2005年06月11日

村田エフェンディ滞土録


村田エフェンディ滞土録
梨木香歩

「家守綺譚」の綿貫さんの友人に、トルコに留学し考古学を学んでいる村田さんという人が出てきましたが、これはその村田さんのトルコ滞在記です。綿貫さんも高堂さんも犬のゴローも少しですが登場します。「家守綺譚」もよかったけれど、これがまたよかった!

文化も宗教も異なる異国の地で、村田さんが下宿したのは、英国人のディクソン夫人が切り盛りする下宿。そこに住むのはドイツ人の考古学者オットーに、発掘品の調査にあたる研究家のギリシャ人ディミトリス。そして奴隷として働くムスリムのトルコ人ムハンマドに、道で拾われた鸚鵡です。民族も宗教も違う彼らが衝突しそうになったりしながらも、友人として心を通わせる様子が、淡々と綴られています。エザン(祈りの声)が響き、驢馬が町を行き、迷路のような市場のあるエキゾティックな100年前のトルコの風景にも惹かれれます。そしてここでも「家守綺譚」同様、土着の神やその記憶がおおらかに受け入れられています。
彼らのトルコでの生活、不思議な土着の神や記憶との交流も魅力的でしたが、ラストは想像もできないものでした。ディミトリスの「私は人間だ。およそ人間に関わることで私に無縁なものは一つもない・・」という言葉と、鸚鵡の「友よ!」が、ラストでこんなに胸にせまってくるとは思いませんでした。胸がいっぱいになって泣きました。

わたくしごとですが、史学科の学生のはしくれだったこともあり、遺跡は今でもどうしようもなく惹かれます。発掘をしたこともあるので、遺物の訴えるところに耳を傾けるという心情もわかります。だから考古学にまつわる彼らの会話を読んでいるのはとても楽しいことでした。そしてムスリムの世界は「アラビアンナイト」を読破するくらい一時期はまっていたし、トルコに関しては塩野七生さんの「コンスタンティノープルの陥落」を読んでからすごく興味がわいて、行きたい!と思っている国なのです。だから本当にこの1冊は、私にとってまるで夢を見ているような世界でした。


soleil1 at 20:09│Comments(17)TrackBack(20) 梨木香歩 

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エフェンディって何?o(´^`)o と思いながら読み続けて、最後の解説でようやく判明≧(´▽`)≦
20. 「村田エフェンディ滞土録」梨木香歩 感想  [ ポコアポコヤ ]   2009年06月22日 16:32
今から100年くらい前のイスタンブールに留学していた村田さんと、彼の滞在していた宿屋にいた様々な国の人たちとのお話。

この記事へのコメント

1. Posted by Roko   2005年06月11日 23:35
juneさん☆コメント&TBありがとうございます。

ものすごく気に入って頂けたようですね。
おすすめしてヨカッタ!(^_^)v

この本を読んで、わたしもトルコへ行ってみたくなりました。
♪飛んでイスタンブール♪
2. Posted by mariru   2005年06月11日 23:43
こんばんわ
先日図書館で手に取ったものの、夏休みの課題図書になってるのと、タイトルを見て伝記に近いものかと思い借りませんでしたー。
そんなに面白いなら借りるんでした。失敗!(>ー<)
ちょうど「家守綺譚」が手元にあるので、なおさら悔やまれます。ぜひ次ぎ借りてみようと思います。

前回ここを訪れたときに読んでいた「さくら」感想をUPしてます。良かったら見に来てくださいね。
3. Posted by june   2005年06月12日 22:45
>Rokoさん、教えてくださって、本当にありがとうございました!
知らなかったら、たぶん素通りしていたと思います。
飛んでイスタンブール♪懐かしすぎますー!

>mariruさん、こんばんわ!
私も、これはRokoさん情報がなかったら、手に取ることすらなかったと思います。
「家守綺譚」がお好きならぜひどうぞ!
それにしても夏休みの課題図書なのですね。中学生くらいのかしら。
これなら子どもに安心して渡せるし、読んで欲しいなとも思います。

「さくら」の感想読んできましたー。そして読みたくなりました!

4. Posted by りりこ   2005年06月30日 01:58
juneさん、TBさせていただきました。
ディミトリスの言葉はすごい印象に残りました〜。
5. Posted by june   2005年06月30日 11:57
>りりこさん
この本は、思った以上によくて、
読んでよかったーと思っています。
ほんと、あちこちに含蓄のある言葉がちりばめられてましたよね。
6. Posted by chiekoa   2005年07月22日 11:25
「家守綺譚」とからんでるって全然知らないで読んでました。途中でびっくりしました。でもうれしかったです!
そして泣きました…うぅぅ。
7. Posted by june   2005年07月22日 22:00
Chiekoaさん、こんばんわー。
「家守綺譚」とのからみを知らずに読んだら、びっくりしますよね。
ジローまででてきて、うれしかったでしょ(笑)。

でも、ラストに向ってこんなふうに歴史の流れに飲み込まれていくなんて・・。
今思い出してもディミトリスの言葉が、じわじわと胸にせまってきます。
8. Posted by みわ   2005年09月22日 02:02
はじまりからは想像できない終わり方でした。
心が痛かったということもありますが
なんてすごい終わり方へ持っていくんだ!と感動しました。
梨木さんってすごい作家さんですね。
家守綺譚と村田エフェンディしか読んでいないんですけど
他の作品も読んでみたくなりました。
西の魔女が死んだとかもいいらしいですね〜。
9. Posted by june   2005年09月22日 23:05
>みわさん
ほんと、こういう終わり方をするとは想像できませんでした。
異国での文化の衝突や融合が、家守綺譚的に描かれていくのかなと勝手に思っていたので、かなりショックでした。

