

山崎弘義写真集『CROSSROAD』3

山崎弘義写真集『CROSSROAD』4


sokyusha at 16:27|Permalink 蒼穹舎スタッフのお勧め 

鈴木理策写真集『知覚の感光板』 (赤々舎、2020年4月13日発行)

鈴木理策写真集『知覚の感光板』
赤々舎/2020年4月13日発行
カラー/B4変型/112ページ/上製・布装
価格:8000円+TAX


「太陽が照って、希望が心のなかで笑っている。」(ポール・セザンヌ)*

「知覚の感光板」は、19世紀に起こった「写真の誕生」につよい刺激を受けて、それに反応しながら新たな絵画を模索した一連の画家たちが訪れ制作した場所を、鈴木が巡って撮影した58点の作品から構成されています。
『カメラという機械による知覚は身体を持たないため、行動のために像を映し出さないという純粋さを持っている。撮影時に現れているこの純粋さをその後プリントという物質の状態までいかに残すことができるか、それが私の作業のモチーフである。この純粋さを手に入れられれば、写真を見ることは拡がりだけでなく、深さを持った経験になるのではないか。対象から何事かを感覚し、感応することは深さの経験であり、深さは見るたびに新しく生まれる。』(鈴木理策「知覚の感光板」より抜粋)
[版元の紹介より]

sokyusha at 14:59|Permalink 写真集新刊 

2020年03月31日

堀田純写真集『家路』 (PHOTO STREET、2020年3月11日発行 )

堀田純写真集『家路』
PHOTO STREET/2020年3月11日発行
A4/並製/ケース
カラー/64ページ/写真点数:58点
定価 : 2700円 (税込)
堀田純写真集『家路』

堀田純写真集『家路』1

堀田純写真集『家路』2

堀田純写真集『家路』3

堀田純写真集『家路』4


sokyusha at 14:13|Permalink 写真集新刊 

2020年02月25日

尾仲浩二写真集『Long Time No See』 (KAIDO BOOKS、2020年1月発行)

尾仲浩二写真集『Long Time No See』
KAIDO BOOKS/2020年1月発行
13×15cm/カラー/24ページ/上製
定価:2000円+TAX ※ 著者署名本
『私のアルバムにあった白黒写真にフォトショプで色を着けました。2011年にフランスの出版社から限定120部で出た同名の写真集に新作を加えた60歳還暦記念出版のミニ写真集です。』(尾仲浩二)
尾仲浩二写真集『Long Time No See』

尾仲浩二写真集『Long Time No See』1

尾仲浩二写真集『Long Time No See』2

尾仲浩二写真集『Long Time No See』3

尾仲浩二写真集『Long Time No See』4



sokyusha at 15:35|Permalink 写真集新刊 

茂木玲子写真集『魚河岸』 (蒼穹舍、2020年1月16日発行)

茂木玲子写真集『魚河岸』
蒼穹舍/2020年1月16日発行
A4変型/
カラー/装幀:塚本明彦
上製/96ページ/写真点数:90点
定価:3200円 + TAX
著者は前知識なく築地市場に入り、その活気ある光景に惹かれていった。 圧倒的な魚河岸の日常に躊躇いながらも、シャッターを押していった。
『黒・茶・赤錆がたまらなく愛おしい。薄明かりの人影、水反射に魅せられどれほど夢中になったことか』 (あとがきより)
茂木玲子写真集『魚河岸』

茂木玲子写真集『魚河岸』1

茂木玲子写真集『魚河岸』2

茂木玲子写真集『魚河岸』3




sokyusha at 15:28|Permalink 蒼穹舎新刊 

2020年02月13日

原芳市写真集『ストリッパー図鑑』 (私家版、2013年9月25日発行)

原芳市写真集『ストリッパー図鑑』
私家版/2013年9月25日発行
A5判/モノクロ/24ページ/作品点数:17点
デザイン:加藤勝也
定価 : 1200円(税込)

再入荷
東京都文京区根津のギャラリー汐花での原芳市写真展「ストリッパー図鑑」(2013年9月25日〜10月20日)に合わせて刊行。

『1974年から1980年まで、ぼくは、関東のストリップ劇場で働く踊り子さんたちを撮影して巡っていました。その頃の劇場数は『季刊・芸能東 西・遠花火号』に、300館近くあり、その劇場名と住所が印されています。現在はその十分の一に満たない劇場しかありません。
当時、ぼくが出合った踊り子たちは、ぼくより年上の人が多く、今会えばずいぶん年をとってしまっているのだろうと思いますが、その面影は、きっと変わらないのだろうと思います。そういうぼくだって、もう65歳です。
ここに、その頃に撮影し、その頃にプリントした写真を、そのまま展覧します。ぼくが愛してやまない踊り子たちの誇り高き肖像にちがいないと思っているのです。(原芳市)』(本書まえがきより)

