ぬけるように蒼い空とまっすぐな日射しは8月を生きる特権ですね。夏の眩しさを浴びてごきげんなメルと申します。涼しげな青のシャツを着たり、仲良しとアイスを半分こしたり、夏らしいことは特別な幸せが良いですね。8月が終わる前に、思う存分楽しみたいものです。

8月23日は、ソレイユの合宿前最後の練習で、曲集「ここに海があって」の音取りや合わせをしました。2拍3練のリズムやメロディが素敵な曲たちですが、何と言っても歌詞が若い!どこまでも青い春を惜しげもなく詠っています。甘くて すっぱくて苦い思いが聞いてて恥ずかしい...。こんなに若さあふれる歌は 今まで見たことがなく、新しい心持ちで歌に向き合っています。中でも「りんご」は鮮烈です。曰く、「かなわない思いは 身をよじるほどせつなくて どうしても伝えられないから とても安全」
「安全」の和音は不穏な気配で、とても安全には聞こえません。初めて全パート合わせをした時は音を間違えたかと疑ったほどです。曲を通して切なさや哀愁が淡く漂っており、秋色の音が素敵に響きます。りんごの甘酸っぱさを音にのせて表現したいですね。毒りんごに聞こえないように、和音の精度を上げようと思います。

さて話は変わり、あと数日で夏合宿です。毎年恒例のカルテット大会に向けて、私たち一年生も練習を重ねています。学年カルテットは「夜もすがら」という、方丈記を記した鴨長明の短歌に曲をつけた歌なんですよ。まだまだ未熟ですが、仲の良さは先輩方に負けないので和音の調和やまとまりに生かすべく 奮闘中です。一年だけで集まって練習して、その後みんなでごはんに行ったりして、最近ますます仲良くなっている...合宿でも切磋琢磨して 互いに成長したいものです。合宿たのしみ!それではまた。