2006年03月07日

「容疑者Xの献身」東野圭吾

容疑者Xの献身


待ちに待ったこの1冊が、とうとう回ってきました。東野さんの本は、読みやすくて、遅読の私でもどんどん読めてしまうのだけれど、これはもうページを繰る手がとまりませんでした。仕事が忙しくて時間がなかったのに、気づいたら1日で読了してました。確かにおもしろかったです。ストーリーもおもしろいし、ミステリーとしてもおもしろかった。そして友人であり好敵手である天才数学者と天才物理学者の間の葛藤というのもよかったのです。ミステリーの中に友情、純愛、流行の数学までいい具合に詰まっていて、しかも東野さんが書いたといったらおもしろくないわけがありません。でも、読み終わって何だか物足りなくて、すっきりしないのです。ここに描かれているのは本当に純愛なのかなぁということと、ラストに違和感を感じてすっきりしないのかもしれません(「半落ち」の読後感に似てるかも)。結局のところ上手すぎるのかもしれません。私としては「白夜行」の方が好きです。

運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪 帯より

天才数学者でありながら一介の高校教師として日々を送る石神は、アパートの隣人である花岡靖子に思いを寄せています。そして彼女と娘の犯した元夫殺しに手を貸します。

最初に犯罪があって、それをどう隠すのか?警察だけでなくて、石神の大学時代のライバルであり理解者であった助教授探偵までが出てきて、はらはらどきどきさせられました。しかも肝心の石神の腹の中が読めないのです。結局真相は見抜けませんでした。でも、ミステリーとしては、わかったー!というよりもそちらのほうが、悔しくてもうれしいものです(負け惜しみ)。
石神の行為はまさに献身です。でも、どうしてそこまで・・って、どうしても思ってしまうのです。花岡母娘って、そんなに魅力的なのかなぁ・・。そのあたりは納得できるように説明はされているのだけれど、本当に純愛だったら手を貸さないでもっと別の道を探るだろうという気がしてしまうのです。どうしたって花岡母娘にとっては残酷ですもん。まぁそれを言ったらおしまいですが、その辺に感じた違和感が、すっきりしない読後感につながっちゃったのかな・・とも思いました。

でも、理系の登場人物というのは、無条件に憧れてしまう部分があります。「博士が愛した数式」もそうですが、理系の人というのは自分とは違う宇宙を見ているようで、謎めいて見えるのです。彼と湯川助教授の場面はそういう意味でも、好敵手であるがゆえの理解があり、葛藤があるというのがいい感じです。わからないながらも、彼らの会話や、数学や物理について語るのを読むのは楽しかったです。湯川助教授の出てくる「探偵ガリレオ」も読んでみようかなとも思うのですが、東野さんの作品は私にとってあたりはずれがあるので、(あるいは多作ゆえ?)ちょっと心配でもあります。
soleil1 at 22:32│Comments(23)TrackBack(29) 東野圭吾 