原芳市写真集『ストリッパー図鑑』
原芳市写真集『ストリッパー図鑑』署名
原芳市写真集『ストリッパー図鑑』1
原芳市写真集『ストリッパー図鑑』2
原芳市写真集『ストリッパー図鑑』3
原芳市写真集『ストリッパー図鑑』4

sokyusha at 17:02|Permalink 倉庫在庫本限定入荷 

太田順一 写真集「ひがた記」(海風社、2018)

太田順一 写真集「ひがた記」
海風社/2018年刊
A4変型判/並製/カラー/144ページ
定価 : 3000円 + TAX ※ 著者署名本 

関西国際空港にほど近い岸和田市の沖合につくられた実験調査用の干潟。
石で築いた堤のなかに土砂を流し込んだもので、小学校の運動場ぐらいの広さしかない。
いわば、人工物の干潟に二年間通いつめて撮影された写真の数は数千点にものぼる。
そのうちの120点が驚くほど様々な表情を見せている。
撮影に通いながら心に浮かんだエッセイ12篇も秀逸。(出版社サイトより)

higataki

sokyusha at 16:55|Permalink 写真集新刊 

小川康博写真集『The Dreaming』 (蒼穹舍、2020年2月14日発行)

小川康博写真集『The Dreaming』
蒼穹舍/2020年2月14日発行
A4変型/モノクロ/ブックデザイン:加藤勝也
並製/104ページ/写真点数:86点
定価:3600円 + TAX ※ 著者署名本 

『ぶ厚い遮光のカーテンと二重扉によって外部から遮断された暗室の内部はまるで海の底のように静かだ。そんな深い静寂の中で私の黙想は続いている。カメラ片手に旅へ出るようになってから27年。27年?神戸港から上海行きのフェリーに乗りこんだあの日からまだそんなに経っていない筈なのに。まるで夢のようだな、と思う。夢ーあるいは本当にそうなのかもしれない。フェリーに乗り込んだあの春の昼下がりから未だ覚めることのない、遠い汽笛の余韻のような淡いまどろみ。』(あとがきより抜粋)
小川康博写真集『The Dreaming』

小川康博写真集『The Dreaming』1

小川康博写真集『The Dreaming』2

小川康博写真集『The Dreaming』3

小川康博写真集『The Dreaming』4

小川康博写真集『The Dreaming』5


sokyusha at 13:15|Permalink 蒼穹舎新刊 

2020年02月11日

笠木絵津子写真集『私の知らない母』 (クレオ、2019年12月21日発行)

笠木絵津子写真集『私の知らない母』
クレオ/2019年12月21日発行
B4/カラー/上製/132ページ
定価:9000円 + TAX
『戦前の東アジア(朝鮮・台湾・満州・日本)に生きた著者の母の半生を、古い家族写真と著者が現地に赴いて撮影した現在の写真を交錯させて描いた豪華作品集。京都大学名誉教授・山室信一氏の貴重な作品論も収載。』(版元の紹介より)
笠木絵津子写真集『私の知らない母』

笠木絵津子写真集『私の知らない母』1

笠木絵津子写真集『私の知らない母』2

笠木絵津子写真集『私の知らない母』3

笠木絵津子写真集『私の知らない母』4



sokyusha at 15:05|Permalink 写真集新刊 

2020年02月04日

岡本正史写真集『TOKYO 1985』 (蒼穹舍、2020年1月6日発行)

岡本正史写真集『TOKYO 1985』
蒼穹舍/2020年1月6日発行
A4変型/モノクロ/装幀:塚本明彦
上製/72ページ/写真点数:60点
テキスト:森山大道
定価:3200円 + TAX
『日頃ぼくが写真について強く思っている、リアリティに裏打ちされた写真は、いかに時を経ようと、どんな時代になっていようと、それを見る人の目に、 いまのこととして生々しく突き刺さってくるのだ。写真の特性である、一瞬時を止めてしまう永遠性は、そのまま、人間と時代の記憶として、そして最終的に「記録」という名に収斂していくのである。
今回の、岡本君の写真集「TOKYO 1985」には、それら本質的なベースにしかと裏打ちされた確かさがある。』(森山大道の寄稿より抜粋)
岡本正史写真集『TOKYO 1985』

