The Melody Lingers On
2020年07月26日
二人が初めて〜The Melody Lingers On �后�
すやまとしお、本名・陶山寿雄、愛称・すーさん
山陰において絶大なる知名度を何十年にわたって誇る、フリーのマルチタレントである。
TVやラジオでのDJ・コメンテーターであり、はたまた絵画展を開催する才能の持ち主でもあり、陸上選手でもあったため各地のマラソン大会で司会者として参加され、僕も見かけた事もある。
だからマルチタレントと紹介するのに、これほどふさわしい方もいない、すやまとしおさんだけど、出発点はシンガーソングライターである。
今回紹介する曲はこちら。
接吻白書 陶山寿雄
この曲は１９７８年発売で、彼の代表曲と言って良い。ちなみに「接吻」を「くちづけ」と呼ぶのが時代だねぇ。
それより以前、１９７５年にグループでメジャーデビューを果たし、翌１９７６年にはソロデビューもして東京進出を果たした。
この時代、地方出身のシンガーは松山千春・さとう宗幸・伊藤敏博などなど盛り上がっていたから、すーさんだってこの中に入れるチャンスはあった。
しかし、結果として彼は、地元山陰に帰り、音楽活動をする事に決めたのだ。
この「接吻白書」は、そんな彼の再スタートの曲でもあった。
始まりから抒情的なフォークソングだった。愛はくちづけから始まる。なにかあるとその度にくちづけをして愛を確かめる。
それでいてちょっとコミカルな詩の表現もあって、今のすーさんの片鱗があったりもする。
メロディーラインも美しく、ヴォーカルも繊細である。傑作と言い切ってよい。
この頃、土曜日のBSS（山陰放送）ラジオでは「角兵衛のミッドナイトパートナー」という地元番組があり、当時中１くらいだった僕は、その辺からすやまとしおを知ったんじゃないかな。
そして、「接吻白書」は、山陰ではとにかく売れた。
あの伝説のTBS系のランキング番組「ザ・ベストテン」には「地方ラジオランキング」と「今週のスポットライト」のコーナーがあって、次第に後者がメインコーナーになって行く。
ともあれ前者の「地方ラジオランキング」のコーナーで、山陰地区が紹介される時は、毎日午前に放送されている「音楽の風車」（なんと今でも放送されている長寿番組）のランキングが表示され、ずっとこの「接吻白書」や次作「夢いらんかいね」が、１位になっていたのは覚えてる。
とにかく１０週くらいは１位だったのだ。
しかし前述のとおり、山陰地区の局地的ヒットに留まり、すーさんは地元で大活躍する事になった。
現在も精力的に活躍を続けていている。これからもみんなのすーさんでいて欲しい。
ブログは、
「すやまとしお スマイリーでいこう♪」
ちなみに「続・接吻白書」もリリースされてる。
２曲続けて歌ったライブ映像がYouTubeにあったので、併せて貼り付け。
（2024.4.11追記：ライブドアブログの歌詞掲載の著作権契約終了のお知らせにより、これまで歌詞フレーズを使っていた部分を削除・編集しました）
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山陰において絶大なる知名度を何十年にわたって誇る、フリーのマルチタレントである。
TVやラジオでのDJ・コメンテーターであり、はたまた絵画展を開催する才能の持ち主でもあり、陸上選手でもあったため各地のマラソン大会で司会者として参加され、僕も見かけた事もある。
だからマルチタレントと紹介するのに、これほどふさわしい方もいない、すやまとしおさんだけど、出発点はシンガーソングライターである。
今回紹介する曲はこちら。
接吻白書 陶山寿雄
この曲は１９７８年発売で、彼の代表曲と言って良い。ちなみに「接吻」を「くちづけ」と呼ぶのが時代だねぇ。
それより以前、１９７５年にグループでメジャーデビューを果たし、翌１９７６年にはソロデビューもして東京進出を果たした。
