写真集新刊

2018年12月11日

野村恵子写真集『Otari-Pristine Peaks 山霊の庭』 (Super Labo、2018年発行)

野村恵子写真集『Otari-Pristine Peaks 山霊の庭』
Super Labo/2018年発行
カラー/96ページ/写真点数:58点/限定1000部
21×24cm/上製/装丁:原耕一、七郎
定価:4000円 (税込)
※著者署名本
『眼下にはどこまでも広がる白銀の世界。雪山に轟く一発の銃声が静寂を引き裂いた。
その瞬間、私の魂も山の木霊とともに震えて、空に飛び散っていくような気がした。
信州、小谷村。北アルプスの山脈に抱かれたその麓には、小さな集落が点在し、その営みを今も静かに残している。村人は、厳しくも豊穣な山の自然とめぐる季節の流れ の中で、日々暮らしている。真冬には積雪が三メートル近くにもなる豪雪のこの地に、私が初めて訪れてから、四年近くが経った。当初、私はここの伝統的な火祭りや狩猟の取材のために訪れたのだが、山の自然とそこにたくましく根付いて生きる人々との出会いは、都市を頼り生きてきた私の想像をはるかに超える出来となっていった。
その営みは清冽にして根源的な深さを秘めているように感じていた。「山の恵み」と彼らはなんどもいう。山の自然を畏怖、畏敬し、目の前に立ち現れる野生と真摯に向き合うということ。深い山の中にいると、ふと、自分という儚い存在が、大きな懐に包まれているような感覚になるときがある。それは人智を超えた意志を持ち、絶えず呼吸している、ひとつの巨大な生命体のようだ。山は水を生み、あらゆるいのちを育んでいる。その麓で、家族と仲間と共に生きて、働いて、いのちをつないでいく。見上げれば、悠久の頂と天がすぐそばにある。めぐりゆく四季の中で、彼らにしばし添い、本能の感知するままにシャッターを切った。
2018年 秋 野村恵子』(版元の紹介から)

野村恵子写真集『Otari-Pristine Peaks』

野村恵子写真集『Otari-Pristine Peaks』1

野村恵子写真集『Otari-Pristine Peaks』2

野村恵子写真集『Otari-Pristine Peaks』3

野村恵子写真集『Otari-Pristine Peaks』4


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立木義浩写真集『舌出し天使』 (リブロアルテ、2018年11月16日発行)

立木義浩写真集『舌出し天使』
リブロアルテ/2018年11月16日発行
25.5×27cm/上製/モノクロ/120ページ/写真点数:86点
ブックデザイン:加藤勝也/テキスト:草森紳一/企画協力:木本禎一/協力:村越としや
定価: 5500円+TAX
『「舌出し天使」は1965年4月号『カメラ毎日』に56ページにわたり掲載されました。立木27歳の鮮烈のデビューとなりました。当時の編集長山岸章二氏の判断で掲載が決まったと聞いています。写真構成には和田誠氏、詩を寺山修司氏、解説に草森紳一氏と錚々たるメンバーでした。
今回の写真集には当時掲載された62点に加えまして未収録のカット24点で構成いたします。』(版元の紹介より)

『草森紳一氏による解説(昭和40年当時の原文)
夢を見ている時、いくら奇妙であっても私たちは波間に漂うイカダのようにただ運ばれていくにすぎないが、この「舌出し天使」のページも波間のイカダのようにめくっていきたい。少女が星条旗をからだにまきつけて魔法使いよろしくほうきにまたがっても、決して文明批判などと考えないでほしい。夢の観客であってほしい。立木義浩も夢の運転者であると同時に観客なのだ。この写真集の新しさはそこにある。これは従来の数々の主観写真、心象写真などともちろん異なっている。彼は、写真が文学や絵画の弾力を受けないこと、つまり象徴におちいりがちなセンス(意味)と構図の魅惑を一応放棄したのだ。また一般には写真の本質とは、記録性・報道性であるという神話がある。というよりそれは、母の懐みたいなものだ。立木はセンスを放棄することによりこの懐(記録性)にも接近した。これは一群のフォト・ストーリーのよき仲間ではない。そう見えなくもないのは、1人の少女におこった肉体と心理のメカニズムの遭遇を連続して記録しているからだ。故意を避ける姿勢であり、このナンセンスとの集中的めぐりあいは、ストーリーというよりドキュメントなのだ。この少女がいかにユーモラスで悲しげであっても彼女のせいではなく、27才の立木義浩のある決算報告であり、ヤケドの跡なのだ。

