2010年11月04日
「絞り衣装の羽子板飾り」製作秘話

ここ数年、高級羽子板といえば、 「絞りの衣装」といわれるほど、絞り衣装の羽子板飾りが普及しました。
しかし、いつ?どこで?絞り衣装の羽子板飾りが作り始められたのか?
知る人は少ないはず・・・
今から十年程前、絞り衣装の羽子板飾りは、曽根人形の店主「曽根良一」の発案から生まれました。
例年12月は、人形店にとって、もっとも忙しい季節。
曽根社長は、わが愛娘のための羽子板飾りを忘れていたとのこと・・・
ふと気づけば、明日はクリスマス、あわてて羽子板を作り始めたものの、サプライズが無い?
ありきたりでは、面白くない。
そこで、こだわり派の曽根社長は、愛娘の七五三の着物を素材に「絞り衣装の羽子板飾り」を作り上げたのです。
時間が無いので、完成している羽子板に、もう一枚絞りの衣装を着せてしまった大胆な手法。
でもこの手法が、現在の絞りの衣装羽子板の作業工程なのです。
絞り衣装は、布地が柔らかいため、二重に着せなければきれいに作れません。
「大胆にして、繊細・・・」
まさに、曽根社長らしい創作が、羽子板を代表する秀作を生み出したのです。