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15. 容疑者Xの献身<東野圭吾>−(本:2006年108冊目)−  [ デコ親父はいつも減量中 ]   2006年11月08日 01:05
文藝春秋 (2005/8/25) ASIN: 4163238603 評価:90点 (ネタバレあります) 図書館で予約してから3ヶ月。ようやくまわってまいりました。 おもしろいたまらないとまらない。 久々の一気読みです。 昨日の夜から読み始め、今日の通勤電車、昼休み、帰りの電車、トイ...
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 今回は 「容疑者Xの献身」 東野 圭吾著 です。この本は平成17年度の第134回直木賞受賞作ですね。
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4 東野圭吾の直木賞受賞作です。文庫になるのを待ってました。最初からおよその筋書きは見えているんですが、最後に明らかにされるトリックは圧巻でした。「献身」もここまでいくのか・・・と。比較的単純な構成ですが、後に深い余韻を残す傑作です。
24. 本 「容疑者Xの献身」  [ はらやんの映画徒然草 ]   2009年01月03日 22:54
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25. 容疑者Xの献身  東野圭吾  [ 読書・映画・ドラマetc覚書(アメブロ版) ]   2009年01月05日 11:42
容疑者Xの献身 (文春文庫)/東野 圭吾 東野圭吾 文春文庫 2008  STORY: 高校の数学教師・石神は秘かに恋心を抱く隣の部屋の住人が殺人を犯したことに気づき、手助けを申し出る。石神は湯川の同期で好敵手であった。草薙は湯川に協力を願うが、今回ばかりは協力...
26. 『容疑者xの献身』 東野圭吾  [ 【徒然なるままに・・・】 ]   2009年01月11日 08:56
結局「探偵ガリレオ」シリーズの内、文庫で出ている作品は全部読んでしまいました。 前2作とは違って、こちらはシリーズ初の長編作品だとか。 湯川と草薙のコンビが難事件に挑むというスタイルは変りませんけれども、これまでの作品とは随分と趣が違います。オカルトじみ...
27. 東野圭吾『容疑者Xの献身』  [ itchy1976の日記 ]   2009年08月30日 01:48
容疑者Xの献身文藝春秋このアイテムの詳細を見る 今回は、東野圭吾『容疑者Xの献身』を紹介します。本書は、直木賞の受賞作ということで、結構評価が高いとおもいますが、私は普通に面白いとは思いましたが、そんなに評価が高いと言うことに驚いています。私は、本書よりも...
28. 東野圭吾  容疑者Xの献身  [ マロンカフェ 〜のんびり読書〜 ]   2009年09月24日 07:30
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29. 「容疑者xの献身」東野圭吾  [ 気まぐれな猫の日常 ]   2009年11月04日 23:26
??天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、 一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。 彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、 二人を救うため完全犯罪を企てる。 だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、 ...

この記事へのコメント

1. Posted by なな   2006年03月08日 00:08
私も待ちました。待ってる半年の間に「ガリレオシリーズ」を読んで予習したのです。「探偵ガリレオ」から読むと、この物語だけ全然違った印象です。

確かに花岡靖子は魅力的って思えなかったですね。だけど他にも言い寄ってる人はいて、なかなかだったのかもしれません。

ブログ引っ越しました。
とはいえ、まだ移転中なのですが…
これからもどうぞ仲良くしてください。
2. Posted by こばけん   2006年03月08日 01:51
こん**は。TBさせていただきました。

この時期、図書館派の方々が続々と記事をアップしていらっしゃいますね。波状的にこの作品を楽しめて、非常にうれしいです。
私の場合、読んで、ブログ書いて、そうこうしているうちにこのミスの1位になって、おー!直木賞かぁ!て感じでしたが、その間もいろんな方の記事を読ませていただいて…。かなり長い期間この作品を楽しませてもらってます。

私自身も花岡母娘にそれほどの魅力は感じませんでしたが、男性同士(石神と私)であるが故か、そこは好みの違いかと解釈し(笑)それほど気にはなりませんでした。むしろエンディングでは、好敵手を断罪せねばならなかった湯川の心中に、なにか苦しいものを感じました。
3. Posted by june   2006年03月08日 22:42
>ななさん
予約待ちの間に、シリーズ物を読んでおくとは、賢い!思いつきませんでした。読んでおけばまた感想も違ったのかな・・ちょっと悔しい(笑)。

ななさんもですか。私も靖子の魅力がよくわかりませんでした。普通のきれいな人ってとこがミソなのかな・・とも思ったのですが、どうなんでしょう。

ブログのお引越し、お疲れ様です。私もライブドアに別れを告げたいのですが、作業のことを考えると億劫で、だらだらとすごしてます
大変でしょうが、がんばってください!
こちらこそどうぞよろしく
4. Posted by june   2006年03月08日 22:48
>こばけんさん
特に好きな作品を何度も思い起こすのは、楽しいですよね。
この本については、物足りないとか書いてますが、読んでいる最中は、それは楽しかったのです。でも東野さんだとそれが当たり前で、ハードルが高くなってしまうのかも。納得の直木賞です。