岡本正史写真集『TOKYO 1985』1

岡本正史写真集『TOKYO 1985』2

岡本正史写真集『TOKYO 1985』3

岡本正史写真集『TOKYO 1985』4

岡本正史写真集『TOKYO 1985』5




sokyusha at 17:50|Permalink 蒼穹舎新刊 

北井一夫写真集『道 短編写真集』 (のら社、2020年1月20日発行)

北井一夫写真集『道 短編写真集』
のら社/2020年1月20日発行
A5変型/並製/カラー/136ページ
限定160部/プリント付。
価格 : 8500円+TAX ※ 著者署名本 
「デジタルで撮影を始めて3年、津軽からはじまって青木ヶ原、笛吹川、広島、そして熊野への旅だった。そして歩きながら、今度の写真集は、ひとつのテーマに絞って引摺って長びかせるのはやめて短編にしようと考えた。74歳の今の私にはそれが合っていたようで、長編にありがちな觀念過多の写真集になることはなかった。
デジタル撮影とインクジェットプリントでの写真をはじめてみて、その軽さがいいのかと思うようになった。私はここで、どうせなら印刷と出版も軽い気分でやりたいと考えて開き直ることにした。そして最新型のデジタル印刷と自費出版に決めて、この写真集を作ることにした。」(あとがきより抜粋)

巻末には約50年前に撮影された「10・8羽田斗争」のベタ焼きも収められている。
北井一夫写真集『道 短編写真集』

北井一夫写真集『道 短編写真集』1

北井一夫写真集『道 短編写真集』2

北井一夫写真集『道 短編写真集』3

北井一夫写真集『道 短編写真集』4


sokyusha at 17:37|Permalink 写真集新刊 

松井宏樹写真集『DOTO 7』 (PINE TREE BOOKS、2020年1月31日発行)

松井宏樹写真集『DOTO 7』
PINE TREE BOOKS/2020年1月31日発行
18.0×24.0cm/中綴じ/モノクロ/
30ページ/写真点数:28点/100部
デザイン:松井宏樹
定価:500円(税込)
2016年に北海道網走へ移り住んだ作者の、2019年2月から2019年12月までに北海道東部=道東で撮影した写真を収録。作者は2020年に網走を離れ、札幌へ移り住んだので、DOTOシリーズはこれが最後となる。
松井宏樹写真集『DOTO 7』

松井宏樹写真集『DOTO 7』1

松井宏樹写真集『DOTO 7』2

松井宏樹写真集『DOTO 7』3


sokyusha at 17:11|Permalink 写真集新刊 

2020年01月28日

写真誌「陰と陽 Vol.1」 写真:伊藤昭一、村上雄大、山口聡一郎、時岡総一郎、成合明彦 (写真誌「陰と陽」編集部、令和2年1月27日発行)

写真誌「陰と陽 Vol.1」
写真:伊藤昭一、村上雄大、山口聡一郎、時岡総一郎、成合明彦
写真誌「陰と陽」編集部/令和2年1月27日発行
モノクロ&カラー/B5/32ページ
編集:山口聡一郎/デザイン:高橋義隆
定価:800円(税込)
蒼穹舎ではお馴染みの山陰と山陽の写真家5人(伊藤昭一、村上雄大、山口聡一郎、時岡総一郎、成合明彦)による写真誌が登場。
写真誌「陰と陽 Vol.1」

写真誌「陰と陽 Vol.1」伊藤昭一

写真誌「陰と陽 Vol.1」 村上雄大

写真誌「陰と陽 Vol.1」 山口聡一郎

写真誌「陰と陽 Vol.1」 時岡総一郎

写真誌「陰と陽 Vol.1」 成合明彦

蒼穹舎既刊好評販売中:
伊藤昭一写真集『留鳥 RESIDENT BIRDS』2019年5月10日発行 定価:3,300円+TAX
村上雄大写真集『夏草の路』2018年1月1日発行 定価:4000円+TAX
山口聡一郎写真集『FRONT WINDOW』2013年3月14日発行 定価:3800円+TAX
山口聡一郎写真集『EASTPOINT』2010年1月8日発行 定価:3600円+TAX
成合明彦写真集『宍道湖風景』2018年3月18日発行 定価:2300円+TAX
成合明彦写真集『遙かなる河』2015年7月21日発行 定価:3500円+TAX
成合明彦写真集「松江風景」2008年10月27日発行 定価:3200円+TAX

sokyusha at 17:40|Permalink 写真雑誌新刊 

2020年01月10日

原芳市写真集『神息の音』 (蒼穹舎、2019年11月22日発行)

