2014年11月

2014年11月27日

金村修 写真集「エクトプラズム プロファイリング」(リブロアルテ、2014)

金村修 写真集「エクトプラズム プロファイリング」
リブロアルテ/2014年刊
14.7 × 22cm/並製/カラー/96ページ
定価 : 2,500円 + TAX

※ 著者署名本

これまで一貫して銀塩フィルムにこだわり、20年以上に渡って都市の街区をモノクロームで撮影し続けてきた写真家・金村修。
90年代から精力的に発表してきた作品は、国内外で高い評価を得てきた。酢酸の匂いを放ち、露出不足、白飛び、現像ムラ、水洗不足、画面上の傷、ホコリ、ベコベコにうねったロールプリントを構いもせず壁中にピンナップしたニコンサロンでの展示は、同時代的な問題意識に対する高い批評性を評価され、2014年の伊奈信男賞を受賞した。
その金村修が、2013年、初のデジタルカメラ、リコーGRを手にした。「デジタルは、撮り続けていないと不安になってくる」とまで語る金村は、フィルムと並行して、本格的にデジタルでの撮影を開始。強迫神経症にかかった患者が何度も同じ行為を繰り返すように、金村は世界に対して取り憑かれたようにカメラを繰り出していく。
「コンデジや携帯カメラ、iPhoneにスマホで大量に写真が撮られているこの時代に、写真の希望なんてどこにあるのだろうか」
写真とも映像とも呼びがたい、明滅し、流れるような都市の断片に、もはやスクラップ&ビルドの反覆も、完成を拒むエラーのカタルシスもない。銀塩だけでなく、デジタルの極北にまで挑戦しようという金村の試みは、新たな写真の希望を照射するのだろうか。1年間で撮影された数万カットの中から158カットを選び、10000字のテキストとともに収録された、金村修の初デジタルカラー写真集がついに刊行!(オフィシャル・サイトより)

osamu_kanemura

sokyusha at 15:47|Permalink 写真集新刊 

las barcas 別冊(las barcas、2014)

las barcas 別冊
las barcas/2014年刊
25cm x 21cm/並製/カラー/112ページ
定価 : 1800円 + TAX

『las barcas 別冊』では、写真家、現代美術家、小説家、映画監督、批評家など13名の批評、文学、アート作品が掲載されています。
写真作品では、根間智子が存在への根源的な問いを、風景における時間や意識という自己認識から発露し、美的な定型を攪乱させながらそのものを問う風景写真を投げかけ、仲宗根香織が、自ら赴いたさまざまな地で、時間や風景の微かな変化の中に予感の表れを見出す風景写真を提示しています。また、阪田清子は自身のテーマである「地をめぐる回想におけるからコミュニティへ」を志向するうえで求めた、故郷の山を前にした思索を絵画と詩で問いかけ、山城知佳子は「土の人」において土、水、海、人などの織りなす写真の新作10枚と詩を表しています。
そしてlas barcas2でもご参加頂いた鷹野隆大は、2014年3月に沖縄県北部地域の現在を撮影した写真作品8枚を収録。エッセイ『カスババ』も初出収録し、その撮影に同行した沖縄県在住の研究者新城郁夫は、鷹野の同作品および沖縄の風景について思索を重ねています。
今回、映画界の奇才高嶺剛が、2015年完成予定の映画作品『変魚路』より最新映像ショットを寄せ、それに呼応するように新城郁夫は『変魚路』への想いを綴りながら、高嶺剛監督作品『ウンタ マギルー』などの作品に見られるアイデンティファイからの逃避や、高嶺とジョナス・メカスへの親和性などに言及します。
また、岡田由美子は滞在先のキューバ、グアテマラにて出会った芸術家の紹介や表現のあり方、社会・歴史背景などを「亡命」という視点で考察し、ラテンアメリカの居住経験を持つ濱治佳は、パフォーマンスアーティスト琴千姫、映画監督リティ・パニュ、高嶺剛などの作品を論じつつ「鎮魂」の意味へと思考を深めます。
井上間従文は、写真家・仲宗根香織と美術家・根間智子の作品について思索し、仲宗根香織論では仲宗根の作品テーマを光の暈、フモールなどの言葉にて、過去と未来をつなぐ「予感」の意味において思索を重ね、根間智子論では『スデル』『鳥の巣』の作品を紹介しつつ、作品に通底する『存在の「かたち」』にグリッド的空間や境界のゆらぎを見い出し論じています。
親川哲は、権力下にある者同士に自発する暴力のあり方と、自傷の構造から脱する新しい友愛の関係を掌編小説で描いています。
さらに、2014年6月 にICUで行われた『カルチュラル・タイフーン』での、メンバーによる映像作品発表と批評・質疑応答の全過程も紹介。同会場にて聴講参加していた吉田裕と森啓輔は、4人の作家の発表作品への批評と、コミュニティの場としての雑誌ラスバルカスの制作についての考察を寄せています。
別冊特典映像として、映像作家山城知佳子製作のlas barcas作家紹介映像をlas barcas別冊購入者のみご覧いただけます。雑誌に入れてあるポストカードに記載のURLにアクセスして頂き、パスワードを入力すると映像を見ることができます。

