Gallery Seek Official Blog

東京都中央区京橋に2012年10月に移転オープンした企画展ギャラリー「Gallery Seek」の公式ブログです。 展覧会紹介、作家紹介を主に更新していきたいと思います。

「岸本浩希 日本画展」終了いたしました!

加藤丈博日本画展DM外
加藤丈博日本画展DM中


本日で「岸本浩希 日本画展」は無事終了いたしました。
ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。

誠に勝手ながら、Gallery Seekは明日8月6日(日)~20日(日)まで休廊致します。

8月21日(月)より、繊細な筆致と、大胆に箔を使った作品が魅力的な日本画家・加藤丈博の個展を開催致します!
どうぞお楽しみに♪

「加藤丈博 日本画展-言祝ぐものたち-」
8月21日(月)~ 9月2日(土)
作家来場日:8月26日(土)・27日(日)、9月1日(土) 各日13~17時
会場:Gallery Seek
出品作家:加藤丈博

本日より「岸本浩希日本画展~移りゆく刻を見つめて~」を開催いたします!

岸本浩希DM①
岸本浩希DM④
岸本浩希DM⑤
岸本浩希DM③
岸本浩希DM②

本日より、日本画でありながら、西洋のレトロな風合いも感じさせる作品を描く岸本浩希の個展を開催致します。
猫や外国風景など、美しくも儚い色彩で描かれた作品10余点を是非ご高覧下さいませ。 


「岸本浩希日本画展~移りゆく刻を見つめて~」
7月24日(月)~ 8月5日(土)
作家来場日:7月28日(金)・29日(土) 各日13~17時
会場:Gallery Seek
出品作家:岸本浩希


また、東武百貨店宇都宮店では引き続き「小林英且絵画展―花色ワルツ―」を開催しております。
ぜひご覧くださいませ。

「小林英且絵画展―花色ワルツ―」
7月20日(木)~ 7月25日(火)
10:00-19:00 ※最終日は16時閉場
作家来場日:7月22日(土)・23日(日) 各日13~17時
会場:東武百貨店宇都宮店 7階 美術画廊
出品作家:小林英且

岸本浩希作家インタビュー

明日よりGallery Seekにて個展を開催する日本画家・岸本浩希(キシモト ヒロキ)先生にお話を伺いました!


岸本浩希2017最新

―岸本先生が絵を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

 

祖父が青龍社(1929年に日本画家の川端龍子が中心となって結成した昭和期の日本画団体)の日本画家であったため、幼少期から日本画の画材で絵を描いたりすることが、遊びのように楽しい時間でした。当時から展覧会や個展などに赴く機会がとても多く、自然と絵の世界に魅力を覚え、いつしか自身も画家の道を志していたんですよね。

 

―そうだったのですね。岸本先生の作品は日本画でありながら洋風なイメージがありますが、いつからこのような作風になられたのでしょうか。

 

学生時代に好きだった、アントニオ・ロペス・ガルシアの求心力のある写実性と、東山魁夷のアンティームな心象性を融合させたような、新しい日本画の境地をいつしか目指すようになっていました。

東山魁夷の作品では、特に「晩鐘」(1971年)、「道」(1950年)、「静唱」(1981年)に影響を受けています。

 

―今回の出品作の中で一番サイズの大きい風景画にもそのような印象を受けます。

IMG_3875
変形20号 日本画 「朝明けのマルタ」

 

本作は第72回春の院展の小作品になります。

ヨーロッパの小島、マルタ共和国に今年取材に出かけました。マルタはまだガイドブックもでていないような、あまり知られていない小さな島で、驚くほどにアップダウンの坂道ばかりの街に、ヨーロッパ独特の歴史ある建造物が現れます。バレッタの街の一番高い坂道に立つと、町一番の教会の美しいDOMEが現れます、遠くに小さく海も煌めいて、朝焼けが始まります。その日の始まりの新しい光に包まれていくDOMEと街の美しさに心惹かれ描いた作品です。

 

―題材として、外国風景や猫をよく描かれていますが、絵画を通して表現したい事は何でしょうか?