原芳市写真集『神息の音』
蒼穹舎/2019年11月22日発行
A3変型/上製/モノクロ
ブックデザイン:加藤勝也
68ページ/写真点数:28点
定価 : 5000円+TAX
2019年12月16日に逝去した著者が完成まで見届けた文字通りの遺作。
『ときどき聖書を読む。その7節。「主なる神は土の塵から人を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった」。神が自分と同じ姿を人に与え、命を与えたのだ。その吹き入れる音を聞いた思いでその一節を読んだ。いつもとは違った感覚を味わった気がした。「神の息の音」。』(あとがきから抜粋)
原芳市写真集『神息の音』

原芳市写真集『神息の音』1

原芳市写真集『神息の音』2

原芳市写真集『神息の音』3

原芳市写真集『神息の音』4

原芳市写真集『神息の音』5


sokyusha at 15:34|Permalink 蒼穹舎新刊 

2019年12月26日

千葉雅人写真集『アイヌは現代生活を取り入れた』 (私家版、2019年12月15日発行)

千葉雅人写真集『アイヌは現代生活を取り入れた』
私家版/2019年12月15日発行
A4変型/並製/カラー
編集:大田通貴/装幀・印刷・製本:清水コウ
110ページ/写真点数:87点
定価 : 3000円+TAX ※ 著者署名本
蒼穹舎で開催の同名展に合わせて刊行の新作。
千葉雅人写真集『アイヌは現代生活を取り入れた』

千葉雅人写真集『アイヌは現代生活を取り入れた』1

千葉雅人写真集『アイヌは現代生活を取り入れた』2

千葉雅人写真集『アイヌは現代生活を取り入れた』3

千葉雅人写真集『アイヌは現代生活を取り入れた』4


sokyusha at 18:24|Permalink 写真集新刊 

原芳市『時を呼ぶこえ』 (でる舎、2019年12月25日発行 )

原芳市『時を呼ぶこえ』
でる舎/2019年12月25日発行
A5変型/並製/モノクロ
編集:東正通、千頭信介
ブックデザイン:加藤勝也
136ページ/写真点数:42点
定価 : 1200円+TAX
35年前に形になりそこねたものが、原稿を預けていた友人の編集者が再び持ち出して見せてくれたことから、
「やりかけのゲームを終わらせたいと切に思いました。僕はこうして本書を作りました。」(原芳市)
寺山修司の短歌をめぐる原芳市自ら書いた四〇〇字詰め原稿用紙で九六枚に及ぶ文章と写真からなる一冊。
原芳市『時を呼ぶこえ』

原芳市『時を呼ぶこえ』1

原芳市『時を呼ぶこえ』2

原芳市『時を呼ぶこえ』3

sokyusha at 15:19|Permalink 写真+テキスト 

橋本照嵩写真集『瞽女 アサヒグラフ復刻版』 (Zen Foto Gallery、2019年11月11日発行)

橋本照嵩写真集『瞽女 アサヒグラフ復刻版』
Zen Foto Gallery/2019年11月11日発行
モノクロ/中綴じ/26.3×34.3cm
72ページ/700部
価格:4500円 (税込) ※ 著者署名本

『週間グラフ誌『アサヒグラフ』より、橋本照嵩が撮影した瞽女の掲載ページを抜粋した復刻版。1970年5月8日号掲載「盲目の歌女・瞽女」と、1973年10月26日号、同11月2日号、同9日号、同16日号連載「瞽女の四季」の計5号分を1冊にまとめ、復刻に際し掲載テキストの英訳と長谷川宏による論考「瞽女の旅」を新たに追加した。

瞽女は近代では新潟県を中心に各地方を巡った盲目の女性旅芸人で、日中は農家を訪ね、門口で三味線を弾きながら短い唄を唄い、夜には長めの物語を弾き語って集まった村人に聴かせ、その対価として米や作物やお金を得ていた。工業化と都市部の発展が進んだ1970年代前半当時、農業とそれに従じる地方人口は急激に減少し、その影響が瞽女の生活を直撃した結果、橋本照嵩が後を追ってカメラに収めたこの3人の老いた瞽女がその最後の存在となった。

「寒い日も暑い日も、降っても照っても風が強くても、旅は続けなければならない。となれば、頭の上に大きな菅笠をかぶり、顔と首を手拭いで覆い、着物は紺絣にもんぺ、前掛をつけ、足は地下足袋かゴムの長靴、というのが基本の旅姿となる。変わることのないそういう旅装のもと、瞽女たちは変わることのない一列縦隊で村を行く。盲目の旅芸人の旅なるがゆえに、かの女たちはそのような制約のもとに生きていくのだが、変わらぬ旅装、変わらぬ一列縦隊という制約の厳しさがかえってかの女たちの生きかたに輝きをあたえる。これほどに生きるひたむきさ、生きる確かさを伝える図像はそうあるものではない。いついかなる時でも大地をしっかりと踏みしめて前へと進む確かな足取りが、生きる意志の強さを感じさせるのだ。」- 長谷川宏「瞽女の旅」より』(版元の紹介より)
橋本照嵩写真集『瞽女 アサヒグラフ復刻版』