この時代、地方出身のシンガーは松山千春・さとう宗幸・伊藤敏博などなど盛り上がっていたから、すーさんだってこの中に入れるチャンスはあった。
しかし、結果として彼は、地元山陰に帰り、音楽活動をする事に決めたのだ。
この「接吻白書」は、そんな彼の再スタートの曲でもあった。
始まりから抒情的なフォークソングだった。愛はくちづけから始まる。なにかあるとその度にくちづけをして愛を確かめる。
それでいてちょっとコミカルな詩の表現もあって、今のすーさんの片鱗があったりもする。
メロディーラインも美しく、ヴォーカルも繊細である。傑作と言い切ってよい。
この頃、土曜日のBSS（山陰放送）ラジオでは「角兵衛のミッドナイトパートナー」という地元番組があり、当時中１くらいだった僕は、その辺からすやまとしおを知ったんじゃないかな。
そして、「接吻白書」は、山陰ではとにかく売れた。
あの伝説のTBS系のランキング番組「ザ・ベストテン」には「地方ラジオランキング」と「今週のスポットライト」のコーナーがあって、次第に後者がメインコーナーになって行く。
ともあれ前者の「地方ラジオランキング」のコーナーで、山陰地区が紹介される時は、毎日午前に放送されている「音楽の風車」（なんと今でも放送されている長寿番組）のランキングが表示され、ずっとこの「接吻白書」や次作「夢いらんかいね」が、１位になっていたのは覚えてる。
とにかく１０週くらいは１位だったのだ。
しかし前述のとおり、山陰地区の局地的ヒットに留まり、すーさんは地元で大活躍する事になった。
現在も精力的に活躍を続けていている。これからもみんなのすーさんでいて欲しい。
ブログは、
「すやまとしお スマイリーでいこう♪」
ちなみに「続・接吻白書」もリリースされてる。
２曲続けて歌ったライブ映像がYouTubeにあったので、併せて貼り付け。
（2024.4.11追記：ライブドアブログの歌詞掲載の著作権契約終了のお知らせにより、これまで歌詞フレーズを使っていた部分を削除・編集しました）
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2018年12月09日
大山開山1300年祭記念に 〜The Melody Lingers On �検�
毎朝、境港から職場の米子へ車を走らせる。大体南東の方角へ向かっていく。
すると常に大山の姿が大体少し前方やや左にフロントガラスから見る事が出来る。
今日は雲がかかってるな、雪がすごく積もってるな、かすんでいるな、など様々な姿を見せてくれる。
別名「伯耆富士」とも呼ばれる大山は、西側である米子や松江から見るとその通り富士山型の形状である。いつも生活と共にある雄大な中国地方最高峰の山である。
そんな大山は今年開山1300年祭という事で様々なイベントが行われた。
何が開山1300年かというと、718年（養老2年）に大山寺が開かれ、山岳修験者達の総本山として勢力を拡大していった歴史がある。
ただやっぱり局所的な広がりで、他県にまで広がるイベントではなかった気がするが、大山はいつもそこにある。
そんな大山と切っても切れない歌がこれ。
大山賛歌 わがこころの山
デューク・エイセス
この曲はWikiによると、1972年に冬季国体が旧大山町（現在は平成の大合併で拡大している）で開催された際に一般公募で歌詞を募集して女子中学生の作品が採用され、
松井由利夫（氷川きよしの作品多し）の補作を受けたのち、1970年代を代表する作曲家の一人である川口真が曲をつけて完成した。
歌うデューク・エイセスは、ダーク・ダックスと並ぶ1960〜1970年代を中心に活躍した男性コーラスグループだった。2017年、実に62年間の活動を終了し解散した。
この歌はやっぱり歌詞が良い。
もしも孤独に悩む時があったらの問いかけに、
大山にいこうと、答えを教えてくれる。
そして大山の自然を称える。
見事な舞台展開で心にしっかりと刻まれるのだ。
