2018年04月12日

小平雅尋 写真集 「在りて在るもの」(タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム刊、2018年)

小平雅尋 写真集 「在りて在るもの」
TIGP/2018年年刊
光田ゆりによるテキスト収録(英語・日本語)
19cm x 19cm/中綴じ/モノクロ/写真点数、36点/48ページ
定価 : 2600円 + TAX

気の向くままに撮り歩いていると、理由はわからないが眼が引き付けられることがある。違和感を覚えながらもカメラを構え、幾つかのダイアルを操作 しながら心の的を絞ってゆく。何故私はそれを見たのだろうか。気が付けばすでにそれを見ていたし、今もまだ見ている。こんなとき大抵は「気が向いた」とい う言葉で済ませるかもしれないが、よくよく考えるとこれは恐ろしいことだ。気が向いたのは本当に私なのだろうか。そもそも私はその対象をどのように見始め たのだろう。眼が捉えてから物事に気付いている事実に動揺する。私の意識が気付く前に、視野を見渡し事態を把握する<何か>がいる。意識にそれを見ろ、判断しろと促し続ける、もう一つの隠れた存在。
小平雅尋(ギャラリー・ステートメントより)

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sokyusha at 17:52│ 写真集新刊