これは、お二人が書かれているとおり、人工知能について、わかりやすく解説されていて、人工知能についての基礎的な知識を得るには、とても良い本だと思います。
ただ、2015年3月の発行と、少し古いのが難点かと。
また、この本を読んでも、現時点でどんな人工知能が、どのように利用されているのか、よくわかりませんでした。
そこで2冊目は、神崎洋治「図解入門 最新 人工知能がよ〜くわかる本」です。
こちらは、この本の発行時点で、どのようなプレイヤーが、どのよう人工知能を、どのように利用しているか、様々な事例を紹介しています。
こちらも、ディープラーニングやニューラルネットワークについての解説をしていますが、分量はそれほど多くなく、人工知能の基本的なことを知るためには、松尾豊先生の本の方が良いと思います。
この本も、2016年7月発行と、少し発行から時間が経っています。
上記の2冊は、人工知能の歴史なども書かれており、これまでの人工知能の歩みを知ることもできました。
3冊目は、上記の2冊とは毛色が違います。
五木田和也『コンピューターで「脳」がつくれるか』です。
これは、表紙から、なんとなく簡単そうだと判断し購入しました。
しかし、前半は、人間の脳についての解説が中心となり、そのあと人工知能の解説を少し挟んで(解説部分は少なかったけど、かなり分かりやすかったのです)、後半は、汎用人工知能(いわゆる強いAI)を作るためには、どのようなことが必要かを記載しており、想像とは少し違う内容となっていました(汗)
こちらの本は、(ドラエもんや鉄腕アトムのような)汎用人工知能を作ろうとする人に対する入門書といったところでしょうか。
以上、まったくの初心者の感想ですが、何かの参考になればと思い、記事にしてみました。
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