この歌は米子で育った自分も含めて、少なくとも鳥取県西部では広く知られていると思ってたし、そうなのだと思うのだけど、境港市出身のうちの奥さんは知らなくて、大山クロスカントリー大会（もう無くなっちゃったけど）でこの曲が流されているのを不思議がってて僕が説明したりして、なかなか個人的にも印象の強い歌だ。
境港では知られてないのかな？
大山はいつもその美しく雄々しい姿を見せてくれる。
これからもこの歌が大山と共に、それこそサブタイトルの通りに「わがこころの山」として、人々の心に刻まれ続ける事を祈る。
（2024.4.２１追記：修正・歌詞削除した上、再公開しました）
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すると常に大山の姿が大体少し前方やや左にフロントガラスから見る事が出来る。
今日は雲がかかってるな、雪がすごく積もってるな、かすんでいるな、など様々な姿を見せてくれる。
別名「伯耆富士」とも呼ばれる大山は、西側である米子や松江から見るとその通り富士山型の形状である。いつも生活と共にある雄大な中国地方最高峰の山である。
そんな大山は今年開山1300年祭という事で様々なイベントが行われた。
何が開山1300年かというと、718年（養老2年）に大山寺が開かれ、山岳修験者達の総本山として勢力を拡大していった歴史がある。
ただやっぱり局所的な広がりで、他県にまで広がるイベントではなかった気がするが、大山はいつもそこにある。
そんな大山と切っても切れない歌がこれ。
大山賛歌 わがこころの山
デューク・エイセス
この曲はWikiによると、1972年に冬季国体が旧大山町（現在は平成の大合併で拡大している）で開催された際に一般公募で歌詞を募集して女子中学生の作品が採用され、
松井由利夫（氷川きよしの作品多し）の補作を受けたのち、1970年代を代表する作曲家の一人である川口真が曲をつけて完成した。
歌うデューク・エイセスは、ダーク・ダックスと並ぶ1960〜1970年代を中心に活躍した男性コーラスグループだった。2017年、実に62年間の活動を終了し解散した。
この歌はやっぱり歌詞が良い。
もしも孤独に悩む時があったらの問いかけに、
大山にいこうと、答えを教えてくれる。
そして大山の自然を称える。
見事な舞台展開で心にしっかりと刻まれるのだ。
この歌は米子で育った自分も含めて、少なくとも鳥取県西部では広く知られていると思ってたし、そうなのだと思うのだけど、境港市出身のうちの奥さんは知らなくて、大山クロスカントリー大会（もう無くなっちゃったけど）でこの曲が流されているのを不思議がってて僕が説明したりして、なかなか個人的にも印象の強い歌だ。
境港では知られてないのかな？
大山はいつもその美しく雄々しい姿を見せてくれる。
これからもこの歌が大山と共に、それこそサブタイトルの通りに「わがこころの山」として、人々の心に刻まれ続ける事を祈る。
（2024.4.２１追記：修正・歌詞削除した上、再公開しました）
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2018年02月22日
初めての旅立ちに 〜The Melody Lingars On �掘�
早いものでうちの娘もこの春に保育園を卒園する。先日、最後の生活発表会があって、太鼓にピアニカに歌に劇にと年長組は大活躍。全力投球で楽しませてくれた。
そんな中、劇の中で歌われたのが、
「おもいでのアルバム」
唄い出しを聴いた瞬間に思い出す、あまりに有名な、名曲であるよなぁ。
Wikiによると1980年にTVで放送されて、1981年にNHK「みんなのうた」でも放送され人気を博したとあるが（はじめダーク・ダックス、のちに芹洋子が歌う）、自分の小学校時代（1970年代半ば）には既に知っていたかも知れない。
初めて発表されたのは1959年である訳だが、全国の幼稚園・保育園では早い段階で広まっていたのではなかろうか。
