2012年05月14日
渡島・桧山の旅4~中外のまち
北海道檜山郡上ノ国町。
日本海沿岸の通称「追分ソーランライン」から石崎川に沿って走る道道を内陸に5キロほど行くと、
「中外(ちゅうがい)」というまちに着きます。
「早川」という地区ですが、
その中にあった中外鉱業の城下町は、
いつからか「中外」と呼ばれるようになったそう。
そこには鉱山で働く人々の住宅のほか、
商店、劇場、配給所、診療所、学校などが立ち並び、
とても活気のあるまちだったようです。
1978年発行「続 上ノ国村史」によると、
上国鉱業所の従業員は404人、
ほかに組夫約180人。
その家族や、まちで働く人も合わせると・・・
人口は・・・何人くらいでしょう?
想像してみてください・・・。
今は、鉱山の排水処理施設や北電の変電所がありますけど、
住んでいる人はいないらしい。
朽ちかけた建物がぽつぽつ点在します。
廃屋の向こうに見えるのは選鉱場。
横断歩道を渡ると、学校があった所。
若葉小中学校
祝 昭和40年卒業15回生還暦記念
学舎は永久に
平成21年9月26日
と書かれた札が立っています。
若葉小中学校は1987(昭和62)年に閉校しました。
2008年7月20日「町内廃校の遍歴」)
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