2012年02月06日

立春前後

807645e8.jpg 2月3日節分。例年通り大正区の呑海寺さんへ一門で豆まきに行ってまいりました。今までの厄を払い今年の招福を願って、お札もいただいてきました。樽酒の鏡開きもあって打ち上げにはごちそうと一緒においしいお酒もいただきました。名物和尚さんは90歳に近いお年ですがいつもお元気で、「林家一門も増えたなあ。うれしいことや」と喜んでくださいます。この豆まきがすむと私たちも新しい年を迎えたと感慨を新たにいたします。
 2月5日高松「上方落語を楽しむ会」。高松市内で「やきとりポチ」をやっておられる阿部さんが主催者で、もう7年目になり今回が20回です。最初は「やきとりポチ」のお店が会場でした。回を重ねるごとにお客さんも増え、今はホテル東急インでやらせてもらっています。同行したのは笑福亭鶴二さんと愛染の二人。前座のあと私と鶴二さんが二席ずつやっでご機嫌を伺いました。鶴二くんは芸術祭の奨励賞、繁昌亭大賞と立つつづけに受賞していてとても頑張ってます。この会でもかなりファンが増えたみたいですよ。20回記念の抽選会もやりまして盛り上がりました。20回ともなりますと皆さんだんだん落語に慣れて(笑)とてもいい雰囲気。一番前の席には常連さんの96歳のご婦人が今回も元気に笑ってくださいました。この会で染吉と愛染が初舞台を踏んでいます。我々にとってとてもいろいろな意味で大切な会になっています。次回は6月に開く予定です。  
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2012年02月02日

麒麟の翼

「麒麟の翼」を見ました。なかなか面白い作品でした。最後はちょっと泣かせたりして。エンドロールのキャストに向井理さんの名前をみつけました。役では出てないんですよ。いったいどこに出ているの?それを、記憶たよりに発見するのも楽しい。2月1日はファーストデイで千円均一。たまたま行ったのですがお得でした。帰りに寄ったのは「こなな」というお店。和風パスタで「小貝柱と水菜のウニクリーム」を食べました。美味しかったです。  
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2012年01月31日

iphone買いました。

世間はiphoneブーム。遅まきながら私も遂に買いましたよ。新しいものが手に入る瞬間はいくつになってもドキドキするもんですね。今初めてブログをiphoneで投稿しています。今日は弟子たちと蟹チリを囲みました。やつぱり鍋は三人以上がいいです。アホなこといいながらワイワイと。後援会のことも相談して、というところでボチボチしんどなってきたので終わります。  
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2012年01月25日

歌舞伎そして文楽

c7396b0c.jpg このところ観劇が続いています。ヒマなんかい(笑)。松竹座20日の夜の部。海老蔵さん奮闘公演で「雷神不動北山櫻」を見ました。かなり前に先代尾上松緑さんが復活狂言として国立劇場で上演しましたが、そのときとは演出が少し違い、細かい場面を入れて全体の筋を通したのはとても分かりやすくてよかったです。右近さんはじめ猿之助一門も共演していますから、猿之助さんのアドバイスも入っているかもしれませんね。テンポの良さがあって退屈しない4時間でした。
 12日と22日は文楽公演。昼夜の出し物を全部見ました。お正月とあって「義経千本桜」「壺坂観音霊験記」「菅原伝授手習鑑」「三十三間堂棟由来」と名作揃い。若手の健闘が目立ちましたが、そのぶん国宝クラスが疲れている印象をもちました。住大夫さん、源大夫さん、文雀さん、みなさんお年のわりにはお元気ですが、健康に留意されていつまでも艶のある芸を保ってください。ひとついやなこどありました。私の後ろの席に初老のご婦人が二人いらっしゃいましたが、開演中にひそひそ話すのが丸聞え。「そろそろ帰らへん」「今帰るのん」「私あんまり面白いと思わへんのよ」「けど今外へ出られへんよ」「そこ通れるやん」「……」「そんなら、これ終わるまで待とか」。帰る算段でべちゃくちゃ。こっちはそれが気になって舞台に実が入りません。ムカッとしてたしなめるように後ろを振り向いたのですが、効果なし。その幕が終わるやいなやさっさとお帰りになりました。お連れはまだ見たかったんじゃないかな。帰るなら自分ひとりで帰ればいいのにと思います。ましてや開演中のおしゃべりは厳禁。芸の好みは人それぞれですから、むりに聞けとはいえませんが、帰るにも他人の迷惑にならないよう、マナーは絶対に必要ですよ。落語のときもね(笑)。風邪らしい大夫さんもいました。他人事やおまへんな。今年の冬は一段と寒さが厳しいですから、私もコンディションに気を付けるようにしています。レッグウォーマーを買いましたが、なかなかいいですよ。これからさらに本格的な冬です。がんばりましょう。うちのミックは毛皮モコモコであったかそうでいいですね。  
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2012年01月19日