「おもいでのアルバム」は、共に幼稚園園長であった
作詞・増子とし、作曲・本多鉄麿による作品である。
増子はクリスチャン、本多は僧侶であったが、宗教を越えて童謡制作で意気競合したのである。
7番まである歌詞は、上記の1番の後、春夏秋冬を振り返り最後に記す7番でまとめる訳だが、冬だけ5番・6番と二つあるのは、クリスマスを歌う5番と歌わない6番とを併記する事で、どちらかを選びさえすれば、どの宗教系の幼稚園でも歌えるようにする配慮であった。
楽曲的に言うと、最初は所謂「曲先」の作品だと思った。結構字余り、字足らずの歌詞だったから。
商業音楽の世界なら恐らく正解だろう。
しかし、増子・本多の両名はもっと連絡を密にしてこの曲を作り上げたと思われる。
だから例えば、1番の歌詞があって曲をつけて（「詞先」って事ね）、それから2番以降の歌詞を付けていって、その間にもこんな感じでどうでしょう？などと言葉を交わしながら、いわゆる本当の意味での「共作」だったのかも知れないなぁ、という想像の輪を広げてしまう。
3拍子のメロディーが秀逸なのは言うまでもない。日本調でも欧米調でもない（例えば「ふるさと」は讃美歌の影響が強い）ニュートラルな感じがする。音符の滑らかだけど、跳ね上がる流れもあって、素直に心に響くのではないかな、と思う。
それであの歌詞である。入園したときはほんとに小さく幼かった子供たちが、あんなことこんなことを経験して、ここまで成長した。ある意味先生泣かせの曲でもあるなぁ。
うちの保育園の先生も、もう泣いてたし。卒園式では号泣しちゃいそう。
そんな「おもいでのアルバム」を作った両名だが、2000曲も作曲したという本多鉄麿は、1966年に61歳で亡くなり、また増子としは発表された2年後に脳の病に倒れ、記憶を失い、のちにTVから芹洋子さんが歌うこの曲が流れたのを聴いて「ああ、いい曲ねぇ、この歌は・・・」と話し、思わず彼女の夫は「これは、お前が作った歌じゃないか」と、声を荒げたと言う。
＜参考ブログ 東雲通信＞
＜参考ブログ nlog(n)＞
両名共に「おもいでのアルバム」が日本中で歌われるようになったことを、恐らく知らないままに世を去った（増子は1997年に死去）。
しかしこの歌は、今年も全国の幼稚園・保育園で歌われることであろう。
芹洋子盤がやっぱり心が澄み切る。
（2024.4.21:修正・歌詞削除をした上、再公開しました）
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そんな中、劇の中で歌われたのが、
「おもいでのアルバム」
唄い出しを聴いた瞬間に思い出す、あまりに有名な、名曲であるよなぁ。
Wikiによると1980年にTVで放送されて、1981年にNHK「みんなのうた」でも放送され人気を博したとあるが（はじめダーク・ダックス、のちに芹洋子が歌う）、自分の小学校時代（1970年代半ば）には既に知っていたかも知れない。
初めて発表されたのは1959年である訳だが、全国の幼稚園・保育園では早い段階で広まっていたのではなかろうか。
「おもいでのアルバム」は、共に幼稚園園長であった
作詞・増子とし、作曲・本多鉄麿による作品である。
増子はクリスチャン、本多は僧侶であったが、宗教を越えて童謡制作で意気競合したのである。
7番まである歌詞は、上記の1番の後、春夏秋冬を振り返り最後に記す7番でまとめる訳だが、冬だけ5番・6番と二つあるのは、クリスマスを歌う5番と歌わない6番とを併記する事で、どちらかを選びさえすれば、どの宗教系の幼稚園でも歌えるようにする配慮であった。
楽曲的に言うと、最初は所謂「曲先」の作品だと思った。結構字余り、字足らずの歌詞だったから。
商業音楽の世界なら恐らく正解だろう。
しかし、増子・本多の両名はもっと連絡を密にしてこの曲を作り上げたと思われる。