岸本浩希P6時空

P6 日本画 「時空」



岸本浩希F3至純

F3 日本画 「至純」

 

海外(主にヨーロッパ)のレリーフのような構造物や路地裏に心惹かれることが多く、その

風景だけでなく、人々か暮らしてきた年月の空気感を描きたいと思っています。

猫の作品は、従順な犬とは違う、気まぐれな姿や一瞬だけ見せる表情を意識して描いています。

 

―外国の風景画を描く際に様々な土地を訪れていると思うのですが、中でも一番好きな取材地があれば教えてください。

 

今までに色々な国へ行きましたが、一番印象的だったのはフランスのパリです。

季節によってみせる表情が変化するのですが、特に好きなのが冬のパリです。曇りの日が多く、グレーの街並みの中にある古い青銅の焼けた緑の美しさに心惹かれたりしますね。そんな小さな美しさの発見がある街が好きです。

 

―猫は「SORA」というタイトルで描かれることが多いですよね。モデルは先生が飼われている猫だとか。

岸本浩希4Psora#15(額無)

P4 日本画 「sora#15

 

ある日、美容院のウインドウにふと目をやると、小さな猫がじっと私を見つめていました。

まだ、親からやっと離れたであろう、その純真で愛情を求めるどこかさみし気な瞳に心を奪われ、この「SORA」と私の付き合いが始まりました。その成長を見守りながら、デッサンをし、気まぐれな表情をとらえるべく、日々今もお付き合いいただいているモデルさんです。

 

SORAとは長い付き合いなのですね。背景によく文字を描かれていますが、これにはどのような意図があるのでしょうか。

岸本浩希F4想うとき

F4 日本画 「想うとき」


岸本浩希F4想うとき - コピー (2)

F4 日本画 「想うとき」(部分)

 

以前、パリに行ったとき、蚤の市で古文書を見つけてから、その美しさに惹かれて収集するようになりました。

古文書という歴史の染み通ったモチーフを、現代のモチーフの背景に組み合わせることで、見た人にノスタルジックな感覚を味わって欲しいと思っています。

最近では、アンティークの音譜などを猫の作品に取り入れて、音楽との調和を目指した新しい取り組みもしています。

 

―落款も様々な色や形のものを使用されていますよね。絵柄によって使い分けていらっしゃるのですか?

 

落款は香港に出向いたり、日本の作家に依頼し相談して作って頂いたりしています。私は落款を作品の一部だと考えているので、作品の完成時に自分の感性に合ったものを押していますね。

猫の作品には漢字の落款では硬くて合わない事が多いので、自身のデザインした筆記体のサインを香港の作家に依頼しています。これはまだ誰もやっていない試みだと思います。

 

―とてもこだわってらっしゃるんですね!ご覧くださる方にはぜひ落款にも注目して頂きたいですね。

先生のご実家はカフェを経営されていて、店内には先生の作品も数点飾られていますよね。制作は夜の間に行うのでしょうか。

 

そうですね、主に深夜がやはり周りも静かで集中できます。午前中はカフェの仕事を、午後から明け方までが制作時間です。

 

―アーティストとして生きることに不安はありましたか?

 

自然とこの道に入って生きてきたので、ほかの道を考えたことがなく、不安に思うこともありませんでした。

新しい作品を生み出す楽しさは何にも代えがたいものがあります。どこを歩いていても、何をしていても、絵にならないかなと考えてしまいます。

見えないゴールに向かって永遠と進むのが、画家の面白い所だとおもいます。

 

―これからの夢や目標を教えてください。

 

東洋ももちろんですが、やはり自身のモチーフとして、ヨーロッパでの展示を夢見ています。ヨーロッパの風景を日本画の画材で描いたものを、そこに暮らす人々にどう感じていただけるのか、いつかは挑戦してみたいと思っています。

 

―どのような反応が得られるか楽しみですね。

最後に、個展をご覧くださる皆様に一言お願いいたします。

 

今回の個展では、新作や、新しい試みをしております。是非とも小さな挑戦をご高覧頂けましたら幸いです。

 

―岸本先生、ありがとうございました!

個展は明日よりGallery Seekにて開催いたします。皆様ぜひご来店くださいませ。

 

「岸本浩希 日本画展~移りゆく刻を見つめて~」
7月24日(月)~ 8月5日(土)
作家来場日:7月28日(金)・29日(土) 各日13~17時
会場:Gallery Seek
出品作家:岸本浩希

日本画でありながら、西洋のレトロな風合いも感じさせる作品を描く岸本浩希の個展を開催致します。猫や外国風景など、美しくも儚い色彩で描かれた作品10余点を是非ご高覧下さいませ。

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