●最後の朝食


金曜日の朝食でアナウンス。
「今日は朝礼のみ。全員でさちのお見送りをします。」

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、、、おい!笑
3日連続で授業カットって!!笑
THE SOLOMON ISLANDS!!笑

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お見送りはこっちのカスタムだもんね、うんうん。
皆ありがとう。笑
あぁ、このビスケットも、今日が最後かぁ。しみじみ。

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水曜の夜の名残を目の片隅にとめ、

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気だるそうな生徒達の空気も、

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ゆっくりまったりする朝も、
これが最後なのだ。

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●最後の朝礼


最後に皆で集合写真を撮りたい!!

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「皆で何かする」ことになれていない皆なので、撮るまでに20分もかかったけど、無事撮影。ありがとう。

良い写真だ。

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●最後のHR

Form2で最後の学活をさせてもらった。
皆を座らせて一言。

私「さぁ、今日が最後の授業。エンピツ出して。水曜日やりたかった小テストやります。」

と、ビラーっとプリントを数え始めた私。

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「うわー、マジかよ、、、」っていう雰囲気ムンムンだけど、
「はぁ、しょーがねぇなぁ。さすがサチだわ。」と諦めモードの生徒諸君。
よーく懐いたものだ笑

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私「なーんちゃってね、嘘ですー。今日は最後に少しお話をしたくて集まってもらいました。」


安堵のため息をもらす生徒諸君。
かわいい笑


「ありがとう、
ごめんね、
夢叶えるんだよ!」


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シンプルなことしか言わなかったんだけど、お互い泣いてて、きっと何言ってんのか分からなかったね笑

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その後、作ったクラスクリップを見せた。

プロジェクターなんて無いから、こんな感じ。

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ぎゅっとまとまって座っているこの子達の姿を網膜に焼き付ける。

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本当、一生懸命に数学に向き合ってくれたなぁ。

数学と向き合うことと、サチと向き合うことは、彼らにとって同義だった気がする。

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日本人とソロモン人。
バックグラウンドが違う我々の一番のコミュニケーションツールが数学だったから。

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一生懸命になってくれて、本当にありがとう。

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●最後のボート

昼食後、家にお迎えがくる。

「さち、ボートの準備ができたよ。いこっか。」と。

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たくさんの生徒が私の荷物を競うように持って運んでくれる。

優しいなぁ。

学校全体が私のお見送りムード。
360°から
「さちー、ばいばーい」
「気をつけて帰ってねー」
「あいしてるぜー」
なんて声がとんでくる。
もう、涙をこらえるなんてバカみたいなことはやめた。

泣き崩れそうになる私の両側には、生徒が手を握って、
「さち、大丈夫、大丈夫。」
なんて言いながら一緒に歩いてくれる。

本当優しいなぁ。


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あぁ、この坂を下るのも最後か。
あぁ、この風景をみるのも最後か。
あぁ、この生徒達の顔を見るのも最後か。
あぁ、、、。


つらいつらい、つらすぎる。
帰りたくない、帰りたくない。
まだここにいさせてくれぇぇぇ!!


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沢山の生徒が船着き場までおりてきてくれた。
ラストハグを交わす。

先生達もチラホラ。
昨年度も一緒だった女の先生が一言、
「さち、いままでありがとう。
それと、、、さちみたいに働けなくてごめん。」


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もー、さらに涙腺崩壊。
こんな事を言わせてしまった。
やりすぎたかな、と一気に後悔。
でも伝わったってことかな、私の伝えたかったこと。


こうして、私のビウラ勤務は幕を閉じたとさ。


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●決意表明をして終わりにします。


約2年間、このblogにお付き合い頂き、ありがとうございました。

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blog開設当初は
「海外に住んでいる日本人として、情報を発信して、海外に目を向けてくれる青少年が増えることを...」

なぁんて書いていた気がしますが、
結局私の愚痴の羅列になってしまう回があったり、
ろくでもない情報しか載っていない回があったりと、
お目汚し、大変失礼いたしました。