劇団美山観劇

b2aa6780.jpg 昨日は八方さんの奥方が肩入れしている大衆演劇「劇団美山」の花形座長里見たかし公演に招待してもらいました。
 以前はたしかスーパー兄弟の竜美麗がお気に入りでしたのにねえ。ご当人いわく「女は移り気やからねえ。今は里見たかしにはまってますの。顔もええし芝居もうまいでしょ。師匠も応援したげてね。」と頼まれました(笑)。公演場所は私が初めて行く鈴成座。鶴見橋商店街の中にあって、客席は150ぐらいでしょうか。こじんまりしてますが、花道もちゃんとあってきれいな劇場でした。芸人では私のほかに、染二夫婦、愛染、マット。文華くんと弟子の華紋くん。天使ちゃん。お囃子のはやしや美紀さんも招待されてました。八方夫人肩入れの大盤振る舞い。
 オープニングにミニ舞踊ショーがあって続いてお芝居。日替わりで今日の外題は「情けの一夜」。美貌の女形で売っている里見たかし座長がなんと老け役で、おまけに大いに笑わせます。まだ26歳という若さなのになかなか達者な芸。八方夫人が惚れるはずです。そのまた演技が、間といい盛り上げ方といい、今は亡き藤山寛美さんにそっくりなんですよ。あとからいろいろ調べてみて合点がいきました。実は座長のお父さんは美山昭次郎という元松竹新喜劇の役者さんで、藤山寛美さんのもとで修業していた方だったんです。劇団を立ち上げたとき「劇団美山」という名をつけたのも寛美さんだそうです。そのお父さんの薫陶を受けて、十五歳のときから最年少座長としてやってきたのが里見たかしさん。また義理の息子の役で芝居を締めていた中村喜代子さんはお母さん。こちらもすごく芝居のうまい方です。つまり両親の血を受け継いだサラブレッドだったんですね。笑いと涙の楽しいお芝居でした。
 第三部はお客さんお待ちかねの舞踊ショー。皆さん、座長の美しい女形にうっとり。男役では、凛々しさやちょっとやんちゃなところを魅せ、おばさまたちを虜にします。客席でもおばさまの膝に座ったりと大サービスするんですからたまりません。この日は昼夜とも大入り満員でした。私が気に入ったのは、一座の里見京馬くん。この人、踊りがうまいですね。扇さばきや刀の舞は曲芸のようで場内は大興奮。座長に負けないほどの拍手喝采でした。
 八方夫人に頼まれるまでもなく、一座のファンになってしまいました。今月は鈴成座。来月は池田の呉服座で公演です。皆さんも一度見てください。写真は里見京馬くん。マットが撮った一枚です。  
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2012年01月17日

卯ーちゃん快挙!

b19614ab.jpg 立て続けにうちの一門が賞をいただきました。先日は染太がドリームジャンボ落語会でグランドチャンピオンになりましたし、今度は卯三郎が「なにわ芸術祭新人落語会」で「新人奨励賞」をいただきました。昨晩嬉しそうな声で本人から電話がかかってきました。結構年くってからの入門で、一緒に苦労した妻がいて、子供二人の父親ですし、いまさら新人賞は面はゆいかもしれませんが、地道に真面目にやってきた男ですから家族揃って大喜びだったろうと思います。ネタは林家のお家芸「かいな食い」だったそうです。ドリームジャンボの会でも何回目かのチャンピオンになり、グランドチャンピオン大会のときはトリをとりました。そんなときのトリはとても不利なものですが、本人あせらず騒がずやっぱり「かいな食い」をやり観客から大きな拍手が送られたといいます。卯ーちゃんといつもよんでいますが、よほど卯ーちゃんに向いた落語なのかもしれません。こういう噺ができればゆくゆく人情噺にも挑戦できるでしょう。なにはともあれ、弟子がみなさんから認められることは私もほんとに嬉しいですね。また今年も「がんばる林家」でいきまっしょい。  
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2012年01月10日

フライトナイト

07c648e5.jpg 懐かしい映画「フライトナイト」がリメイクされて上映中です。高校生とヴァンパイアの戦いを描いた作品で、ストーリーも前作とほぼ同じですが、変わったのは3Dになったこと。時代ですね。最近の映画はどんどん3Dに移行しています。入場料のほかに、3D用のメガネを100円で購入。私のように普段からメガネをかけている者は、鼻に二つ重ねてかけることになるのでちょっと重たい(笑)。これからはこうした立体映像が普通になるんでしょうね。炎の火の粉がチリチリと目の前まで飛んできて火傷しそう。工夫された画面がとても楽しいです。3Dにしては迫力がもの足りないという批評もあるそうですが、私はこれぐらいがちょうどいい。以前見た戦闘ものは、足が切れて首が飛んで、画面のスピードも速すぎて、気分が悪くなるくらいでした。この映画のテンポと刺激くらいのほうがストーリーを楽しめます。とくに最近のアメリカ映画は戦闘ものが多くて、人が平気で殺されますね。主人公以外の生命はバーゲンセールみたい。こういう映画が流行るのは、人の心が荒んでいるせいでしょうか。その点邦画はまだほっとさせられます。ところで、映画のギフトカードというのがあるのをご存じでしょうか。最近私がよく映画を見るので、竹丸がお年始にと5000円のカードをくれました。今回はそれで映画館にでかけたという次第。席は前もってパソコンで指定を買えますし、ほんとに便利な世の中です。
 今日の写真は最近購入した「板絵の衝立」。鶴の絵柄が直接板に描かれています。いつ頃のものでしょうか。この衝立は足に裏表があって、絵の部分が差し替えられるようになっています。裏は金無地になっています。鶴の絵も丁寧に描きこまれてあって目がかわいい。兜の前立てのようなところと黒い三角模様、これに何か意味があるのかよくわかりません。こういう絵柄についてご存じの方がありましたら教えてください。  
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2012年01月04日

