写真集新刊

2017年12月14日

田山湖雪 著 写真誌『ちてんち 03 エミナース』 (yukimaru books、2017年12月1日発行)

田山湖雪 著 写真誌『ちてんち 03 エミナース』
yukimaru books/2017年12月1日発行
12.6×19.6cm/中綴じ/モノクロ
48ページ/デザイン:山口言悟
定価 :860円 (税込)

田山湖雪が作る静岡の写真季刊誌。毎号あるエリア、地点を決めて場所の風景を集めその土地の根底にある軸はなんだろうと考えていく冊子。
03号は、今は無き藤枝のレジャー宿泊施設「エミナース」。8年前からの変化をまとめました。しゃしんぬりえ、庭のこぼれ話など小コーナーも引き続きあります。

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2017年12月05日

村越としや写真集『月に口笛』 (Case Publishing、2017年11月発行)

村越としや写真集『月に口笛』
Case Publishing/2017年11月発行
30.8×24.3cm/モノクロ/ ソフトカバー
64ページ/写真点数:34点
価格:5400円 (税込) * 著者署名本
"夕方から降りだした雨は、日が完全に暮れた頃には止んでいた。
でもビニール袋に入れたカメラ以外の全身がずぶ濡れで、それが原因なのか何件かの旅館で宿泊を断られ、暗い道を目的地もなく歩いていた。
雲間から少しだけ見える月は、飼い主とはぐれてしまった犬の視線のように、悲しげで弱々しい光を放つ。
ぼくは短い口笛を数回鳴らしてみた。
月の光に色付いた雲がゆっくりと流れていく、体から不安が少しだけ消えたように感じる。
振り返らず、立ち止まらず、とりあえず今夜はこの道の果てまで歩いて行くことにした。"

−村越としや

2004年から2005年に、日本各地を鈍行列車と徒歩で移動し撮影した村越初期の作品を集めた一冊。同作家の「沈黙の中身はすべて言葉だった」もCase Publishingより同時刊行される。(shashashaの紹介より)


村越としや写真集『月に口笛』

村越としや写真集『月に口笛』1

村越としや写真集『月に口笛』2

村越としや写真集『月に口笛』3

村越としや写真集『月に口笛』4


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鈴木理策写真集『Water Mirror』 (Case Publishing、2017年9月発行)

鈴木理策写真集『Water Mirror』
Case Publishing/2017年9月発行
33.0×26.0cm/カラー/ ハードカバー
112ページ/写真点数:46点
テキスト:光田ゆり/言語:英語、日本語
価格:8424円 (税込)

本作には、ライフワークともいえる熊野での撮影の他、南仏のサント・ヴィクトワール山、セザンヌのアトリエ、桜、雪の作品群に続き、水面を主題とするシリーズ「水鏡」の最新作を含めた46点が纏められています。写真というメディアについての深い考察と「見ること」への問いを続けてきた鈴木の作品の魅力が凝縮された本作は、読者をいままで見たことのない知覚の旅へと誘います。巻末には、美術評論家、光田ゆりによる寄稿を日・英併記にて収録。(shashashaの紹介より)

鈴木理策写真集『Water Mirror』

鈴木理策写真集『Water Mirror』1

鈴木理策写真集『Water Mirror』2

鈴木理策写真集『Water Mirror』3

鈴木理策写真集『Water Mirror』4



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梁丞佑写真集『人』 (禅フォトギャラリー、2017年7月20日発行)

梁丞佑写真集『人』
禅フォトギャラリー/2017年7月20日発行
モノクロ/ソフトカバー/29.7×21.0cm/112ページ
価格:5000円 (税込)

社会からはみ出した他人同士が寿町では家族のように付き合っている姿がここにある。前回の写真集『新宿迷子』同様に梁丞佑の丁寧な付き合いが彼らとの関係を築き、信頼を得た。2002年から最近までレンズを向け続けた情熱と鋭い問題意識に目を見張らされる。 ー大石芳野(写真家)

神奈川県横浜市寿町。
横浜中華街から10分ほど歩いた所に存在する。
最初は話に聞いて何の気なしに訪れた。
いろんな国の言葉が聞こえ、さらに私が思っている日本像とはあまりに違う街の様子に「ここは日本ではない」と感じた。