<目次>
根間 智子
「Paradigm」より
親川 哲
「櫛」
鷹野 隆大
北へ/沖縄・写真  カスババ・文
新城 郁夫
鷹野隆大「北へ/沖縄」に寄せて
岡田 有美子
キューバからグアテマラへ−その場所にいながら、亡命者として生きること
井上 間従文
時間の押し花を拡散させること−仲宗根香織の写真における「過去/未来」のイメージ−イメージ論に向けて(1)
カルチュラル・タイフーン
2014パネルトーク収録
雑誌『ラスバルカス』―「世界」と「沖縄」を横断するアートと批評
吉田 裕
方向感覚を失うことの肯定として −二〇一四年六月二八日カルチュラル・タイフーン報告
森 啓輔
las barcas in カルチュラル・タイフーン二〇一四
山城 知佳子
土の人
新城 郁夫
高嶺剛論のためのノート
高嶺 剛
変魚路
濱 治佳
ラテンアメリカの旅の光と影の狭間の夢
井上 間従文
根間智子、暗い部屋からつながる特異なかたち−イメージ論に向けて(2)
仲宗根 香織
予感の断片
阪田 清子
制作ノート 或る山についてのメモランダム

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2014年11月25日

鶴田厚博写真集『AFTER THE RAIN』 (蒼穹舍、2014年11月8日発行)

鶴田厚博写真集『AFTER THE RAIN』
蒼穹舍/2014年11月8日発行
A4変型/上製/カラー/500部
80ページ/作品点数:75点
装幀:原耕一
定価 3600円+TAX

『BLACK DOCK』に続く、鶴田厚博2冊目の写真集にして初のカラー作品集。通り過ぎた路上で切り取られた風景の数々。 郷愁と現在が混在する世界は、色を伴うことで、より強く見る者の目を惹き付ける。鶴田厚博の視覚は色彩を獲得したことで、 その世界観は深まっていった。

鶴田厚博写真集『AFTER THE RAIN』

鶴田厚博写真集『AFTER THE RAIN』1

鶴田厚博写真集『AFTER THE RAIN』2

鶴田厚博写真集『AFTER THE RAIN』3

鶴田厚博写真集『AFTER THE RAIN』4

鶴田厚博写真集『AFTER THE RAIN』5

鶴田厚博写真集『AFTER THE RAIN』6


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大庭みさこ写真集『FAUSTUS』 (蒼穹舍、2014年11月5日発行)

大庭みさこ写真集『FAUSTUS』
蒼穹舍/2014年11月5日発行
A4変型/上製/カラー/500部
88ページ/作品点数:69点
装幀:加藤勝也
定価 3600円+TAX

2006年、大庭みさこは右手小指がAVM(動静脈奇形)という稀な自然出血症状に見舞われる。 「一見私的なものに見えるが、勇気を持って恐怖と〈喪失〉に向き合い、人間として誰にでも起こりうる もっとも基本的な物語を探求した普遍的なドラマである。(略) 私は大庭のアート全てが、ある意味、一握りのアーティストだけが持っている、自分の感情や魂の状態を鋭く洞察する 力を反映していると信じている。」(ゲイリー・エドワーズ・あとがきより)


大庭みさこ写真集『FAUSTUS』

大庭みさこ写真集『FAUSTUS』1

大庭みさこ写真集『FAUSTUS』2

大庭みさこ写真集『FAUSTUS』3

大庭みさこ写真集『FAUSTUS』4

大庭みさこ写真集『FAUSTUS』5


sokyusha at 15:47|Permalink 蒼穹舎新刊 

KEMURI PRO.『Estrada de Ferro Perus-Pirapora ペルス-ピラポラ鉄道 1971』
 (南軽出版局、2014年9月28日発行)

KEMURI PRO.『Estrada de Ferro Perus-Pirapora ペルス-ピラポラ鉄道 1971』
南軽出版局/2014年9月28日発行
A4変形/並製/モノクロ/本文114ページ(折り込み写真付き)
定価:2500円+TAX