湯川の苦渋というか葛藤というか、あれは読んでいて苦しかったです。純愛よりも私はそちらの方が胸にせまりました。
5. Posted by chiekoa   2006年03月09日 18:03
理系…謎めいてますか?!いちおう理系出身のわたくし。でも三角関数まったくわかりません。よく卒業できたものだ…。(本筋からそれたコメントでごめんなさい!)
6. Posted by ゆうき   2006年03月09日 20:56
こんにちはー。トラバありがとうございました。私も、「白夜行」のほうがずーっと好きです。いくつかのインタビューを読んだところ、東野さんの「純愛」の定義は、自己犠牲という点が重要らしいですよ。自分の利益を捨てても、相手のために何かをしよう、というのが「純愛」。だとすると石神の行為は、東野さん的には「純愛」ですよねー。迷惑な「純愛」ですけどね(笑)では!
7. Posted by june   2006年03月10日 15:02
>chiekoaさん
え!chiekoaさんて、理系だったの?レビューがすごくきれいにまとまってるので、てっきり文科系の方かと・・。何でもできる人というのは、何でもできるものなのですね。うらやましいですっ!

>ゆうきさん
東野さんの純愛の定義だと、こうなってしまうわけですね。いやほんと、迷惑な純愛です(笑)。だってだれも幸せになってないですもん。男の人とは感覚が違うのかなぁ・・。
ゆうきさんも「白夜行」の方がいいのですね。これもおもしろかったけれど、「白夜行」のように、うちのめされるには至りませんでした(笑)。
8. Posted by yori   2006年03月10日 22:40
仰る通り、ちょっと設定に無理がありますね 笑
しかし、それが東野圭吾の世界なのだとも思います。無理な設定を吹き飛ばす、見事なトリックの妙でした!!
9. Posted by june   2006年03月10日 23:22
>yoriさん
トリックは見事だったし、読んでいてとてもおもしろかったのですよ。
でも・・「秘密」を読んだ時にも思ったのですが、東野さんというのは、とても男性的な方で、女性の微妙な心理が苦手なのかなと。あっ、生意気なことを言ってしまいました・・。
10. Posted by EKKO   2006年03月11日 14:49
juneさん、こんにちは。
私もjuneさんとほぼ同じ感想を持ちました。これは純愛とは言わないよなぁ、と思ったんです。相手の立場に立てていないし・・。でも東野さん的には純愛なんですね、なるほど〜
石神は不器用な人間で、こういうかたちでしか、気持ちを表せなかったのでしょうね。そこがたまらなく悲しかったです。
11. Posted by june   2006年03月12日 00:32
>EKKOさん
東野さん的に純愛というところで、なんだか納得できるのが不思議ですが、私も納得してしまいました。
石神がこういう形でしか気持ちを表せなかったと考えると、ほんと悲しくてやるせないですね・・。彼の純愛や献身よりも、彼の不器用さに辛くなります。
12. Posted by 苗坊   2006年03月14日 10:02
こんにちは。
この作品は、東野作品ではカナリのヒットでした。
私も読んでいて、止まらなかったですね。
これは純愛なのだと思います。
何となく、納得です。
石神が、明らかに好きだとばれる行動をとっているのに、本人が何でばれているのかわからないのが、何だかかわいらしかったです。
石神の不器用さは切なかったですね。
もっと、素敵な愛の形があってもいいのになぁって、思いました。
13. Posted by june   2006年03月14日 13:23
>苗坊さん
東野さんの作品はどれもおもしろいですが、これもおもしろかったですねー。読むのが止められませんでした。

石神はほんと不器用ですよね。気持ちは純愛なのに、こんなふうにいびつなあらわし方しかできなかったというのが、無性に悲しかったです。もっと別のあらわし方ができればよかったのに・・。
14. Posted by 藍色   2006年07月03日 18:37
こんにちは。
私も完全に文科系の人なので、森博嗣さんなどの理系ミステリや、理系の登場人物に惹かれたりします。
そういえば「博士が愛した数式」もそうでしたね。

