SOLO FLIGHT

音楽ライター・編集者による個人的なディスク・レビュー。初期のジャズやブルース、R&B、カントリー、ロックなどをギター絡みでお届け(極端なギター馬鹿なのであしからず)。いわゆる“名盤”はめったに採り上げない。ジャズやブルースって珈琲みたい。何杯も飲んでうんざりしてるのに、ついつい「もう1杯」と。完全に中毒だなぁ…。

『I Love A Guitar』Billy Byrd

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ジャズやブルースなどのギタリストを聴いていると、"ソロはアドリブ"ってのが当たり前で、聴く方もそういう意識で耳を寄せる。そのアドリブに個性が出るから面白いわけだし、いろんなミュージシャンを聴こうって気になるわけだ。

でも、ある程度決められたメロディを弾くっていうのも、音楽として本来の姿でもある。ということで、このビリー・バードだ。以前もこのブログで紹介したし、同じくカントリー・ギタリストのハンク・ガーランドと共同でギブソンの銘器Byrdlandを世に送り出したことでも名を知られている。

シンガーのアーネスト・タブのバックで、ひたすら同じようなイントロや間奏を弾いていた。もう、それこそうんざりするほど(失礼)。そんなバードがアルバム単位で最初にリリースしたリーダー作品がコレ(1959年録音)。全編ギター・インストだ。

アドリブ系のギタリストとは対称に位置する"メロディ派"。ガーランドのようなジャズ的なフレーズもほとんど弾かない。レス・ポールみたいにゴチャゴチャとトリッキーなこともしない。でも、イージー・リスニングのような退屈さはないんだよねぇ。

「Byrdland Guitar」は名前の通り、ハンク・ガーランドとのツイン・ギターが炸裂したドライヴィング・チューンで、隠れたギター・インスト名曲でしょ!

その他、ハンク・ウィリアムスの「Your Cheatin' Heart」「Hey, Good Lookin'」、元ボスであるアーネスト・タブで知られる「Walking The Floor Over You」、ジョージ・モーガンの「Candy Kisses」、ブルース・スタンダードの「Trouble In Mind」などなど、選曲もナイス!

A1     Slipping Around    
A2     Your Cheatin' Heart    
A3     Any Time    
A4     I Love You So Much It Hurts    
A5     Trouble In Mind    
A6     Byrdland Guitar    
B1     Candy Kisses    
B2     A Fallen Star    
B3     Just A Little Lovin'    
B4     Hey, Good Lookin'    
B5     Half As Much    
B6     Walking The Floor Over You


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『4 To Go!』Andre Previn, Herb Ellis, Shelly Manne & Ray Brown

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アンドレ・プレヴィン、ハーブ・エリス、レイ・ブラウン、シェリー・マンという名手4人による1962年録音のColumbia作品。

「No Moon At All」とか「Like Someone In Love」とか選曲も良くて、その昔、凄く期待して聴いた記憶がある。…なんだけど(というか、だからこそか?)、ちょっともの足りないと思ったんだよね、当時。

こちらの勝手なイメージがいけなかったんだと思う。ポール・ウィナーズのバーニー・ケッセルがハーブ・エリスにチェンジ、そこにプレヴィンが加わる、という図式を作ってしまっていたのかも。

そうじゃない、これはプレヴィンのトリオにエリスが客演したと捉えるのが正解なわけで。いや〜、ギタリストばかり聴いてる弊害がこういうところに出るんだなと(笑)。

ちなみに、エリスはドラムがいてもお構いないしに得意のパーカッシヴ奏法をやってるし、マンはマンでやはり十八番の“リード・ドラム”やったり、それぞれの個性が出ていて、楽しいアルバムではある。

でも、第一印象って恐ろしいもので、最近聴き返してみても、どこかもの足りない印象が拭えない。プレヴィン&マンだったら『My Fair Lady』を聴いてしまうし…。

1.No Moon At All
2.Bye Bye Blackbird
3.Lif Is a Ball
4.It's Easy to Remember
5.You're Impossible
6.Oh, What a Beautiful Morning
7.I Know You Oh So Well
8.Intersection
9.Like Someone In Love
10.Don't Sing Along


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『レジェンド・オブ・チャーリー・クリスチャン(CD付)』

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チャーリー・クリスチャンのアーティスト・ブック、楽譜集、スコアブック。

