2013年12月24日
2013年12月24日
こくまい太写真集『にわ』 (蒼穹舍、2013年12月24日発行)
こくまい太写真集『にわ』
蒼穹舍/2013年12月24日発行
B5変型/上製/カラー/500部
44ページ/写真点数:34点
装幀:原耕一
定価:2800円 + TAX
『「にわ」は1987〜2010年にかけて自身も住んでいました家族の庭の写真です。2004年12月に、庭の主のようにいた愛犬の死をきっかけに庭に降り立ち、僕は亡き彼の姿を追いながら、何かに反応しながらシャッターを切りはじめておりました。撮り続けていくうちに、カメラをとおして見る庭の写真は様々な記憶や体験と結びつき、新たな視点を伝えてくれました。しばらくして家族がまた集まり、庭に手入れも届きはじめたころ、この庭が人の手にわたることを知りました。2010年春、庭に工事の手が入り、かつて庭のあった場所には新たな家族の家が建ち、幼き子供たちの声が響いております。』(こくまい太さんの紹介文より抜粋)






蒼穹舍/2013年12月24日発行
B5変型/上製/カラー/500部
44ページ/写真点数:34点
装幀:原耕一
定価:2800円 + TAX
『「にわ」は1987〜2010年にかけて自身も住んでいました家族の庭の写真です。2004年12月に、庭の主のようにいた愛犬の死をきっかけに庭に降り立ち、僕は亡き彼の姿を追いながら、何かに反応しながらシャッターを切りはじめておりました。撮り続けていくうちに、カメラをとおして見る庭の写真は様々な記憶や体験と結びつき、新たな視点を伝えてくれました。しばらくして家族がまた集まり、庭に手入れも届きはじめたころ、この庭が人の手にわたることを知りました。2010年春、庭に工事の手が入り、かつて庭のあった場所には新たな家族の家が建ち、幼き子供たちの声が響いております。』(こくまい太さんの紹介文より抜粋)






野口靖子写真集『青空の月』 (VACUUM PRESS、2013年12月1日発行)
野口靖子写真集『青空の月』
VACUUM PRESS/2013年12月1日発行
26.2×22.8cm/上製/モノクロ
96ページ/写真点数:89点
定価:3200円 + TAX
ビジュアルアーツギャラリー大阪での同名展(2012年12月2日〜12月20日)の開催に合わせて刊行。
『日焼けした一枚の写真がある。ビジュアルアーツ・大阪で学んでいた1998年の秋に、当時心斎橋にあったピクチャー・フォトスペースでアジェ展を見た。 その時のDMハガキが、居室の一角にあるスクラップボードの前に立ててあり、朝夕に目をやる場所にあって、さながら祭壇のようになってしまった。
DMの写真は「Eclipse,1911」とあるから、日蝕を見るパリの人々なのだろう。人々は天上の光と影の重なりを仰ぎ見ているが、アジェは何に見 入っていたのだろう、と思う。ひとり、暗箱カメラのかぶり布の中で。服装も性別も年齢も面差しも雑多な人々が一つの場所に寄り合って立っている。頭に花を つけた少女がカメラに向かって手を振っているように見える。当時としても、日蝕に観測眼鏡を用意することは流行に敏感なことだろう。その軽率さをアジェは 批判しなかった。人々が何であるのかを値踏みしなかった。少女がカメラを見ようとするのを避けはしなかった。きっとその少女のような喜ばしい顔をして撮影 していたはずだ。後方の建物も人々と同じくらいにくっきりと写したので、人々の体の傾きの不思議さが一層際立つことになったのだ。あるいは、複雑なことは 考えずにただ面白さに没頭していたのかもしれない。写真家のこの澄んだ眼差しはどうだろう。
初心者の私にも写真の凄さは伝わってきた。そして収納しきれないものとしてハガキをスクラップボードへ置いたのだ。様々な書類が後ろを通り過ぎていった が、今も日蝕の写真は変わらずそこにある。 いつか機会があれば、日蝕観測の写真を撮ってみたいなと思っていました。2012年に金環日蝕が日本でも起こり、なんとか一枚は写真を撮ることができまし た。怠惰な私は寝坊してしまい、近所の駅に辿り着くだけで終わってしまった。
今年上梓する写真集の表紙に日蝕の写真を配置することができ、1998年の私への返信を出せたような気持ちがしています。 』(写真展のリリースより転載)





