スポーツ整形外科医S. Uのブログ Sports Physician S.U Blog

Dr. Soshi Uchida of Wakamatsu hospital for sports injury is an orthopedic surgeon dedicated to research and treatment of hip, shoulder, knee and elbow sports injuries We will do our best for the treatment for the patients with smile and special skills. 関節鏡視下手術のテクニックを駆使して、最小侵襲で患者さんを治療しているドクターが綴るスポーツ医学の小ネタです。 26年間のJリーグ のチームドクター(柏→川崎(富士通時代)→大分 2010年からJリーグ入りしたギラヴァンツ北九州)の経験と、自身の柔道(3段)とラグビーをしてきており、幅広いスポーツ選手を診療しています。私の持ち味は、笑顔で診察します。 怪我をした選手に勇気、元気、根気を与えることをモットーとしています。カナダ トロント大学へ医学留学を2年間しており、英語を話せる外国人の診察もしています。nSports Physician SU Sports Medicine Blog

Dr Soshi Uchida MD, PhD has been practicing his passion, orthopaedic surgery, for the last decade. The principles of sports medicine emphasize a comprehensive team approach in the conservative treatment of injuries with the goal of helping the patient return to a healthy state, and focuses on the prevention of new or recurrent injuries. When surgery is necessary, Dr. Uchida's specialty in arthroscopic techniques, especially hip arthroscopy, emphasizes less invasive surgery for a potentially easier and quicker recovery. These principles, initially developed for the competitive athlete, apply to all injuries whether they occur in the recreational environment, work place, or at home. He is a well-known figure in hip arthroscopic surgery, lecturing, travelling and teaching widely. In addition he has contributed extensively to the design and development of special instruments for arthroscopic surgery of the hip joint. Many patients living in Fukuoka, Nagasaki, Oita, Osaka, Kobe, Kyoto, Tokyo, Yokohama present to our hospital for their hip problem.

陸上選手に多い疲労骨折 から考えること

みなさまこんばんは
SUです。久々の投稿になります。


きょうは疲労骨折 (Stress fracture)について勉強したいと思います。

疲労骨折とは、一発の大きな外力によっておこる通常の骨折とは異なり、骨の同一部位に繰り返し加わる力によって、骨の疲労現象をきたして骨にひびが入ったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態をいいます。

原因としては
選手側の要因: 成長期、筋力不足、アンバランスな筋力、未熟な技術、体の柔軟性不足などが考えられます。

環境側の要因: トレーニングの量がオーバートレーニング、選手の体力や技術に合わない練習、不適切なシューズ、不整な練習場などが考えられ、このように要因は様々です。

特に成長期に疲労骨折が起こりやすい原因として、
\長期はまず骨が成長し、その後に筋肉が付随して成長するため、成長期は骨に対する筋肉による保護が少ない。さらに骨の長径方向への成長は軟骨内骨化であるが、軟骨は骨に比べて脆弱であり、傷ついたり変形しやすいから

大人と比べて己の身体への理解や知識が乏しいため、少し痛みを感じても練習を継続しようとし、その結果が疲労骨折につながるということもありますが、

指導者や 保護者が、 根性論で 厳しい練習をしいて、オーバートレーニングとなるケースが少なかりません。

アメリカでは、指導者が疲労骨折を子供に起こさせたら、児童虐待で逮捕されるケースもあります。

それだけ、我が国は勝利至上主義に徹してしまい、子供にスポーツを楽しませるということを忘れているケースが少なくありません。
それゆえに、素晴らしい才能の原石がつぶれていってしまうことが多々あったことと思います。


陸上選手に多い疲労骨折として、頻度が高い順に
中足骨 > 脛骨 > 大腿骨が挙げられる。

中足骨疲労骨折…足の甲に特に大きな負荷がかかる、跳躍選手に多く見られる。また、特に第5中足骨骨折のことをJones骨折と呼び、第5中足骨基部に複数の靭帯や腱が付着していることや、第5中足骨基部が弯曲していることにより血流の供給が乏しくなることから、難治性であり、手術適応となることが多い。
の3つが代表例として挙げられる。