それまで東野さんのは「白夜行」や「さまよう刃」ぐらいしか読んでいなかったので、こんな究極のトリックを編み出せるとは思いもしませんでした。
読書ブログとして1番最初に書いた記事なので思い出深いです(笑)。
15. Posted by june   2006年07月03日 21:49
>藍色さん
こんばんわ。文系ゆえに、理系の登場人物にひかれるって、ありますよね!小難しそうな定理の名前とか出てくると、それをあやつる登場人物が、それだけでものすごく魅力的に見えてしまったりします。

これ、他の方の記事を読むと、結構トリック見破ったという方が多いようなんです。でも私は全く見破れませんでした^^;
16. Posted by latifa   2007年04月06日 17:41
juneさん、こんにちは!
私もやっと順番回って来て、読めました。
感想は、juneさんと、同じ!!
> 読み終わって何だか物足りなくて、すっきりしないのです。ここに描かれているのは本当に純愛なのかなぁということと、
 そうなんですよ・・・。
ちょっと東野さんってことで、期待し過ぎたのもあるかな?
確かにオチは凄かったのだけれども、あの母娘に、それほどの魅力を感じなかったというか、どうしてあの女性の為に、そこまでするのか?って処が、引っかかったのです。私も白夜行の方が好きです☆
17. Posted by june   2007年04月06日 21:40
>latifaさん
こんばんわ。
直木賞もとったし、私もたぶんlatifaさんと同じく期待しすぎたんだと思います。これはこれでおもしろかったんですけど、勝手に「白夜行」よりすごいに違いないって思いこんでましたから。
それに、あの母娘にそこまでさせる何かがあるって思えなかったし、純愛というよりも危うさを感じてしまったんです。また「白夜行」のようなすごいものを読みたいです!
18. Posted by higeru   2007年05月13日 11:31
 石神の愛は一般的には歪んだものだろうけど、東野さん的というよりは、石神の性格などからして彼自身がそれを純愛だと思い込んでいる、という設定なのかと思いますが。

 まあ、帯に書いていることが必ずしも正しい訳ではないし、時には大ウソだったりもしますしね。
19. Posted by june   2007年05月13日 22:35
>higeruさん
確かに石神の性格ならば、これを純愛だと思い込みそうです。でも、このラスト、普通の女性ならばひくと思うんですけど・・・。

帯は、うまいなぁって思うことが多いですが、確かにだまされたり、いいとこをばらされたりっていうこともあります。これはもしや確信犯??
20. Posted by すの   2008年06月27日 20:12
皆さん好評の作品を遅ればせながら読んだものの、どうにも評価できませんでした(苦笑)

そのなかで、まぁ、苦言を呈しているjuneさんにお聞きしたい。

覚えてます?感動?

って、juneさんも疑問に思っているようでしたね。
21. Posted by june   2008年06月28日 12:01
>すのさん
記憶が薄れてきている今でも、ミステリーとしてはおもしろかったと思うんですよ。でも感動というとちょっと違うというか・・。感動するところが純愛だとしたら、こんな純愛をささげられたら迷惑ですもん。
友人でありライバルであった友人とこんなことになった湯川さんはかわいそうでしたけど。

22. Posted by the salaryman   2008年09月27日 22:17
こんばんは。
待望の文庫化で僕もようやく読みました。
単純だと思いましたが、真実は単純ではありませんでした。
そこまでやる?・・・という思いが残ります。
さすがに直木賞。傑作です。
23. Posted by june   2008年09月29日 14:48
>the salarymanさん
こんにちわ。
この作品、おもしろかったと思います。でも純愛とか絶賛されてるのを見ると、違うんじゃないか??って思ってしまって、ちょっとさめてしまうのです。
とはいえ、オチを見抜けなかったんでミステリとしては楽しませてもらったということなんですけど。

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本を読むことが大好きです。家事や仕事の合間にちょこちょこと読んでいます。
このごろは中学生になった子供たちと同じ本を読んで、感想をあーでもないこーでもないと話すことができるようになりました。

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