VACUUM PRESS/2013年12月1日発行
26.2×22.8cm/上製/モノクロ
96ページ/写真点数:89点
定価:3200円 + TAX
ビジュアルアーツギャラリー大阪での同名展(2012年12月2日〜12月20日)の開催に合わせて刊行。
『日焼けした一枚の写真がある。ビジュアルアーツ・大阪で学んでいた1998年の秋に、当時心斎橋にあったピクチャー・フォトスペースでアジェ展を見た。 その時のDMハガキが、居室の一角にあるスクラップボードの前に立ててあり、朝夕に目をやる場所にあって、さながら祭壇のようになってしまった。
DMの写真は「Eclipse,1911」とあるから、日蝕を見るパリの人々なのだろう。人々は天上の光と影の重なりを仰ぎ見ているが、アジェは何に見 入っていたのだろう、と思う。ひとり、暗箱カメラのかぶり布の中で。服装も性別も年齢も面差しも雑多な人々が一つの場所に寄り合って立っている。頭に花を つけた少女がカメラに向かって手を振っているように見える。当時としても、日蝕に観測眼鏡を用意することは流行に敏感なことだろう。その軽率さをアジェは 批判しなかった。人々が何であるのかを値踏みしなかった。少女がカメラを見ようとするのを避けはしなかった。きっとその少女のような喜ばしい顔をして撮影 していたはずだ。後方の建物も人々と同じくらいにくっきりと写したので、人々の体の傾きの不思議さが一層際立つことになったのだ。あるいは、複雑なことは 考えずにただ面白さに没頭していたのかもしれない。写真家のこの澄んだ眼差しはどうだろう。
初心者の私にも写真の凄さは伝わってきた。そして収納しきれないものとしてハガキをスクラップボードへ置いたのだ。様々な書類が後ろを通り過ぎていった が、今も日蝕の写真は変わらずそこにある。 いつか機会があれば、日蝕観測の写真を撮ってみたいなと思っていました。2012年に金環日蝕が日本でも起こり、なんとか一枚は写真を撮ることができまし た。怠惰な私は寝坊してしまい、近所の駅に辿り着くだけで終わってしまった。
今年上梓する写真集の表紙に日蝕の写真を配置することができ、1998年の私への返信を出せたような気持ちがしています。 』(写真展のリリースより転載)





KEMURI PRO.『ダージリン・ヒマラヤン鉄道&マテラン登山鉄道』 (南軽出版局、2013年10月6日発行)
KEMURI PRO.『ダージリン・ヒマラヤン鉄道&マテラン登山鉄道』
南軽出版局/2013年10月6日発行
A4変形判/並製/モノクロ&一部カラー/98ページ
定価:2500円(税込)
『2012年刊行の Steam on 2ft. Lines 1「基隆炭鉱鉄道」 に続く海外2フィートナロー写真集第2弾。 ヒマラヤの麓、紅茶の産地として知られるダージリンと、ボンベイ(現ムンバイ)郊外の保養地マテラン。そこへ向かう2つの登山鉄道は、ループやスイッチバック、急カーブやヘアピンの連なる信じがたい路線を持ち、小さな蒸気機関車が急勾配と急曲線に必死に挑んでいました。 混合列車や貨物列車もあった1969年当時の素晴らしい情景を「けむりプロ」の美しい組写真で紹介します。 バタシアループなど有名撮影地はもちろん、その後消えてしまったNo1ループや、ダージリン市内の市場線など貴重な写真も収録。機関車、客車、貨車、グース、駅の線路配線などの図面も多数掲載しています。』(出版社のリリースより)






南軽出版局/2013年10月6日発行
A4変形判/並製/モノクロ&一部カラー/98ページ
定価:2500円(税込)
『2012年刊行の Steam on 2ft. Lines 1「基隆炭鉱鉄道」 に続く海外2フィートナロー写真集第2弾。 ヒマラヤの麓、紅茶の産地として知られるダージリンと、ボンベイ(現ムンバイ)郊外の保養地マテラン。そこへ向かう2つの登山鉄道は、ループやスイッチバック、急カーブやヘアピンの連なる信じがたい路線を持ち、小さな蒸気機関車が急勾配と急曲線に必死に挑んでいました。 混合列車や貨物列車もあった1969年当時の素晴らしい情景を「けむりプロ」の美しい組写真で紹介します。 バタシアループなど有名撮影地はもちろん、その後消えてしまったNo1ループや、ダージリン市内の市場線など貴重な写真も収録。機関車、客車、貨車、グース、駅の線路配線などの図面も多数掲載しています。』(出版社のリリースより)





