luz de aguaここ最近、様々なメディアで話題になっているアルゼンチンのアーティスト、Carlos Aguirre。彼のフォルクローレだけに留まらず、幅広い音楽性に注目が集まっている。そんなCarlos Aguirreが監修を務めるレーベル“SHAGRADA MEDRA”にも、その一貫した音楽性みたいなものがあるのか、このレーベルから出る作品には、Carlos Aguirreの作品から感じる事ができる同じ“香”みたいなものがある。ここに紹介する『Luz de Agua』と言う2005年にひっそりと発表されたアルバムは、その“香”みたいなものが一番色濃く出ている作品かもしれない。

2005年に生誕110年を迎えたJuan L.Ortizと言う詩人の詩に、ピアニストであるSebastián Macchiが曲をつけたもの。演奏はSebastián Macchiのピアノと歌、Claudio Bolzaniのギターと歌、そしてベースにFernando Silvaと言う3人がメイン。Sebastianは、Carlos Aguirreの弟子みたいな感じで、その独特のコード感と空気感はAguirreの作品?と思ってしまうくらい。転調やテンション・コードの入れ方はAguirreよりも都会的かも。
ギターのClaudioはRumble Fishのメンバー。歌声はAguirreそっくり!そしてベースのFernandoは、Carlos Aguirreの作品ではお馴染み。Aguirreのサウンドをしっかり支えている屋台骨みたいなプレイヤー。
そんなAguirreよりもちょっと若いメンバーが集まって奏でるサウンドは、タイトル通り“水の輝き”の如く美しい響きに満ち溢れた静寂と奇跡の作品。決して派手ではないが、聴く者に安らぎを与えてくれる。正に“Quiet Lodge”。
発表から5年経った今も、僕に安らぎを与えてくれる。Carlos Aguirreの作品にハマっている方は、是非彼等のアルバムを手にしてみては?きっとあなただけの“ホッ”とした一時を過ごせる事でしょう。