橋本照嵩写真集『瞽女 アサヒグラフ復刻版』1

橋本照嵩写真集『瞽女 アサヒグラフ復刻版』2

橋本照嵩写真集『瞽女 アサヒグラフ復刻版』3

橋本照嵩写真集『瞽女 アサヒグラフ復刻版』4


sokyusha at 13:45|Permalink 写真集新刊 

橋本照嵩写真集『西山温泉』 (Zen Foto Gallery、2014年6月4日発行)

橋本照嵩写真集『西山温泉』
Zen Foto Gallery/2014年6月4日発行
モノクロ/並製、函入
104ページ/28.3×21.5cm/500部
価格:5500円 (税込)

『西山温泉は湯治客で賑わった。

1974年、当時山梨県南巨摩郡早川町の最西部に位置するこの湯治温泉に行くには、身延線身延駅から富士川の支流早川を、バスで遡って2時間余りかかった。山梨県や静岡県の近郷近在から、そしてそこから東京や埼玉に嫁いだ女衆や出身の男衆たちが、10日間20日間1ヶ月と保養や療養のため自炊して長逗留するのだった。 毎年、同じ顔ぶれ同志、湯の中で唄い踊り食事を共にして暮らすのだった。

私はよく青森県の田沢湖から鶴の湯、妙の湯、黒湯や秋田県の乳頭温泉郷、新潟県の大湯や栃尾又の湯治場に旅した。日常から離れた時間が好きだった。 春は山菜から「精」をもらい、冬は田沢湖高原など「カンジキ」を履いて、朝日に溶ける松葉の雪の水滴を啜って歩いた。

東京の中央線で比較的身近かに行ける「西山温泉」を知って出かけた。木造三階建ての湯治宿の大きな湯舟はタイル張りだったが、就寝前にもなるとあふれるばかりの混みようで、裸の社交場の様相だ。 朝湯に湯の中で腹這いになって日光を楽しむおばさん、昼過ぎの明るい浴 槽で「泳げたい焼き君」を唄う立派な太もものおばさん、「殿様キングス」の「女のみさを」を熱唱するおばさんたち。あけっぴろげで、60代、70代の女性群の肌は若々しく白くまぶしい。

カメラにタオルを被せて、湯気にレンズを慣れさせ、撮影開始!

「カメラマン 一つ唄え」と声がかかる。

2〜3日もすると親しくなり、 食事に呼ばれ、部屋の宴会にも呼ばれて、一週間の撮影は短かった。』(文/橋本照嵩)

橋本照嵩写真集『西山温泉』

橋本照嵩写真集『西山温泉』1

橋本照嵩写真集『西山温泉』2

橋本照嵩写真集『西山温泉』3

橋本照嵩写真集『西山温泉』4


sokyusha at 13:45|Permalink 再入荷 

2019年12月24日

山口聡一郎写真集『土は憶えている』 (Gallery 722、2019年12月25日発行)

山口聡一郎写真集『土は憶えている』
Gallery 722/2019年12月25日発行
カラー/110ページ/写真点数:84点
A5判/並製/編集・デザイン・エッセイ:高橋義隆
定価:2300円+TAX ※ 著者署名本

明治39年岡山県に生まれた詩人永瀬清子は明治39年岡山県に生まれ、東京で暮らしたのち戦後は岡山に住む、岡山の地に根付いた詩作を続けた詩人。同じく東京で暮らしたのち岡山に住み、岡山の地に根付いた活動を続ける写真家山口聡一郎が撮った詩人の生家をめぐる写真の数々に永瀬清子の詩が添えられた詩写真集。
山口聡一郎写真集『土は燃えている』

山口聡一郎写真集『土は燃えている』1

山口聡一郎写真集『土は燃えている』2

山口聡一郎写真集『土は燃えている』3

山口聡一郎写真集『土は燃えている』4


sokyusha at 19:11|Permalink 写真集新刊 

森下大輔写真集『Dance with Blanks』 (asteriskbooks、2019年11月10日発行)