脛骨疲労骨折…脛骨上中1/3または中下1/3境界部に好発し、ランニングの繰り返しにより起きる疾走型と、中央1/3に好発し、跳躍の繰り返しにより起きる跳躍型に分けられる。疾走型の方が起こりやすく、予後も良いが、跳躍型では難治性で約6か月の安静が必要となり、手術適応になることもある。また、シンスプリントと疼痛部位が近いものの、両者は病態が大きく異なるため、鑑別は非常に重要になる。

大腿骨疲労骨折…頸部骨折と骨幹部骨折に分けられる。頸部骨折はさらに横断型と圧迫型に分けられ、横断型は大腿骨頸部の近位部に亀裂が生じるもので、中高年者のジョギング愛好家に多い。放置するとずれて転移を生じる場合があり、そうなると手術が必要となります。

一方、圧迫型は頸部の遠位部に生じ、比較的若い人に多い。ずれることは少ないため保存的に治療します。 大腿骨頸部疲労骨折の難治例は、大腿骨寛骨臼インピンジメント (FAI)

インピンジメントにより大腿骨頸部に刺激が加わり骨折をおこすといわれており、アメリカの軍隊に多いという報告もあります。


骨幹部骨折では大きな歩幅でのランニングを繰り返す長距離選手やハードル競技者で多く、膝が痛いという主訴が多くみられます。診断補助の検査法として、患者が座って足を下に垂らした状態で、大腿骨の下に堅い支点となるような物を入れて、大腿骨をしならせる様な状態に持っていき、疼痛を誘発するFlucrum testがある。

画像診断」
疲労骨折は単純X線では疼痛が発生した後2〜4週間経過しないと判明しないことが多く、大きな外傷に起因して起こるわけでもないため、診断が困難なことも多い。そのため疲労骨折を疑ったら、
早期診断としてMRI、CT、超音波エコーを行うことが推奨されています。

手軽にわかるのが 超音波エコー
エコーでは骨膜の腫脹や、骨折線や仮骨が認められます。
最も有用な検査はMRIであります。
骨シンチグラフィーにて検査することも可能だが、被曝量が多いため、現在はほとんど使用されておらず、高齢者の疲労骨折を疑った際に、原発不明の骨転移が全身にないかどうかを調べる時に用いることがあります。

疲労骨折だけに限ることではないが、怪我には必ず要因が存在する。そのため少しでも体に痛みや異変を感じたら、自己判断せず病院に行き、早期から適切な治療を施すことが重要ですが、



まずは予防から始めてみましょう。



産業医科大学の YouTubeチャンネルに載りました。


産業医科大学の医学部の授業の 人気度が高いということで、

ドクタラーゼ という雑誌から インタビューをうけたときのシーンが

YouTubeに載りました。










































産業医科大学若松病院

産業医科大学若松病院


連絡先
〒808−0024
北九州市若松区浜町1丁目17−1
電話 093−761−0090
整形外科へのお問い合わせ電話番号




当院への予約について

* 紹介状(診療情報提供書)をお持ちの方で、ご予約を希望される方は、受診希望日の前日までに外来予約係へご連絡下さい。
TEL:093-285-3203
* 月〜金 9時〜18時
までご連絡下さい。



股関節鏡外来では、 アスリートの股関節痛の原因となる、 大腿骨寛骨臼インピンジメント (股関節インピンジメント)、 股関節唇損傷、 臼蓋形成不全、 股関節離断性骨軟骨炎(OCD)などを、最新鋭の精密検査で、迅速に診断します。




プロスポーツ選手 トップアスリート、 エリート アスリートで股関節が痛む方で診察を希望される方。隠密診察可能です。
プライバシーは守秘します。詳しくはご相談ください。