『Steam on 2ft. Lines シリーズ3冊目は、ブラジルの600mmゲージ、ペルス-ピラポラ鉄道(EFPP)。100年前の8月、石灰の輸送と聖地ピラポラへの参拝客輸送を目的として、サンパウロの北西にあるペルスの街から20数kmのナローゲージ鉄道が開業しました。4両の米国ボールドウィン製機関車で営業を始めたEFPPは、後に大石灰岩層が発見され、ペルスにブラジルで最初の近代的なセメント工場が建設されたことで、セメント原料の輸送のため多くの蒸気機関車を擁することになり、1980年代初頭まで長大な鉱石輸送列車を蒸機が牽いていたのです。バスの窓からの「発見」、そして機関庫や採石場の探索、密林や湿地帯を抜け細い線路を走るボールドウィンやポーター、アルコ。1970年代に奇跡的に残っていたEFPPの姿を、当時4回の訪問をした「けむりプロ」 の美しい写真で紹介。』(版元の紹介より)

『ペルス-ピラポラ鉄道 1971』

『ペルス-ピラポラ鉄道 1971』1

『ペルス-ピラポラ鉄道 1971』2

『ペルス-ピラポラ鉄道 1971』3

『ペルス-ピラポラ鉄道 1971』4


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稲宮康人『神社跡地の撮影を続けるにあたって』 (神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター、2014年3月発行)

稲宮康人『神社跡地の撮影を続けるにあたって』
神奈川大学日本常民文化研究所非文字資料研究センター/2014年3月発行
A4/カラー/24ページ/作品点数:15点
定価:800円 (税込)

研究成果報告書『海外神社跡地から見た景観の持続と変容』より抜刷。

稲宮康人『神社跡地の撮影を続けるにあたって』

稲宮康人『神社跡地の撮影を続けるにあたって』1

稲宮康人『神社跡地の撮影を続けるにあたって』2

稲宮康人『神社跡地の撮影を続けるにあたって』3





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2014年11月20日

古屋誠一 写真集『国境 1981-1983』(IZU PHOTO、2014)

古屋誠一 写真集『国境 1981-1983』
IZU PHOTO/2014年刊/日英テキスト入り・限定500部
28.0 × 23.3 mm/上製本/モノクロ/80ページ
定価 4,200円 + TAX

いつでも世界は、誰の目にも見えない境界線であふれている― 30年前の東西冷戦時代、7つの国と接するオーストリアの国境地帯を撮影したプロジェクトは、1冊のポートフォリオとしてまとめられた。 2014年、未発表であった『国境』が編み直され、日欧で同時刊行。(オフィシャル・サイトより)

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sokyusha at 18:02|Permalink 写真集新刊 

石川竜一 写真集『絶景のポリフォニー』(赤々舎、2014)

石川竜一 写真集『絶景のポリフォニー』
赤々舎/2014年刊
アートディレクション/町口景
285×297mm/上製本/カラー/160ページ
定価 : 5,000円 + TAX

沖縄を撮り、「沖縄」を超える。新世代による鮮烈なカオス。(オフィシャル・サイトより)

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sokyusha at 17:44|Permalink 写真集新刊 

石川竜一 写真集『okinawan portrait 2010-2012』(赤々舎、2014)

石川竜一 写真集『okinawan portrait 2010-2012』
赤々舎/2014年刊
アートディレクション/町口景
245×255mm/上製本/カラー/180ページ
定価 : 4,500円 + TAX

目を通して向き合う人を受け入れようとするポートレート。
「一瞬、オレは石川竜一に嫉妬した」――森山大道(オフィシャル・サイトより)

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sokyusha at 17:41|Permalink 写真集新刊 

2014年11月04日

尾仲浩二写真集『SHORT TRIP AGAIN matatabi 2』 (Matatabi Library、2014年発行)

尾仲浩二写真集『SHORT TRIP AGAIN matatabi 2』
Matatabi Library/2014年発行
23x20cm/上製/カラー/700部
72ページ/作品点数:54点
定価 4500円 + TAX
※ 著者署名本

初夏の氷見、炎天下の駒ヶ根、雪舞う直江津、雨上がりの諏訪..
近年の旅を集めたMatatabiシリーズの新作

尾仲浩二写真集『SHORT TRIP AGAIN matatabi 2』

尾仲浩二写真集『SHORT TRIP AGAIN matatabi 2』1

尾仲浩二写真集『SHORT TRIP AGAIN matatabi 2』2

尾仲浩二写真集『SHORT TRIP AGAIN matatabi 2』3

尾仲浩二写真集『SHORT TRIP AGAIN matatabi 2』4

尾仲浩二写真集『SHORT TRIP AGAIN matatabi 2』5

尾仲浩二写真集『SHORT TRIP AGAIN matatabi 2』6

尾仲浩二写真集『SHORT TRIP AGAIN matatabi 2』署名


sokyusha at 17:07|Permalink 写真集新刊