森下大輔写真集『Dance with Blanks』
asteriskbooks/2019年11月10日発行
モノクロ/96ページ/写真点数:45点
30.4×24.3cm/上製・函入/300部
デザイン:庄司誠 (ebitai design)
定価:6000円+TAX
『「他者、その顔、石の冷たさ、葉の擦れる音、言葉、畏れ。
すべてがつながりあい、私たちはそこで踊っている。 何かを諦めたような優しい表情を浮かべながら。」- 森下大輔 "Dance with Blanks" (p.96)
2005年のデビュー以来、一貫して写真の純粋性を追求している森下大輔。
近年その意識にのぼってきたのは、空白でした。
ここでいう空白とは、空虚なものということではなく、
現実と混じり合う可能性を孕んだ「依り代」のようなものです。
写真は、現実の記録や再現を行うだけではありません。
その矩形の空白に未知のものを呼び込む働きこそが、写真の持つ最も純粋な機能なのです。
それに成功した時、身辺に溢れているごくありふれた被写体は抽象性を帯び、「新しい現実」とでもいうべき世界が広がり始めます。』(版元の紹介から)
森下大輔写真集『Dance with Blanks』箱付き

森下大輔写真集『Dance with Blanks』

森下大輔写真集『Dance with Blanks』1

森下大輔写真集『Dance with Blanks』2

森下大輔写真集『Dance with Blanks』3

森下大輔写真集『Dance with Blanks』4


sokyusha at 16:52|Permalink 写真集新刊 

2019年12月17日

石内都『都とちひろ ふたりの女の物語』 (求龍堂、2019年11月11日発行)

石内都『都とちひろ ふたりの女の物語』
求龍堂/2019年11月11日発行
B6/上製/ブックデザイン:加藤勝也
カラー&モノクロ/200ページ/図版:110点
定価:2500円+TAX ※ 著者署名本

『写真を始めた28歳のときから、母の旧姓名を作家名として名乗ってきた写真家・石内都。
石内都は、絵本画家として知られる「いわさきちひろ」の人生を知るにつれて2歳しか年の違わない自分の母「藤倉都」との重なりに気づいた。
本書では、今年、石内都が新たにいわさきちひろの遺品を撮り下ろしたシリーズ〈1974. chihiro〉とともに、自身の母親の身体や遺品を撮影したシリーズ〈Mother’s〉を掲載。藤倉都といわさきちひろの生前の写真や資料、石内の視点を通して、同じ時代の空気を吸って生きたふたりの女の物語を綴る写真集。 』(版元の紹介より)
石内都『都とちひろ ふたりの女の物語』

石内都『都とちひろ ふたりの女の物語』1

石内都『都とちひろ ふたりの女の物語』2

石内都『都とちひろ ふたりの女の物語』3


sokyusha at 17:08|Permalink 写真集新刊 

藤原敦写真集『2200Miles』 (蒼穹舍、2019年12月1日発行)

藤原敦写真集『2200Miles』
蒼穹舍/2019年12月1日発行
A4変型/上製/装幀:原耕一/500部
モノクロ/108ページ/写真点数:63点
定価:4000円+TAX ※ 著者署名本
『藤原敦の5冊目の写真集である。これまでの写真集が、日本国内で撮影されたものに対して、こちらは英国グレイト・ブリテン各地をレンタカーで巡って撮影されたものである。これまでの写真集とは異なった位相を持っている。これまでの写真集が藤原自身の何らかの記憶の真相へ向かうまなざしを持っているのに対して、ここでのまなざしは外へ向かって放射されているように思えるのだ。
この「2200Miles」を含めた5冊の写真集は、藤原の写真行為の根源を明らかにするだけでなく、写真の歴史という総体がどのようなものであるのか、 またあり得るのかというベクトルとポテンシャルを指し示しているのではないだろうか』(金子隆一「放射されたまなざし-2200マイルズ」より抜粋)

藤原敦写真集『2200Miles』

藤原敦写真集『2200Miles』1

藤原敦写真集『2200Miles』2

藤原敦写真集『2200Miles』3

藤原敦写真集『2200Miles』4

藤原敦写真集『2200Miles』5

藤原敦写真集『2200Miles』6


sokyusha at 16:28|Permalink 蒼穹舎新刊 

2019年12月10日

柴田慶子『Ancient Ray』 (私家版、2019年発行)

柴田慶子『Ancient Ray』
私家版/2019年発行
A3変型/カラー
68ページ/無線綴じ
定価:3800 (税込)

今年(2019)5月に『第3回 epSITE Exhibition Award』を受賞した作家が、20年以上に亘って岐阜県の山村、揖斐郡揖斐川町(旧春日村)を撮った写真を纏めた第一写真集。
柴田慶子『Ancient Ray』

