2019年12月06日

宮脇慎太郎写真集『霧の子供たち』
 (サウダージ・ブックス、2019年11月1日発行)

宮脇慎太郎写真集『霧の子供たち』

サウダージ・ブックス/2019年11月1日発行
カラー/A5判横/並製(PUR製本)/108ページ
定価:2200円+TAX
『「明日を生きる者よ、このすべてを受け継ぎなさい。霧の風景はそう私たちに告げる。私たちは、光を求めてゆく霧の子供なのである。」——今福龍太 人類学者・批評家
 
瀬戸内国際芸術祭公式カメラマンである気鋭の写真家が、日本三大秘境のひとつとされる徳島県祖谷(いや)、圧倒的なローカルの風景とそこに生きる人々を記録した作品集。
 
四国最深部の天空の集落であり、平家落人伝説で知られる山里の光と影、聖と俗、野生と人為、そのはざまを流れるものを記録した写真集、『曙光』の刊行から4年。この間も写真家・宮脇慎太郎は祖谷の人々のもとへ通い続け、霧の中の風景に「時」を探るまなざしは一段と深くなっています。本書は、前作『曙光』をもとにしつつ、『曙光』刊行後に宮脇がこの地で撮影した写真を増補分として追加し、「祖谷の光 編」「祖谷の人 編」の2部構成による新たな写真集として編集したものです。国内外の読者を対象に全編日英併記しています。』(版元の紹介より)



余談ですが、出版元のサウダージ・ブックスは、2007年に三浦半島秋谷の丘の中腹にひっそりと建つ古民家にある、本のサロン「サウダージ・ブックス」の代表の淺野さんが、立ち上げた出版レーベル。浅野さん自身が文化人類学を学び、実際に長い期間サンパウロでフィールドワークをし、本への興味と、旅と精神、人とのつながりを考えているうちに具体的な構想が生まれてきたものが「サウダージ・ブックス」というサロンであり、出版レーベル。丁寧な良書を数々出版してましたが、しばらく出版が無かったのが、久々に出たのが本書で、写真集としても良書ですが、それだけでなく、文化人類学的な興味もおおいにそそり、広がりのある本になっています。サウダージ・ブックスの再開した今後の活動も注目です。
宮脇慎太郎写真集『霧の子供たち』


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sokyusha at 18:43│ 写真集新刊