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ただ、このblogに一つも嘘はありません。
丸山とソロモン人達の真っ正面衝突日記です。


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私は2年間、数学を教えていただけ。
しかし、彼らから学ばせてもらうことがたっくさんある。
たっくさんある感謝の中の2つをここに書かせてください。


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①「教師になる心構えを造ってくれた」ということ。


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ソロモンは日本以上に努力が報われにくい国、な気がする。
折角高校を卒業しても、大学を卒業しても、実家の村に帰って畑を耕して、コミュニティーの手伝いをして、一生を終える。
そんな若者がたくさんいる。
仕事がとっても少ないのです。

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そんな中で、
なぜ学校教育の必要かとか、
なぜ勉強をさせる必要があるのかとか、
教員の仕事の意味とか、
ものっっっすっごい考えた。

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毎日毎日考える中で、やはり
「生徒は勉強しなきゃならない。」
っていう結論に辿り着いたし、
だからこそ、我々の仕事は、
「生徒に勉強をさせること。」
っていう下地ができた。
ここがブレちゃダメよね、教師だったら。

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生徒達は私が「先生で在ること」を求めているっていうことも分かった。
馴れ合いを望んでいる生徒なんていないんだな。
ある程度の枠があるからこそ、生徒達は伸び伸びと安心して学校生活を送ることができるんだな。

私の日本での勤務姿勢を反省すると共に、教師になる覚悟ができた。


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②「夢を具体化してくれた」ということ。

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若者が将来に希望を抱き、夢をもち、それを自由に描き、語れ、実現できる日本社会を造りたい。

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日本にいるときからうっすらと、そんなことができたらいいなー、なんて思っていた。

平たく言うと、子どもが「早く大人になりたい!」って思えるような社会になればいいなーって。

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じゃあ、それってどんな社会なの?


子どもから見て、大人がイキイキしている社会でしょ。
可能性を感じなきゃ一歩踏み出せない。
大人が楽しそうじゃなきゃ未来に希望なんて抱けない。

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じゃあ、こいうい社会をつくろう。
...どうやって?


日本で「働かない」ことは考えにくい。
だから、働いていて楽しい、とか自分の仕事に納得して働いている大人を増やせばいいのではないか。

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じゃあ、そういう大人を増やすために何をすればいいのか?


自分のやりたいことをアウトプットするツールとして仕事を捉えて
その求職者と仕事をマッチさせる仕事、
若者とその夢をつなぐ仕事をしよう。

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よし、帰ったら就職活動します。
(教師になる夢は一時停止させておきます。)
日本人が、自分の人生に、より幸せを感じることができるように。
そんな部分に貢献できるような仕事ができたら幸せだなと思います


ソロモンの人達と関わる中で、こんな風に自分のやりたいことが具体的になった。

そんな私の夢を具体化してくれたソロモンの人達に感謝の気持ちをもって、
10月3日、私はこの地を去ります。
長い間、本当にありがとうございました。

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ソロモンが大好きだ!!


2016年度2次隊
数学教育 ビウラPSS
丸山祥恵

丸山、とうとう帰っちゃうのねという雰囲気が濃ゆーくなってきた。

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そんな水曜日の夜、「Sachie Night」という名のお別れ会が開催された。

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●火曜日の夜

火曜日の夕食時のアナウンス。
「明日、さちのお別れ会を行います。
今日の夜の自習はキャンセル。
今からアイランドグループに分かれて、出し物の練習をしなさい。

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こうして、火曜の夜から練習開始。

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学校をあげてのお別れ会。

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私一人のために。

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ありがとう、本当にありがとう。

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私の所属するチーム:イースタンも、


「さちとの最後のダンスだぁ!」

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「さちのための夜だ!」

「思う存分踊ってよ!」

と、まぁ皆様勢い良く準備に取りかかってくれる。


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なーんだか、涙が出てきちゃうなぁ。
一人しんみり。
でも、もちろん一緒に踊り狂う。笑







