ある時突然声が出にくくなり、次の日突然喉が痛んで咳が出始め、更に次の日突然鼻水が溢れ出てティッシュの箱を手放せなくなり、そして次の日息をするのも苦しいほど肺が悲鳴をあげ、出ていたすべての症状が倍増しした。

これを風邪と言わずしてなんと言おう。
いつも思うのだけれど、風邪などと軽い言葉で通り過ぎてしまえるほど、しっかりと罹患してしまった風邪は生易しくはない。
今回は「倦怠感及び平衡感覚異常を伴う○×性咽頭副鼻腔気管支炎症群」とでも名付けようか。
二週間ほども長引いて大変つらかった。

それにしても、普段から低い体温が一層下がってしまったことに驚いた。
上がるなら想定内、まさか下がるなんて思わず、測り方が悪いのかと何度も測ったけれど、35.1℃から上にはどうしても上がらない。
熱がないだけいいじゃないの、と思い込んではみたものの、そうなるとまた別の不安も頭をもたげる。
もしこのままもっと下がって、34℃台にまで落ち込んだらどうしたらいいのだろうか。

人間、あんまり体温が低いと死んでしまうのではないだろうか。
救急車を呼んだほうがいいのか。
身体が動かないのはそのせいなのか。
いろいろ考えた挙句、とりあえずは体温を上げるため、救急車ではなく犬と猫を呼んで身体の左右に置いてみる。
目の前には亀も歩いていたが、爬虫類だから役には立たない。

今、「死ぬ体温」で検索してみたら、33℃くらいまでは大丈夫そう。
「35.5℃ ・・・ 低体温 自律神経失調症で排泄機能低下や、アレルギー体質など新陳代謝が不活発。遺伝子の誤作動が多くガン体質といえるでしょう。ガンは35度を好みます。」とあった。

やはり、体温を上げなければ…。

とりあえず二週間以上の長きをかけてどうやら回復した。
インフルエンザ以外でこんなに引き摺ったのは初めてだ。