2007年04月01日

『華麗なる一族』 10話(最終章 後編)

放送を見終わってから随分経ちました。

第1話の放送前に鉄平(木村拓哉)の結末を知ってしまった時点で、正直嫌な結末だなと思ったのですが、その気持ちはやはり見終わっても変わりませんでした。
前にもどこかで書いたかもしれませんが、ドラマや映画で自殺ネタを見るのは気分のいいものではありません。つまらないドラマが単に盛り上げるために自殺ネタを使うのは論外ですが、いいドラマだと思って見ている時に自殺ネタを見せられると正直凹みます。

このドラマを最後まで全部見ましたが、鉄平が死を選ばねばならなかった理由が少なくとも自分には伝わってきませんでした。
最終回前夜のスマステで紹介されたゲーテの言葉が前フリになっているとすれば、鉄平は財貨や名誉を失うことには平気でも、勇気を失うことには耐えられなかったということなのでしょうか。

半年後 鉄平の夢は完成した その火は今も燃え続けている

ラストのテロップも、だからどうだって感じです。
鉄平が死ななくても夢は完成したはずだから。
残された人たちも鉄平がいた方がよかったに決まっています。
途中で事故死した玄さん(六平直政)にも失礼でしょう。


とは言っても、自殺ネタを除いて考えればなかなかいい展開だったと思います。
前回、裁判の結果が出るのが早すぎやしないかと懸念しましたが、そこは裁判取り下げという自分が予想もしてなかった展開でやられたという感じです。帝国製鉄の和島所長(矢島健一)にやらせるんですから効果倍増。

ラスト前のパーティーシーンでの美馬(仲村トオル)ニヤリにしても、こっちが期待したとおりのベタな演出でしたが、ベタだからこそよかったといえるかもしれません。
美馬のその後を描くとしたらやっぱり、政界進出→闇献金で終了ってところでしょうか。

血液型の件にしても、敬介の血液型を病院に調べに行ってたシーンがいい前フリになってすっかりミスリードされてしまいました。親子関係についてはもっと捻りが欲しいと思ってたところですので、そんなのあり?とも思いましたけどまあ満足です。


ところで、
鉄平が妻(長谷川京子)に言った「メリークリスマス!」という最後の言葉はいろんな意味でインパクトありましたね。
セリフを言うまでのタメがたっぷりあって、一体何を言うんだろうと固唾を呑んでたところであの一言でしたから。
お茶でも飲んでたら吹き出していたかもしれません。

鉄平の宗教観はドラマではよくわからなかったですが、長谷川さんが『功名が辻』で演じた細川ガラシャはキリシタンで宗教的に自殺を禁じられていたので、細川家の家臣に自分を殺させたというエピソードと無理やり関連させると、ちょっと皮肉なセリフです。

あと携帯電話のある現代なら、鉄平は自殺した大晦日にあの場所から電話をすることになったと思いますが、

そしたらやっぱり最後の言葉は

よいお年を!」なのでしょうか・・・

いっそコントにしてくれた方が救いがあるかもしれません。


それから自分の血液型を確実に知っておくために、
一度は献血にいきましょうってことですかね。

Posted by sorawomiageruto at 23:42│Comments(0)TrackBack(0)

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