12ページに渡る詳細な「Biography」には、14歳のときにオクラホマのオーディエンスを興奮の渦に巻き込んだ伝説のジャム・セッションや、エレクトリック・ギター入手前後に参加したローカル・バンド遍歴、そしてベニー・グッドマンを認めさせた奇跡の25コーラス…などなど、本邦初公開ともなる数多くのエピソードが盛り込まれている。

「Instruments」では、ギブソンES-150やES-250、チャーリー・クリスチャン・ピックアップなども写真付きで紹介。ギターやアンプ、ピックアップそれぞれのヴェージョン違いなどにも言及している。

「Score」のうち、1941年の『ミントンハウスのチャーリー・クリスチャン』からは人気の2曲を、1939年の伝説のジャム・セッションからは3曲4ヴァージョン全て、その他、珍しくアコースティック・ギターでのプレイとなった「Profoundly Blue」や、人気曲「Solo Flight」なども収載。

付属CDには、日本のチャーリー・クリスチャンとの異名を持つ畑ひろし氏によるチャーリー・クリスチャンへのトリビュート演奏(7曲)の他、「Playing Analysis」の模範演奏も収録されている。

コンテンツは以下の通り。

◎Biography チャーリー・クリスチャン・ストーリー
◎Discography 市場に出回る58枚を徹底検証
◎Instruments 愛用したエレクトリック・ギターの初期モデル群
◎Playing Analysis 得意のアプローチ法から十八番フレーズまでを徹底分析【CD対応】
◎Salute to Charlie Christian 豪華フォロワーによるトリビュート作品群
◎The History of Early Electric Guitar Scene エレクトリック・ギター黎明期に於けるメーカーの盛衰とギタリストの挑戦
◎Solography リード・プレイ完全データ

◎Score ギター・スコア
I Got Rhythm #1
I Got Rhythm #2
Tea For Two
Stardust
Rose Room
Profoundly Blue
Solo Flight
Honeysuckle Rose(Up On Teddy's Hill)
Topsy(Swing To Bop)

◎畑ひろしPlays チャーリー・クリスチャン・トリビュート【CD対応】





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ギャラリー
  • 『I Love A Guitar』Billy Byrd
  • 『4 To Go!』Andre Previn, Herb Ellis, Shelly Manne & Ray Brown
  • 『レジェンド・オブ・チャーリー・クリスチャン(CD付)』
  • 『レジェンド・オブ・チャーリー・クリスチャン(CD付)』
  • 『Live At The Jazz Mill 1954』Barney Kessel
  • 『Chicken Fat 』Mel Brown
  • 『1947-1950 』 Lloyd Glenn
  • 『West Coast Sessions』John Pisano, Billy Bean & Dennis Budimir
  • 『Stormy Monday Blues』T-Bone Walker
  • 『A Sound Of Distinction』Willie Smith
  • 『Limehouse Blues』Stephane Grappelli & Barney Kessel
  • 『Blues Is King』B.B. King
  • 『Driving Wheel』Junior Parker
  • 『The Mindbender / My Fire 』Boogaloo Joe Jones
  • 『Cool "Gator"』Willis Jackson
  • 『En Public』Memphis Slim
  • 『Roy And The Boys Vol.1』
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  • 『Playing The Black & Whites』VA
  • 『The Owls' Hoot』VA
  • 死ぬまでに聴きたい音源
  • 『Clarence Profit』Clarence Profit
  • 『Ultra Rare Guitar Collections』VA
  • 『Jass At The Ohio Union』George Lewis
  • 『The Boogie Woogie Boy』Porky Freeman
  • 『Vol.2 - 1945-1949』Big Joe Williams
  • 『Vol.1 1924-1927』Red McKenzie
  • 『Solar』Red Garland
  • 『Rock City Boogie』Tennessee Ernie Ford
  • 『Vol.1 The Complete Recordings 1949-1951』Goree Carter
  • 『For Django』Joe Pass
  • 『Go Bongo!』Nat King Cole
  • 『Oklahoma Hills』Jack Guthrie
  • 『Lightnin' And The Blues』Lightnin' Hopkins
  • 『Tramp』Lowell Fulson
  • 『Ellis In Wonderland』Herb Ellis
  • 『Vol.2 - 1928-1930』Texas Alexander
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  • 『1945-1946』Slam Stewart
  • 『Country Boogie 1939-1947』VA
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