●水曜日

水曜日の朝食でアナウンス。
「今日の夜、さちのお別れ会を行います。今日は全授業カット。グループに分かれて出し物の練習と、夕食の準備をしなさい。」

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、、、おいおい授業無いんかい。と半分思いながら。
、、、ソロモンらしいわ笑、と半分思いながら。

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朝から皆が私のために動いてくれる。
あぁ、なんてことでしょう。
嬉し恥ずかし。


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目が合う度合う度、
「さち!楽しんでる?」とか


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「今日の夜はさちのための時間だよ!」とか
言ってきてくれる。


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そして、私のお別れソングまで出来ていた。

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なんとも大胆な。

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どうも、ありがとう。

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こうして、ご飯もこしらえてくれて。

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19時頃からプログラムがスタート。

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楽しそうで何より。

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ご飯を頂いて、

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ケーキまで頂いて。

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そのあとは、出し物のお時間です。

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なななななななんと、
エントリー数30組。

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アイランドグループ以外にも、たくさんの生徒達が各自チームを組んで、踊ったり、歌ったりしてくれた。


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私も最後のタムレ~。

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歌詞に合わせて抱きつきにきたりとか。
アドリブで踊らされたりとか。
「ありがとう」ってすごく伝わってきて。
もう、本当に。

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ずーっと胸がいっぱいで。
Form3の生徒達も「さちと最後に一緒に踊りたい」って言ってきてくれたり。
もう、本当に。

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あったかすぎるんだよな、ビウラ。

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全チームのパフォーマンス終了後、副校長がマイクを握る。

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「さちは!
金曜日にはビウラをたつんだ!
共に過ごせる最後の夜なんだ!
最後に!全員で踊ろうではないか!

もう二度と会えなくなるんだ!
もう二度と声が聞けなくなるんだ!
最後に!全員で踊ろうではないか!(泣)」

ちょちょちょ。
泣きながらそんなこと言わないでよ。
私、泣くの我慢してるのに。


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音楽がかかる。
生徒達でフロアが埋まる。


身体を揺らしながら生徒達が入れ替わり立ち替わりハグを求めてくる。
「さちー、ありがとー」
「さちー、大好きー」
なんて言って。可愛いなぁ、もう。

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副校長の奥さんのラビや先生達も近くに寄ってきた。

ラビ「さちー、ありがとー。楽しかったね、2年間!」

ラビと抱き合った瞬間、涙が溢れてしまった。嗚咽が止まらなくなった。


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まさか。
生徒より大人に泣かされるとは。

先生達「さちー、ありがとー。」

ハグされたり手を握られたりして、暖かい言葉をかけられて、涙が止まらなかった。

私「ごめん、沢山怒ってごめん。。。」

とグシャグシャになりながら言って、皆で泣いた。


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正直、苦しかった今年、2年目。
最後の最後までどうにもならなかった先生達の勤務態勢。
ずっとギスギスさせてしまった。
沢山怒ってしまった。

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それでも、「ありがとう」って言ってきてくれる先生達。
もう、なんか、ごめんって。
私、未熟で本当ごめんって。
もっと上手くやれたかもしれないのにって。


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散々泣いて、放心状態。
時計をみたら、明け方4時。
THE SOLOMON ISLANDS!!笑

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●木曜日

皆さん寝不足の木曜日の朝。
9:30にベルが鳴り、腫れぼったい目でダイニングホールへ。


朝食(10時)でのアナウンス。
「今日は授業全カット。さちと一緒にゆっくり過ごしなさい。」


、、、やはりか笑
私の帰国にかこつけて授業したくないだけだろ!笑
いや、でもソロモンらしくていい笑





●丸山家大掃除(木曜日)

木曜日が1日フリーになったので、去年の教え子を呼んでお掃除をしてもらった。

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去年教室で流していた懐かしソングをかけて盛り上がったり、

