SOLO FLIGHT

音楽ライター・編集者による個人的なディスク・レビュー。初期のジャズやブルース、R&B、カントリー、ロックなどをギター絡みでお届け(極端なギター馬鹿なのであしからず)。いわゆる“名盤”はめったに採り上げない。ジャズやブルースって珈琲みたい。何杯も飲んでうんざりしてるのに、ついつい「もう1杯」と。完全に中毒だなぁ…。

『4 To Go!』Andre Previn, Herb Ellis, Shelly Manne & Ray Brown

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アンドレ・プレヴィン、ハーブ・エリス、レイ・ブラウン、シェリー・マンという名手4人による1962年録音のColumbia作品。

「No Moon At All」とか「Like Someone In Love」とか選曲も良くて、その昔、凄く期待して聴いた記憶がある。…なんだけど(というか、だからこそか?)、ちょっともの足りないと思ったんだよね、当時。

こちらの勝手なイメージがいけなかったんだと思う。ポール・ウィナーズのバーニー・ケッセルがハーブ・エリスにチェンジ、そこにプレヴィンが加わる、という図式を作ってしまっていたのかも。

そうじゃない、これはプレヴィンのトリオにエリスが客演したと捉えるのが正解なわけで。いや〜、ギタリストばかり聴いてる弊害がこういうところに出るんだなと(笑)。

ちなみに、エリスはドラムがいてもお構いないしに得意のパーカッシヴ奏法をやってるし、マンはマンでやはり十八番の“リード・ドラム”やったり、それぞれの個性が出ていて、楽しいアルバムではある。

でも、第一印象って恐ろしいもので、最近聴き返してみても、どこかもの足りない印象が拭えない。プレヴィン&マンだったら『My Fair Lady』を聴いてしまうし…。

1.No Moon At All
2.Bye Bye Blackbird
3.Lif Is a Ball
4.It's Easy to Remember
5.You're Impossible
6.Oh, What a Beautiful Morning
7.I Know You Oh So Well
8.Intersection
9.Like Someone In Love
10.Don't Sing Along


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『レジェンド・オブ・チャーリー・クリスチャン(CD付)』

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チャーリー・クリスチャンのアーティスト・ブック、楽譜集、スコアブック。

12ページに渡る詳細な「Biography」には、14歳のときにオクラホマのオーディエンスを興奮の渦に巻き込んだ伝説のジャム・セッションや、エレクトリック・ギター入手前後に参加したローカル・バンド遍歴、そしてベニー・グッドマンを認めさせた奇跡の25コーラス…などなど、本邦初公開ともなる数多くのエピソードが盛り込まれている。

「Instruments」では、ギブソンES-150やES-250、チャーリー・クリスチャン・ピックアップなども写真付きで紹介。ギターやアンプ、ピックアップそれぞれのヴェージョン違いなどにも言及している。

「Score」のうち、1941年の『ミントンハウスのチャーリー・クリスチャン』からは人気の2曲を、1939年の伝説のジャム・セッションからは3曲4ヴァージョン全て、その他、珍しくアコースティック・ギターでのプレイとなった「Profoundly Blue」や、人気曲「Solo Flight」なども収載。

付属CDには、日本のチャーリー・クリスチャンとの異名を持つ畑ひろし氏によるチャーリー・クリスチャンへのトリビュート演奏(7曲)の他、「Playing Analysis」の模範演奏も収録されている。

コンテンツは以下の通り。

◎Biography チャーリー・クリスチャン・ストーリー
◎Discography 市場に出回る58枚を徹底検証
◎Instruments 愛用したエレクトリック・ギターの初期モデル群
◎Playing Analysis 得意のアプローチ法から十八番フレーズまでを徹底分析【CD対応】
◎Salute to Charlie Christian 豪華フォロワーによるトリビュート作品群
◎The History of Early Electric Guitar Scene エレクトリック・ギター黎明期に於けるメーカーの盛衰とギタリストの挑戦
◎Solography リード・プレイ完全データ

◎Score ギター・スコア
I Got Rhythm #1
I Got Rhythm #2
Tea For Two
Stardust
Rose Room
Profoundly Blue
Solo Flight
Honeysuckle Rose(Up On Teddy's Hill)
Topsy(Swing To Bop)

◎畑ひろしPlays チャーリー・クリスチャン・トリビュート【CD対応】





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『Live At The Jazz Mill 1954』Barney Kessel

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バーニー・ケッセルの1954年のライヴ! なんと、こんなものがリリースされていたのか!(2016年8月リリース)

1954年といえば、Contemporaryレーベルからの1st作『Easy Like』(1953年)の直後、ポール・ウィナーズ結成の3年前。想像通りの若々しいプレイが凝縮されている。音質だって、1965年の名ライヴ『On Fire』に負けず劣らず、意外にいい。

選曲が興味深いじゃないの〜。チャーリー・クリスチャン&ベニー・グッドマン縁の「Stardust」「Seven Come Eleven」「Rose Room」とか。当時タル・ファーロウなんかも得意としていた「Strike Up The Band」や「How About You」とか。

「Get Happy」や「Seven Come Eleven」では、ハーブ・エリス or タル・ファーロウが得意としてたチャカポコ・バッキングもやってる。「Stardust」ではコード・ソロが冴えてるし。全体的にケッセル節はちょっと初々しい感じだけど、それがまたいい!

ところで、ぱっと見はVerve盤っぽくてかっこいいジャケット。よく見ると、テキトーにギターの指板を描いたと分かっちゃうけど(笑)。

1.Strike Up The Band
2.How About You
3.Get Happy
4.Stardust
5.Seven Come Eleven
6.Rose Room
7.Somebody Loves Me
8.Embraceable You

Recorded in late March of 1954


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ギャラリー
  • 『4 To Go!』Andre Previn, Herb Ellis, Shelly Manne & Ray Brown
  • 『レジェンド・オブ・チャーリー・クリスチャン(CD付)』
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