だから例えば、1番の歌詞があって曲をつけて（「詞先」って事ね）、それから2番以降の歌詞を付けていって、その間にもこんな感じでどうでしょう？などと言葉を交わしながら、いわゆる本当の意味での「共作」だったのかも知れないなぁ、という想像の輪を広げてしまう。
3拍子のメロディーが秀逸なのは言うまでもない。日本調でも欧米調でもない（例えば「ふるさと」は讃美歌の影響が強い）ニュートラルな感じがする。音符の滑らかだけど、跳ね上がる流れもあって、素直に心に響くのではないかな、と思う。
それであの歌詞である。入園したときはほんとに小さく幼かった子供たちが、あんなことこんなことを経験して、ここまで成長した。ある意味先生泣かせの曲でもあるなぁ。
うちの保育園の先生も、もう泣いてたし。卒園式では号泣しちゃいそう。
そんな「おもいでのアルバム」を作った両名だが、2000曲も作曲したという本多鉄麿は、1966年に61歳で亡くなり、また増子としは発表された2年後に脳の病に倒れ、記憶を失い、のちにTVから芹洋子さんが歌うこの曲が流れたのを聴いて「ああ、いい曲ねぇ、この歌は・・・」と話し、思わず彼女の夫は「これは、お前が作った歌じゃないか」と、声を荒げたと言う。
＜参考ブログ 東雲通信＞
＜参考ブログ nlog(n)＞
両名共に「おもいでのアルバム」が日本中で歌われるようになったことを、恐らく知らないままに世を去った（増子は1997年に死去）。
しかしこの歌は、今年も全国の幼稚園・保育園で歌われることであろう。
芹洋子盤がやっぱり心が澄み切る。
（2024.4.21:修正・歌詞削除をした上、再公開しました）
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2017年04月24日
深い、深い 〜The Melody Lingers On �供�
娘とCATVで、カートゥーンネットワークの海外アニメ番組を見る事が多い。
あの世界は多くはナンセンスコメディなんだよね。
でも「ぼくはクラレンス！」や「おかしなガムボール」とか、アメコミらしい毒があって面白い。
その中でも「アドベンチャー・タイム」は、一見それこそナンセンスコメディなんだけど、裏設定や伏線が多くて、単なる子供向けアニメでないと、内心感心してしまう。
そもそも1000年前の核戦争（マッシュルーム戦争と言う）のせいなのか、主役のフィン以外人間がいなくなって、それ以外の「もの」が生き残って意志を持っている世界って設定がシュールだ。まだまだ謎が分からないままだし。
そんな中で1000年前から生きているバンパイアクイーンのマーセリンは、人気が高い。
当初は典型的な単なるバンパイアとして登場していたけど、ついにはマーセリン主役の連作シリーズまで作られるキャラに成長した。
幼いマーセリンは、吟遊詩人風ミュージシャンだったサイモンに核戦争直後の世界で助けられる。
サイモンは発掘した王冠をかぶり正気を失いアイスキングになる代わり、マーセリンもまたサイモンと別れた後に、バンパイアに嚙みつかれたことでお互いに1000年を生き延びる。
そんな過去の回想シーンで流れた歌を今回紹介する。
Everything Stays
〜かわらないもの、かわるもの〜
マーセリンの母親が子守歌の様に歌っていた曲で、その後マーセリンは得意のベースで歌っている。これが深い歌詞なんよ。
まずは日本語版の映像から。
短い歌なんで、全ての歌詞を載せる。
（2024.4.20 追記：以下に歌詞を貼ってましたが、契約上ライブドアブログでは歌詞を貼れなくなったので削除しました）
「何か」が何か分からない不思議でちょっと怖い歌詞だ。
でも英語版でも少し細かいけれど、ほぼ同じ内容で意訳はあまり無い。
盛者必衰諸行無常って仏教的な人生のテーマ、そんな世界をアメリカそのもののカートゥーンネットワークの子供向けアニメで歌われているのが驚きだ。
聴けば聴くほどに深い。しかもマーセリンの歌声は優しく哀しい。
