2014年06月28日

シリーズ:中世のミサ曲(4)「グローリア」

皆様、こんにちは。
副顧問のたろうばい。

本日はシリーズの第四回ということで、
グローリアについて説明させていただくたい。

このグローリアが大変よか曲ばい。
定演ではお客さんにもよかハーモニーを聴かせたか〜思っちょるけん、
是非お越しください。

・・・今週頭に3日間ほど仕事の関係で福岡に行っておりまして、
似非福岡弁を使ってみました。



さて、グローリアですが、日本語では「栄光の賛歌」と訳されます。
読んで字の如く、神の栄光を讃える歌です。

従って、明るく、華やかに作曲されることが多いです。
有名なミサ曲をいくつか挙げて、グローリアだけ聴き比べてみるとよく分かります。

歌詞はとても長いので全部を載せることはしませんが、
同じ語句を繰り返し用いたり、同じような意味の違う言葉を並べたり、

 「言葉の限りを尽くして神を讃えます!」

という感じがあります。

例えばここです。
 Laudamus te. Benedicimus te. Adoramus te. Glorificamus te.
 (我ら主をほめ、主をたたえ、主をおがみ、主をあがめ・・・)

動詞の「-mus ending」と呼ばれることがありますが、
ラテン語では〜musで終わるのは、一人称複数の形です。

それからこちら。
 Quoniam tu solus sanctus. Tu solus Dominus. Tu solus altissimus,
 (主のみ聖なり、主のみ王なり、主のみいと高し・・・)

solusという言葉が繰り返されることで、「神よあなたこそ!」
という強い気持ちを表わしていると感じます。

独特な言葉のリズムが、作曲家のイマジネーションを刺激するからでしょうか。
上に挙げた部分はどのミサ曲でもとても面白い音、リズムが付けられています。



グローリアは、キリエの次に歌われます。
キリエは厳かな、しみじみとした曲であることが多いので、
明るいグローリアとのコントラストは、ミサ曲の魅力のひとつでもあります。

さて、順番についてはもうひとつ大切なことがあります。
それは、グローリアはキリエから続けて演奏されることがあるということです。

これは実際のミサにおいて、キリエのすぐ後にグローリアが歌われるためです。
ミサ曲では、作曲家がそのように指示をしていることもあれば、
演奏家の解釈によっていそのように演奏されることもあります。



12月の演奏会で歌うグローリアは、The Old Hall Manuscriptという写本から、
John Aleynという人が作曲したグローリアを選びました。

The Old Hall Manuscriptはイングランドの中世の音楽(主にミサ曲)が収められた写本で、
キリエから順番に、種類ごとに収められています。

曲は三声で、全てのパートが同じタイミングで同じ歌詞を歌う、
いわゆるホモフォニックな作りになっています。

ハーモニーに独特なところがあり、六度の平行移動が多く見られます。

平行移動というのは、全てのパートが同じ方向に同じ音程で動くことで、
一般的な和声では、平行移動はなるべく避けることになっています。

そのため、始めて聞く人には異様な感じがすると思いますが、
慣れてくるとこれがとても良い響きがします。

和音の平行移動は、中世音楽の大きな特徴のひとつなので、
この独特な響きを是非楽しんでいただきたいと思います。



それでは、今回はこの辺で。
次回は「クレド」をご紹介致します。



 ◆「どうも〜、こんにちは。来ましたよ」

どうも、こんにちは(出たな)。
しかし、今日の分は全て説明が終わったところですよ。残念。

 ◆「いいえ、今日は別に聞きたいことがあるのです」

はあ、なんでしょうか。

 ◆「福岡に行ったそうですね。お刺身は美味しかったですか?」

はい、そりゃあもう!特にイカのお刺身が最高ですね!

 ◆「お酒もたくさん召し上がりました?」

ええ、もちろん!毎晩中州に繰り出して飲んでましたよ!

 ◆「ラーメンは美味しかったですか?」

最高でした!やっぱり東京で食べる九州ラーメンとは訳が違いますね!

 ◆「お仕事で行かれたんですよね?」

・・・・・・。
えー、次回もお楽しみに!


sophiaglee at 09:25│Comments(0)TrackBack(0)シリーズもの 

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