撮りたいと強く思い、この街に通いつめるわけだが、しばらくは「ただ、見ていた」。隠し撮りをするという方法もあったのだが、それではなんだか気がとがめ、彼らと交わりたいと思った。
とりあえず、道に座って酒を飲んでみた。
彼らは私が煙草の吸殻を灰皿に捨てたら「変な奴だ」と言った。言葉も乱暴。しかし「分け合う」ことを知っていた。生活は貧しくても心は豊かであるように感じた。

こうして彼らと過ごす事3ヶ月。やっと、私に1人が聞いた。
「お前は何をやっている人間なんだ」と。
仕事もせずに日がな一日道に座っている事を、やっと奇妙に思ってくれたのだ。
満を持して私は言った。
「写真しています」と。そこから私の撮影が始まった。

ぎりぎりで、這いつくばるような、そうかと思えば、すでに全てを超え浮遊しているような、悲しさや寂しさ辛さとともに、幸せも楽しみも、悪意も善意も。
手に取るように感じられた。
「人が生きるということは…」
そう問われているように感じた。

ある日、コインランドリーの入り口で雨宿りをしていた一人の中年男性がいた。血だらけだった。「どうしたの?」と聞いたら、その男性は私の目を見て、
「だるまさんが転んだ…」とだけ繰り返した。温かいお茶を差し出したら、
「ありがとう」と言って、ただ握っていた。私がいるときには、飲まなかった。

日本には「だるまさんが転んだ」という遊びがある。
鬼が「だるまさんが転んだ」といって振り返ると、鬼に向かって近づいて来ていた人達は、動きを止める。もし動いている事がばれると、自分もまた鬼になる。

オレに構うな。

「だるまさんが転んだ」

もしかするとそういう事だったのかもしれないと今になって思う。

2017年現在、寿町は他のドヤ街と同じく以前の姿は消え、高齢化が進み、街の「境界」は曖昧になり他の街となじみつつある。

これらの写真は、2002年から2017年まで寿町で撮影したものです。

― 梁丞佑
梁丞佑写真集『人』

梁丞佑写真集『人』1

梁丞佑写真集『人』2

梁丞佑写真集『人』3

梁丞佑写真集『人』4




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陳偉江写真集『oh my little girl』 (禅フォトギャラリー、2017年10月15日発行)

陳偉江写真集『oh my little girl』
禅フォトギャラリー/2017年10月15日発行
カラー&モノクロ/ソフトカバー/21.0×28.0cm/116ページ
価格:5000円 (税込)

『陳偉江は1976年香港生まれ。父は新聞社のカメラマンとして、母はマカオのカジノで働いていた。1988年、彼は香港の新法書院に入学するも、わずか一年でドロップアウトした。それから長い間、彼はレストランやオフィスのボーイなど職を転々とする。10代の頃から何とはなしに写真を撮り始め、完全な独学と独立独歩の精神で写真にのめり込んでいった。
5年以上前から、陳は全ての時間を写真に集中するために仕事を辞めた。自らのプリントとハンドメイドの写真集の販売が彼の主な収入源である。険しく細く、かつ宿命づけられた写真家としての道に彼は決して揺らがなかった。これまでに『灣仔(2011)』、『啊〜(2011)』、『婷婷(2012)』、『日常的愛(2013)』、『係香港(2014)』、『金鐘(2015)』、『警像(2015)』、『兄弟(2017)』、『我最初面紅(2017)』など20冊以上の写真集を自費出版している。2015年には禪フォトギャラリーと展示に合わせて『油麻地』を出版し、今回の『oh my little girl』は2回目の展示に合わせた出版となります。』(禅フォトギャラリーの紹介より)

陳偉江写真集『oh my little girl』

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陳偉江写真集『oh my little girl』3

陳偉江写真集『oh my little girl』4




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2017年11月28日

橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』 (禅フォトギャラリー、2017年7月20日発行)

橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』
禅フォトギャラリー/2017年7月20日発行
モノクロ/ソフトカバー/18.2×25.7cm/44ページ
価格:2200円 (税込)
* 著者署名本
『 「山谷」へは日雇い稼ぎに通った。高円寺の6畳1間の間借りから始発に乗って立ちんぼをした。  「山谷」を撮りたかった。ガードレールに腰かけている様子、賭け事に屯ろするところ、立飲み屋、札を切って人を雇うところ、宿泊所などは撮影が困難だった。他人の介入を嫌うので、何かあると不穏な空気になる。紙の手提げ袋に穴をあけてレンズを出して「盗み撮り」をした。』 (橋本照嵩)
橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』

橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』1

橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』2

橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』3

橋本照嵩写真集『山谷 1968.8.1 - 8.20』4


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莫毅写真集『紅 1997-2007』 (禅フォトギャラリー、2017年6月21日発行)

莫毅写真集『紅 1997-2007』
禅フォトギャラリー/2017年6月21日発行
21.5×15.3cm/上製/カラー/152ページ
定価 : 5000円(税込)
『「紅 1997-2007」は、禅フォトギャラリーにて開催する中国の写真家・莫毅写真展「研究 — 紅1982-2017」 (2017年6月23日から7月19日)に併せて刊行したもの。2016年に刊行した「莫毅 1987-89」に続き、莫毅作品集の第二冊目。莫毅自身がインターネットから取り出し収集した歴史的事件のイメージや日常風景、過去の作品集など、状況の異なる様々な「赤」のイメージで構成している。中国においての「赤」が持つ特殊性に目を向け、時代の背景や政治性との繋がり、精神的な関係性などを模索し写真の中で表現しているように伺える。』(禅フォトギャラリーの紹介より)
莫毅写真集『紅 1997-2007』

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2017年11月16日

森下大輔 写真集「asterisk」(asterisk books、2017)

森下大輔 写真集「asterisk」
asterisk books/2017年刊/編集 湊雅博
226mm×283mm/上製本/モノクロ/144ページ/作品点数、82点
定価 : 4500円 + Tax 発行500部

表参道画廊にて開催された、ディレクター・湊雅博による企画展「事象」、好評を博した 森下大輔「asterisk」写真展、同時刊行された写真集が入荷いたしました。

写真家・森下大輔による展覧会ステートメント、ディレクター・湊雅博による企画展「事象」について、下記に転載させていただきます。

「光はいつも明らかで、事物と混じりあうことでその姿を現す。レンズはその様を捉え、再現する。目の前に何 かが存在するという美しさ、その驚きを素直に表現するのに写真ほど適した方法はない。だから私は写真を撮る と決めた」(森下大輔 写真展 「asterisk」、ステートメントより)

企画展「事象」について
自分を取り巻く個人的事情から表面に現れてくることがらは、時間の流れの中で見失ったり変容したりして、留めおくことは出来ないものとして認識されているに違いありません。今回の事象展に参加する作家は、その流れていく時間の中で留めておくことの出来ない何ものかを、観察しうるものに、表象させる行為として写真を存在させようとしています。自己の時間の流れに沿って、立ち現われて来ることがらを観察し表象させて、個から他者へとの関係性にむかうまなざしを持つ作家の連続作品展です。ディレクター・湊雅博(オフィシャル・ホームページより)


森下大輔 オフィシャル・ホームページ
https://morishitadaisuke.com/

湊雅博 オフィシャル・ホームページ
http://www.masahirominato.com/


森下大輔写真集『asterisk』

森下大輔写真集『asterisk』1

森下大輔写真集『asterisk』2

森下大輔写真集『asterisk』3

森下大輔写真集『asterisk』4


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2017年11月10日

森山大道写真集『K』 (月曜社、2017年10月15日発行)

森山大道写真集『K』
月曜社/2017年10月15日発行
A5判/並製/モノクロ
176ページ/作品点数:138点
定価:2500円+TAX
※著者署名本

「犬は盛り場へ行けというし、猫は路地裏へ入れというし、虫は風俗街はどうよという。俗世俗界を俗のままにコピーしつづけること、東京中をうろつく日々こそ、ぼくが生き写真を撮る意味の全てなのだと感じる他ない」(森山大道)
都市の片隅、人影、さまざまな「K=景」の断片を追い求めた、最新撮り下し写真集。*書下し「原点と現点――ニエプスへの旅/今日の三匹」収録。(版元の紹介より)
森山大道写真集『K』

森山大道写真集『K』1

森山大道写真集『K』2

森山大道写真集『K』3

森山大道写真集『K』4

森山大道写真集『K』5


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2017年11月07日

石毛優花写真集『holy peephole』 (私家版、2017年10月31日発行)

石毛優花写真集『holy peephole』
私家版/2017年10月31日発行
カラー/29.4×19.4cm
74ページ/写真点数:68点
定価:3000円(税込)
自身の手による手製本の写真集を作り続けている石毛優花の新作写真集。

石毛優花写真集『holy peephole』

石毛優花写真集『holy peephole』1

石毛優花写真集『holy peephole』2

石毛優花写真集『holy peephole』3



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