2005年07月09日

セックス・アップ・アプローチ作戦

2002年、アラビア語が堪能だったエリック・サー(Erik Saar)軍曹は、志願してグアンタナモ基地に配属され、通訳として尋問に立ち会っていた。

拘束者は600名ほどだったが、テロリストと断定できる者は20-30名だけで、その他はタリバンに無理矢理徴兵された者で、なかには北部同盟側の兵士までいたという。
尋問担当者たちは、「戦争捕虜ではないから、ジュネーブ協定の適用は受けない」と聞かされていた。

ある女性の尋問担当者は、アメリカで飛行訓練を受けていたサウジアラビア人の拘束者を尋問中、彼の前に立ち、ゆっくりとシャツのボタンを外し、ぴったりしたTシャツの上から自分の胸をなで回しながら、「巨乳のアメリカ女は、お嫌いかしら」と言った。

彼を性的に堕落させ、信仰心を打ち砕くことで、神から力を得られなくすれば、素直に尋問に応じるだろうと考えたのだった。


それが失敗に終わると彼女は、ズボンを下ろして下着の中に手を入れ、彼の周りを歩き回ってから、あらかじめ仕込んであった赤インクで真っ赤に染めた手を出し、その手で彼の身体をなで回しながら、「私、いま生理中なの。この手で触られたあなたを見て、アラーの神はどう思われるかしら」と言った。
彼が顔を背けると、彼女は手に着いたインクを彼の顔になすりつけ、「どんな気分?」と言った。

尋問後、水が与えられなかったので、彼は身体を清めることもできず、汚れた身体のままでは、祈ることもできなかった。
しかし、彼は、その後も一切口を割らなかった。

「そんなやり方で情報が得られたとしても価値がない。正攻法のやり方でないと効果的ではない」と、サー軍曹は言う。


グアンタナモ基地にはFBI捜査官も配属され、独自に尋問を行っていたが、本部に送ったE-mailには拘束者に対する虐待も記されている。

「24時間、胎児の姿勢で手足を縛られたため、失禁・脱糞」「親指を逆に折る」「股間を握りしめる」「ガムテープで顔をぐるぐる巻きにされ窒息しそうに」

アメリカ市民的自由連盟(American Civil Liberties Union:ACLU)の開示請求によって明るみに出たこれらのE-mailは、FBIが拷問によって得られた情報の信憑性に疑問を抱き、拷問に関わることは妥当ではないと考えていたことを示しているという。
FBI捜査官たちは、軍の尋問担当者の拷問に関わることなく、遠くから見ていた。


かって国防総省国防情報局で対人諜報部門を率いていたパトリック・ラング氏は、アラビア語が堪能で、陸軍士官学校で中東研究カリキュラムを作成したこともあるが、「もし、これが事実なら、極めて深刻な事態だ」と言う。

「プロの軍人として、国に一生を捧げた者として、この国がそんな手段を選ぶほど落ちぶれたのかと考えると、実に情けない。悲しい限りです」


以上、TBSで見たアメリカのCBSドキュメント「60Minutes」からスコット・ペリー記者のリポートでした。


6月3日にアメリカ南方軍司令部が調査報告書を発表し、コーランを「不適切に扱った」事例5件を具体的に記述したことが報道されてましたが、殴る蹴るの類の物理的な虐待については、依然として「調査中」なのでしょうか。。。



【関連記事として】自分の手を汚さないやり方(2005/06/11)NewsWeekは訂正しても事実は水に流せない(2005/05/17)

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