出典 1965、4月号 立木義浩写真集「舌出し天使」 「カメラ毎日」』(版元の紹介より)
立木義浩写真集『舌出し天使

立木義浩写真集『舌出し天使1

立木義浩写真集『舌出し天使2

立木義浩写真集『舌出し天使3

立木義浩写真集『舌出し天使4

立木義浩写真集『舌出し天使5



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野村佐紀子写真集『月光』 (リブロアルテ、2018年7月31日発行)

野村佐紀子写真集『月光』
リブロアルテ/2018年7月31日発行
カラー/29.7×42.0cm/中綴じ/80ページ
アートディレクション:町口景 (マッチ&カンパニー)
定価:3500円+TAX

『2016年10月、野村佐紀子が台湾を訪れ、モデルの自宅で撮影した台湾の男性達のヌード写真集です。何度も訪れた台湾ですが、ヌードを撮影したのは今回が初めてと野村は語っています。野村は、モデルとの親密な関係性、感情の揺らぎなどを表現するために、モデルの家で2人だけの撮影を行いました。そこにあるものは、光と影が作り出した男性達の甘く切ないヌードです。野村はモデルの感情や部屋の雰囲気を感じ取り、シャッターを押し、独自の世界感で作品を作り上げています。』(版元の紹介から)
野村佐紀子写真集『月光』

野村佐紀子写真集『月光』1

野村佐紀子写真集『月光』2

野村佐紀子写真集『月光』3


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2018年11月20日

藤田進写真集『約束の地』 (私家版、2018年11月10日発行)

藤田進写真集『約束の地』
私家版/2018年11月10日発行
モノクロ/A5変型/上製
64ページ/写真点数:44点
定価 : 3000円+TAX ※ 著者署名本
藤田進写真集『約束の地』

藤田進写真集『約束の地』1

藤田進写真集『約束の地』2

藤田進写真集『約束の地』3



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渡辺英明写真集『死ぬにはいい日』 (私家版、2018年8月22日発行)

渡辺英明写真集『死ぬにはいい日』
私家版/2018年8月22日発行
21×21cm/カラー/並製/64ページ/写真点数:30点
定価 : 3000円+TAX
2016年に他界された写真家渡辺英明さんの2002年〜2004年撮影の未発表作品。遺品の中に「死ぬにはいい日」のタイトルが書かれた封筒があり、中にあった作品を纏めたもの。
渡辺英明写真集『死ぬにはいい日』

渡辺英明写真集『死ぬにはいい日』1

渡辺英明写真集『死ぬにはいい日』2

渡辺英明写真集『死ぬにはいい日』3

渡辺英明写真集『死ぬにはいい日』4



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2018年11月13日

阿部祐己写真集『Trace of Fog』 (roshin books、2018年発行)

阿部祐己写真集『Trace of Fog』
roshin books/2018年発行
上製/22.8×25.4cm/700部限定
カラー/88ページ/写真点数:44点
ブックデザイン:Junko Ogawa
定価:4860円 (税込)

『”霧ヶ峰は名前の由来通り、しばしば濃い霧が立ち込める山だ。霧に覆われると境目が消え、どこまでも先に続いているような錯覚を覚えた”(後書きより)

 年間200日以上も霧が発生するという霧ヶ峰は、石器時代の古来より人が生活を営んできた場所である。それから後の中世鎌倉時代には武士が五穀豊穣を願い流鏑馬(やぶさめ)などの様々な神事を行った場所でもある。現代の今にもそれら神事は引き継がれている。

 作家は過去の歴史から残る痕跡と現代の人の営みを、定点観測のような視点で写し続けた。過去から現在、現在から未来、我々はその現在のほんの短い瞬間に生きていると同時に、それを繋いでいることへの確からしさを作品から感じることができる。