私は「家守綺譚」と「村田〜」の2冊がとにかく好きなのですが、「西の魔女〜」も良かったです。私ももっと梨木さんの本は追いかけたいです。
10. Posted by くろにゃんこ   2005年10月11日 12:37
お久しぶりです。
やっと「村田エフェンディ」読むことができました。
ハイ、今頃になってです。
新作を読む前に、と駆け込みました。
お恥ずかしい・・・

ところでjuneさまは、私と同じ三島市だとか。
私は、某N大の近所に生息しています。
三島市図書館は、my倉庫だと思っていますので、週に一回くらいは行ってます。
すれ違ったりしているかも、ですね。
11. Posted by june   2005年10月11日 23:35
くろにゃんこさん、お久しぶりです!
くろにゃんこさんが「村田エフェンディ」未読とは、意外でした。

ところでご近所さんとはびっくりです!あのあたりということは徒歩圏内です!私はお隣のS町よりに住んでます。市立図書館は私も同じく週1回は必ず足を運んでるので、ほんとすれ違ってるかも!それにしてもあの図書館、予約3冊までって、あんまりですよね。梨木さんの新作を予約したいのだけれど、他に予約したいのもあるし・・・いつも予約本には悩んでしまいます。
12. Posted by 莉絵   2006年07月10日 21:10
 juneさん、こんばんはv「家守綺譚」のコメントを頂いたときに教えていただいたので、さっそく読んでみました。
 わたしはディミトリスと馬の遠乗りしたあたりから予感がしていて、涙ぐんでいたのですが、最後は泣きました。こういう、どうしようもない時代の流れに翻弄されるというのは本当に胸に迫りますよね。juneさんに教えていただかなければ、気が付かなくて読むのも遅かったと思うのですが、教えてくださってありがとうございました。
13. Posted by june   2006年07月11日 22:49
>莉絵さん
こんばんわ。さっそく読まれたのですね。気に入ってくださったようでよかったですー。(自信はありましたが 笑)
ディミトリスとの遠乗りの場面で予感を感じたなんて、すごい!私はあれよあれよという間に翻弄されて、気づいたらこの結末というのに呆然としてしまいました・・。
家守綺譚がドメスティックなのに対してこちらはインターナショナルですが、異なるものを自然に受け入れていく姿が重なりました。
14. Posted by kimi   2007年07月07日 22:34
はじめまして。
TBさせてもらっちゃいました。
私も最後の「友よ!」のところは衝撃で、やっぱり泣いてしまいました。
まだ「家守綺譚」も未読で、梨木さんの作品自体これでようやく3冊目で不勉強なのですが、これを読んだだけでも、梨木さんの素晴らしさを感じました。
これからちょっとずつ読み進んでいくつもりです。
ではまたのぞかせてもらいます。
15. Posted by june   2007年07月09日 22:51
>kimiさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
「友よ!」はぐぐっときますよね。今だに思い出すとじわっとしてしまいます。
梨木さんは大好きな作家さんなのですが、読むのに体力がいるというか、うかつに手を出すことのできない作家さんでもあります。なんだか厳しいところがあるというか・・。ぜひじっくり読んでみてください。
16. Posted by latifa   2009年06月22日 16:39
juneさん、こんにちは!juneさんが、史学科の学生で、発掘をしたこともあるだなんて〜〜素敵!!!
私は子供の頃、エジプトの秘密!とか発掘!とか、そういう番組が大好きで、TVで見たり、図書館の本を読んだりする子供でした^^ 
それにしてもjuneさん、「アラビアンナイト」を読破されたなんて、ホントに凄い〜!!私も昔トライしようとしてすぐ挫折しちゃいました・・・。

PS「食堂かたつむり」の感想も拝見させて頂きました〜☆ 私はかなり辛口の感想を書いてしまったのですが、juneさんの感想は、いつもどんな本であっても、本というものと作家さんへの愛情を感じさせられます♪
17. Posted by june   2009年06月24日 16:10
>latifaさん
こんにちわ。
私もエジプトの秘密とかすごく好きでした!latifaさんもそうだったんですね〜。
ずっと吉村先生の早稲田隊に入ってエジプトで発掘をしたい!とか思ってましたもん。私は地元のちっちゃな遺跡を掘ってたんですが、実際の発掘は肉体労働だし、測量とか土器洗いとか地味でした^^;でも楽しかったですよ。

「アラビアンナイト」はやたらと長いけれど、おもしろかったですよ!ただちょっと、いえすごくエッチな場面が多かったですけど(笑)

「食道かたつむり」の感想は難しかったんです。当たり障りなく書いてしまおうと思った結果、思っていることとだんだん離れていってしまったようなところがあって・・。やっぱり感想は正直に書かなくちゃいけないって反省しました。

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本を読むことが大好きです。家事や仕事の合間にちょこちょこと読んでいます。
このごろは中学生になった子供たちと同じ本を読んで、感想をあーでもないこーでもないと話すことができるようになりました。

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