柴田慶子『Ancient Ray』1

柴田慶子『Ancient Ray』2

柴田慶子『Ancient Ray』3

柴田慶子『Ancient Ray』5


sokyusha at 17:37|Permalink 写真集新刊 

2019年12月06日

北村祐一写真集『I CALL YOUR NAME 2002-2007』 (Slow boat、2019年8月31日発行)

北村祐一写真集『I CALL YOUR NAME 2002-2007』
Slow boat/2019年8月31日発行
モノクロ/A4変形/72ページ/写真点数:65点
定価:2500円(税込)

1985年に「森山大道と東京を歩こう」に集まったメンバーから結成されたグループ「foto session(フォトセッション)」のメンバー(楢橋朝子、猪瀬光、広瀬勉らが名を連ねている)だった北村祐一の待望の第一作品集。
北村祐一写真集『I CALL YOUR NAME 2002-2007』

北村祐一写真集『I CALL YOUR NAME 2002-2007』1

北村祐一写真集『I CALL YOUR NAME 2002-2007』2

北村祐一写真集『I CALL YOUR NAME 2002-2007』3

北村祐一写真集『I CALL YOUR NAME 2002-2007』4

北村祐一写真集『I CALL YOUR NAME 2002-2007』5

北村祐一写真集『I CALL YOUR NAME 2002-2007』6


sokyusha at 18:45|Permalink

宮脇慎太郎写真集『霧の子供たち』
 (サウダージ・ブックス、2019年11月1日発行)

宮脇慎太郎写真集『霧の子供たち』

サウダージ・ブックス/2019年11月1日発行
カラー/A5判横/並製(PUR製本)/108ページ
定価:2200円+TAX
『「明日を生きる者よ、このすべてを受け継ぎなさい。霧の風景はそう私たちに告げる。私たちは、光を求めてゆく霧の子供なのである。」——今福龍太 人類学者・批評家
 
瀬戸内国際芸術祭公式カメラマンである気鋭の写真家が、日本三大秘境のひとつとされる徳島県祖谷(いや)、圧倒的なローカルの風景とそこに生きる人々を記録した作品集。
 
四国最深部の天空の集落であり、平家落人伝説で知られる山里の光と影、聖と俗、野生と人為、そのはざまを流れるものを記録した写真集、『曙光』の刊行から4年。この間も写真家・宮脇慎太郎は祖谷の人々のもとへ通い続け、霧の中の風景に「時」を探るまなざしは一段と深くなっています。本書は、前作『曙光』をもとにしつつ、『曙光』刊行後に宮脇がこの地で撮影した写真を増補分として追加し、「祖谷の光 編」「祖谷の人 編」の2部構成による新たな写真集として編集したものです。国内外の読者を対象に全編日英併記しています。』(版元の紹介より)



余談ですが、出版元のサウダージ・ブックスは、2007年に三浦半島秋谷の丘の中腹にひっそりと建つ古民家にある、本のサロン「サウダージ・ブックス」の代表の淺野さんが、立ち上げた出版レーベル。浅野さん自身が文化人類学を学び、実際に長い期間サンパウロでフィールドワークをし、本への興味と、旅と精神、人とのつながりを考えているうちに具体的な構想が生まれてきたものが「サウダージ・ブックス」というサロンであり、出版レーベル。丁寧な良書を数々出版してましたが、しばらく出版が無かったのが、久々に出たのが本書で、写真集としても良書ですが、それだけでなく、文化人類学的な興味もおおいにそそり、広がりのある本になっています。サウダージ・ブックスの再開した今後の活動も注目です。
宮脇慎太郎写真集『霧の子供たち』


宮脇慎太郎写真集『霧の子供たち』


宮脇慎太郎写真集『霧の子供たち』
2

宮脇慎太郎写真集『霧の子供たち』
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宮脇慎太郎写真集『霧の子供たち』
4



sokyusha at 18:43|Permalink 写真集新刊 

2019年12月03日

吉江淳写真集『出口の町 3』 (私家版、2019年11月28日発行)

吉江淳写真集『出口の町 3』
私家版/2019年11月28日発行
B5変型/カラー/中綴じ
40ページ/写真点数:19点
装幀:七郎 (トラウト)
定価:1500円+TAX ※ 著者署名本
「出口の町」シリーズ3冊目の写真集。作家の地元であり、今も暮らす群馬県太田市を中心に2018年〜19年に撮影した新作を纏めている。
吉江淳写真集『出口の町 3』

吉江淳写真集『出口の町 3』1

吉江淳写真集『出口の町 3』2

吉江淳写真集『出口の町 3』

吉江淳写真集『出口の町 3』

吉江淳写真集『出口の町 3』5


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2019年11月26日

所幸則写真集『Einstein Romance Color アインシュタイン ロマン カラー』 (蒼穹舍、2019年11月21日発行)