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去年の思い出話をしたり、

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ゆっくりと一緒に過ごせた。

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良い時間だったなぁ。

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こうやって時間を共にすることで、共に「別れ」の準備をするのかな。

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「ちゃんとしたお別れ」って、
「ちゃんと心構えをつくる」ってことなのかもしれない。
お互いにね。


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さーて。
このblog、次号が最終回。 

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21日金曜日の放課後、私のビウラ勤務は幕を閉じました。


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そんな、怒涛の最終週のお話。

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●最終報告会(月曜日)


首都ホニアラから、所長、ボランティアコーディネーター、
ムンダとノロからボランティア3人。

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なんとまぁ、皆様お揃いでお越しになった。
ありがたやありがたや。

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先生方に向けて最終報告かぁ。
何を伝えよう、、、
伝えたいこと、私の最後のメッセージ、、、。
6月あたりからずーっと考えていた。


私は2年間通して何を先生方に訴えてきたのか。
それを分かりやすく、明確に、判子を押すように言い残すようなプレゼンにしたい。


そうは言っても、「最終報告」なんて堅苦しい言葉じゃなくて
「Story Blong Iumi(私たちのお話)」。

こんなことがあったよね。
こんなことで笑いあったよね。
こんなことやってきたよね。


そんな風にして、私が帰る前に、一緒に私の2年間を振り返ってみてもらいたい。

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そして、ラストメッセージ。
そうだ、テレサ先生から一度投げかけられた、あの話にしよう。




「なぜ、生徒は勉強をしなくてはならないの?」
「我々教員の仕事の意味ってなんなの?」




この問いに対する答えが、私が2年間通してビウラに訴え続けてきた、

「生徒は勉強をすべき存在である。」
「教師は生徒のために働くべき存在である。」

という言葉の裏付けになると思った。


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生徒は、、、

将来、私たちの国をつくっていく人たち。
誰でもない、目の前の私達の生徒が私達の国をつくっていく。

優秀な人が一人で国をつくる!?

違う。
誰一人として欠けちゃいけない。
全員がこの国をつくる因子である。

だから、作り手である生徒たちは勉強をして、正しい知識や技術を身につけるべきなんだ。

これから先、もっとグローバル化はすすむ。
ソロモン人はソロモン人だけで生きているわけではない。
いろんな国の人たちと、一つの世界の中で生きている。

そんな中で、ほかの国々と対等にいるために、自分の国を守るために、教養は欠かせない。

従って、生徒たちは勉強すべきである。
勉強しなくてもよい若者なんていないんだ。



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教師は、、、

この仕事は、国をつくる仕事である。

だってそうでしょ。
国の作り手である子ども達に知識を与え、モラルを教え、規律を教え、、、
国の作り手を育てるのが我々の仕事。
これは国をつくるのと同じでしょ。

だから、我々の仕事は無意味なんかじゃない。
とっても尊くて、とっても価値のある仕事なんだ。

だから、先生達!
自分の仕事に誇りをもって!
情熱的に生徒のために働こうよ!
我々が国をつくるんだよ!




そして、最後の最後に。

正直私は、私が去ったあとのビウラが心配だよ。

先生たち、授業ちゃんと行くかな?
生徒たちが座って待っているだけにならないかな?
って。

私、知ってるよ、あなた達が良い人達だって。
暖かいハートをもっていて、正義をもっていて、母親や父親のように生徒達と関われる、素敵な人達だって知ってる。

でも、たまにサボっちゃうよね。
、、、なんで授業に行かないの?

お願いだよ、先生たち。
私はあなた方が好きで、生徒達が好きで、ビウラが好き。
あなた達が本気になれば、ビウラはもっと良い学校になる。
頑張って生徒のために働いて!


「届け~♪愛のメッセージ~♪」ってな具合に、意気込んでしゃべった。
彼らの心に届いてくれているといいな。

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とぉぉぉか言って、、、
、、、出席してくれた先生は20名中10名。
うーん、そうなりますよね。
予想は出来たけど私悲しい。


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