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紅白歌合戦。
マトモに見たのは小学生以来だった。
大好きな歌い手さんもそうでもない方々も、とにかく楽しませていただいて感謝感激。
中でも敬愛する美輪さんとドリ美和ちゃん(もちろんマサくん)…視たあと感動しすぎて、しばらく声も出せず身体も動かなくなった。

年末に師匠に稽古をつけていただいた際に言っていただいたことは、「弱い!とにかく弱い!」だった。
もちろん音量だけの話ではない。出て来るもの、意識、想い、楽曲への理解、その他もろもろ、すべてが「弱」かったのだ。
音程やリズムやアーティキュレーションを正確に、もちろんそれはマスト作業だ。しかしそれで終わらせていいのか?否。
眼前にいてくださるお客様、一生にたった一度のこの機会、自分の精一杯を見て聴いていただくこのチャンス、それをはたしてお行儀良くキレイゴトで終わらせられるのか?

これまでにも何度も師匠にいただいた言葉「全身で弾きなさい」「全身で歌いなさい」
カタチばかりになっていないか?
…いたのだ。
日々の多忙はどこの誰でも同じ事。自分だけが忙しいはずがない。十分な練習時間を確保できないのは自分だけではない。限られた時間の中で、どれだけ力を出し、時間を凝縮させるか、させないか。

美和ちゃんのステージ。
紅白だけではない、緊張に涙するのはいつものこと。そして「全身で」、全精神を賭けて、全力で、歌っている。

自分がお客様にお伝えしたいと思っているものはなにか?
それは自分自身だ。
自分の命、自分の想い、自分そのものだ。
それは決して、口先や手先で表せるはずがない。

学校に指導に行かせていただいた時、授業の初めに必ず子どもたちに言う言葉。
「命がけで」
決して大げさではない。
命がけ。
全身で、全精神を込めて、全力で。
いつでも、どこでも、どんな時でも。

今日のこのステージは、いつでも一生に一度の、人生最期のステージなのだ。
それを教えていただいた、
師匠
美和ちゃん
ありがとうございます。

そしていつも応援・ご支援くださっているみなさま、
あらためまして、心から感謝申し上げます。
精一杯、一音入魂の音楽を、目指して参ります。
今年もよろしくお願い致します。

年頭に寄せて

maco