以下は前回年明けに書いたプロットの続き、セダキナ様がレンジャー長官に術を破られた「見破られた蠱惑の肢体」の後のお話・前半部分です。
後半部分は‥お、俺は粗筋を書いていたのにいつの間にかSSを書いていた。な、何を言っているかわからねーと思うが(ry‥な状態になってしまったのでwww、別エントリに載せます。


  • 破綻する計画
    市街地で破壊行為を行うパワキル。デスイービル戦闘員を大量動員し、圧倒的な兵力差で残り二人となったテクノレンジャーを撃破する作戦だ。だが、序盤は優勢だったものの、戦術と能力に優れるレッドとグリーンに形勢逆転され追い詰められるパワキル。ピンチに陥った彼はあろう事か廃倉庫へと逃げ込んで来てしまった。
    ふらつきながら「毒花女っ。ち、力を貸せ」と転がり込んで来たパワキル。だがそこに居たのは「嘘よ‥私の術が‥蠱惑化身ッ!」と試行するものの、何度繰り返しても蠱惑化身出来ずに「この私が人間ごときに‥嘘よぉぉぉっ!」と錯乱する妖怪体セダキナだった。
    聞き覚えのある、だが聞きたくはなかった声にハッと我に返り「き、筋肉馬鹿‥何故ココに‥」と驚くセダキナ。そんな彼女に対して「毒花女、貴様なぜエロ小娘の姿でないのだ‥」と空気の読めない言葉で追い打ちを掛け、彼女の決定的な怒りを買うパワキル。
    間もなく「ここか! 覚悟しろ、パワキルっ!」と廃倉庫に飛び込んでくるレッドとグリーン。「マズいっ‥」セダキナは二人の姿に慌てて物陰に身を隠す。「らぁぁっ」再び肉弾戦を展開するパワキルと二人のレンジャー。先程までの戦闘で力を消耗したパワキルは一対一ではやや劣勢程度で渡り合うものの、単調な力攻めしか脳がないため、二人の連係プレーに負傷し、壁際に追い詰められる。その隙にエネルギー体となって廃倉庫を離脱するセダキナ。「んっ、あれは‥!?」レッドとグリーンが彼女の光球に気を取られた隙に打撃を与え「覚えていろっ!」と捨て台詞を残して脱兎のごとく逃走離脱するパワキル。
    「逃がしたか‥」「かなりのダメージを与えたし、あの単純筋肉野郎ならいつでも倒せるさ」「ん、そう言えばこの廃倉庫には長官が‥」「そうだ。するとさっきの光球は‥」「ああ、長官の言っていた女幹部かも」「長官っ」「ちょうか~ん」長官を探すレッドとグリーン。長官は蠱惑化身を破り勝利宣言をしたものの、その後は錯乱するセダキナの姿に驚き怯え物陰に身を潜めていたのだった。
    二人の呼び掛けに物陰からふらふらと現れる長官。無事に保護され、作戦の成功─助けを求めて来た絵美華は予想通り蠱惑密使セダキナの化けた姿であったこと、アンチセダキナ薬の効果が絶大であること─を二人に告げる。だが長官も、絵美華に禁断の感情を抱いていたため、偽絵美華=セダキナの淫靡な美しさとまやかしの美巨乳肢体、彼女のエロエロ誘惑に欲情勃起し、あと一歩で落ちそうになってしまったことを告白する勇気は無かった。
    同じ頃、パワキルに戦闘員が大量動員されたあおりで、アジトの警備が薄くなっていた。デスイービルチェーンに繋がれつつも蠱惑化身のモデルとして一命を取り留めていた桃山絵美華。アジトの様子に気づき一世一代の色仕掛けを実行。生真面目で超奥手ではあるが、カフェの華としてその可愛さは折り紙付きだった彼女。見事にチェーンを解錠させ、看守を始めとする戦闘員達を落とし、命からがら脱出することに成功したのだった。