そんな哀愁を笑いこけた後に感じる歌だ。
最後に英語版の歌声を。
あの世界は多くはナンセンスコメディなんだよね。
でも「ぼくはクラレンス！」や「おかしなガムボール」とか、アメコミらしい毒があって面白い。
その中でも「アドベンチャー・タイム」は、一見それこそナンセンスコメディなんだけど、裏設定や伏線が多くて、単なる子供向けアニメでないと、内心感心してしまう。
そもそも1000年前の核戦争（マッシュルーム戦争と言う）のせいなのか、主役のフィン以外人間がいなくなって、それ以外の「もの」が生き残って意志を持っている世界って設定がシュールだ。まだまだ謎が分からないままだし。
そんな中で1000年前から生きているバンパイアクイーンのマーセリンは、人気が高い。
当初は典型的な単なるバンパイアとして登場していたけど、ついにはマーセリン主役の連作シリーズまで作られるキャラに成長した。
幼いマーセリンは、吟遊詩人風ミュージシャンだったサイモンに核戦争直後の世界で助けられる。
サイモンは発掘した王冠をかぶり正気を失いアイスキングになる代わり、マーセリンもまたサイモンと別れた後に、バンパイアに嚙みつかれたことでお互いに1000年を生き延びる。
そんな過去の回想シーンで流れた歌を今回紹介する。
Everything Stays
〜かわらないもの、かわるもの〜
マーセリンの母親が子守歌の様に歌っていた曲で、その後マーセリンは得意のベースで歌っている。これが深い歌詞なんよ。
まずは日本語版の映像から。
短い歌なんで、全ての歌詞を載せる。
（2024.4.20 追記：以下に歌詞を貼ってましたが、契約上ライブドアブログでは歌詞を貼れなくなったので削除しました）
「何か」が何か分からない不思議でちょっと怖い歌詞だ。
でも英語版でも少し細かいけれど、ほぼ同じ内容で意訳はあまり無い。
盛者必衰諸行無常って仏教的な人生のテーマ、そんな世界をアメリカそのもののカートゥーンネットワークの子供向けアニメで歌われているのが驚きだ。
聴けば聴くほどに深い。しかもマーセリンの歌声は優しく哀しい。
そんな哀愁を笑いこけた後に感じる歌だ。
最後に英語版の歌声を。
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2017年02月16日
時計の針は止まらないけれど… 〜The Melody Lingers On �機�
そろそろ次の独編No.1 Songsを発表する段階なんだけど、時としてそれらとは別の曲が心をとらえる事もある。けれど様々な理由でNo.1 Songにはならなかったものもある。
今回紹介するのは少々躊躇もしたけど、2月8日に18歳の若さで致死性不整脈の疑いで急逝した、
エビ中こと私立恵比寿中学の
松野莉奈さんのソロ曲「できるかな？」
エビ中は、独編チャートでも「ハイタテキ！」「まっすぐ」など、何曲も1位にしてるんだけど、メンバーそれぞれを知っているパターンではなくて、いわゆる箱推しみたいなもので、インパクトのある廣田あいか嬢あたりに比べると、松野さんは背の高い2人のうちの1人くらいの印象だったんだよね。
そんな自分としては、チャート首位にするのはためらわれるけど、けれども20年後くらいに「失われし歌を求めて」で紹介するのは、もっと嫌だな。
だから、素直にこの場で紹介しよう。そう思った。
この映像を見て思うのは、2014年11月に、ここで歌っていた事をどこまで彼女はできたんだろう。
きっと今は出来なくても、いくらでも時間はあった筈なのにね。
本当に、生きるという事は可能性があると言う事なんだと思う。例え僅かの可能性でも生きていれば望みがあるのだから。
30年前に（もうそうなるか！）同じ18歳で自ら逝った岡田有希子は、まさかと思ったのと同時に、やはりという危うさを以前から感じていたけれど、松野さんの場合は死の影を想像だにしてなかった様に、全く青春を快走していた様に思うから、余計に周りの人に与える悲しみが大きいのじゃないかと思う。