 時間の感覚をも失う深い霧の向こうには山の住人の気配が、霧が晴れた夜空には満点の星空、日が昇り光が野焼きで形成された平原に差し込む頃に、人々は目覚め新しい1日を再開させる。作家の卓越した構成力に繊細な色で描かれたこの写真集は、霧ヶ峰の歴史における儚くも美しい一葉の栞のようだ。』(版元の紹介より)
阿部祐己写真集『Trace of Fog』

阿部祐己写真集『Trace of Fog』1

阿部祐己写真集『Trace of Fog』2

阿部祐己写真集『Trace of Fog』3

阿部祐己写真集『Trace of Fog』4


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前田義昭の写真と詩『とどく写真』 (画房ルル、2018年11月1日発行)

前田義昭の写真と詩『とどく写真』
画房ルル/2018年11月1日発行
並製、カバー付/文庫版/モノクロ
128ページ/写真116点・一行詩115点
装丁:間宙地
定価:980円+TAX
前田義昭のブログ『One Photo, One Line / Yoshiaki Maeda』で連載してきた記事をセレクトし、加筆、再構成。
前田義昭の写真と詩『とどく写真』

前田義昭の写真と詩『とどく写真』1

前田義昭の写真と詩『とどく写真』2

前田義昭の写真と詩『とどく写真』3

前田義昭の写真と詩『とどく写真』4


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2018年11月06日

尾仲浩二写真集『あの頃、新宿で memories of younger days in Shinjuku』(KAIDO BOOKS、2018年10月20日発行)

尾仲浩二写真集『あの頃、新宿で memories of younger days in Shinjuku』
KAIDO BOOKS/2018年10月20日発行
モノクロ 墨+ニス/A5判横/ハードカバー/96ページ/初版500部
定価 : 3200円(税込) ※ 著者署名本 
 『1980年代、僕の生活のほとんどすべてが新宿でした。新宿二丁目のCAMP、ゴールデン街、花園神社地下のアルバイト、西新宿のアパート、成子坂下のギャラリー街道。』(尾仲浩二)
尾仲浩二写真集『あの頃、新宿で』

尾仲浩二写真集『あの頃、新宿で』1

尾仲浩二写真集『あの頃、新宿で』2

尾仲浩二写真集『あの頃、新宿で』3

尾仲浩二写真集『あの頃、新宿で』4

尾仲浩二写真集『あの頃、新宿で』5



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尾仲浩二写真集『EXTRA HARD 2nd edition』(KAIDO BOOKS、2018年10月発行)

尾仲浩二写真集『EXTRA HARD 2nd edition』
KAIDO BOOKS/2018年10月発行
モノクロ/15.0×19.0cm/並製
オンデマンド印刷/100ページ/250部
定価 : 2000円(税込) ※ 著者署名本
『「EXTRA HARD」は2014年に発売した初期作品集。森山大道さんに憧れ月光VR4号というハードコントラスト印画紙にプリントしていた'82年から'84年のプリントから作った本です。この11月にパリでの展示に合わせての250部の再版です。印刷、製本とも初版よりも良くなっています。またカバーデザインが少し違っています。』(尾仲浩二)
尾仲浩二写真集『EXTRA HARD 2nd edition』

尾仲浩二写真集『EXTRA HARD 2nd edition』1

尾仲浩二写真集『EXTRA HARD 2nd edition』2

尾仲浩二写真集『EXTRA HARD 2nd edition』3

尾仲浩二写真集『EXTRA HARD 2nd edition』4


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2018年10月30日

辰巳直也2nd写真集『浅草モノカラー』 (辰巳出版、2018年10月10日発行)

辰巳直也2nd写真集『浅草モノカラー』
辰巳出版/2018年10月10日発行
10.4×15.6cm/384ページ
糸かがり上製本/構成:装丁 町口景
300部限定/シリアルナンバー入り
定価:3200円 (税込)
『日本』に続く辰巳直也2nd写真集。
辰巳直也2nd写真集『浅草モノカラー』

辰巳直也2nd写真集『浅草モノカラー』1

辰巳直也2nd写真集『浅草モノカラー』2

辰巳直也2nd写真集『浅草モノカラー』3

辰巳直也2nd写真集『浅草モノカラー』4



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