股関節鏡、
肩関節の腱板断裂 特に他院で手術ができないといわれたもののうち 当院では大腿筋膜張筋を用いた関節包再建術を行っています。
肘関節は 鏡視下手術で 骨軟骨移植、 骨軟骨を内固定することも

股関節の離断性骨軟骨炎(OCD)には、最新の骨軟骨移植術  骨軟骨固定術を行っています。

股関節の 滑膜性骨軟骨腫も最小侵襲の股関節鏡視下手術が有効です。



Soshi Uchida が他院で診察しています。

尾山台整形外科 東京関節鏡センター

第一第三木曜日と 土曜日は不定期で診察をしています。詳しくはお問い合わせください。



京都下鴨病院

第二第四木曜日に外来と診察をしています 詳しくはお問い合わせください。









Dr Soshi Uchida MD, PhD has been practicing his passion, orthopaedic surgery, for the last decade. The principles of sports medicine emphasize a comprehensive team approach in the conservative treatment of injuries with the goal of helping the patient return to a healthy state, and focuses on the prevention of new or recurrent injuries. When surgery is necessary, Dr. Uchida's specialty in arthroscopic techniques, especially hip arthroscopy, emphasizes less invasive surgery for a potentially easier and quicker recovery. These principles, initially developed for the competitive athlete, apply to all injuries whether they occur in the recreational environment, work place, or at home
Many patients living in Fukuoka, Nagasaki, Oita, Osaka, Kobe, Kyoto, Tokyo, Yokohama present to our hospital for their hip problem.












いざ American Academy Orthopaedic Society (AAOS) meeting へ

みなさんこんにちは

スポーツ整形外科 SUです。

ラスベガスで開催されている AAOS 2023に参加して 今回も Podium presentation (Oral presentation)
で発表してきました。



Uchida S. Kizaki K, Murata Y, and JOSKAS guideline committee members
Arthroscopic hip capsule repair improves patient-reported outcome measures and decreases the risks of revision surgery and conversion to total hip arthroplasty: A systematic review and meta-analysis
AAOS 2023 Las Vegas, Nevada USA


Youtubeにアップしました (日本語字幕付きです)










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過去の私がFirst author で presentationをしてきたものは下記



Uchida S, Martin HD, Kizaki K, Hatakeyama A, Fumitaka Hirano, Suzuki H, Sakai A.
Prevalence and Preoperative Risk Factors for Postoperative Deep Gluteal Syndrome Following Hip Arthroscopic Surgery.
2019 Annual meeting of American Academy of Orthopaedic Surgery (AAOS)..2019 Las Vegas, Nevada USA















Uchida S, Utsunomiya H, Hatakeyama A, Kanezaki S, Sakai A.
Effectiveness of endoscopic shelf acetabuloplasty for athlete with hip dysplasia.
2016 Annual meeting of AAOS. 2016 Orlando FL.USA.




















Uchida S, Utsunomiya H, Mori T, Taketa T, Nakamura T, Sakai A.
Predictors of poor clinical outcome following hip arthroscopy for the developmental dysplasia of the hip.
2014 Annual meeting of AAOS. 2014 New Orleans LA USA.




AAOS 2014








2014 AAOSのときの記事は こちら






Uchida S, Utsunomiya H, Hatakeyama A, Taketa T, Sakai A.
Arthroscopic Fragment Fixation With HA-PLLA pins For Osteochondritis Dissecans Of Throwing Elbow.
2012 Annual Meeting of AAOS. 2012 San Francisco.USA.



AA0S2012












2012年のときの 記事は こちら












思い返せば、これらの機会は、すべて誇らしいことではありますが、
これはいつも私たちに教えてくださる 患者さん、 家族の支え、そしてスタッフみんなのおかげです。

いつも感謝しながらこれからも邁進しようと思います。











Endoscopic Technique to Remove Endobutton After Anterior Cruciate Ligament Reconstruction.