一人娘さんだそうだから、ご両親の悲しみは尋常ではないだろうと、同じ一人娘を持つ自分は思う。メンバーの悲しみも大きいだろう。
それでもエビ中の残ったメンバーは動き始める事を選んだようだ。
時計の針は止まらない。これから7人での活動が始まっていく。
そして、ウェディングドレスで彼女の歌う姿は心を打つとともに、この曲は忘れじの歌になった。
でも亡くなることで彼女とこの歌を知りたくはなかったな、と思う。
今はただ冥福を祈る。（2021.10.16追記：映像復活！）
（2017.3.8 追記）
2月25日の送る会では、2万人の参列者が集まった。これほどの人数を集めたアイドルの告別式の類いを僕は知らない。
タイトルにThe Melody Lingers On（忘れじの歌）と追加をし、また同名のカテゴリーを新設して、その1曲目とした。
今後不定期的にこの「できるかな？」の様な、「独編No.1 Songs」でも、「失われし歌を求めて」にも当てはまらない歌を紹介していく予定である。
（2024.4.20 追記：歌詞チェックの上、復活しました）
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今回紹介するのは少々躊躇もしたけど、2月8日に18歳の若さで致死性不整脈の疑いで急逝した、
エビ中こと私立恵比寿中学の
松野莉奈さんのソロ曲「できるかな？」
エビ中は、独編チャートでも「ハイタテキ！」「まっすぐ」など、何曲も1位にしてるんだけど、メンバーそれぞれを知っているパターンではなくて、いわゆる箱推しみたいなもので、インパクトのある廣田あいか嬢あたりに比べると、松野さんは背の高い2人のうちの1人くらいの印象だったんだよね。
そんな自分としては、チャート首位にするのはためらわれるけど、けれども20年後くらいに「失われし歌を求めて」で紹介するのは、もっと嫌だな。
だから、素直にこの場で紹介しよう。そう思った。
この映像を見て思うのは、2014年11月に、ここで歌っていた事をどこまで彼女はできたんだろう。
きっと今は出来なくても、いくらでも時間はあった筈なのにね。
本当に、生きるという事は可能性があると言う事なんだと思う。例え僅かの可能性でも生きていれば望みがあるのだから。
30年前に（もうそうなるか！）同じ18歳で自ら逝った岡田有希子は、まさかと思ったのと同時に、やはりという危うさを以前から感じていたけれど、松野さんの場合は死の影を想像だにしてなかった様に、全く青春を快走していた様に思うから、余計に周りの人に与える悲しみが大きいのじゃないかと思う。
一人娘さんだそうだから、ご両親の悲しみは尋常ではないだろうと、同じ一人娘を持つ自分は思う。メンバーの悲しみも大きいだろう。
それでもエビ中の残ったメンバーは動き始める事を選んだようだ。
時計の針は止まらない。これから7人での活動が始まっていく。
そして、ウェディングドレスで彼女の歌う姿は心を打つとともに、この曲は忘れじの歌になった。
でも亡くなることで彼女とこの歌を知りたくはなかったな、と思う。
今はただ冥福を祈る。（2021.10.16追記：映像復活！）
（2017.3.8 追記）
2月25日の送る会では、2万人の参列者が集まった。これほどの人数を集めたアイドルの告別式の類いを僕は知らない。
タイトルにThe Melody Lingers On（忘れじの歌）と追加をし、また同名のカテゴリーを新設して、その1曲目とした。
今後不定期的にこの「できるかな？」の様な、「独編No.1 Songs」でも、「失われし歌を求めて」にも当てはまらない歌を紹介していく予定である。
（2024.4.20 追記：歌詞チェックの上、復活しました）
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