所幸則写真集『Einstein Romance Color アインシュタイン ロマン カラー』
蒼穹舍/2019年11月21日発行
A4変型/上製/装幀:原耕一/500部
カラー/96ページ/写真点数:46点
定価:4500円+TAX ※ 著者署名本
新幹線の中からシャッターを切ってみたことがあった、撮ったものを見て驚いた。瞬間的に子供の頃のスーパーヒーロー アインシュタインの特殊相対性理論のことを思い出した。いくつか合致する要素があったからだ。 相対的に遠いものはスローシャッターでも止まって見え、近くのものは流れた画像として記録され、形状も本来のものとは異なったものに変形し、 屋根や壁、色も全てが混ざり合う。それを僕は構図を微調整し。写真でしか表現できない独自な世界観(美意識)をこの作品群に完成させました。一枚の写真の中での時間の流れを感じさせる「一枚の動画」表現を写真で目指すのが僕の矜持です」(あとがきより抜粋)
所幸則写真集『Einstein Romance Color』

所幸則写真集『Einstein Romance Color』 1

所幸則写真集『Einstein Romance Color』 2

所幸則写真集『Einstein Romance Color』 3

所幸則写真集『Einstein Romance Color』 4


sokyusha at 15:58|Permalink 蒼穹舎新刊 

PATRICK RIMOND写真集『HUDROS』 (iki Editions、2016年発行)

PATRICK RIMOND写真集『HUDROS』
iki Editions/2016年発行
A4変型/上製/カラー/80ページ/写真点数:30点
定価:3600円(税込)
PATRICK RIMOND写真集『HUDROS』
PATRICK RIMOND写真集『HUDROS』1
PATRICK RIMOND写真集『HUDROS』2
PATRICK RIMOND写真集『HUDROS』3


sokyusha at 15:56|Permalink 写真集新刊 

稲宮康人・中島三千男 著『「神国」の残影 海外神社跡地写真記録』   (国書刊行会、2019年11月25日発行)

稲宮康人・中島三千男 著『非文字資料研究叢書2「神国」の残影 海外神社跡地写真記録』
国書刊行会/2019年11月25日発行
カラー/A4横判/186ページ
定価 7800円+TAX

『大日本帝国時代に創建された「海外神社」のいま――
公園で遊具となる鳥居、ジャングルに佇む鳥居、あるいは学校や教会にかわっても、その参道、石灯籠はかつて神社であったことを物語る……。これは日本の風景ではない。かつて大日本帝国がアジア地域を中心につくった「海外神社」である。その数1700余社が残り、いまだ全貌は明らかではない。
写真家・稲宮康人は台湾、中国、韓国、北朝鮮、ロシア、フィリピン、サイパン島、テニアン島等、14の国と地域、200社にのぼる海外神社跡地を10年をかけて撮影してきた。大判フィルムカメラによる80社82点の写真からは、現在に残る「神国」の記憶がたちのぼる。またあえて、明治以降に作られた国内神社も収録し、“あった”と“ある”との比較に写真家としてのテーマを求めた。
かつて大日本帝国が、移住した邦人の安穏祈願のため、また版図拡大の皇民化政策として、台湾や朝鮮半島、南洋群島、満洲国、東南アジア等に創建したのが「海外神社」である。しかし1945年の大日本帝国の終焉とともに「海外神社」は廃絶した。現地人の放火・略奪、またその混乱をさけて日本人の手で破却されたものもあったという。その後、それぞれの国の社会体制の中で、朽ち果てていくもの、一部が利用されるもの、再建されるものなど、独自の歴史を刻んでいった。ある種のキッチュさがうかがえるものもある。
本書は鮮やかな海外神社跡地写真とともに、長年にわたり海外神社跡地の調査を続ける中島三千男の最新の論考、あるいは在りし日の神社写真、詳細な神社解説により、戦前の植民地支配の実態、戦後のそれぞれの現代史、ひいてはカルチュラル・スタディーズやポストコロニアリズム研究への新たな手がかりとなるだろう。また大日方欣一による写真論を収録し、現代写真のひとつの在り方を問う。
神奈川大学非文字資料研究センター「海外神社跡地のその後」班メンバーによる集大成、知られざる戦後史のフィールドワークの成果。』(版元の紹介より)
「神国」の残影

「神国」の残影 1

「神国」の残影 2

「神国」の残影 4

「神国」の残影 5

「神国」の残影 6



sokyusha at 15:29|Permalink 写真集新刊