  • 首領の賭け
    フラフラとアジトに帰還する二人の幹部。セダキナは術を破られ失意のまま。パワキルの傷も深く戦闘は困難。冷血参謀と言えば聞こえが良いが、要は自己保身しか考えていない駄幹部のクルエルは作戦の失敗に怖じ気づき逃亡してしまう。戦闘員を大量に失い、更には人質の桃山絵美華にも逃亡される始末。デスイービルは野望達成目前どころか一転、存亡の危機に立たされてしまった。
    だが、たとえピンクが復帰してもブラックとブルーは病室で自慰に耽りながら寝込んだまま。5人揃わなければテクノレンジャーの連携必殺技であり、これまで数多くの闇妖怪達を一撃で斃して来たテクノブラストは使えない。クルエルは当初から頭数に入っておらず、パワキルも当てにはしていない。そもそもセダキナの作戦に戦闘力は不要。彼女がその力を取り戻せばテクノレンジャーを崩壊させるなど造作もない筈。何よりセダキナは首領にとって掛け替えのない女性──。
    セダキナ作戦の成功体験が忘れられないだけでなく、彼女にすっかり入れ込んでいた首領は、一旦地上から手を引き、力を蓄えるべきとの周囲の助言に耳を貸さず、セダキナに全てを賭け、彼女の蠱惑力を復活させるために自らの邪精を大量に彼女に分け与えることを決意。失意のどん底に落ちていたセダキナであったが、首領との交わりにより細胞が活性化、再び力を取り戻していく。
    一方、本部に戻った長官と二人のレンジャー。桃山絵美華がデスイービルのアジトから脱出帰還したとの報に一瞬セダキナの罠を疑うが、蠱惑化身は破術したばかり。彼女が本人しか知り得ない秘密を知っていたことから、帰還を喜ぶ。そして三人が揃ったところで、長官は驚きの決断を下す。


  • 甘美な警護要請
    首領の邪精の力により、彼女の最大にして唯一無二の武器と言っても過言ではない蠱惑化身能力を取り戻したセダキナ。更には邪精の力により、彼女の媚薬毒蜜の効能も複数回のサービスが必要な遅効型から、一発中出しでの男性下僕化が可能な速効型のものに変化していた。首領の恩に報いるべく、全てを懸けての再度の誘惑作戦を申し出るセダキナ。長官への復讐に駆り立てられるものの、正体を見破られる危険性が高いとの秘書Sの進言を受け入れ標的を未だ彼女の甘い果実に触れていないテクノレッドとテクノグリーンに切り替える。
    本人を取り逃がしてしまったため、絵美華の姿が使えないことが懸念されたが、秘書Sの調査によりレッドとグリーンは絵美華に特に好意を抱いている訳ではなく、彼らの欲望の対象は別の女性であることを把握。セダキナは売り出し中の巨乳グラビアアイドル「亜理奈」をオナペットにしているテクノグリーン=緑山健児に狙いを定める。グラドルであれば彼女のコンテンツを元にセダキナがその姿を拝借するのが容易な上、淫らなサービスを仕掛けるのに好都合だからだ。「ウフッ。真面目そうな顔をしていても所詮は煩悩の塊。エッチな巨乳カワイコちゃんが大好きなのネ。イイワヨ、私がいっぱい抜いてアゲル」とほくそ笑むセダキナ。秘書Sが遂行した作戦を模倣し、彼女の手下を使った偽の警護要請でグリーンを誘き出し、淫らに堕とす作戦を実行に移す。
    夕方、テクノレンジャー本部に届くバイオテクノロジー界の隠れた実力者・五十嵐博士からの警護要請。曰く「気恥ずかしさもあり伏せていたが、実はグラビアアイドル・亜理奈が自分の娘であり、研究成果を保管した金庫の合い鍵を持っているため、デスイービルと名乗る連中に命を狙われている。撮影現場での警護をお願いしたい」という驚愕の内容だった。デスイービルの罠を疑うレンジャーメンバー。長官は部下の滝山に命じ調査させるが、確かに亜理奈の親は五十嵐博士であり、現場周辺に怪しい人影が徘徊しているとの報告を受け、要請に応じることを決定する。
    女性の護衛ということで絵美華が任務を申し出るが、憧れのグラドルに直接会えるチャンスに大興奮し、絵美華を押しのけ長官に志願する緑山。絵美華の「緑山が間違いを起こしたら大変」との注進を無視して彼に任務を命じる長官。
    夜、指定のあった撮影スタジオに興奮を抑えきれない様子で向かう緑山。目論見通りという滝山からの報告に目を細めるセダキナ。現場に到着後、控え室で亜理奈を待つ緑山。そんな彼の姿を見つめほくそ笑み、「蠱惑化身」の甘い声を上げるセダキナ。七色の光が彼女の妖怪体を抵抗不能な魔性の女神へと変えていく。「アンッ、こんなエッチなカッコが好きだなんて‥テクノグリーンも隅に置けないわネ。ウフフフフッ」自らの化けた姿を鏡に写し淫蕩で不敵な笑みを浮かべる。そわそわドキドキしながら待つこと15分、「お待たせしちゃってごめんなさい。撮影が延びちゃって‥」と緑山の前に現れたのは、見る者の息を奪う圧倒的な可憐な美貌と、白く柔らかく淫美な美巨乳ナイスバディも露わな、危険なピンクのハミ乳ギリギリランジェリー+スケスケネグリジェを纏ったまやかしの亜理奈であった。

次章(SS)へ>>