​Soshi Uchida の エンドボタンを鏡視下に摘出する手術テクニックが Arthroscopy Techniquesに掲載されました。

TECHNICAL NOTEOpen Access

Endoscopic Technique to Remove Endobutton After Anterior Cruciate Ligament Reconstruction.
Arthroscopy TechniquesIn Press Corrected ProofPublished online: January 18, 2023

Soshi Uchida

Tomoya Arashi

Dean K. Matsuda



Abstract
Suture button-based femoral cortical suspension constructs of anterior cruciate ligament grafts may facilitate fast and secure fixation. The necessity of Endobutton removal is controversial. Many current surgical techniques do not allow direct visualization of the Endobutton(s), making it challenging to remove; the buttons are fully flipped without soft tissue interposition between the Endobutton and femur. This Technical Note demonstrates endoscopic removal of Endobuttons through the lateral femoral portal. This technique allows direct visualization facilitating easier hardware removal while harnessing the advantages of a less-invasive procedure






要旨
前十字靭帯移植片の縫合ボタンを用いた大腿骨皮質吊り構造物は、迅速かつ確実な固定を促進する可能性がある。エンドボタンの除去の必要性については議論がある。現在の多くの手術手技では、エンドボタンを直接視認できないため、エンドボタンと大腿骨の間に軟組織を介在させずにボタンを完全に反転させ、除去することが困難になっています。このテクニカルノートは、大腿骨外側ポータルを介したエンドボタンの内視鏡的除去を実演しています。この手技は、低侵襲手術の利点を活用しながら、ハードウェアの除去を容易にする直接の視覚化を可能にします。


























関節鏡をはじめたいかたは この本をおすすめ ⇩










半月板損傷の幹細胞移植の治験をはじめました。

当院で実施している自家滑膜幹細胞移植の治験について
当院では、自家滑膜幹細胞移植の治験にご協力いただける患者さまを探していましたが、
規定の症例数に達しましたので、募集を締め切りました。

みなさまご協力ありがとうございました。



■治験の概要

本治験は、強い衝撃がかかったり、加齢などが原因で膝の半月板※が断裂してしまった半月板切除術が適応となる患者さまのうち、いくつかの基準を満たした患者さまに対して、自家滑膜幹細胞移植を受けていただきます。

その上で、本治療法の有効性と安全性を検討します。

※半月板とは、膝の中でクッションの役割をしている三日月の形をした軟骨のことです。



■自家滑膜幹細胞移植とは

患者さまご自身の膝の中にある滑膜という組織を採取させていただき、この滑膜から幹細胞を培養(細胞を人工的に増やす)して製造します。この滑膜幹細胞を、半月板が断裂してしまった場所を縫合した上で、移植する方法です。



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livedoor プロフィール

Dr. S.U

Dr Soshi Uchida MD, PhD has been practicing his passion, orthopaedic surgery, for the last two decade. The principles of sports medicine emphasize a comprehensive team approach in the conservative treatment of injuries with the goal of helping the patient return to a healthy state, and focuses on the prevention of new or recurrent injuries. When surgery is necessary, Dr. Uchida's specialty in arthroscopic techniques emphasizes less invasive surgery for a potentially easier and quicker recovery.
1992年 産業医科大学卒業
• 1992年 関東労災病院整形外科 スポーツ整形外科
• 2002年 トロント大学医学部 博士研究員•幹細胞研究
• 2006年〜 産業医科大学整形外科 助教
•   2012年〜 産業医科大学若松病院整形外科 診療教授
日本体育協会公認スポーツドクター
労働衛生コンサルタント(保健衛生)
日本整形外科学会専門医

スポーツ歴 柔道 ラグビー

Dr Soshi Uchida website
英語のホームページを作成しました。 たずねてみてください。 Dr Soshi Uchida website
 産業医科大学若松病院
産業医科大学若松病院 連絡先 〒808−0024 北九州市若松区浜町1丁目17−1 電話 093−761−0090 当科へのお問い合わせメール 当院への外来予約専用ダイヤル TEL:093-285-3203 * 月〜金 9時〜18時 までご連絡下さい。
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