繁昌亭初席

f575bfa3.jpg 昨日は繁昌亭の正月公演の3日目で、落語と住吉踊りで賑やかにやらせてもらいました。いつも住吉踊りはゆかたでやるのですが、初席なので黒紋付に赤いたすき、赤パッチで揃えました。ずらりと並ぶときれいですよ。お定まりの「伊勢音頭」で幕開け。一人ずつご挨拶したあとは染雀の「六歌仙」。染雀が「これは小鼓が入るんですよね」と私に請求するので(笑)鼓を打たせてもらいました。そのあとは八方さんの「黒田節」、唄は私です。これはなかなかのもんでした。そして定番の「かっぽれ」。一人で踊る「ピンかっぽれ」が英華さん。二人で笑いをとる「ヨタぼれ」は八方・染二のコンビ。仲に入る番頭が私。初めての組み合わせでしたが面白かったですよ。「喧嘩かっぽれ」が文三さんと生喬さん。傘と刀の「立ち回りかっぽれ」が私と染左。最後は勢揃いで「かっぽれ総踊り」。お客様も大入りで楽しく幕となりました。楽屋で染二が写真を撮りましょうというので初席の衣装で記念撮影、今年もいよいよ戦いの始まりです。  
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2012年01月02日

恭賀新春

f6149442.jpg みなさま清清しく新年をお迎えのことと存じます。
 元旦、私は割と早く目が覚めて何を思ったかいきなり書初めを始めてしまいました。ふといい句が浮かんで忘れぬうちに書いておこうと考えたみたいです。なにしろ半分寝ぼけているのであしからず。
「この春もまた心地よき受囃子」。私がよく色紙などに書くのは「笑われてあと心地よき寄席囃子」で、この句のもじり替えです。言いたかったのは、いつの高座も下りるときは「ああ今日も一生懸命やれた」と心地よい汗をかいて受囃子を聞けるよう勤めようということで、自戒をこめて弟子に見せたかった句なんです。お重の支度をしていると10時過ぎから続々と弟子たちが集まってきます。嫁さんや子供、それにお囃子の弟子、毎年30人ぐらいになりますね。お酒は1升ビンが4本あきました(笑)。
 今年は染雀が毎年お歳暮に持ってきてくれた干支の嵯峨面も12そろって満願となり、何か良いことが起こりそうな年なんです。弟子の子供たちも1年見ないと大きくなり、しっかりしてきますね。順に入れ替わり立ち替り、最後に来たのは市楼と染弥で夜10時近くまでいました。一日中弟子の相手で、師匠もなかなか大変ですわ。おかげで皆がんばってくれています。どうぞ本年も、染丸はじめ林家一門に変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。
(写真が満願となった干支の嵯峨面)  
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2011年12月27日

Champions

8e51f760.jpg 繁昌亭夜席で「小枝杯ドリームジャンボコンテスト」なる落語会があり、毎月チャンピオンが一人、お客様の投票で選ばれました。2月から11月まででちょうど10人。そのチャンピオン大会が昨日開かれました。各回の売上金は積み立てられていて、グランドチャンピオンになった者にすべて与えられます。何とそのチャンピオン10人のなかに、うちの弟子が4人も入っているのです。嬉しいことですね。
 この会の趣旨は「できるだけ自分のお客にチケット売って集めて来い。投票でチャンピオンが決まるんやから、贔屓が多ければ多いほど有利に展開する」ということ。お客さんを増やそうということなんだけど、舞台上で芸を競うのではない、というのがちょっとひっかかりますね。集客能力と芸の腕、落語家にとってどちらが大切なんでしょう。結局染太がグランドチャンピオンに決定しました。ずいぶんチケットも売ったそうです。喜んでうちに電話してきました。「よかったね」とは言いましたが、何か釈然としないものがあったのは確かです。これが一番おもしろい、あるいはうまい落語家に選ばれました、というのなら心から「おめでとう」と言ってあげるんだけどねえ。しかしまあ会の趣旨に沿って努力したんですから「よくやった」とほめてあげようと思います。この次は落語のグランドチャンピオンになれるようガンバレ!弟子たちよ。写真はうちのチャンピオンたち、卯三郎、笑丸、染吉、染太の面々です。  
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